スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

SS・100万回好きだと言って。7
気が付けば、7まで来ましたー。
折りたたみ始めてるんですが、いかんせんまだ完結まで時間がかかりそうで・・・おかしいな、当初は五話ぐらいで終わるはずだったのにwww

さてさて、気が付けばもう七月。暑いですねー。あとそしてもう本誌発売日が近いとなりますと、
ただでさえ暑いのに、テンションマックスで、私暑苦しい←
カイセツ妄想、途中まで書いてるのが一個あるので、書き上げたいけれど、恋人の条件も書いてるし・・・
どれから完成するかなー。と思いながら。
・・・やっぱり100万回を終わらせるべきか・・・と。

あと、問題。
これ7です。前回が6です←あたりまえですけどね。
・・・6,5・・・書くべきか・・・悩みますw・・・このエロ脳めが!!←

というわけで、追記よりどぞー。








100万回好きだと言って ACT.7





貴方と明日の約束がしたい…………







「や…ぁ…行かないで…」

「こら…だめだよ…さっきのでもう新しいの…無くなっちゃったから、今夜はこれで終わり、…ほら少しは眠った方がいい。」

動こうとする蓮を引き止めようとキョーコは蓮の背中に腕を回し、

「なら…無くてもいいです…から…」

子供のように駄々をこねるキョーコの痩躯を抱きしめ、その頭をポンポンと撫でてから額にキスを落とす蓮は柔らかく笑い言った。

「俺はそれでもいいけどね…、でもゲストルームを抜け出して来たんだろう?琴南さんが起きたら心配するよ?それに、これ以上続けると、明日の朝には君の可愛い声はすっかり枯れてしまう。」

「でも…」

尚も言い募ろうとするキョーコを制し、

「そんなに不安?大丈夫だよ、明日も明後日も俺は休みなんだから、…ね?また明日。」

しがみつくキョーコの腕の力が緩んだ所で蓮は体を離し、床に落ちていたバスローブを拾い袖を通す。

「ほら、シャワーを浴びよう、おいで。」

力が入らず、すぐには動けないキョーコをシーツにくるんだまま、蓮は軽々と抱き上げて立ち上がる。

「…でも…君がこんなに大胆だと思わなかったよ。」

「…これは…その…」

冷静になり思わず自分のしでかした事を再確認して口ごもってしまったキョーコに蓮は口角をあげる。

「ふふ…寝室の防音は出来てるから構わないよ。それに。」

「それに…?」

「こんなに可愛い夜這いなら、俺はいつだって歓迎だよ?」

「………っ…だって…」

腕の中で赤面するキョーコの姿にクスクスと笑いながら、蓮はバスルームへ向かった。



――――――――――――――

「おはようございます、…敦賀さん、ソファーで寝てたんですか?」

キョーコの使っているゲストルームに泊まっていた奏江は、朝というより昼に近い時間に部屋から出て、リビングのソファーで横たわる蓮を見つけて声をかけた。

「あの子と一緒に寝ればいいのに。」

「彼女が君を起こすかもしれないから自分はソファーで寝ると譲ってくれなくてね…」

平均より大きなソファーではあるが、蓮が横たわるには少々小さく感じるそれに腰掛けるように体勢を変え、奏江も掛けるように対面に促す。
苦笑を浮かべる蓮は、視線で寝室を差し言った。

「もう少し、眠らせてあげてくれる?」

「……夜中にあの子がベッドを抜け出した時からそのつもりです。」

案に昨夜の二人のしていた事をすっかり見通した奏江の台詞に蓮は低く笑う。

「君は本当にあの子の一番の理解者だね。」

「親友ですから。」

てらいもなく奏江は言い切る。

「それで、夕べは俺の帰宅が遅くなったせいで話が出来なかったけど、そっちの具合はどう?」

「…昨日、あの子の母親と話しをしてきました。これは敦賀さんに…」

奏江はスッと11桁の番号の並ぶ紙を差し出した。

「不破サイドはキョーコと馬鹿太郎に子供が出来たら、孫が最上ごと手中に出来て愚息に継がせるよりも安心。
最上サイドは……キョーコが長年思いを寄せていたので…まぁいいか、不破を傘下の一つに取り込んでやろう…という腹みたいですね。跡取りがあれでも不破は日本有数の老舗ブランドですから。」

自分の得た情報を掻い摘んで話す奏江の言葉には無駄がなく、その言葉を飲み込みながら蓮は言った。

「みごとなまでに、どちらも真っ黒…だね。」

「そうですね、あの子の母親…『キョーコが馬鹿男の本性に気づいたなら結構、操るだけの手管を身につけるか、それ以上の男を捕まえてくれば良い…』なんて好き放題言ってましたしね。」

憤慨も露に語る奏江の言葉に蓮はただ苦笑した。

「で、どうするつもりですか?あの子が言うには敦賀さんに何か考えがあるらしいって事でしたけど。」

真っ直ぐに蓮を見る奏江の表情は真剣そのもので、その視線を受け止めた蓮は苦笑を浮かべる。

「どちらにも彼女は…やれない。やるつもりも無いよ。それで、君が話した感触はどうだったのかな?君の事だから、何か言ってきたんだろう?」

「…あの子の母親は、敦賀さんに不破を上回る価値があるなら最上サイドから婚約を破棄しても良い…だそうですよ。」

「価値、ね……さすが、多数の事業を展開してやり手と名高い女帝さまは…やっぱり手厳しいね……それを彼女には?」

「黙っていても仕方ないですから、夕べのうちに話しました。」

奏江の言葉で蓮は夕べのキョーコがやけに不安そうだった理由を悟る。

「なるほど、話しは分かった。こっちは俺が話すよ、ありがとう。」

蓮は奏江の差し出した紙片を受け取り視線を走らせた。


突破しなければならない扉の鍵の方から手中に舞い込んできた。

ならば……蓮にはそれを開けるという選択肢しか無い。


――――――――――――――


「尚?何を見ているの?」

祥子はベッドに腰掛け、何やら手元の紙を見つめたまま、ぼんやりしている松太郎の背後から腕を回し、問うた。

「夕べ、あんにゃろうから渡されたんだけど、…これ、何を企んでるんだと思う?」

ひらりと祥子にそれを見せて意見を求める。

「えーっと、文面はただのパーティーの招待状よね?」

「野郎のあの口振りは、キョーコはここに来るから自分から奪えるもんなら奪ってみろ、って言ってるみたいなもんだったぜ?」

「そうねぇ、何を考えてるのかしら…」

祥子は顎に指を当て思案し、けれど考えてもどうにも結論が出ない為に別の答えを返す。

「そう言えばLMEのパーティーなら財界人が集まるから、ひょっとしたら新しい人脈が広がるかもしれないわよ?貴方の役に立つんじゃないかしら。」

「財界人?」

「宝田社長って人脈が広いからそのLMEのパーティーとなれば、色々集まるらしいわ。一番の大物は…ほら、ヒズリカンパニーの代表のクーって、確かLME出身でしょう?」

祥子の言葉に松太郎は、あぁそう言えば…と頷いた。

「親父が言ってたな、あそこが出てきて、うちのマーケットから男の客はかなり流れたって。」

「都心に店舗を構える百貨店なんかで直販の不破と違って、ヒズリはネットやカタログ媒体がメインのネットワークが中心だものね…」

「親父のやり方が古いのか、ヒズリが新しすぎんのか…でも国内だけじゃなく海外展開も楽々こなしてるあっちの市場の方が今じゃデカいってのも皮肉だな。」

「クーがアールマンディの社長令嬢と結婚してから勢いが増したらしいものね…国内の最大手、流行の最先端だった不破モデルでも苦しくなったのかしら。」

「親父は絶対認めないだろうけどな。負けてるなんて。おかげで家のメンズは弱体化。レディスで持ってるって感じか?」

「不破デザインの服、着物から洋服まで幅広くて私は好きなんだけどねぇ…。」

「うちは江戸から始まった呉服問屋が基盤の老舗って…看板は持ってるけど、あちらさんは、一代での叩き上げだからな…。ヒズリは社長のクーがデザインからモデルまでこなすから宣伝力はあっちが強い…。紋付き袴って時代じゃねぇもん、やっぱ俺は家を継ぐ気ないわ。面倒。」

やれやれと溜め息を吐く松太郎に、祥子はまあまあと宥めるようにその頭を撫でる。

「まあ…貴方は社長さんより花形の芸能人になる方が向いてるわよ。尚の才能は麻生女史の太鼓判付きだもの。」

「ふん、当たり前、俺は日本の芸能界の財産になる男だぜ?」

「そう言えば……。」

「ん?」

何事か思い出した様子の祥子だったが、さして重要な事でもないと言葉を切った。

「いえ、なんでも無いわ、これから貴方が不破モデルの歩く広告搭だもの、問題ないわよ。」

「そうだな…大丈夫だ。」

祥子の言葉に笑う松太郎だったが、彼の心中には漠然とした不安が渦巻き、松太郎は目の前の紙をじっと見下ろしていた。


――――――――――――――



時刻が正午を回った頃にはキョーコも目を覚まし、三人はキョーコの作った遅い昼食を囲む事となった。

「さて、これからの事…なんだけどね。」

「はい?」

蓮の前に取り分けたサラダをコトリと置きながら白いエプロン姿のキョーコ首を傾げた。

「明後日…不破がうちの店に来るんだ。」

「それはまた急…ですね…」

蓮の思惑を計りかねる奏江は怪訝な表情になった。

「そろそろ君たちの携帯にもメールが届く時間だと思うんだけど…」

「メール?」

キョーコがそう言った刹那、タイミング良く奏江とキョーコの携帯電話の着信音が流れ、二人はメールの文面に視線を走らせ、

「LME感謝祭?」

キョーコが文面を読み上げた。

「うちのお客様に感謝を…と言うことでね。」

「でも随分と急じゃないですか?いきなり明後日…なんて。」

LMEの宝田社長は思い立ったら即行動に移る人物であるため、こう急に決まるイベントというのも珍しくは無いのだが、奏江が困惑気味に問う。

「色々とサプライズがあるからね。」

ふふ、と笑う蓮はそれ以上は何も言わず、

「琴南さんと百瀬さんには是非とびきりの姿で来店してほしいんだよ。」

「………わかりました、逸美と二人で行きます。」

蓮の語り口に、このパーティーには何か意味がある事なのだと悟り、奏江は二も無く承諾する。

「え…っと、…私は…?」

名前の上がらなかったキョーコは自分はどうすればと蓮を見つめた。


「最上さんは俺と同伴してくれる?」

「へ…?」

目を丸くするキョーコに笑い、

「へ?って……別におかしく無いだろう?君は最上の家のお嬢様なんだから。」

「ど…同伴って…一体…。」

「それは当日のお楽しみ、かな。」

何やら企んでいる蓮はフフフと笑い、キョーコと奏江は顔を見合わせつつも、それ以上は教えてくれない蓮に首をかしげ、目の前の食事を再開したのだった。






不破さんち→日本の服飾のトップブランド。百貨店なんかにお店をデンと構えてます。
ヒズリさんち→アールマンディも取り込んで、日本、海外でぶいぶいやってる世界的ブランド。
最上さんち→運送とかデパートとかホテルとか金融とかとにかく幅広くいろんな会社をやってるでっかいお家。
こんなざっぱな設定ではじめてしまったんだ・・・orz
あんまり深く突っ込んだらボロがでるからダメ、いけない罠。
そして、オチはなんだか予想されそうですが、きっと貴方の予想は当たります←。
ひねれるかしら・・・あばば。

スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 光の箱庭. all rights reserved.