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SS・きまぐれハートブレイク【後編】
おこんばんはー^^
PC様が重くて結局こんな時間になりました・・・orz
しかし、今日は仕事終りにコスプレ友達八人でご飯食べて帰って来たんですが、やっぱり腐女子がそれだけ集まるとトークが白熱しますw
ちなみに私の普段の行動力っぷりはドMの定評がありますが、私の周りの友達・・・私並みの機動戦士はゴロゴロしてるし、私の上を行く友達も一人いるので・・・w
自分がそんなにハードな生活を送ってる自覚は皆無です。えぇ全くw

さて、ということで、
いろんな方から「ちょ!!どこで切ってるの!!」とつっこまれまくったハートブレイク。
追記より、どぞー!!




きまぐれハートブレイク 後編





キョーコが出演する『やっぱきまぐれロック』スペシャル番組の収録最終日。

事件はキョーコのあずかり知らないところで静かに、そして着実に進んでいた。



「「「おっはようございまーす!気まぐれロックの寝起きドッキリでーす!」」」

「っえ!うわーっ!」


ブリッジロック三人が早朝に突撃訪問する『寝起きドッキリお部屋訪問コーナー』

餌食となる何も知らないゲスト達は、この予想外の事態に悲鳴をあげていた。



「しっかし貴島さんが上半身裸で寝る人だったとは…」

時間が時間故に小声でスタッフ達と廊下を歩く光の後ろに雄生、慎一が続き、二人は光の言葉に同意していた。

「ビックリやな。」

「でもあれはかなり視聴者サービスになるやん、ラッキーやで。」

「そうそう、それに松内瑠璃子ちゃんの純白ナイトドレスも可愛かったよなぁ…」

「良かった良かった!でさ、あの子、白が好きみたいやな~。チラッと見えたブラヒモも白かったで?」

「しっ、慎一っお前どこ見てんだよ!」

「えー、リーダーは見なかったの?」

「み、見る訳ないだろ!?」

「あぁ、リーダーは京子ちゃんのにしか興味無いんかな?」

「ばっ、馬鹿野郎!!」

リーダーである光を全力で弄りつつ、ブリッジロックの面々はプロデューサーに渡された予定表通りにホテル内を回っていた。

「あとは…二人か……って、おお、残りはあの『敦賀蓮』に京子ちゃんなんか!!」

雄生の言葉に慎一が頷く。

「敦賀さんって前入りしてたんや……あの人の寝起き…どんなんやろか。」

「なーんか俺らと違って優雅な睡眠方法を取ってる気がせん…?」

慎一の言葉に今度は光が同意した。

「確かに…俺らみたいにダラけて寝てる姿っていうのが想像できんなぁ…、って…しかし京子ちゃんが撮影のトリなんかぁ…。」

進行表のキョーコの名前を見つめて呟けば、他の石橋二人はニマニマと光の背中をつつく。

「坊との二重出演で疲れてるやろうからちょっとでも長く寝かしてやろうっていうプロデューサーの小さな優しさやん。」

「ほんまに小さいな、俺らにも優しいにしてほしいわ。こーんな朝はようから頑張ってるけど、俺らやってめっさ眠いっちゅうねん。」

「あはは、ほんまやな!」

好きな子の寝起きに踏み込む事に躊躇する光を軽く笑う二人に光はジトリとした視線を向ける。

「お前ら…」


楽しげに会話しながら歩く彼らだが、合図が入ればピタリと顔付きが変わるのは、やはり彼らも業界の第一線を走るプロフェッショナルだからだと言える。
収録が始まれば、口火を切ったのは、やはりリーダーの光であった。

「さて、皆さん、これから日本中が見たいと思っているでしょう、あの敦賀蓮さんに突撃寝起き訪問したいと思います。」

「ほんまは敦賀さんはドッキリの予定メンバーでなかったんやけど、前日入りするっていう情報と、うちの社長のOKが出たんで行っちゃいますよ~、いや~俺ら同じ事務所で良かったなぁ。」

「おいおい、雄生、みなまでバラすなや。」

「ええやんケチケチすんなや。」

「まあまあ、ええからいくで!こっから小声でよろしく。」

ガチャリとマスターキーで部屋の扉を開錠し、三人とカメラマン等のスタッフが後に続く。

「(おはようございまーす)………って……あれ?」

「なんや、おらんやん。」

照明のスイッチを付けて室内を明るくすれば、ガランとして全く使用された形跡の無い室内に一同は面を食らう。

「前入りって話しが間違いやったんか?」

「敦賀さん忙しい人だから、出来なかったのかもね。」

「あらら、残念、突撃失敗やな。」

無人の室内に面を食らった彼らだが、いつまでもそうしている訳にもいかない。

「んじゃここはカットだ、次は京子の部屋に行くぞ。」

プロデューサーの言葉にぞろぞろと連れ立つ一同はキョーコの部屋の前で、また突撃前の前振りの撮影から開始する。

「さて、それでは次は最近話題の実力派女優の京子ちゃんの部屋です、二人とも、用意は大丈夫か?」

「おう、ってさっきは俺が先頭行ったんやったから今度はリーダーが先に行ってや。」

「えぇ!!!」

ズズイっと押された光は一番に暗い室内へと侵入する事になった。

その部屋がキョーコの寝ている部屋だというだけでいけない事をしている気分になった光はカメラを意識する事で必死に動揺を噛み殺し、薄暗い室内を見渡した。

「おー、京子ちゃん、夕べはお客さんが来てたのかな。」

「ぽいな…お酒とジュースの瓶やわ。」

テーブルの上にある二つのグラスとボトルに慎一が興味深そうに視線を向けて、さらに椅子の背にかかるシャツを取り上げた。

「これ京子ちゃんのシャツやんな……って、あ、キャミソールもある、わぁ~、可愛いデザイン。」

「っておい、雄生、勝手に触るなよっ!」

「え、ああ、リーダーも触る?ごめんね~、はい。」

「ちょっ!馬鹿!!」

ひょいと渡されたキャミソールに真っ赤になる光に、慎一がひそひそと注意を促す。

「ちょっとリーダー!あんまり騒ぐと隣、起きちゃうでしょ!」

「って、今の俺が悪いのか!!?」

たしなめられた光は不服そうな表情を浮かべて手渡されたキャミソールを背もたれに戻す。

「とりあえず、ベッドルームに行くぞ。」

あくまでも小声で二人を促し、寝室の扉を音を立てないように静かに開ける。
暗い室内にはベッドが二つ並んでおり、眠っているだろう部屋の主の静かな呼吸音だけが響く。

「(そーっと、そーっとだぞ。)」

「(あ、カメラさんこっち!これは京子ちゃんのメイクポーチみたいですよ。)」

「(おぉ、こっちうちの台本や、夕べ読んでたみたいやなぁ…)」

「(ほっほー、さすが、京子ちゃんは真面目やなぁ。)」

「(そりゃ雄生とは違うもん。)」

「(ちょっ、それは言い過ぎやで慎一、まるで俺が不真面目みたいや。)」

「(ごめんごめん。せやけど間違いないやん。ってこれは京子ちゃんの飲みかけのペットボトルかな?ミネラルウォーター、リーダー、飲む?)」

「(飲まねぇよ!!)」

「(えー、勿体ない。)

「(こらこらこら!!!)」」

熟睡するゲストを叩き起こす前に小声で部屋の中を物色しながら、カメラにゲストの私物を映していく、ここまではこれまで撮影してきたどのゲストとも同じ流れだった。

次第にベッドに近寄る彼ら……、
そして慎一がベッド脇にある物を手に取ってハタと気づいてしまった。

「(ってこれ…男物の…シャツとジーンズじゃね…?)」

「(え?えぇ!?ちょっ、ちょっと!それってなんか、ま、まずくない?)」

静かに慌てる二人に角度的に彼らの見ている物が見えなかった光が怪訝な表情をするのだが、彼らの動揺をよそに事態は進む。

「(んじゃ次は寝顔の方を撮影しに近寄って行きましょうか?)」

「(ってリーダー!ちょっと待って!!!)」

「(ん?なんや雄生。)」

「(え、いや、そのっ。)」

二人はこの衝撃をどうすればいいかを持て余し、さらに声を潜めて互いにしか聞こえないように耳打ちをして相談を始める。

「(どうすんねん、慎一!)」

「(って、どないもできる訳ないやろーっ!!!)」

「(リーダーは気づいてないし、気づいちゃえばあのベッドの盛り上がり方、二人分な気がしてくるし…)」

「(二人分だった場合、もちろんアレな後って事やんな?服はコレやし。)」

「(最悪や…どうしよう…)」

「(二人ともさっきから急におかしいぞ?どうしたんだよ?)」

ひそひそと何やら相談する二人に首を傾げる光なのだが、そんな三人にじれたスタッフがカンペでもって光に次の行動を促すべくアクションを起こした。

「(あ、早くベッドに近寄れって指示出たじゃん、ほら行くで!京子ちゃん、ごめんよ!!)」

「「((っ!!!リーダーあああああっ!!!!!))」」

絶叫を上げたいぐらいの二人の悲痛な思いは伝わる事もなく、光はベッドに近寄っていき、薄暗い室内に照明スタッフの持つライトが点灯され、ベッドで眠る人間の姿が明確となった。

「………え…」

「「え………?」」

思わず固まった光の姿を石橋雄生、慎一の二人も追いかけて三者の視線は同じ物を捕らえて二人も続けて硬直した。

「…………っ…ん…眩しいな…。」

ベッドから聞こえてきた声は寝起きと分かる掠れ具合であるが…この部屋を訪れた誰もが予想していなかった低く甘い美声。

「…………え…?」

三人の硬直具合に首を傾げたスタッフも事態の異常に気づいた頃、ベッドの主がその身体をシーツからむくりと起こし、その秀麗な顔と服を着ていない上半身がカメラに捕らえられる事となった。

「…えーと…、おはようございます?」

「つ………つ…つ…」

それ以上声を発せられない光に変わり、辛うじて慎一が言葉を続けた。

「敦賀さん…な…んでここに…」

「えっ…と…これ、寝起きドッキリってやつ…ですよね、困ったな。」

言葉とは裏腹に全く困ってなさそうな蓮の様子はむしろこの場の誰よりも落ち着き払っていて、周囲がこの状況をどうしたら良いのかと困惑の渦に叩き落とされていた。

「え…っと…あの…」

「あぁ…ごめん、シャツ返してもらっていいかな?」

「あ、すみません、どうぞ。」

すっと腕を伸ばし慎一の手の中のシャツを受け取る。

「ありがとう。」

「え…っと…あの…ここって京子ちゃんの部屋…お、俺達が突撃先を間違えたんですよね…す、すみません。」

おずおずと申し出る光に蓮は少々困った顔を浮かべる。

「いや、彼女の部屋で間違いないですよ。」

そう言った蓮は、自身の身体でカメラと三人の死角になっている方へと自分のシャツをファサリとかけた。

「さっき寝たばかりなので起きないと思いますから、映さないであげて下さいね。」


「「「 !!!!」」」


――――――――――――――


うららかな小春日和となるこの日、石橋光(21)失恋が確定。

後の彼はマイクの前で語る事となる。

「実は、あの後のあの日の記憶………全く無いんですよね。ハハハ…。」


結局、これは放送される事無くお蔵入りとなってしまった映像なのだが、
後日、裏から手を回してこの映像を入手したローリィ宝田が、二人の結婚披露宴の余興としてこの映像をスクリーンに流したのは、これより二年後の春の出来事であったという………。





光君の失恋確定がこんなだったらかわいそうだよねっていう話w
ブリッジロックの面々での会話はやっぱり関西弁なんだろうか・・・と関西弁ちっくにしてみたんですけれども。
徳島は関西弁交じりの阿波弁だから・・・いまひとつ関西弁に自信がないわけです・・・orz
入れるをはめるっていうのが阿波弁なのだという事をこないだ某番組で始めて知りました・・・あれ、みんな言わないの?


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No title
確信犯…いますよね…言わずと知れた二人が。
今回の被害者は、光くんと巻き込まれたその他。
「あ~あ、やられちゃったよ」とか思いつつ、光くんが素直でわかりやすいので、この手のお話大好きです。また、いじめてあげてください。(光くんが嫌いなわけじゃないんですよ。むしろスキなんですよ。ただ、反応が素直過ぎるくらい素直なので、とても楽しくて…エへ)
彼にとっては、受難としかいえないでしょうが…。
あっちー | URL | 2010/09/07/Tue 01:42 [編集]
以前パスワード請求させていただいたうめきちです。もうほとんどの小説を読んで毎日更新されるのを楽しみにしてます
光くんの失恋可哀相なんですが、きっと敦賀さんはこのドッキリまで知っててキョーコちゃんの部屋で襲っちゃったのかなあと思ってしまいました。そのへんは抜かりなさそうなので。そーやさんの書く敦賀さんはそんなイメージなのですごく好きです。
更新楽しみにしてますので頑張ってくださいね
うめきち | URL | 2010/09/09/Thu 23:31 [編集]
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