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SS・蛹が蝶に孵るまで。3
連載三回目です。
見切り発車したした割には纏まってきてるって信じたい・・・ナ。

追記よりどうぞー。




――――――――――――――

蛹が蝶に孵るまで。3

――――――――――――――

「それじゃあ新開監督は例のドラマの監督、ご存知だったんですね?」

「うん、あの監督は俺の大学時代の先輩なんだよねぇ、
それに、宝田社長から蓮の出演をシークレットにしてるって話は聞いてるよ。」

「へぇ、そうなんですか~」

「そ。まぁ、モチロン俺の方が彼より良いもの作るんだけどね。
まぁ今回がテレビドラマの初監督な俺が言うのもなんだけど。」

そう言って新開はイタズラめいた笑みを浮かべた。

「このプライベートアクトレスは、どうしても長いスパンでやりたかったんだよ、
そんなわなけだから頑張っていこうね“燿子ちゃん"」

「はい!!よろしくお願いします!」


ここはLMEの会議室。
本日はプライベートアクトレスの主役、京子とその相手役の蓮、
二人の台本の読み合わせの日。
その他のキャスト陣は蓮との絡みがあまり無い事と、
蓮の忙しいスケジュールの間を縫って行われた為、初回の読み合わせは
二人だけで行わなれることになっていた。
キョーコはBOX‐R、
蓮は例のドラマの収録後となっているため、現在の時刻は夜8時を回っている。


「すみません、遅くなりました」

謝罪の言葉を口にしながら蓮が会議室に入ってきた、急いできたのだろうか、
蓮にしては、めずらしく少し息が乱れている。

「いんにゃ、むしろ早いぐらいだよ、お疲れ~蓮」

そう言ってヒラヒラ片手を振りながら、新開は蓮を見やる。


「お疲れ様です、敦賀さん、あの、大丈夫ですか?」

「あ、うん、心配ないよ。」

「なんだ~お前、駐車場からここまででバテてんのか?」

若さがないね~?と、からかいまじりで新開が口にした台詞に蓮は微苦笑を浮かべて

「エレベーターが来る気配がなかったんで、
下から非常階段で上がってきたんですよ…すみません、すぐ収まりますから。」


「えぇ!?つ、敦賀さん、ここ35階なんですよ!?なんでエレベーターを
待たないんですかぁぁ!疲れたでしょう!!」

「うん、でも社長がダンサー達と移動中だったみたいで…ね…」

ソレを聞いてキョーコは思わず、う…っと漏らしてしまった。それはその一言だけで理解できる事態。


LMEには極稀に社長の移動に伴ったエレベータージャックが存在する。
別名"魔の五分間"とも呼ばれるそれは、LME社内において、天災に匹敵するとも言える。

その五分に出会ってしまえばどうしようもない。のだ。
さすがに通常の職員達の勤務時間中には考慮されているのか、
この事態には遭遇しないのだが、夜間になると稀に発生する。

結果、LME職員、所属芸能人は、みなこの事態も考慮して10分前行動を心がける者が大半であり、
業界最大手と名高いLMEの所属者は、敦賀蓮を筆頭にみな、時間に几帳面である。
が、運悪く、魔の五分間に遭遇した上で本気で急ぐなら、蓮のようにどこまでも非常階段を使用するしかない。


「はは、ちょっとは疲れた…かな、でも大丈夫だよ、まだ若いしね」

と、新開の皮肉に少し笑いをまぜながら蓮はこともなげに返す。
35階まで駆け上ってきて多少息が乱れてる程度な蓮の体力がある種、
化け物じみているのだが、さすがに誰もつっこめない。

ここに社がいれば、一分一秒でも早くキョーコに会いたかったんだなあ、
なんて満面の笑みを浮かべるに違いないが、あいにくと、現在彼は一足先に帰路についている。


ただでさえハードスケジュールなのにとんだ無茶をやらかした蓮に
キョーコは手近にあったミネラルウォーターを手渡し蓮にお小言を零す。

「敦賀さんが時間に正確だって事は分かってますけど、お願いですからこういう無茶は控えて下さい!
大事な体なんですから。」

「うん、ごめんね、次からは、しないから」

「本当ですか?約束ですよ!?」

「うん、なんなら指切りもしようか?」

「な!!!!!私を子供扱いしてますね!敦賀さん!!!」

「くすくす、そんな事ないよ」

「もーっ心配してるんですよぉ!!」

そんな二人の様子をただ見ているだけになった新開は、醸し出される二人の親密な空気に
なんとも言えない表情を浮かべつつ


「よし、落ち着いたら始めるか~」


若干、自分がお邪魔虫になっている心境を抱えながらも、事態を進める為の一言を告げた…。









――――――――――――――

ただ魔の五分間が書きたかっただけとか言う話。←。

あのダンサー達を引き連れてたら社長はエレベータージャックぐらいやらかしてると思うんですけど(笑)

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