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SS・100万回好きだと言って。6
こんばんはー、惣也です。
ちょっと落ちてましたwすいません。
ちょっとアメブロIDを取得してみれば、チャットが面白く、サイトマスター様5人が集まって密談したりvv
某Aさんと蓮キョごっこしたりwww←そんな遊びしたらおもしろそうだと言ったら乗ってくれましたw
後から思い起こせば、「あ、ナリチャってあーいうことかw」と思いましたw←やった事無かったからw
私きょこさんやらせてもらったので、只管ひやー、蓮さまやめてーwwとwAさん蓮は攻める攻めるw
なんの役得だwと思いながら、始終萌え転がされました。いかん遊びにはまりそうだww

そういえば、ちょっと話してたんですが、
「海藻髪(わかめ)の人ー!」のアレの流れで、「徳島県、わかめは名産品なんだよ?」って言ったら「え?そうなの?」って言われました。・・・・・・あれ?意外と皆さんご存知ない・・・??
徳島県の話・・・また今度日記にしようwww

というわけで、6話目。折り返してる事は確かですが、終わりまではまだもうちょっと・・・
今月中完結を目指そうと思います。。。。できるかなー?

追記よりどぞー。





100万回好きだと言って ACT.6








君の為になら


変わる事も厭わない。






「電源…入れないの?」

出勤する為の用意をしていた夕方、

携帯電話を片手に椅子に腰掛け、ぼんやりしていたキョーコの姿を視界に収めた蓮は、その背後から覗き込むように言った。

「あ…」

「うちに来てからずっとソレ、オフのままだよね?」

それがキョーコの意志ならば尊重するべきだと思い、今まで一度も口に出さなかったのだが…

「電源を入れてしまったら…この…夢みたいな時間が終わるんじゃないかって思うと…つい…。」

GPS機能が付いているその携帯電話の電源を入れてしまえば自分の居場所は筒抜け、そう思うとソレを入れる事がキョーコには出来なかった。


「夢…ね…。君は俺との事、夢の出来事にしたいの?」

蓮の言葉にキョーコはフルフルと首を振り否定する。

「…嫌です、…敦賀さんと一緒に…いたいです…。」

「うん、そうだね。」

別離を想像して思わず涙ぐんでしまったキョーコを蓮は背中から優しく抱きしめた。

「俺だって君を夢なんかにするつもり…無いんだ…。」

「はい…」

「それに…ちょっと考えてる事もある。」

「考えてる事?」

そう言った時、テーブルの上で蓮の携帯電話が鳴った。
そのあまりにもなタイミングに思わず苦笑を浮かべた蓮はキョーコのこめかみにキスをして、回していた腕を放し、鳴り続ける電話に出る。

「はい、敦賀です。…………あぁ、彼女ならここにいるよ。」

電話口から相手の怒声がうっすら漏れてきて、キョーコは一体誰からだろうかと首をひねった。

「ほら…琴南さんから。」

「へ?」

予想外な名前に驚くキョーコに、蓮は自分の携帯電話を手渡した。



――――――――――――――



蓮はホストである為に夜から早朝までは仕事で部屋をあける事になる。

その為、帰宅してから夕方までの時間に睡眠、またトレーニングルームで運動する時間等を持つことにしているのだが、ここ三日、帰宅早々にキョーコを組み敷く事を重ねる蓮の睡眠時間は、常よりも短い物となっていた。

けれど元来タフな体である事や、キョーコの作る食事により栄養バランスが今までになく整えられた事で睡眠不足を補って余りある程に…今の蓮はすこぶる快調であった。


そして、一方のキョーコはと言えば、

「こんにちは、本日もよろしくお願いします。」

二週間ほど前から夕方は、居酒屋「だるま屋」のアルバイト店員として働いており、慣れない仕事ではあったのだが、天性の物か、三日経つ頃には勘を得る事に成功したキョーコは、ある程度の仕事を一人で任されるようになっていた。

「こんにちは、キョーコちゃん、体調はもう良いのかい?昨日も辛そうにしてたろう?」

昨日、一昨日とフラフラしながら仕事をしていた事を心配していた女将がキョーコに訪ねた。

「あ、はい!体も慣れてきましたので大丈夫です!」

「慣れ?」

「あ、私っ、着替えてきます!」

はてと首を傾げる女将の横をアタフタとキョーコは通り抜け、着替えに向かった。


――――――――――――――




だるま屋の閉店の片付けをしている所にガラガラと扉の開かれる音がして、のれんは締まっている筈なのにとキョーコは、

「すみません、もう閉店なんですけど。」

とそちらに視線をやった。

「キョーコ…もー、あんたって子は!!!」

そこには奏江が立っていて、夕方、電話口で怒っていた彼女は当然ながら憤然とした様子で、此処まで急いで来たのだろう、綺麗な髪を少し乱し、肩で息をしていた。

「モー子…さん。」

「もーっ、どれだけ心配させれば…ってアンタ、その髪…。」

初めてキョーコの変貌を目の当たりにした奏江は目を見開いた。

「あ、これ?切っちゃった……に、似合う…かな?」

「似合ってるわよ、アンタはちゃんと可愛いんだから似合うに決まってるでしょ!もーっ!」

奏江の言葉にキョーコはニヘヘと締まりの無い顔で幸せそうに笑い、ありがとうと返し、そんなキョーコの表情に奏江はそっぽを向いて顔を赤くした。

「電話で言ったけど、話は進んでるのよ…詳しくは…アンタの仕事が終わるまで待ってるから……いいわね?」

「うん!勿論よ、あ、そしたら…ちょっと待っててね、敦賀さんにお部屋をお借りするって連絡…」

「しなくて大丈夫よ、あの人、今夜は早めに上がって帰るからキョーコと一緒に家にいてってメールして来たから。」

そうしてキョーコの仕事終わりを待って、二人は蓮の家へと帰宅した。


――――――――――――――


「…予想はしてたけど…やっぱり無駄に広いわね。」

蓮宅へ初めて訪れた奏江の開口一番はこれ。

「モー子さん、人様のお宅に失礼よ。はい、スリッパ。」

「ありがとう、……でもまぁ…アンタんちの馬鹿みたいに広い屋敷ほどじゃないけどね。」

「もーっ、あ、コーヒー入れるね。」

パタパタと駆ける姿を追いかけた奏江がキッチンへたどり着けば、勝手知ったる手つきでマグカップにコーヒーを用意するキョーコ。

(白い方が多分…来客用カップで…あっちはキョーコ専用って感じね…)

キョーコの手元には薄いピンクのカップがあり、視線をそらして戸棚を見れば片割れと思わしき水色のカップが一つ。

(ペアカップ…って…アンタたち…)

「…すっかり嫁ね。」

「へ!?」

きょとんとするキョーコからカップを受け取った奏江は、さて、と口を開く。

「あの馬鹿男のおかげで色々と厄介な事態になってるわよ?」
「…厄介…なの…?」

「打てる手は打ったつもりだけどね。」

コーヒーを片手に溜め息混じりに奏江は報告しなければならない話を初めた。



――――――――――――――


「敦賀くん、本当に良い顔するようになったわね。」

「え?そうですか?」

蓮は常連客の一人である飯塚とカウンター席で酒を飲み交わしていた。

「どこか偶像…アイドルみたいな物だった貴方が地に足を付けたというか…少し…存在に現実味を帯びた…というのか…。」

カランと空になったグラスを社がすっと新しい物と交換する。

「あぁ…そうね…一皮向けた?みたいな感じかしら。」

「はは、貴女にそう言って頂けるなら光栄です。」

カチンと何杯かのグラスを合わせて琥珀の液体を嚥下した。

「それで?貴方を男の顔にした女の子はどこの誰かしら?」

飯塚の指摘に蓮はゴホリと咳き込んだ。

「お…とこって…」

「あら?間違いないでしょう?」

蓮の事を軽く看破するように言う飯塚に蓮は思わず口ごもる。自分を幼い頃から知る彼女には勝てる気はハナからしないのだ。


「私がここに来ているのは、貴方の様子をオーナーに報告する為…なのは知っているでしょう?」

「父さんは俺に対して心配性すぎなんですよ…」

「そう言わないの…まさか貴方が四年もLMEにいる事になるなんて、宝田社長に貴方を預けたオーナー自身、予想外だったはずなんだから…」

「でしょう…ね…。」

ふっと笑う蓮に飯塚が次の話をとした刹那、二人の間に乱入者が現れ、割り込むようにカウンターにバンと腕をついた。

「よぉ…」

「これは…不破くん、こんばんは。…ご挨拶だね。」

礼儀知らずの乱入にも常に浮かべる穏やかな微笑の蓮に対し、どこまでも不遜な表情の松太郎は挑戦的な眼差しを向ける。

「あぁ、アンタが拾ったって言ってた猫…俺のもんだから、返してもらおうと思ってな。」

(…ここはギャラリーが多いんだが……仕方ないな…意外と敏かったようだ…)

松太郎の様子に彼を連れ出す事は早々に諦めてこの場で会話する事を選ぶ。

「おや…なんの話かな?」

「知らばっくれんな、1ヶ月前に拾ったんだよな?」

「拾ったね、けど、『きょうこ』は君の猫じゃないよ。」

きょうこと言う名前に松太郎はニヤリと笑う。

「アイツ、首輪…してあったろ?俺の物だって。」

松太郎は三日前のやりとりで蓮の言う猫が最上キョーコであるという確信を持っていた。
あの時はよく分からなかった敵意の正体はコレだと本能で悟り、蓮に詰め寄る。


「残念だけど首輪なんてとっくに外れているよ、あの子は君の物じゃない、勿論、俺の物でも無い。」

「は?」

「彼女が選ぶんだよ、飼われても良い相手をね。」

穏やかに言う蓮に松太郎はイラリとした表情を隠さずに怒鳴る。

「ふざけるな!!」

「俺は至極真面目だけどね…君は爪の色の違う猫を連れ込んで遊んでいたんだろう?あの子に愛想を尽かされても仕方ないと思わない?」

「思わねぇな、俺の勝手だ。」

蓮の指摘にも全く恥じる事なく松太郎は蓮を睨みつけていた。

「素晴らしい理屈だね、君とは分かり合える気がしない。」

「ふん、血統が良いだけの地味な猫がアンタに必要なのか?ナンバーワンホストさまは意外と地味好みなんだな、爺むさい。」

「……はぁ……分かった。そこまで言うなら君に渡してあげてもいい…。」


深く溜め息混じりに蓮が言った。

「最初っからそう言やいいんだよ。」


「正し、君があの子を見つけられたら、だ。」

「は?」

「三日後、うちの店においで。そうすれば分かる。」

そうして蓮は自分の内ポケットから一通の封筒を取り出した。







全面対決・・・しかし、尚の言い分が酷いな←
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