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SS・ちいさなしあわせ3-SIDE社-
一つ下の本日の日記が大変酷い件。本当すみません。(土下座)
本能だだ漏らしすぎた気がして仕方ないですが、思ったこと全部出したので、
ある種本望です。←

そんなわけで、ちいさなしあわせ。の前後全てを知る男(笑)視点のお話でございます。

ところで飛×カナのリクエスト頂いたのですが、みなさんお好きですかね?
私は大好きなので、良いネタ思いついたら書きたいと思います。はい。


追記よりどうぞー。






――――――――――――――


ちいさなしあわせ 3
        side-社-

――――――――――――――

今日は蓮がBJを演じるカイン・ヒールとしての顔合わせがある為、蓮はカインとして一人で現場に向かっている…、

そのためにカインに付いている事のできない俺は、一足早く、合流地点であるDARKMOONの撮影スタジオに来ていた。

正直…あのカインである蓮を一人で行動させるのは激しく不安だ…。
でも、正体を知って、カインについていけるキョーコちゃんだって、
今や出演ドラマやレギュラー、準レギュラーのバラエティーも抱える女優さんだから、
キョーコちゃんがついてられない日だってもちろん出てくるハズだ…

いや…だからこそ、スケジュール調整はマネージャーとしての俺の仕事、
これから大半をキョーコちゃんといられるように調整していくんだけどさ…

感謝しろよ~蓮、カインとしてキョーコちゃんと一緒、敦賀蓮としても新ドラマで京子ちゃんと共演するから、
またこれからしばらく、ずーっとキョーコちゃんと一緒だぞ。
へたしなくても”DARKMOON”の撮影以上にキョーコちゃんと一緒にいられるんだ…
どうせまた嬉しそうな顔一つもしないで「あ、そうなんですか」ってポーカフェイスで流そうとするんだろうけど、
騙されないぞ。嬉しい時は嬉しいって顔をすればいいんだ!
まぁ、あんまりだだ漏れしてもキョーコちゃんが逃げちゃうからほどほどがいいんだけど…
って・・・無理か・・・極端から極端に走るもんな、二人とも。
なんで二人そろってああも恋愛オンチなんだろう。俺、もどかしくて仕方ない時が最近多いんだけど・・・。

まぁでも、これを切欠にヘタレな蓮も、ちょっとは先に進むといいんだけど…。


「あ、キョーコちゃん、おはよう」

「あ!社さん!おはようございます!」

スタジオの入り口で見つけたキョーコちゃんは、百瀬さんや大原さんとどこかへ行っていたらしく、
彼女たちに別れを告げて、俺の方へと駆け寄ってきてくれた。

「今日は敦賀さんとここで合流ですか?」

「うん、そうなんだよ。蓮のやつ、今頃は頑張ってるんじゃないかな…」

「そう…ですね、私、ちゃんとご一緒にいければ良かったんですけど、今日はさすがに無理でしたし…」

そう言ってキョーコちゃんは、しょぼんとしてしまった。
いやいやいや、待って、元はと言えば、こんなむちゃくちゃなプランを押し付けた社長が原因なんだから、
キョーコちゃんが落ち込んだりする必要ないからさ!

「いやいや、キョーコちゃんだって忙しい女優さんなんだからしょうがないよ!
それに、ここからはお兄さんの仕事だよ、キョーコちゃんの撮影の空きとヤツの時間は俺が調整かけるから!!」

心配しないでお兄さんにまかせなさい。と笑顔で言ってみれば、キョーコちゃんは可愛らしい笑顔になって「そうですね、よろしくお願いします」って俺に頭を下げてくれた。

「うん、任せてってごめん、ちょっと電話だ」

胸ポケットで着信を告げる携帯電話を受ける為、俺は素早く薄手のゴム製グローブを装着した。



「ごめん、キョーコちゃん、呼び止めておいてなんなんだけど、事務所で松島さんから呼び出しかかったから
俺、事務所に一回帰ってくるよ。」

「あ、はい!お気をつけて!!って、あ、社さん!!」

「え?何??」

俺を見送ろうとしてたキョーコちゃんがあわてたように鞄をごそごそと漁り、
白い箱を取り出して、俺へと差し出してくれた。

「これ、さっき大原さんと百瀬さんとで行ったカフェのサンドイッチなんですけど、
敦賀さんと社さんの分、勝手だとは思ったんですけど、テイクアウトしておいたので、
もしよろしければ移動中にでも召し上がって下さい。」

「え?本当!?助かるなぁ、ありがとう!」

まだお昼を食べてなかったから、昼ごはん抜きになるかもしれない事務所からの呼び出しは
実はちょっと辛かったりしてたんだ、キョーコちゃんって本当、気配り屋さんだなぁ…
所詮マネージャーなんてって軽く扱われる事もある業界だから、こういう気配りって本当に感動するよ。

「社さんは力いっぱい頑張って頂かないといけないので、カツサンドにしておきました!
お仕事、がんばってくださいね!!」

そう言ってキョーコちゃんは笑顔で俺にサンドイッチの入った箱を手渡してくれた。

「うん、ありがとう、じゃぁまた後でね。」

そう言って、俺はタクシーを拾うべく、スタジオとは反対方向へと一歩を踏み出した。
本当、今時あんないい子いないんだから、蓮、がんばって捕まえてくれよ?


――――――――――――――

一度事務所に帰って、スケジュールの調整をかけて、その他もろもろこなしている間に
カインは着替えて、蓮はスタジオに向かったらしい。

「あー、もうちょっと早く終わらせたら蓮と一緒に行けたなぁ」

ちょっとした自己反省をしながらタクシーで再びDARKMOONの現場へ向かう。
いくら移動が事務所経費とはいえ、やっぱり一人でタクシーでの移動を連発するのは
一会社員としての良心が疼くなぁ…車の運転が出来るなら俺だってするけど、
俺、体質が改善されない限り絶対無理だしなぁ…。

「あ、お疲れ様です。」

顔馴染みになってるスタッフに挨拶をしながらスタジオに入ったら向こうに蓮とキョーコちゃんが
いるのが見えた。なんかいい雰囲気だな。良し良し。

「すぐに行くのはお邪魔虫になるよなぁ、ちょっと様子を見るか?」

スタジオ内とはいえ、折角の二人での会話中に割って入るような無粋なこと、俺には出来ないし、
というか、不用意に割って入って「大魔王蓮さん」なんかになられた日には俺の寿命は間違いなく縮む・・・。はぁー。


あ、キョーコちゃんが蓮にサンドイッチの入ってる箱を渡してる。

 「ありがとう、助かるよ。
 コレ、美味しそうだね?最上さんもこれを食べたの?」
 「はい、そこのタマゴサンドはとってもおいしかったんですよ!敦賀さんもどうぞ召し上がって下さい!」
 「ありがとう、君が美味しいっていうならとても美味しいんだろうね、嬉しいよ。」
 「いえいえ、そんな…
  いや、そのタマゴサンドは美味しいんですけど…」

へー、俺には”カツサンド”だったけど、蓮には”タマゴサンド”で、キョーコちゃんも”タマゴサンド”を食べたんだ~。ていうか、蓮、その顔、必死で取り繕ってるけど、ちょっと嬉しそうなオーラ全開になってるぞ!?

 「あ、そうだ。」
 「ん?」
 「私、今日の上がり時間は敦賀さんと一緒なんです、敦賀さんのご都合が良ければ
  晩御飯を作りに伺いますが、ご都合は如何ですか?」

えぇ!!?キョーコちゃんが自発的に蓮の所に!!?

 「それは助かるな…うち、今、冷蔵庫の中、ミネラルウォーターしかないから」
 「な!!またそんな事をしてるんですか!!つ~る~が~さ~ん!!!」

・・・蓮・・・お前・・・またそんな事してるのか、キョーコちゃんだけじゃなくて、俺も怒るべきか!?

 「もう!スーパーと別によろず屋にも寄って頂きますよ!」
 「え?それはいいけど、何を買うの?」
 「保存用のタッパーとかです!日持ちする物や冷凍でチンするだけでいい物を
  たくさん作りますから、私がいない日ももっとしっかり召し上がって下さい!」
 「これからはまめに伺いますから食べてないとしっかり分かりますからね!」
 「それは…俺はすごく助かるけど、いいの?迷惑じゃない?」
 「迷惑だったらここまでしませんから!!」

キョーコちゃーん!本当に蓮の食生活を心配してくれてるんだね!もう蓮の家のキッチンは君の城だよーっ!!
お兄さんは嬉しいよー!!!俺、今日は一足先にタクシーで帰るからねーっ!!

 「はあ、…俺…最上さんがいなくなったら生きていけなくなりそう…。」

って・・・るぇぇーーんっ、お前っ、嬉しいからって何いきなり爆弾発言ポロリとやっちゃってるんだ!!?

 「大丈夫ですよ?敦賀さんがお食事までしっかり管理して下さる方を見つけられるまでは、
  私、しっかりお世話しますから!」

・・・・あ、キョーコちゃん、そんなケロッと流さないでやってくれないかな。もうちょっと
『え?そ、そんな(赤面)』みたいな展開・・・って無理か・・・ラブミー部だもんな・・・。

 
 「じゃあ最上さんはずっと俺と一緒だね。」
 「へ?」
 「俺、そういう人、まだ探す気ないし。」
 「はいぃ!??えぇぇ?」
 「じゃあコレ、頂くね。いただきます。」
 「え、と…召し上がれ?」


「・・・・・・・・・・。」


俺が固まってる間にキョーコちゃんは出番が来たと呼びに来たスタッフに連れられて隣のスタジオへ移動してしまった。

「あ、社さん、来てたんですか?」

タマゴサンドを食べていた蓮は、やっと俺に気づいたようだ。本当、どうしてくれようこの男は・・・。

「蓮…お前…」

「はい?どうしたんですか??」

「告白する前にプロポーズもどきな発言をして、お前はどうしたいんだ?」

「き・・・聞いてたんですか…。」

あ、ちょっとバツの悪い顔をしてる。こんな時は蓮も年相応に見えるなぁ。なんて思う俺は、やっぱりちょっと
こいつには甘いんだろうなぁ。出来の悪い弟の恋愛を見てるみたいで心配でしょうがないよ。

「お前ね、ここスタジオなんだから」

「すみません。」

「じゃあ俺、今日はタクシーで帰るからな。」

「はい、よろしくお願いします。」

全く、頼むよ本当・・・。これでも俺はお前を信用してるんだからな、蓮!!

「悪さはしないって、信じてるからな、蓮。」



おわり。

――――――――――――――

なんかやたら長くなりました。
社さんの思いは私の思いでもありますが、
できるなら悪さしてもらえませんかね!!
裏・・・書こうかしら。。。(笑)
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