スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SS・きまぐれハートブレイク【前編】
こんばんはー^^惣也です。
なんだかめっきり投下するのがお久しぶりな感じがします。
えーと、目下水面下でガリガリと通販作業をしていたのですが、やっとのことで、ほぼ全ての方に発送を終わりましたー。
メール便を3回ぐらいに分けて持ち込んだんですが、先行通販からずっと大量に持ち込みすぎてお姉さんに顔を覚えられましたw
で、でももうあとはコンビニからちょこちょこっと発送するからもう集荷所には行かないもん、多分。冬にはきっとまたお世話になるでしょうが・・・w
通販作業は始めてだったんですが、なかなかに新鮮でした・・・ふふふーw

ということで、今週はどどどーっと更新週間・・・・にできるかなぁw

ちなみに今日は前編。後編は明日にでも。追記よりどぞー。



きまぐれハートブレイク








その番組はLMEタレントであるブリッジロックなる石橋姓のイケメン男子三人組みユニットである彼らの冠番組としてゴールデンタイムに放映され、お茶の間の人気を博している。

その番組内において不動の人気を確立しているマスコットキャラクターである『坊』の中身が『京子』であるという事は、知る者の少ない極秘事実であり、エンディングテロップに名前も登場しない着ぐるみのアクターが誰であるのか、これは業界内でも囁かれている程『坊』のアクションは高評価を得ている。


「きまぐれスペシャル?」

石橋光の言葉にメンバーである石橋雄生と石橋慎一は頷いた。

「せやねん、さっき雄生がプロデューサーから聞いたとこなんやけど、スペシャルは俺らの古巣巡りをしたりするから関西でやるんやけど、ホテル借りきって3日収録する日程組んだって言うてんで。」

「関西でロケって…京子ちゃんはどないするん?なんで京子がきまぐれの撮影におるん?って突っ込まれるんちゃうか…?」

「せやなぁ…でも、かと言って坊抜きにする訳にはいかんし…」

「あ、坊抜きのコーナーのゲストっていう事にして普通に出演者として連れて行くんちゃう?そしたらおっても問題ないやん?」

「あーそうかも。」

ここはブリッジロック三人の控え室であり、目下の話題は彼らにとって初めてになる『やっぱきまぐれロック』スペシャル番組の撮影について。

「リーダー、ここは京子ちゃんと親睦を深めるチャンスやで。」

「えぇ!!?」

「せやせや、いつまでも良い先輩止まりやったら馬の骨に攫われてまう。一発ガツンと押そうや!最近の京子ちゃん前よりも綺麗になってきたやん、絶対競争率上がってるで。」

「いや…うん…でも…」

煮え切らない石橋光に発破をかける石橋二人は決して面白がっている訳でもなく、全く前進の気配の無いリーダーを心配しての発言だった。

「大丈夫やって、こないだメールアドレス、交換したやん!嫌いな相手と交換する訳ないやん!」

「あ…そ、そうだよな!嫌いな相手に返事なんて返さないよな!お、俺、今度こそ頑張るよ!」

先日、やっとの事で交換したメールアドレスから返事が返ってきた事に舞い上がらんばかりに喜んでいた光のあまりにも亀並な進捗状況に、二人はいつもより強く背中を押していて、この二人からの言葉に光もやる気になったらしく、前向きな答えを返してきた。

「そうそう!俺たちも協力するからさ!」
「ありがとう、二人共。」

すわ食事への誘い文句、
ホテルの中庭への散歩の誘い方、
スマートな収録中、収録後のアピールの仕方などなど…。

数々のシチュエーションを言い出しては対策を練る彼ら…。

けれど、彼らは知らなかったのだ。



京子こと最上キョーコは1ヶ月前から『敦賀蓮』と交際している事を……………。


――――――――――――――


「関西ロケ?」

「そうなんです、やっぱきまぐれロックのスペシャルなんですけど来週の水曜日から3日間なんです。だから今から冷凍に作り置きしておこうかと思いまして…」

「あぁ、だからこんなにたくさん作ってるんだ……。あ、そういえば俺も3日目のゲストに呼ばれてたはずだよ。久しぶりに一緒にお仕事出来そうだね。」

その日の仕事を終えた二人は蓮宅のキッチンにいた。

「あ、そうなんですか…って、キャッ!敦賀さん、お料理中に後ろから抱きついたら危ないですからって何回も言ってるじゃないですか!」

蓮からプレゼントされた白いフリルのついたエプロンをつけてキッチンに立つキョーコの背後から、それをプレゼントした張本人がその細腰へ腕を回した為、鍋を掴もうとしていたキョーコは蓮の腕の中でビクリと反応をした。

「今は火もついてないし、包丁も持ってないだろう?」

「いや…だからって…」

「2日ぶりに会えたのに君がそっけなかったから…。」

「そっけないって…お料理作ってるだけじゃないですか。」

「俺はそんなにお腹空かせてる訳じゃないんだけど…」

「って、食べてくれないなら一週間は敦賀さんのお家には来ませんよ?」

スラリと抜かれるキョーコの伝家の宝刀のごとき一言が出れば、蓮には素直に謝るより他にない。

「ごめんね。勿論君の作ってくれた物を食べたくない訳じゃないんだよ?君がただいまのキスも無く料理に夢中だったから…つい…。」

「…夢中って…誰の為に作ってると思ってるんですか…」

「え?」

「敦賀さんが美味しく食べてくれるようにって頑張ってるのに。」

「う……ごめん。」

蓮の言葉に少々立腹気味のキョーコなのだが、それでも珍しく早めに仕事を終えて帰ってきた蓮がその為にしただろう努力を思えばそれ以上責める事もできず、手に持った鍋をカタンと棚に戻し蓮に向き直った。

「もういいです、今夜のメインは出来てますから……デザート抜きにして残りは後で作りますから先にご飯にしましょう。」

そう言ったキョーコは蓮の肩に手を伸ばし、その長身を屈めさせ、その唇にチュッと軽いキスをした。

「お帰りなさい、お疲れ様でした。」

「うん、ただいま。」

笑い合う二人には甘い空気が漂う。

「ああそうだ、デザートなら君がいるし気にしなくても大丈夫だよ。」

「へ…?って…ななな何を!」

「言葉通りの意味だけど?今夜は泊まれるって言ってたよね?」


みるみる頬を赤く染めるキョーコをよそに、蓮は柔らかい微笑みを浮かべ、その額に音を立てて口付けを落とした。


――――――――――――――



「京子ちゃん、おでこ押さえてるけど…どうかしたの?」

ホテルのロビーで光がキョーコの姿を見つけた時、キョーコは自分の額に手のひらをあて、俯き、佇んでいた。

「い、いえ!なんでもないんです!」
(いけないわっ、敦賀さんの事を思い出して阿呆顔モードになってた…まだ1日しか経ってないっていうのに…)

慌てて取り繕うように笑顔になるキョーコに光は少々怪訝な表情を浮かべるのだが、それ以上踏み込めなかった彼は言葉を飲み込んだ。

「なんでもないならいいんだけど……あ、そろそろ打ち合わせ始まるってプロデューサーが呼んでるよ?」

「あ、そうですか、分かりました!行きましょう!」


誤魔化すようにブンブンと腕を振りながらキョーコは歩きだす。

「………やっぱりかわいいなぁ…」

その後ろ姿をぼんやりと見送りかけた光は、ハッと自分も行かねばならない事を思い出し、慌ててキョーコの後を追いかけたのだった。


――――――――――――――


スペシャル番組らしく収録内容は沢山の企画を催しており、つつがなく進んだそれは、数多のゲストとのトークコーナー、ゲームコーナーが繰り広げられ、京子としてゲストのコーナーと坊としてのコーナー、二重に出演しているキョーコはせわしなくあちこちのの出番をこなしていた。

そんな収録も2日が終わり、3日目を迎えようとする早朝。

一人の男の人生を左右する運命の大事件が幕を開けようとしていた…………。








長くなるので切ったんですけれど・・・・えーと、どえらいところで切れた気が・・・しなくもない(汗)


スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 光の箱庭. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。