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act.157続き妄想。
ぼんそわーる。←
そーやです、こんばんは、仕事終わりにレイトショーでコ●ンのロストシップ見て来ました。
ヤツラは一体何年がかりでお好み焼きデートをする気なんだ!!!と身もだえました。ぐぐ。面白かったっす。

で、本日は、きっと大して期待されてないだろうという心積りで、本誌続き妄想の投下です。

あと、関係ないですけれども、
ひっそり増やしてたカテゴリに反応頂いた某方、ありがとうございます。
そこは予約投稿している新連載枠です(笑)一話目はharuka.さんちで先行公開して頂く事になってるので、近々お目にかかるかと。我が家では20日に予約投稿してます。フフフ。
あ、拍手お返事はまた明日にがんばります!

さて、過度の期待は厳禁な続き妄想は追記よりどぞー。




act.157 本誌続き妄想





その男の発するオーラは、只人にとって、己の命を瞬時に刈り取る銃弾に等しく。

毒沼に慣れ、耐性を持つ者にとっては、初めて出会う類いの猛毒だった。


まるで稲妻に撃たれたかのように、

まるで見えざる手に心臓を握り取られたように、


まるでその眉間にゴツリと拳銃を突きつけられたかのように、


愚な者達は彼の支配する空気の中で凍りつき、身動きを取れなくなっていた。


息を吸うことすら罪であると断罪されるような、死神の鎌を喉元寸前まで振り下ろされているような感覚に、彼らは知らず服の下で鳥肌を浮かべ、硬直する。


「兄さん、お帰りなさい。」

先ほどまで彼らに不敵な笑みを浮かべ、クールな顔をしていた女は、その死神のような長身の男に嬉しそうに微笑んでいた。

「セツ……誰?…そいつら…」

そいつらと評された男達は死神の視線と声で辛うじて動きを取り戻した。

「……ソイツら、は無いだろう?今、この可愛い子ちゃんと楽しくてイイ所行こうぜって盛り上がってたんだから。」

愚者のリーダーたる男は雪花の肩に手を回したままカインにニヤリと笑み、言葉を投げた。
少々顔色が悪く、虚勢であると見てとれるソレを一瞥したカインは、男に取り合う事なく雪花に視線を向けた。

「…盛り上がったのか?セツ?」

「ぜーんぜん、兄さんの腕の中以上に良い所なんて世界のどこにあるのか教えて欲しいぐらいよ?」


互いしか視界に入れる事の無い兄妹に、男は苛立ち、雪花を掴む手に力を込め、その白い頬に顔を近づけて耳元に声をかけた。

「おいおい、俺達の相手、してくれるんじゃ無かったの?」

「してあげる、なんて言って無いわよ。兄さんがいいって言ったらいいわよって言ったの。」

つんと冷たい顔で返された、まるで言葉遊びのような答えに焦れ、次の言葉を発しようとした男は、その刹那、死神に右腕を取られた。

「っ………てぇー!!!!」

ギリギリと音を立て、捻り上げられた腕に意識を取られた男は、その痛みに思わず雪花へかけていた左手を離し、カインは空いている方の腕の中へ雪花を抱きしめた。

「………俺のものに…何か用…?」

まるで地の底から響くような声音に、
全てを殺戮しようかといわんばかりに冷えきった瞳に、
愚者達はそろってその場でへたり込み、立ち上がる事が不可能な状況へと追われた。

少々毒に耐性があると思いあがったところで、所詮、人が死神に勝てる訳がないのだ。

腕の中で傲然と佇む死神の花嫁のような女は、甘えるようにその黒い腕に自分の腕を絡め、強請るように帰ろうと発し、二人は愚者達を振り返る事なく歩いていった。


「…………なんなんだ…あいつら…」

後に残ったのは、冷たい灰色のアスファルトの上で無様に腰を抜かせた四人の男の死骸である。




……………………………………


「きゃっ」

ホテルに帰宅するなり雪花はバスルームへ放り込まれ、乱暴な扱いに悲鳴を上げた。

「…もーっ……一体…何??」

抗議の声を上げる雪花の元へ次の瞬間、水が降ってきた。

「つめたっ!!!」

冷たいシャワーを頭からかけられている現状に、全く意味が分からず、文句を言おうとカインを仰ぎ見れば、カインも胸から下もシャワーの洗礼を浴びていて、雪花はカインの突然の行動の意味を計りかねて困惑する。

「………兄さん…?」

ザーっと勢いの良い水が流れる音だけが響くバスルームの中、沈黙するカインを見上げているものの、互いに沈黙が流れ、ただの冷水だったそれは温かい温度の湯に変わり、少々熱いソレは白い湯気を立てて一面を曇らせた。

「ねぇ…お風呂は服を着たまま入る所じゃないのよ?」

「…………どく…」

やっと口を開いたものの、カインの言葉は小さく、雪花には聞き取る事ができず、えっ?と思わず聞き返した。

「消毒しないと…セツ…」

シャワーのノズルを雪花の肩へと服の上から当てるカインは先ほどまでの怜悧な顔もどこへやら、悲しい表情で雪花を見下ろしている。

「セツから俺以外の臭いがする……。」

「臭いって…さっきのヤツのタバコの臭いがするとかってこと??そんなの、クリーニングすればいいじゃないの、もーっ、アタシも兄さんもシャワーで全身ビチャビチャじゃない!」

抱き寄せられた肩は服越しで、決して直に触られた訳ではない。


「でも……嫌…、セツは俺の物なんだから、他の犬にマーキングされないようにしないと。」


カインの言葉に瞳をパチクリさせて雪花はその言葉の意味を考え、そして、この兄は縄張り意識がとても強いようだ、と結論に至る。


「だったら兄さんが私にマーキングしておけばいいのよ、ね?」


そう言って雪花が蛇口を捻り、流れる湯を止めた瞬間、雪花の体は後ろから黒い大きな犬に抱きしめられた。






マーキング・・・いりますか・・・?←いや、聞くまでもない気はしている。

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