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SS・跪く悪戯な仔犬
おこんばんはー!死んでないよ、生きてるよ!ということで、ちょっと間が開きましたけれど元気です。
ちょっとオフラインで立て込んでましたw
さてさて、気が付けばもう八月も終わりますねー。早いよ・・・。

あ、SCC関西でのサークルペーパーなんですけれども、B5の両面擦りで4P物なんですが、うち3Pが箱庭ラジオの出張版と相成ってます。
で、縮小かけたら蓮のトーンとかさっぱり飛んじゃって悔しいので、来週あたり、ブログ内に再録しようと思います。はい。それだけです←。

通販のお申し込みありがとうございますー><蓮ネックレスも地味にフォームに入れておいたんですが、一部の皆様に好評いただけたようでうれしいですv今まさに金具をごそごそそ止めてましたw・・・器用になりたいぜ・・・。←変に器用なけど、普通に不器用なんだよね、うん。
あと、最上ノ華~本の書き下ろしへの感想もありがとうございますーvvむほむほ喜んでますv
レス不要の方が多いのでwここでお礼を・・・w

ということで、本日のSSは久しぶりに短編。
しかしけれど、・・・BJ編なんです、コミックス派の方すいません。

「本誌17号扉絵妄想」になってますwサブタイ→「ちゃんとみててよね、兄さん」のセツカたんの絵からの妄想です。
本誌見ててよっしゃこいな方は追記よりどぞー!










跪く悪戯な仔犬






「…これならセツカっぽい、…わよね。」



カイン・ヒールである蓮がBJ役として映画撮影班との事前の顔合わせを終え、二人はタクシーを拾い、彼らにあてがわれたホテルの一室へと帰宅した。


キョーコが作った料理を二人で囲み、食事をすませた蓮がバスルームへと入った後、キョーコは手に取った紙袋からニットのワンピースを取り出しベッドの上に広げて眺めていた。

”ソレ”は、雪花・ヒールの夜着のバリエーションに悩んでいたキョーコが、本日の移動時間中に通りかかった店で雪花らしいと一目で気に入り、自分で買い足したばかりの服であった。
それはとても柔らかな肌触りで、丈はかなり際どい長さであり肩も大きく開いていたのだけれど、雪花ならば問題は無い、そう思い二も無く購入してしまった。


「んー、でもこれにショートパンツ…は…やっぱりなんか違うのよねぇ。」

『雪花らしさ』をどうコーディネートするべきか、未だに悩むキョーコなのだが、それはやはりカインに課された雪花=お洒落の設定による物が大きい。


「お洒落って…難しい……。」

難しい顔をするキョーコの背後からカチャリと扉が開く音が響き、入浴を終えた蓮が常の通りカインとしてバスローブに身をくるみタオルで頭を掻きながらやってくる。

「セツ、何を悩んでるんだ?」

カインの問いにキョーコは瞬時に雪花・ヒールのスイッチを入れる。

「んー、なんでもない。」

(ナイトウエアに迷ってるなんてうっかり口にだしたりしたら、また兄さんとお買い物に…なんて事になりかねないわ。)

ヒール兄妹の初夜でのあの『どっさりお買い物事件』はキョーコの記憶にも新しい。
うかつな事は口にすまいとワンピースを手に取ったキョーコはベッドからすっと立ち上がり、バスルームへと足をむける。

「アタシもお風呂行ってくるわ。」

「ああ。」

クローゼットから下着とタオルを取り出してバスルームの中に入り扉を閉める、キョーコは内鍵に指をかけてここの所、毎夜恒例と化した思考に耽る。

(私なら鍵をかけるんだけど、雪花はやっぱり鍵なんてしないわね。だってここには兄さんしかいないんだもの。雪花はカイン兄さん相手なら下着だって裸だって平然と見せるような女の子だもの…って実際は私の身体な訳だから、こんな貧相な身体、本当に見せられる訳じゃないんだけど…うーっ!!!)


ここ一週間、毎夜同じ思考の迷宮に陥りつつも、結果として一度もかけた事のない内鍵から手を離し、そっと溜め息を吐いたキョーコはシャワーを浴びるべくその身を覆う鎧を剥ぎ、支度を始めた。



――――――――――――――


シャワーを浴び、先日自分で買い足している、所謂『エロカワ下着』を着用する。
黒いレースがほとんどで、大事な所を隠す布は卑猥な光沢加減を放ち、自分で購入したものの、それに向かうキョーコをいたたまれない気分にさせるソレ。
普段着用するよりも圧倒的に布面積の少ない物体。
女神(ミューズ)ことジェリー・ウッズに雪花のファッションの心得として『服に響かない下着を選ぶ事』を教えられており、キョーコは限りなく雪花の衣装に影響のない下着を選んでいた。


(さすがに見慣れてきたけど…やっぱりすごく破廉恥…っ……は、早く雪花になろう。)

鏡に映る自分から目をそらし、慌ててドライヤーで髪を乾かして再びウィッグを着用する。
やはり就寝瞬間まで雪花である為にはウィッグの着用は譲れない。
照明を落としてからそっと外して寝るのだ、でなければ蓮と…異性と同じ部屋で寝るなどと…考えただけで赤面してしまう。


(でも…お風呂上がりにこの頭……暑いわ…うぅ…蒸れちゃう…)

ふぅと息を吐いたキョーコは、ジェリー・ウッズから渡されていた雪花用のポーチからコンコルドクリップを取り出して後ろ毛を纏めてざっくり結い上げる。

「こんな感じ…かな。」

ひとりごちてから買ったばかりのニットのワンピースを着用し、その足をほとんど投げ出すような丈と、むき出しになる肩に若干の羞恥を抱きながら、キョーコは雪花のスイッチを入れる事でそれ以上考える事をやめた。


カチャリ。


風呂から出ればカインはやはりシーツの中で繭になっていて、雪花は溜め息をついてそれをはがしにかかる。

「こら、兄さん、まだ髪、乾かしてないでしょ!また寝癖でハネハネになっちゃうんだから起きて!」

「ん…」


バサリと勢いよくシーツを剥ぎ取れば、やはりバスローブ姿のカインが濡れ髪のまま横たわっていて仁王立ちする雪花を恨めしげにじっと見上げた。

「ドライヤー取ってくるから座ってて!」

「別にいい…。」

「何?、じゃあ兄さん、自分で乾かせるって言うの?」

「………………ああ…」

剣呑な雪花の表情に追いやられ、カインは渋々といった様子でバスルームへと歩いていった。

「兄さんが動くなんて珍しい…。」

散々寝癖をオシャレ撥ねなのだと言い張っていたカイン自らがドライヤーに向かうべく自発的に動くというのは、珍しいというよりも初めての行動だったのだが、ひょっとしたらこれで毎朝カインの寝癖を直さなければならないという事態は回避されるのかもしれない。

(敦賀さんの髪、さわり心地がとても良かったからちょっと残念…………って私、今何考えてたの!!!?)

キョーコは自分の思考に溜め息を吐いた。


「DARKMOONの撮影も終わって明日から3日間はヒール兄妹でぶっ通しだものね…明日は初めてミューズが出張美容室をしない日だから寝癖が無いのは助かる…はずよね。」

誰も聞いていないキョーコの独り言が響く室内で、今までにないパターンが起ころうとしている事にキョーコは少し焦っていた。

(今までなら私が無理矢理ドライヤーしてたけど、しなくていいって事は…私…何してればいいのかしら…)


ここで

雪花なら…

雪花だから…

自分はどう過ごすべきか。


蓮が使うドライヤーの音が鳴り止むまでに決めなければならない…キョーコは自分の中の思考をフル回転させていた。



――――――――――――――



「いよいよ明日からか…」

ドライヤーを片手に鏡に向かった蓮はひとりごちていた。

明日からはいよいよカイン・ヒールのBJとしての撮影が本格的に始まる。

「しかし…」

蓮の思考を埋めるのは明日からの自分の事ではなく、今夜の己の運命だった。


「…あの子はなんて格好でうろつくんだ…」

むき出しの細い肩、ほっそりとした脚、風呂上がり特有の色気を含んだうなじ。
どれもこれもが目の毒すぎて思わずドライヤーを口実に逃げて来てしまった。

「…………はぁ…」

地の底に這うように重い溜め息を吐き出して蓮はドライヤーのスイッチを切る。

「…頑張れ…俺…。」

理性を確認し、扉を開ける。



「んーっ、あん。」

扉を開けて早々に飛び込んで来た光景に蓮は硬直した。

「セツ…?」

「あ、兄さん。」

視線の先にはベッドサイドのテーブルの上に沢山のマニキュアの瓶を並べ、シーツの上で足の爪の手入れをする雪花の姿。

(っ…なんて格好で…)

惜しげもなく晒された脚はもはや目の毒を通り越して自分の理性を打ち砕く凶器。
無防備な肢体を前に思わず額に手をあてて天を仰ぎたくなる己にブレーキをかけて蓮は努めて冷静に問いかける。

「どうしたんだ?」

「んーっ、ネイルストーンが飛んじゃったの。」

マニキュアのブラシとピンセットを片手に雪花が悔しそうな表情を浮かべている。

(もー、カオリがナッちゃんにやってるのはあんなに簡単そうだったのに…やっぱり練習しないと駄目なのね、悔しいっ。)

「なかなか乾かないから息を吹きかけようと思って動いたら落ちちゃったの。」

キョーコの内心はさて置き、眼前の光景にクラリとした蓮はキョーコに気取られないように小さく溜め息を吐き出して一歩ベッドへと歩みよる。

「どこに付けるんだ?」

「え?ここの丸の上だけど。」

蓮の意図に気づく事なくキョーコは首をかしげ、蓮はそんなキョーコの手からピンセットを奪う。

「へ?きゃっ!!に、兄さん?」

蓮のアクションに驚いたキョーコをよそに蓮は器用にネイルストーンをピンセットで掴み、左手でキョーコの足をすくい上げた。

「ほら、じっとして。」

「あ、あの…あの…」

慌てるキョーコの足の爪先に蓮はネイルストーンを乗せて息を吹きかけた。

「んっ!!」

蓮の吐息にくすぐったいと言わんばかりに反応するキョーコの様子に蓮はカインの笑みを深くして悪戯めいた表情を浮かべる。

「感じた?」

「なっ!なっ!!!!」

(なんだ、ちゃんとこんな反応も出るんじゃないか。)

シャワーシーンを覗き見た時のあの落ち着きとはうってかわって大慌てのキョーコの反応に満足した蓮は、

「ほら、じっとして。」

キョーコの足を捕らえたまま一つずつ石を付け、息をかけて乾かしていった。

「っあ…の……もう…いいから…」

左足の指を全てやり終えた頃にはキョーコの頬は真っ赤に茹で上がっていて、その恥ずかしかっている様子に蓮は嗜虐心を煽られる。

「ねぇ、セツ。」

「な、なに?」

ニヤリとした笑みを浮かべるカインにキョーコはビクリと後ずさろうとするものの、その足を捉えた手の力強さにそれも叶わない。

「俺的には良い眺めだけど、あんまりこんなのちらつかせると脱がせるよ?」

「……………へ……?」

言葉の意味を飲み込めず、キョーコは蓮の視線の先を追う。

「っひぁ!!!!!!!!」


自分の足首を捕らえるの蓮の視線の先がニットのワンピースであり、蓮の視界に自分の下着が丸見え状態になっている事に気づく。


「み、見ないで下さいーっ!!!!!」

「すごい下着だね、最上さん。可愛いけど。」

「い、いやー!!!!!!!」


すっかり素に戻ったキョーコと、すっかり敦賀蓮に戻ってしまった二人の夜はまだまだ明けることなく過ぎていった…。









マニキュアに息をフーってかけるの…蓮にやられたらしんじゃうなぁ…って扉を見ながら思っていた私はそろそろ重症でしょうかwww



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