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SS・100万回好きだと言って。9
脱稿ー!!!!!!ただいまー!!!!

ということで、・・・散々放置してましたが、実はまさかの再入稿をしてました・・・印刷所の方に激しくご迷惑をお掛けしたのです。
うん。二冊目からはもう間違えない!と心に誓います。初めてで分からないことだらけだったわー。orz

ということで、最上ノ華はインテ前に通販の発送が出来るかも?みたいな感じですかね。
ただ、最上ノ華の裏本R18は完全にインテ直搬になるので、そちらもあわせての方は、インテ後・・・
という事になります。
とりあえず、そういえば全く言ってなかったオフ本の価格ですが。
「最上ノ華ヲ我ハ愛ス」A5・フルカラー・100P・ニ段落構成。中絵一点白黒書いてます。といった内容で、¥600でございます。で、R18本の方は「最愛ノ君ト二人デ」はP数不確定の為未定ですが。
あと、インテ合わせでやろうとしてることがあとまだまだ色々あるんで←がんばりますw
けど、一応落ち着いたので、こっちの更新もガリガリするつもりです。
手始めは・・・やはり、某夜会で本誌お休みの間にやってみようかお遊び企画「濡蓮製作委員会」活動でしょうか・・・wいや、寝蓮製作委員長としては←え?、そっちも活動しなければwww

というわけで、全く関係ないけれど。今日びっくりした出来事を一つ。「鮭って・・・・白身魚なんだって知ってましたか!!!?」というwえびと蟹を主食にするから赤い身なだけで、彼←彼女か?は分類は白身魚。なんだって!!!!びっくりーw

しかし、地味に風邪が治りません。夏風邪だから。やっぱり私は馬鹿なんだ。。。






100万回好きだと言って ACT.9








「はーい、出来上がり。」

蓮によりアールマンディーのビルへと連れてこられたキョーコは、社とジェリー・ウッズの手により飾り上げられていた。

「どう?蓮ちゃん、素材が良いから近年稀に見る自信作よ!」

誇らしげにしながらメイクボックスを閉じるジェリーは、自分の完成図に全く予想がつかない状態で、なすがままになりポカンとするだけだったキョーコに「はい」と手鏡を渡し、そんな様子を背後にいる蓮は優しく見つめながら口を開く。

「うん、とても可愛い。」

キョーコが手鏡を覗き込めば、自信作と言ったジェリーの言葉通り、綺麗にメイクを施された自身の顔があり、そしてその鏡の中でキョーコを見つめて柔らかく笑む蓮と目があったキョーコは思わず赤面する。

「っ!!!」

「これなら今夜の会場でも一番ですね。」

蓮の言葉に社が得意げに相槌を打つ。

「ふっふーん、当然だな、俺が久しぶりに本気になって作った一品な上にモデルも可愛いんだから。」

「ですね。お疲れ様でした。じゃあ、俺も着替えてきます。」

「おう。」

三人を残し、蓮は別室へと足を向け、キョーコはやっと疑問を口に乗せる事が出来た。

「あの、このドレスは社さんが作ったって……敦賀さんは一体…」

自分の着せられたドレスを見下ろしながら困惑も露わなキョーコの言葉に社とジェリーは、あぁと察し、

「俺は…パタンナーって言って、型紙を引いて服を作る仕事をしてるんだ。時々なんだけどね。だからLMEのバーテンと掛け持ち。」

「そうなんですか…」

社の言葉にキョーコはへぇぇと驚いていて、

「社ちゃんも頑張るわよね~。」

「俺の担当デザイナーが気紛れにしか絵を書きませんからね…アイツのデザイン画を立体に起こす魅力を知ってしまうと、もう他のヤツとは組めません。」

「あー、彼ねぇ…」

フフフと訳知り顔で笑うジェリーにキョーコは「え?」と首を傾げる。

「あ、ごめんごめん、蓮の話しだよね。」

「え、あ、はい!」

「ここね、蓮の実家なんだよ。」

「…………えっ……えー!??」

キョーコの声は隣室にまで響き渡り、着替えをしていた蓮はキョーコの様子に隣室を隔てるドアを見ながらクスリと笑っていた。


――――――――――――――


着替えを終えた蓮が扉をパタンと閉める音に一同の視線は集まった。

「わぁ…」

真っ白なシャツに長い足を覆うパンツ、純白のロングジャケットには胸元ポケットに赤いチーフ、内ポケットから左サイドのポケットへと伸びる二本の金のチェーンが揺れる度に高貴なオーラを増すアクセント。
締められたタイ、手首につけられた時計、磨き上げられた靴、完璧なバランスでコーディネートされた彼は眩しい程に輝きを放っていた。

「…かっこ…いい……」

思わず見とれ、こぼれたキョーコの言葉に反応して蓮が微笑む。

「ありがとう。」

「っあ!いえ、なんでも!!!」

蓮の格好良さなど、最初から分かっていたというのにポロリと漏れてしまった声にキョーコは自分の頬を抑えてオロオロと動揺を誤魔化そうとするが成果は無い。

「はいはい、じゃあ俺はそろそろ出勤時間だから。」

キョーコと蓮のやり取りが落ち着く頃合いを見て社はその場を後にするために立ち上がり、続けてジェリーも腰を上げて小さなポシェットを取り出した。

「それじゃ、私もそろそろお暇するわね、蓮ちゃん、コレ。」

「はい。」

「簡単なメイク直しのセットが入ってるから。」

「あ、ありがとうございました!」

ぺこりと頭を下げたキョーコに「いいのいいの」とヒラヒラ手を振るジェリーは笑いながら爆弾を投げる。

「特に、キスした後はちゃんと口紅とグロスを直してあげてね、蓮ちゃんも移った口紅は取らなきゃダメよ~?」

「なぁっ!!!!」

「あぁ。確かにそうですね、お気遣い助かります。」

見る間に顔を真紅に染め上げて言葉の出ないキョーコとは対照的に、退室する社とジェリーを笑顔で見送った蓮はキョーコの元へと戻る。

「せっかくの気遣いだから、ここでしてみる?」

「え…っえぇ!!?」

言うが早いかキョーコの身体は蓮に抱きしめられて唇は攫われる。

「ん………っ……は…」

くちゅりと水音を立てて蓮の舌がキョーコの口腔の隅々までを蹂躙し、その唾液がどちらのものか分からなくなる程深く絡めあった後、ようやく解放されたキョーコは肩で呼吸をつく。

「さて、支度が出来たら行こうか。」

「……っ…はい…。」

キョーコの頬を包むように捉えた蓮は取り出したグロスをキョーコの唇に滑らせてから解放し、自分の唇も拭う。

「おいで…」

差し出された蓮の手の平におずおずと指先を乗せたキョーコはスマートとしか言いようのない蓮のエスコートによりLMEへと向かうべく足を踏み出す。


――――――――――――――



時、同じ頃…。
開店と同時にいつも以上の賑わいを見せるLMEを訪れた二人の人物を迎え入れる褐色の肌をした燕尾服に白手袋のスタッフの姿があった。

「いらっしゃいませ、琴南さま、百瀬さま。」

黒いシックなドレス姿の奏江と反対に白を基調とした色合いで揃いのデザインの逸美、二人は共に普段は下ろしている髪をアップにしており、全体的に対になるようにとのコーディネートは二人の仲の良さと、もとより美人な二人の魅力を倍増させて周囲の視線を攫う。

「敦賀さんはもうこちらに?」

奏江の問いにスタッフは静かに答える。

「敦賀は本日、同伴者がおりますので到着はもうしばらく後になるかと。」

「ありがとう、なら私達、待たせて頂きます。」

「かしこまりました、お席へご案内致します。」

うやうやしく礼を取ったスタッフは二人をテーブルへと案内する。

「ねぇ、奏江…」

促された座席に着席した所で逸美が言った。

「今日来てるお客って……」

「全てあの男の顧客だな。」

逸美と奏江の会話に割り込んで来た男が一人。

「レイノくん?」

「私達、貴方を指名なんてしてないわよ?」

挨拶もそこそこに逸美の隣に座るレイノに奏江が怪訝な表情を浮かべる。
この男は終始こんな接客態度であるにも関わらず、LMEのナンバーツーであるという異例な人気ぶりが奏江には最初から理解が出来ず、態度は自然と厳しいものになる。
来店した客の全てに満足感を与える蓮とは真逆のホストにも程があると思うのだけれど、それが良いという女も沢山いるというのだから世の中は分からない。

「今夜はあの男の顧客の来店予定しかないせいで、ナンバーツーの俺もヘルプ扱いだ。」

奏江の言葉にやれやれと嘆息しながら返事をしたレイノに逸美は何か情報を得られないかと聞いてみる事にする。

「敦賀さんのお客様だけでいっぱいって事は今日、何かあるのかしら…?」

「あぁ……、そうだな………」

逸美の言葉を受けたレイノは暫し沈黙の後、何かの気配を感じたようにクッと口角を上げた。

「…もうすぐ分かる。」

その刹那、LMEの扉が開かれ、彼女達の待ち人の訪れを知る。

「失礼。」

レイノが席を立ち上がり、店内の奥へと姿を消した。

そして逸美も奏江も扉に背を向けていた為に、到着した者達の姿は見えなかった、けれど、彼らが足を踏み入れた瞬間、店内の空気が確実に変わった事を肌で感じ、二人はそちらへ振り向いた。


純白の衣装に身を包む、正に帝王と呼ぶに相応しいオーラを放つ蓮の隣にエスコートされる少女。
薄い桃色のドレスはほっそりした彼女の華奢な身体にピタリと沿いその可憐さを演出し、袖や裾の所々にあしらわれたスワロフスキーの輝きが洗練された美しさを放つ。
大きく開いたデコルテに煌めく宝石と芯の通った立ち姿が彼女の育ちの良さを周囲に知らしめ、品の良いメイクを施された彼女は実際の年齢よりも少し大人びた印象で、襟足につけられた緩やかなカールのロングウィッグがその雰囲気をさらに華やかにした。
緊張からか感情を押し殺すかのような状態のその顔は、まるでこの世の物では無いような神秘的な存在感を醸し出すのだが、そんな彼女の表情は、椅子に座ったまま彼女を凝視する二人を視界に収めた瞬間、こぼれんばかりの笑顔を浮かべ、二人がかねてより知る素の彼女から全く変わりないその微笑みで、固まっていた二人は思わず詰めていた自分の息をホッと吐いた。


「モー子さん!!逸美ちゃん!!」

駆け出したい思いをなんとか押し殺しているのだろう、少し足早に二人の元へと歩み寄るキョーコと、その後ろに柔らかな微笑みを浮かべて優雅なコンパスで歩く蓮が続く。

「もう来てたのね!こんばんは。」

満面の笑顔のキョーコを蓮が奏江の隣のソファーへと掛けるようにエスコートし、キョーコはストンとそこへ座った。


「それじゃ、俺は他のお客様へのご挨拶に一度失礼します、みなさん、ごゆっくり。」


蓮は三人を残し、彼を待ち構える淑女達のテーブルへ向かった。








アールマンディーの白スーツの蓮モデルと、エンジェルキョコたんを想像するような形にしたかったんだけれどもー。うーん。

という訳で、次回。お待ち兼ねの鬼退治の時間です。
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