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頂SS・ここが我慢の限界だ!
そもさん、せぱ!!!←意味ありませぬ。
こんばんは、に変わった挨拶を探してたんですが、特に思いつきませんでしたっていう。
ところで「そもさん、せっぱ」ってちゃんと意味ある言葉だったんですね・・・テイルズ的デスティニーでの造語だと思っていた恥ずかしい私。
某方にそれ、一般常識ダヨ、それでよく書き手出来てるね、と駄目出しされました。orz
いや、私はお馬鹿ですよ?天然というよりアホなんだと思います。ハイ。
四字熟語を連想しようで出た語句→「一石二鳥」「電光石火」「酒池肉林」「弱肉強食」・・・四字熟語として間違ってるけど、チョイスが私らしいと思う字面だと思います。なんか私をあらわす四字漢字なの(笑)?みたいな。
他にも二進法とかあったよね、と言われ「あぁ、1、2が繰り返すやつだったっけ。」←0、1が繰り返すやつだろうよ。
いや、間違いだと分かってて言ってるからセーフって事にしとこうか。アホ丸出しだ。
   ・・・なんでSS書いてるんだろうwww・・・と恥を晒してみたわけです。
で、もっと皆様が画面に向かって「は?えー!??」って突っ込むかもしれない事実をも一個告白。


おとついまでこのブログ内のSS・・・一つもバックアップ取ってなかった(笑)

いや、初稿はメールにあるの、ただ完成稿のバックアップを、作業が面倒だという一点で本を作成中の最上ノ華シリーズ以外のを取ってなかっただけなのよー。そして、昨日やっと全部取れたから(笑)
いやー、忙しかった(笑)そら肩も凝るわ・・・。



と、脱線に脱線を重ねた前フリですが。
本日は素敵頂き物をですね、飾りますvvv

先日相互リンクさせて頂いた、Blue Words/とうか様より強奪してきましたーvvv
サイト四歳記念のフリー作品ですvvv敦賀至希くんのお話です。

追記よりどぞーvvv






ここが我慢の限界だ!






「こ……っんの、馬鹿親父がぁぁぁっっっっ!!!!!!」




 敦賀至希。十八歳。高校三年生。


 本日、人生初家出しました。




     *



「というわけで、すみませんがお世話になります」

「いや、至希くん、『というわけで』って言われても……」

 どかんと大きな荷物を玄関に置き、丁寧に一礼してくる至希に困惑の声を上げたのは社だ。

 時刻は22時。よその家に遊びに行くには非常識な時間である。

 破天荒な両親を反面教師としたものか、至希はじつに常識的で堅実な人間だ。
 これは母の教育だろうが、子供らしからぬほどに礼儀正しくもある。
 そんな彼が、約束もなくこんな時間に訪れるなど何事だろう。

「どうしたの至希くん、その大荷物も」

「家を出てきました。この荷物は、当面の着替えと学校で使う道具です」

「ああなるほど、そりゃ大荷物になるなー。って、家出ぇぇ!?」

「はい」

「えええぇぇぇ!? ちょっ、待っ、落ち着いて!!」

「落ち着くのは至希よりあなたでしょ、倖一さん」

 騒ぎを聞き付けたのだろう、パタパタとスリッパを鳴らしながら現れたのは、女優でありキョーコの親友であり社の妻である奏江だ。

「あ、奏江さん、こんばんは。夜分にすみません」

「こんばんは。とりあえず上がったら? 玄関先で大騒ぎしても、近所迷惑よ。お茶でもいれるから、話を聞かせてちょうだい」

「はい。お邪魔します」

リビングに移動し、出してもらったハーブティーを飲みながら、至希はやっと一息ついた。

 何しろ家出を決意し、荷物をまとめ家を出て社の家に来るまでの数時間、おそろしい密度で動きっぱなしだったのだ。

「はぁぁ……」

「なんか寛いでるとこゴメンなんだけど……、で?」

「社さん。奏江さん。俺は十八年生きて来て、初めて見ました」

「見た……って、何を」

「『我慢の限界』を」

「「…………うわぁ」」

 蓮だ、原因は絶対に蓮だと、社は確信した。

「また、壽ちゃん絡み?」

「はい。まあ、色々あったんですが、最初は入浴時のことでした。今日は母が仕事で遅くなる日だったんで、俺がことを風呂に入れていたんです。そうしたら、そこに親父が乱入してきて」

「らん……」

「一緒に入ろうとするならともかく、ことを洗い終わったタイミングを見計らい、泡だらけの俺を外に放り出しやがり」

「…………」

「最低の父親ね」

 春とはいえ、夜は冷える。
 ろくに湯に浸かりもしていないだろう息子を、泡だらけで放り出すとは何たることだ。

「まあ仕方ないかと、洗面所で泡を流して部屋に戻ったんですが、」

「仕方ないで済ませるのね、それ」

 呆れたような声で言う奏江に、あっさり頷く至希。
 慣れてます、とでも言いたげな様子に、社は涙が出そうになった。

「ですが、今度はその部屋に乱入してきまして」

「え、何でまた」

「ことが、服を着るのを嫌がったようです。モタモタして風邪を引くようなことになったら大変だと思ったんでしょうが、二人してびしょ濡れのまま俺の部屋に。ちなみに終わらせたばかりの宿題のノートが台無しになりました」

「そ、れは……」

 壽は兄が大好きだ。それはもう大好きだ。
 それに張り合おうとして騒ぎを起こすのが蓮で、そのしわ寄せを食らうのが至希である。

「まあ、それも、それほど大したことじゃないんですが」

「……知ってたけど、あんたが可哀想に思えるわ、至希」

 裸で放り出されて部屋も宿題もめちゃくちゃにされて、まだ許せるのか。

「まあ、そのあと、ことに水分補給させながら、俺は夕飯にしたんです」

 壽は、基本的にキョーコか至希の差し出す食事しか摂らない。
 お菓子やジュースなどなら蓮からでも大丈夫だが、食事用の椅子に座ると、どういうわけかその二人限定になってしまうのだ。

 なので、普段は二人が壽を挟むようにして座りながらの食事風景となる。
 キョーコが壽に食べさせている間に至希が食べ、至希が食べさせているときはキョーコが食べる。そういう図式だ。

 二人に同時に構ってもらえると非常にご機嫌で、それはよく食べるものだから、キョーコもつい至希を頼るのだ。

 だが今日はキョーコがいないので、先に壽だけに食べさせ、至希は後から一人で食事にしたのだろう。

「今日の俺の夕飯は、母が作って行ってくれたハンバーグでした」

 ちなみにキョーコ作のハンバーグは、至希の好物のひとつだ。

「ことにお茶を飲ませている俺に、親父が温め直して持って来てくれたんですが、一口食べて吹き出しました」

「え? 熱過ぎたの?」

「いえ。ハンバーグと、乗っている目玉焼きの間に、巧妙に隠されていた大量のわさびのせいで」

「……。父親云々以前に、人として最低ね」

「これだけ手伝ってくれてる息子に、どういう仕打ちだよ蓮……」

 おそらく、食事を食べさせることのできる至希への嫉妬なのだろうが、それはひどすぎる。

「とは言っても、せっかくの母の手作りハンバーグです。わさびを取り除いて食べました」

「え!? それも我慢したの!?」

「まあ、さすがにイラッとしてましたけど、」

「け、『けど』?」

「決定打は、その後ですね。宿題のやり直しをするために部屋に戻ったんですが、ことが一緒にいたがったんで、俺の部屋でアニメのDVDを観せていたんです」

 リビングでやればいいと蓮は言ったが、どういうわけか、壽は兄の部屋にいると騒がない。
 リビングのテレビを観るときはキャアキャア騒いで相手をしろと求めてくるが、至希の部屋にいるときは、おとなしく一人で座っている。
 だから、宿題を済ませてしまいたかった至希は、自室を選んだのである。

「宿題といっても二度目ですから。明日の予習を含めても一時間とかからず終わるだろうし、そうすればことを寝かせるのにちょうどいい時間帯になるなと思っていました」

 このまま空腹の人に顔を差し出すヒーローに夢中になっててもらおうと、せっせと英訳を進めていたときのことだ。
 コンコンとドアがノックされ、蓮がコーヒーを持って入って来た。

「『頑張ってるか至希』とか言って……まあ、俺にコーヒー持って来たような顔をして、ことを構いに来たんだろうなと放っておいたら……!!」

 ここにきて初めて、至希が怒りを露にした。
 ティーカップをやや乱暴にソーサーに置き、ギリッと歯を食いしばる。

「『てがすべったー』とか! 棒読みで! マジで俳優かよと言いたくなるような棒読みで!!」

 ワナワナ震える手で、バン! と机を叩く至希。

「俺の……! 俺のPS3に……アニメ再生してたPS3に……コーヒーぶちまけやがったんです……!!」



「「………………」」
そうして、「ああ大変だ、壊れてしまったか、じゃあリビングで続き観よう」と、壽を連れ出したのだと言う。

「せっかく……せっかく……!!」

 せっせと小遣いを貯めて買ったゲーム機だ。
 しかも2までと違い、3はメモリ内蔵となっているため、それまでにやったゲームやら何やらのデータがまとめて吹っ飛んだことになる。

 さすがに堪忍袋の緒が切れたと。

 こうも立て続けだと、幾ら何でも我慢の限界だと。

 怒りのために逆に顔色を白くしている至希に、社はもう涙が止まらなかった。

「うん……、うん、至希くん。分かった。よぉく分かったよ。……奏江さん?」

「ええ……客間の用意、してくるわ」

 至希は未成年だ。
 本来であれば、諭し、家に帰るよう説得すべきなのだろうが、社夫婦はそれをしないことにした。


 仏の顔も三度まで、という。

 どんなに温和な人でも、三度も無体を働かれれば怒るのだ。
 なのにこの子は、三度までは許したのだ。仏を超える我慢強さだ。

 これ以上、何を我慢しろと言えるだろう。

「とりあえず、キョーコにだけはメールしとくわよ? うちに泊まらせるってことだけは。いいわね?」

「はい。すみません、よろしくお願いします」



 かくして、至希の家出は始まった。

 翌日に蓮が迎えに来たが顔も見ずに追い返し。

 さらに翌日に蓮がまた来たが、また追い返し。

 三日目にはキョーコが来たが、謝って帰ってもらい。

 四日目に、キョーコからの電話の向こうで、この世の終わりの如く泣きわめく壽に負けて。

 至希の家出は、四日目に幕を下ろした。


 ちなみに、奏江を通して事情を聞いたキョーコは烈火の如く蓮を叱りつけ、至希が帰ってくるまでの四日間、キョーコにも壽にも指一本ふれさせなかったという。

 至希にとってはリフレッシュ期間、蓮にとっては地獄の行軍。

 色々な意味で濃かった四日間は、壽の泣き声によって終息した。

 蓮にキョーコに至希という、一筋縄ではいかない面々を動かす力を持ったそれは、後に、『鶴の一声』ならぬ『敦賀の一泣き』として語り継がれ……る、かも、しれない。






 おしまい。





素敵作品をありがとうございましたーvv
至希くんが本当愛おしいですねーvオリキャラにここまできゅんとさせられるのは正直始めてです(笑)
しかし、父よ、貴方の愛は暑苦しいな(笑)さすがヒズリの血(笑)
そんな敦賀氏大好きですけどね!!!!

とうかさん、四周年おめでとうございますーvvこれからも仲良くしてやってくださいませー^^

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