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SS・100万回好きだと言って。5
こんばんは、そーやです。まさかの二夜連続更新でお届けできてる自分にビックリしている今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうかw
オフ原稿の合間に書いてるはずが、今一番筆が進むのがコレなので、しょうが無い。ホスト蓮さん書いてて楽しいですもの。

けれど、今回はどうしても外せないエピなので・・・蓮より尚率が高いです。
けどね、蓮は蓮で、おま!!!っていう感じなことやってますから・・・ごにょごにょ。
桃色濃いのでよろしくお願いします。←なにを今更っていう。

ということで、追記よりどぞー!







100万回好きだと言って ACT.5








好きなのだと自覚してしまえば、あとはただ転がり落ちるように…


私は貴方に恋をした………。






「…っ…はっ……や…ぁ……」

「…本当に嫌…?」

凄絶に艶を孕む瞳で見下ろしてくる蓮に、頬を染めたキョーコは縋るように蓮の首に腕を回した。

「ヤじゃない…です…。」

「うん…」

「敦賀さん…」

「なに?」

「…好…き……」

「うん…俺も君が好き…。」

寝室はカーテンを締め切っていても尚、朝日がうっすらと透けていて、完全な暗闇は訪れずほのかに明るい。

キョーコは恥じらいながら蓮に全てを明け渡した。


――――――――――――――



「ったくよー、この俺様がわざわざ頭を下げに来てやったのに留守って…キョーコのくせに何様って思わない?祥子さん。」

マネージャーの祥子の運転する赤いスポーツカーに乗せてもらい、最上邸を訪れたのは、不破尚こと不破松太郎がLMEを訪れた日から三日後の事だった。

けれど、訪ねた先で告げられたのは「お嬢様は外出中です。」の一言で、行き先はどうしても教えてもらえず、松太郎は駐車場に止めている祥子の車の中で憮然としていた。

「でも変よねぇ、大学を一年休学する届けも出して…一体何をしてるのかしら…その子。」

大きなサングラスを外し、祥子はカーミラー越しに屋敷を振り返る。


「花嫁修行…とかじゃねぇの?アイツが俺の為に尽くすのなんて当たり前じゃねぇか。」

「でもね、最後に会ったのが私達が貴方のベッドいたあの時でしょう?…もしかして婚約解消する為に動いていて居留守…とか。」

祥子の言葉に「ないない。」と松太郎はクックッと低く笑う。

「ガキの頃から俺にベタボレだったアイツが俺を忘れられる訳ねーじゃん。」

真実そう思って出た松太郎の言葉に祥子は溜め息を吐いた。

「…尚、女って生き物はね、愛が冷めたらそこで気持ちを切り替えられるのよ?」

「は?」

「男はいつまでも女が『自分に惚れたままでいる』なんて事を言ってる人が多いけど、女からすれば、終わった恋はもうそこで終わるの。未練なんてきれいさっぱり無くしてね。」

「おいおい…祥子さん、それじゃ俺達が困るじゃんよ…。」

祥子の言葉に初めて焦りを顔に出した松太郎に祥子も溜め息を重ねる。

「そうなのよねぇ、貴方が好きに芸術活動する為の条件は『最上キョーコとの子供を不破産業と最上財閥の後継ぎとして提供する事』だものねぇ。」

「あ…あぁ……オヤジも面倒臭い条件出しやがったもんだ…。ミルキちゃんのプロデュースも決まったからキョーコとの結婚話を前倒ししときたいってのに…………なんでアイツはいないんだよ。ったく。」

ふぅと息を吐いて、松太郎は祥子に車を出すように口を開こうとしたその時、バンっと助手席の窓ガラスに手をつく人物の登場に、二人は固まった。



――――――――――――――

「な…んだ…?」

黒髪の女が助手席の窓ガラスに両手をつき、松太郎を視線で射殺さんばかりに睨みつけていた。

「この…馬鹿男!!!あんた、キョーコに何をしたの!!!!!」

「か、奏江!落ち着いて!!」

後ろから駆け寄り、奏江を宥める逸美の姿も視界に入れて松太郎は相手が誰であるかやっと気づいた。

「琴南と百瀬…か。」

誰?と視線で問う祥子に「同じ大学のヤツでキョーコの親友だ。」と説明し、松太郎は車の外に出た。

「俺は何もしてねぇよ。」

「嘘を付くんじゃないわよ!だったらなんであの子が1ヶ月も行方不明なのよ!!」

噛み付くような奏江の剣幕に松太郎は飲まれそうになりながらも、その言葉に驚きを隠せなかった。

「あいつが行方不明?」

1ヶ月前と言えば松太郎の部屋にキョーコが来たあの日だ。

「あんた…知らなかったの…?」

怪訝な表情の奏江に松太郎は「ああ…」と返す。

「最低ね、あの子の心配どころか、全く気づきもせずにそこの女とイチャついてたって訳。」

「………。」

「逸美、行くわよ、こんなのに構ってられないわ。」

吐き捨てるように奏江は松太郎に背を向け足早に去り、逸美は慌てその後を追って行った。


「しょ…尚………?」

おずおずと声をかける祥子に松太郎は顔を上げ、助手席に乗り込みながら言った。

「祥子さん、車出して。」

「…え?…どこに行くの??」

松太郎の意図が全く読めず、けれど祥子も慌てて運転席へ乗り込んだ。


「LME、あの男がキョーコを匿ってやがる!」

「えぇ?だ、誰??」

「アイツだ、アイツ!敦賀蓮!!くそっ!!」

ギリリと歯を食いしばる松太郎は、三日前の夜の会話を思い出し、悔しさに顔を歪ませていた。


――――――――――――――

三日前。




「へぇ…本当に美味いな、このカクテル。」

松太郎は素直にその酒を褒めた。

「ありがとうございます、それはプリズナー、虜という意味の当店オリジナルカクテルなんですよ。」

笑顔で返す蓮に松太郎は最初よりは幾分か機嫌を取り戻し会話を初めた。
こうまで美味い酒が飲めるなら、話し相手が自分より背が高く、うっかり顔もそこそこ良い、等と思ってしまった勘に障る男でも我慢してやらない事も無い。
己の腕の中には極上の女もいるのだから。

「へぇ…、でもこれだけの味なら界隈で一番の腕ってのも、あながち嘘じゃないな。」

「俺は嘘なんてつきませんよ。」

「へぇ…、どうだか。」

「こら、尚、そんなに喧嘩売るみたいな言い方しないの。」

腕の中の祥子にたしなめられて松太郎は「ごめんごめん」と呟く。

「ふふ、お二人は仲がよろしいんですね。」

蓮の言葉に松太郎は、

「まあな、祥子さんほど良い女もなかなかいないぜ?」

「それは…ご馳走さまです。」

柔らかい微笑みの蓮に何故だか松太郎は心がざわついた、先ほどから蓮のその笑みが虚構であるような気がして仕方ないのだ。
松太郎の中のどこかで敵意を向けられているような感覚が消えない。

けれど目の前の男に敵意を向けられる理由など無いはずだ、気のせいに違いない、そうは思うものの、見えない何かに刺激された松太郎の口から出る言葉はトゲトゲしい物ばかり。

「はっ、心にも無さそうな事言ってんじゃねぇよ。」

蓮に対して挑戦的な眼光が崩れない松太郎に、麻生が割って入る。

「まあまあ、尚…。」

「なんだよミルキちゃん。」

「楽しく飲みましょうよ、貴方のデビューが決まったお祝いなんだから。」

「あ……あぁ…」

麻生にそう言われてしまえば、松太郎も大人しくならざるを得ない。

「そうだ、蓮。」

「はい?」

「啓文から聞いたけど、貴方、猫を拾ったんですって?」

「おや、皆さん耳が早いですね。…1ヶ月前に茶色い子を拾ったんですよ。それがなにか?」

ふふふと笑う蓮は麻生のボトルで水割りを作り、差し出す。

「だって、貴方のマンションはペット禁止なんでしょ?無理して連れ帰ってメロメロになってる、なんて興味が沸くじゃない。写真とか無いの?」

「生憎と、写メールもありませんよ、うちの子はお姫様なので見せられません。」

「まぁ、…本当に骨抜きなのね。」

笑う麻生に「えぇ、夢中なんです。」と答えた蓮はチラリと一瞬松太郎にも視線をやったが、松太郎はその視線を特に気にすることもなくカクテルを飲んでいた。

「猫ちゃんのお名前は?」

「きょうこって言うんですよ。可愛い名前でしょう?」

『きょうこ』という名前を聞いても、この時の松太郎は全く気にも止めていなかった。



――――――――――――――



「…あ…ご飯……」

「こらこら、…この状況で余裕だね。」

ベッドの中で重なるように一つになっている状態でキョーコから出た言葉に蓮は笑う。

「……っん…だって、昨日も一昨日も冷めちゃったのに…」

「後で温め直して一緒に食べよう…」

「……は…はい……っ……ぁん…」

蓮が前後に動けばキョーコは揺らされて次第に甘い声を上げ始める。

「君の中は…本当に暖かいね。…それに、俺に慣れてきたみたいで嬉しいな…」

「そん…な事…言わないで…恥ず…かし…い……っひあ…」

「ふふ、俺に行かないでって、こんなに情熱的に絡み付いてくるのに…?」

「や、やだ…」

悪戯めいた表情を浮かべて蓮はキョーコを翻弄する為に指を這わせた。

「本当…君ほど素敵な女の子もなかなかいないよね…。」

「……っ…馬鹿…。」

顔を真っ赤にしてキョーコは蓮に抱きつき、蓮はその痩躯を腕の中で優しく抱きしめた。









頭と終わりしか蓮もキョコさんもいなくてすいませ(汗)
でもって、やることしかやってないぞお前らwww
まぁ、兎にも角にもモー子さんと逸美ちゃんがキョーコさんが行方不明なおかげで心配して緊急帰国してくれました。
さて、次はどうなるかなーふふふーv

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