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ACT.166本誌続き妄想
おばんですー^^惣也ですーっ。

ということで、続き妄想を投下に参りましたー!
前後編にするか悩みつつ、とりあえず投下!

あ、風邪はビタミンをがぶ飲みしたらかなり良くなりましたwあとは咳です!
ということで、今から絵を描いて来ます><上達したいーっ!

ちなみにすんごい萌えないただき物もしてきましたので、これも近々アップしますーvムフ☆

ではでは、追記よりどぞー!





act.166 本誌続き妄想








冷たくて暗い闇に沈んでいく俺を救いあげたのは彼女……。

彼女は……とても綺麗な光……。

輝きに引き寄せられる俺は……愚かな虫か……哀れな微生物か……

けれど彼女の光に焼かれて落ちるなら……それこそが俺が受けねばならない罰なのだろう……。


――――――――――――――





「敦賀さん?……本当に大丈夫ですか?」

「うん、大丈夫だよ、心配かけてごめんね」

車から降りた蓮は、野次馬の目を避けるべく、すぐさまロケバスの中へと連れていかれた。

「敦賀くん、このまま病院に行って下さい。スタッフに車を回させます」

現在ロケバス内に座る蓮を取り囲んでいるのはキョーコと社、そして監督の緒方である。

「いえ、俺なら大丈夫です、続けましょう」

「っておい、蓮!?」

緒方の申し出を辞退する蓮に社が非難の声をあげる。

「敦賀さん、どこかを打ってるかもしれないですから監督がおっしゃる通り病院にいかれた方が……」

「キョーコちゃんの言う通りだぞ、蓮!!お前、たっぷり五分以上は無反応な状態だったんだ!病院に行こう!」

「いいえ、大丈夫です」

必死なキョーコと社の言葉に、蓮は申し訳ないという表情になりながらも意見は曲げなかった。

「敦賀くん、僕としては病院に行ってもらわないと何かあった可能性がありますから困ります」

緒方の言葉に蓮は微苦笑を零す。

「けれど監督、撮影が進まないのも困るでしょう?ここはクライマックスです、月籠もりを越える為には一歩も譲れない」

「ですが、僕は自分の意地より人命の方が大切です!!たとえ今無理をして月籠もりを越える事が出来たとしても、結果敦賀くんに何かあるような事態になるのであれば、僕は生涯メガホンを握る事は出来ません」

緒方の真摯な言葉に蓮は微笑みを深くするのだがその笑みは苦いものを含んでいる。

「ありがとうございます、でも俺がフリーズしていたのは別にカーアクションのせいじゃないですから」

「「「え……?」」」

きっぱりと言い切った蓮に三人が困惑し、思わずキョーコが尋ねた。

「何か……明確な理由が……あるんですか?」

「…………交通事故に……良い思い出がないんです……ただ……それだけですから病院に行って、検査しても何も出ません」

三人に向けて答え、蓮は座席から立ち上がる。

「だから、大丈夫です。ご心配をおかけしてすみません」

スッと体を折り、心配をかけた事を謝罪する。

「敦賀くん……えっと……」

緒方が判断に困り、言葉を言いあぐねている間に横から社が口を開いた。

「今の……本当だな?」

「えぇ、社長に聞いて頂いてもかまいませんよ」

「……分かった」

社は溜め息を一つ吐き出して、渋い顔で頷き緒方へ向き直る。

「監督、今からウチの社長に確認を取ります。社長のGOが出たら続行……で構いませんか?」

「あ……はい、よろしく……お願いします」

「それでいいな?蓮」

「はい……ありがとうございます、社さん」

話しを纏めた社と緒方は対応の為にロケバスを出ていった。

「……心配かけてごめんね、最上さん」

二人きりになった車内で蓮が改めてキョーコへ向き直れば、キョーコの表情は不安を露わにしており、蓮の心がチクリと痛む。

「ごめん……」

再び謝罪をすればキョーコは小さく首を振った。

「なんの……謝罪ですか?」

「え?」

心配をかけた……と謝っているにも関わらず『何の謝罪か』と問われれば、蓮には答えようがない。

「嘘を……ついた事ですか?」

「嘘?」

「危険な目になんて遭わないから御守りなんていらないって言ったのに……なのに……」

そう言うキョーコの瞳は潤んでいて肩は小さく震えていて、思わず蓮はキョーコの身体を抱き寄せた。

「うん、俺……嘘ついたね……ごめん」

キョーコは蓮の腕の中に抱かれたまま身を任せている。

「危ない目に遭ってるじゃないですか」

「うん……」

「クインローザさまのネックレスは勝手に取れちゃうし、こっちの現場にまでスリップ音や悲鳴が聞こえてくるし……」

キョーコの言葉に蓮は首を傾げた。

「あのネックレス……切れちゃったの?」

「ッ!!切れてません!!鎖が安物だったから外れただけです!もう……敦賀さんまでひどい!!」

キョーコはぷいっと下を向いてしまい、蓮からは表情が完全に見えなくなった。
蓮はそんなキョーコの背中を抱きしめる腕に力を込める。

「ごめんね……あんな事になるつもりは無かったんだけど……」

「事故だって事は分かってます。でも、私……本当に怖くて……生きた心地がしなかったんですよ?」

「うん……本当にごめん」

キョーコの指がぎゅっと蓮の服を掴む。
その仕草に蓮は心が温かくなるのを感じた。

「敦賀さんがいなくなったらどうしよう……って……」

「ごめん……」

蓮に抱き締められている事で伝わってくる鼓動が、今この瞬間が夢ではないとキョーコの心を安堵させた。

「……私にとって敦賀さんは灯台なんです」

キョーコの言葉に蓮は答えに詰まる。

「……灯台?」

「私は敦賀さんっていう光に向かって……歩いてるんです。だから、敦賀さんはずっと私の前にいてくださらないと困ります」

キョーコの言葉に蓮は返す言葉が見つからないでいた。
するとそこへゴンゴンとロケバス内へノックが響く。

「おーい、京子さんよ、そろそろ帰るぞ、大丈夫か?」

バスの入り口からかけられた声に二人はびくりと反応し、バッと離れた。

「あ……安南監督……す、すみません!い、今行きます!!」

声の主に気づいたキョーコはあわせてて入り口へ駆けていく。

「あ……最上さん……」

反射的に呼び止めればキョーコは振り向いたが、蓮は続く言葉を持たなかった。

「いや……ごめん、なんでもない」

「はい……敦賀さん……では……また」

「あ……うん。またね」

ぺこりと会釈したキョーコが外と向かう。
慌ただしく二人が走っていく音が遠のいてゆき、一人残された蓮に訪れたのは静寂だった……。

「はあ…………」

緊張が切れた蓮はどさりと座席に腰を落とす。
考えるのはキョーコの事ばかり。さっきの『また』に含まれるのは『今夜』……だ。
今日の夜にはカイン・ヒールに戻られねばならない。

「……灯台……か……」

それが導く光だと言うのなら、蓮にとってキョーコこそがソレだというのに……

「…………ごめん……リック……」

蓮の左手が右手首の上に置かれる。今は衣装であるためにその手首にはつけていない枷にむけてポツリと零す。


忘れてはいない……けれど……忘れそうになる。

忘れてはいけない事なのに……。


キョーコの存在感の前に、この感覚はどうしようもない……本当に強力な御守りだと蓮は苦笑をせざる得ない。

こうなる予感はあった。だからこそ『いらない』と言ったのだ……。
けれど、今日、あの場にキョーコがいなければ今頃自分はここにこうして立っていられなかったのが事実。


「そもそも、いる、いらないは俺が決める事じゃなかったんだな……あの子が決める事だ……」

自分に守る価値が『ある』か『ない』か……
結果断罪されるなら……それが運命なのだ……


愛しい彼女に『ない』と言われるのならば、それこそが自分に与えられるべき罰なのだろう……

(……俺は……罰されたいんだ……)

ならば……

「今夜……」


過去を……

罪を……

想いを……全て……


「……全部……話そう……」


蓮は一つの覚悟を決めた。




――――――――――――――


夕方にはジェリー・ウッズにメイクを施してもらい、二人はヒール兄妹として外食をすませてホテルへと帰って来た。

昼間の事件を二人ともが心の片隅で気にしていながらも、表面上はきちんとヒール兄妹を演じていたのは二人の性分だろうか。
蓮は昼間の話しを蒸し返すタイミングを計りかねていた。

「ほら、兄さん、ドライヤーあててあげるから座って!こんなんじゃまた明日も寝癖で大爆発よ!」

「別にいい……」

「兄さんが良くてもアタシが良くないの!アタシの兄さんは宇宙一カッコいいんだから、寝癖なんて許さないわよ!」

前夜と同じくカインが先に入浴をすませ、バスローブ一枚で部屋へ戻れば、昨夜ドライヤーを使わなず繭になっていたカインを知る雪花はプリプリと説教をしながらドライヤーをあてた。

「じゃ、アタシもお風呂入ってくるから」

「ああ……」


――――――――――――――



……ぶくぶくぶく……

湯船に口元まで浸かり呼吸を吐き出してお湯を泡立たせる。

キョーコならしない。
雪花ならできる。

パシャリと音を立てて足先で湯をはじいて遊んでみるが、引っかかったままの心は全く晴れなかった。
熱い湯に浸ったままキョーコは天井を仰ぐ。

「交通事故……だけじゃ無いんじゃないかしら……」

昼間は確かに交通事故だった。
しかし、昨夜の状況は……それとは違う。

けれど蓮の表情は……同じものだったはずだ。


「やっぱりあれはカイン兄さんじゃなくて敦賀さん……なのね」

茫然自失とはああいう事を言うのだろうか……
何かに捕らわれるように蓮が遠くへいってしまう感じだったように思う。

「あんな顔……させたくないわ……」

自分はどうすればいいのだろう。昼からずっと出口の無い悩みがキョーコの心中に渦巻いている。

社に聞くか……?
……否、知らない気がする。

社長に聞く……?
……果たして教えてもらえるだろうか……。

明らかにこれは蓮の心の底に秘められたデリケートな問題だ。安易に知りたいなんて思ってはいけない事であるとは思う。

「……それでも知りたいのよ……何が敦賀さんをあんなに苦しめているのか……」

プライバシーを無視するに等しい所業が自分に許されるとは思えない。けれど、万が一知る事が許されるなら……

「……守りたいの……でも」

拒絶される言葉が返ってきたりしたら立ち直れる気がしない。

「……敦賀さんに……聞く……?……けど…………それは……怖いわ」

そもそも聞けたとして……教えてくれるのだろうか……自分ごときに……


……ぶくぶくぶく……

キョーコの思考は湯船の中でずっとグルグルと回り続けていた。



――――――――――――――



蓮の耳にその大きな物音は突然聞こえてきた。

バスルームの中でまるで何かが倒れたような……音。

「セツ……?セツ?どうした?」

異変を感じ、すぐさまバスルームのドア越しに声をかけるが反応は返らない。

「セツ!?セツ!!?最上さん!!!?」

沈黙するバスルームに嫌な予感を感じ、蓮は扉を開けた。


そこにあったのは湯船の中でもたれかかるように沈み、意識を失ったキョーコの姿。

(湯あたりしたのか……!!?)

「も、最上さん!!?」

とりあえず助けなければと慌ててキョーコの脇をとり、キョーコの身体を引き上げれば、浅い呼吸をしているキョーコに、とりあえずお湯を飲んで溺れた訳ではないようだと蓮はホッと胸をなで下ろす……が……。

(っ!!!!!)

風呂の電球の元ではっきりと映し出される一糸纏わぬキョーコの裸体。
真っ白な肌に華奢な身体が湯あたりの結果バラ色に染まっている光景は、扇情的で蓮の視覚に強烈に訴えるものがあった。
思わず下腹にズクリと熱が起きるのも致し方ない。
視線を逸らそうにも自分の目だというのに駄目だと思う理性に反して、ソレは言う事を聞かずにキョーコの全てに見入ってしまう。

(って、こんな事をしてる場合じゃない)

片手でキョーコを抱き寄せれば、柔らかい膨らみが蓮の胸元にあたる。
自分の服が濡れる事になど頓着せずに、その長いリーチを生かし湯船の上に備え付けられている銀色の棚からバスタオルを取り出してキョーコの身体へ巻きつける。

蓮が力を入れれば、キョーコの痩躯はあっさりと持ち上がった。

(軽い……な……)

力を込めれば抱き壊してしまいそうな……そんな華奢な少女に縋ったという事実に蓮は思わず自嘲の笑みを零した。


(……俺……情けないな……)


大きく溜め息を吐いて蓮はキョーコを抱き上げる腕に力を込めた。

「許されるなら……俺は君の前でなく…………隣を歩きたいよ……」


独白し、蓮はキョーコを介抱するべくバスルームから連れ出した……。









続けるとしたら・・・パスワードだ!!www
どうして続き妄想ってこう桃色になるんだろうねぇ・・・アハハ☆






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No title
初めてコメントさせていただきます。
読ませていただきました。v-7
いいですね~蓮のあわてぶり。
も~おもわず続きが読みたい~と
思いました。楽しみにしてます。




















福ちゃん | URL | 2010/11/08/Mon 07:08 [編集]
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