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SS・恋人の条件3
こんばんはー><本誌つづき妄想しながらも、実は三日前に出来てた恋人の条件を上げとこうという事でアップです。←さっさと上げろよっていう。

拍手コメントレスは明日させていただきますねーvオールで遊んだら本当、体がキツかった・・・orz

裏パスワード請求お返事、現在S様一名、メールが帰ってきてますが、お一人以外は全てお返事済です。






恋人の条件 3





ベッドの中で昨夜の情事の回想を終えれば思考は次第に平時の落ち着きを取り戻した。

彼女が目を開けた時、俺はどういう顔をしていたらいいだろう……

しかし、本当に可愛いな…


そんな事を思いながら腕の中で眠る愛しい人のあどけない寝顔を見ていたら、だんだんと右腕の感覚が怪しいものになっている事に気付いた。


まだ大丈夫…

もう少しこのまま…


飽きる事も無く、幸せそうな寝顔をじっと見つめていたら、その視線を感じてしまったのか、彼女がモゾリと動き、その薄い茶色を帯びた瞳が開かれた。

「おはよう。」

「…お…はようございます。」

目を開けた彼女が俺を認識した瞬間、その顔はボンっと音を立てるようにみるみる真っ赤になっていき、その恥ずかしさを誤魔化すかのように、彼女は肩口に飛び込んで来た。

全く…どうしてくれようか…この娘は……。


「体…大丈夫?」

「だ…だ…大丈夫ですーっ!」

初めてだった身体を気遣う言葉に対して耳の後ろが真っ赤になっている様子に思わず笑みがこぼれた。

「ふふ、可愛い。」

その柔らかな髪を撫で、近くで囁いた。

「あ、の…その……」

「好きだよ、最上さん。」

本当は唇に落としたかったけれど、彼女がぎゅっとしがみついていたからその表情を見ることが出来ない、だから旋毛にチュッとキスをした。
そのキスと俺の告白に、彼女はもじもじとしながらも顔を上げた。

「あ…の…その……わ…たしも…敦賀さんが…好き…です…。」

意を決したようにきちんと目を見て言葉にしてくれた、それに幸せを感じた。

嬉しすぎて今の俺の表情は大丈夫かな…、笑み崩れている気がする。

「うん、好きだよ。」


「あ、あの…私っ…お…お食事の用意してきますね!」

「え…?」

思い切り照れてしまった彼女は、俺の腕の中から抜け出して、床に転がっていたシャツを掴んだと思うと、あっという間にバスルームに消えてしまった。

長い間の片思いで、今…ひょっとしたら都合の良い夢を見ているのか?という思いにかられ、軽く頬を抓ってみれば、確かに現実なのだという感触に自然、笑みが漏れた。


「…困ったな……幸せすぎる…。」

……………………………………



ベッドから起き上がり、ズボンを履いて床に散るシャツを取り上げた。

余韻で緩んだ顔をしていたら、いつの間にか着替えを終えた彼女がそこにいた。

「敦賀さん?右腕…、どうかしましたか?」

「え、いや…別に……」

まだ右腕が痺れていたから左手でシャツのボタンを止めようとしていたのをしっかり見咎められてしまったようだ……。

「……っ…ひょっとして…私がずっと敷いちゃってたから………痺れてますか………」

上目遣いのその瞳が申し訳なさげに揺れていて、別にこのくらい、大した事じゃないのに俺が悪い事をして悲しませてしまったような気になってしまう。
でも、これはとても幸せな感覚だからそんなに申し訳なさ気にしなくてもいいんだよ…?

「あ………うん。」

「起こして下されば良かったのに……」

そうは言われても、あんな可愛い顔で眠る君を起こすなんて俺には出来なかったんだけど…。

「でも寝顔が可愛いくて、つい、ね。」

素直な言葉だったんだ…でも君はその言葉で顔を再び赤く染め上げて、そんな君の姿に俺はまた可愛いと言ってその華奢な体を抱きしめて唇を奪った。



…………………………………… 


「蓮…?」

助手席に座る社さんの声にハッとした。
参ったな…いつもならすんなりできるはずの仕事モードへの切り替えが出来ない。

「なんだよ、緩んだ顔しちゃって、良い事あったのか~?」

「あ……はい…まあ…」

経緯を説明するのもどうしたものかと歯切れの悪い返事になってしまった。

「ふ~ん、キョーコちゃんと何かあったんだ。」

鋭い指摘に内心でドキリとするものの、社さんが俺と彼女を結びつけようと常に背中を押し続けてくれた事はまごうことの無い事実で、今回の言葉もその延長上にある物だ。

だからと言って、俺で遊ぶつもりらしい満面の笑顔を浮かべる社さんに、たまには意趣返しが出来ないものかと思案してから口を開いた。

「…付き合ってます。」

「は!!!!!?」

「おとついの…彼女の誕生日から付き合う事になりました。」

「えぇーーっ!!!!!?」

「そんなに驚かなくても…」

そう言いながらも、予想を裏切らないリアクションに軽く笑いが零れた。
たまには驚かすことに成功したみたいで、ちょっと嬉しい。


「お前っ、そりゃ驚くさ!どれだけせっついても告白の『こ』の字も無かったのに!!」

「まあ…そうなんですけど色々ありまして。」

「色々…って……いや…でも、良かったな、おめでとう!」

俺が自分の恋心を自覚していない頃から俺の気持ちに気づいていた有能なマネージャーは笑顔で祝福してくれて、予想通りな反応に笑みが零れた。

「ありがとうございます。」

「じゃあ、今日も一日頑張ろうか。」

「はい、よろしくお願いします。……色々と。」

色々との含みにきちんと気づいた社さんは「スケジュール調整はお兄さんに任せなさい。」の最強の味方っぷりで言葉を返してくれた。

「しっかし…やっとくっついたか…」

「え?」

「自覚無くラブオーラを放ってた二人もやっと落ち着いたかと思ってね。」

社さんの台詞に初めて聞くような単語が交っていて、一体何が言いたいのかと首を捻った。

「ラブオーラ……ですか?」

「二人が見つめ合ってると誰も介入出来ない雰囲気醸し出してたし。」

そうなのか?

「はあ…」

「同じマンションで暮らしてるからって分かるような分からんような理由で週一以上でキョーコちゃんの作ったお弁当持ってくるし。」

食事を心配する彼女は、確かに『俺と同じマンションで一人暮らしをしてる近所のよしみだから』と、よく朝一番で会える日はお弁当を差し入れてくれているな。

「はあ…。」

「同じマンションだからって一緒に帰るのが当たり前みたいに待ち合わせしてる事も増えてただろ?」

まあ…帰る場所が同じな訳だから…

「はあ…まあ…確かに…」

「キョーコちゃんの下げてる買い物袋を自然に奪い取って持ってるしさ。」

それは…男が荷物を持つの、当然だからじゃ?

「え…っと…」

「最初こそ、それを遠慮してたキョーコちゃんに、『美味しい晩御飯を作って貰ってるんだからこの位当たり前だよ?』って言って車のドアを開けてキョーコちゃんを助手席にエスコートするお前に、俺は一週間分の砂を吐いたね。」

砂って……ひどくないですか?

「でも実際、彼女は材料費以上の物を受け取ってくれなかった訳ですから、そのぐらい当然でしょう?」

「いや、一緒にご飯が当たり前の習慣を確信犯的に浸透させたお前に脱帽するよ。週に何回キョーコちゃんがお前ん家で晩御飯作ってるか数えた時、俺はなんでまだ付き合ってないのか…むしろそっちの方が疑問だったね。」

「……ご心配をおかけしてます。」

「なのにお互いの気持ちなんて、まるで気づいてないみたいで、相手が見てない時に二人とも切なそうな顔してるし。蓮に告白しろってせっついても全く実行する気配無いし、俺はヤキモキするしかなかったんだぞ。」


「………すみません。」

「気づいてるか?お前ん家の生活用品を手配するの、キョーコちゃんに確認した方が早いんだぞ?」

なかなか買い物に行けない俺は必要な物を事務所経由で買っておいてもらうことが多い。
しかし最近はいつの間にかストック切れ寸前の日用品が俺が言う前に届くようになってたな…やっぱり彼女経由だったのか。

「まあ、家のキッチン、彼女の城みたいな物ですからね。冷蔵庫の中も俺より詳しく管理してるぐらいですし。」

彼女の部屋は同じマンションでも最上階のワンフロア全てを使っている俺の部屋と違い、普通の間取りでキッチンはさして大きくは無いらしく、俺の家のキッチンの方がマニアックな調理器具まで揃っていて便利だと笑っていた。
それに今までの流れもあって夕食は家で作ってもらってそのまま一緒に食べる事が普通の流れになっていた。

と、そこまで言って社さんは大きく溜め息を吐いた。

「一年もそんな友達以上、先輩以上、恋人未満なお前たちが不思議でしょうがなかったよ……。」

「………すみません。」


でも、そんなに気づいてたなら言ってくれても良かったのに…
…なんて、欲張りすぎか…告白しろよとせっついてくれていただけでも有り難いと思わないといけないんだろうな…

「で?キスぐらいやっちゃったのかな?」

って…いきなり何ですか、その質問。

「初心者相手なんだから、手加減と思いやりを忘れちゃ駄目だからな、蓮。」

「………鋭意努力します。」

酔った勢いで最後までイタシテしまったなんて……
口が裂けても言えない…な…。

「おいおい、何で目を逸らすんだ?蓮?」

「なんでもありませんよ、さ、行きますよ。」

この分なら社長に報告する時もいいように遊ばれるんだろうな、と、
ある種の確信を持った俺は溜め息を一つ吐いて車を発進させた。










原作のペースでいくと、二人は→←こんな両片思いになって、周囲のみんなは二人の気持ちに気づくんじゃあ・・・っていうのがチラリとよぎりましてね。
現状でもキョコたんは蓮のこと、好きじゃないのかなぁ、気づかない振りしてるだけで・・・っていう、軽井沢コーンにキス事件からそういった見方をしてる私がいます。
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