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オフ本サンプル2『 Secret Love 』
ただいま帰りましたー。夜行バスで、きまぐれ~の書下ろしを脱稿しました。←え
酔いやすいので薬飲んで携帯いじってるあたり、もう駄目な人ですよね。知ってます。
甘い罠、優しい嘘。後編も一応書いてるので、もうちょっと加筆して出します。が・・・待たせた割りに大した事無いなって言われそうで・・・ドキドキしてます。あああ。


ということで、オフ本サンプルその2でございますー。

冬コミ発行「あなただけがすき」
A5:表紙フルカラー:140P←嘘です、数え間違いで148Pでした(汗)値段は変わってません。:おまけはしおりかな?:1000円
 ゲスト:日向ひなた様

収録内容:
 SecretLove@惣也 書き下ろし・32P
 ILOVEYOUシリーズ@ひなたん 再録・18P
 ILOVEYOUから始めよう@ひなたん 書き下ろし・49P
対談w 
 きまぐれハートブレイクシリーズ@惣也 再録・17P
 計略のハートブレイク★アフター@惣也 書き下ろし・11P
 モノクロの口絵四枚ぐらいかなー?

こんな感じの内容でございます。・・・ゲストにいっぱい書かせてすみません(土下座)
すんごいいっぱい書いたつもりだったのに、あれ?おかしいな・・・w
 あと、私、どうしても、どーしても、オフ本買うのは家の都合では無理ー(涙)って方から熱いメッセージを頂いたので、私の分だけダウンロードデータ化orCDROM化する事も検討中でございまするー。あくまで私のだけでっていう・・・裏技ですけど・・・な感じなのよ。壮絶に考え中。そっち方面で買ったことないからまず知識が乏しいんです。orz

さて、あなただけがすきは明日、あさってぐらいには入稿できるかなー。
12月7日か8日に通販フォーム(アンソロ予約フォーム)開通予定です。



『 Secret Love 』
惣也   



月は太陽の光を反射する事で輝いていて、太陽がそこになければ月は自分で光を発する事は出来ない……。


『まるで太陽みたい……』
そう思ったのはいつからだったのか。これは敦賀さんと何度かお仕事をする内に自然と気付いた事。
役に入り、カメラが回りはじめると、そこには敦賀さんのオーラが渦巻いて、その演技に引きずられるように、惹きつけられるように実力以上に好演する人が多いという事実。
自分と一緒に周囲も一層輝かせる事を可能にする大きな力、それこそが敦賀さんがあちこちに引っ張りだこになる由縁の一つなのだと思う。
誰だって自分の魅力をより引き出してくれる、そんな実力がある相手と共演したいと思うのは自然な事だもの……。
そんな強い輝きを放つ人だから、私もいつの間にか引き寄せられていたのかもしれない。
気がついたら……これが恋なのだと理解していた。
けれど……敦賀さんには好きな人がいる……。だから私は自分の想いを自覚すると同時に、この想いは決して叶わない事を思い知る。

……蝋で固めた翼を背負ったイカロスは、太陽に近づきすぎたせいでその翼を失って深い海へと墜ちていった……。

あんなに輝かしい人を好きだなんて思う事自体、私なんかには分不相応なのだと神様が許してくれる筈が無い……。
身に過ぎた想いを抱けば、私はやっと作り始める事が出来た自分自身を失ってしまう予感がする……。
誰かを好きになる……誰かに心を奪われてしまう事で私の心が変わっていく事が……こんなにも怖い…………。



太陽に近づきすぎて、まだ生まれたばかりの自分の翼が溶けてなくなってしまわないように、私は自分の恋心にきつく蓋をした。


* * *


「キョーコちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど」
「どうしたんですか? 社さん」
ある日、ラブミー部の部室に弱り果てた様子の社がやってきた。
「最近、蓮が家で全く食事をしてないみたいなんだ」
「ま、またですか!?」
「俺が一緒の時は極力食わせてるけど、結局はロケ弁だろ? アイツになんか栄養のある物、作ってやってくれないかな? 再来週には写真集の撮影が入るから、それまでにしっかり身体作ってもらいたいんだ」
社の言葉にキョーコは一瞬の逡巡を浮かべたものの、一拍の後に了承の返事を返した。
「えっと、分かりました。そういう事でしたら、来週までお夕食を作りに私の仕事が終わり次第ですけど、伺うようにします」
「あ、ありがとう!! すっごく助かるよー!!」
ぱあああっと明るい表情の社に、キョーコはそこまで喜ぶ事でもないのでは……と思わなくもなかったが、あの蓮が相手では食事の管理すらも仕事の一つとなってしまい、苦労しているのだろうなと受け取った。
「じゃ、これ。蓮の部屋のスペアキーとスケジュールのコピー。それから、とりあえず当面の経費ね。帰りは危ないから蓮が下宿先まで車で送るから待っててやってね!」
「え……スペアキーって!! それに敦賀さんはお疲れじゃ、私電車でも……」
蓮に送迎してもらうなんてとんでもないと辞退しようとしたキョーコの言葉は社に封じられる。
「キョーコちゃんだってもう全く顔が知られてないタレントさんじゃないんだよ? 昼間ならまだしも、夜の電車移動は危ないから駄目! だったらタクシーを使って貰わないと」
「はあ……」
確かに『未緒』『ナツ』と続けてピックアップされた事でキョーコの素顔も少しずつ浸透し、街中で一般人に見つかり声をかけられる事も経験するようになっていた。
「ごめんね、これがスタジオへの移動なら事務所からタクシーの回数券が支給出来るんだけど、ラブミー部への個人の依頼だとそれがちょっと難しくて……、いっそ蓮にタクシー代を請求してもいいぐらいなんだけど……」
申し訳なさそうに詫びる社の姿にとんでもないとキョーコが恐縮する。
「い、いえいえ! そこまでしていただかなくても!! 私なんかにお気遣いありがとうございます!! 社さんは本当にマネージャーさんの鏡ですね!」
「いやいや、こっちが無理をお願いしてるからね……蓮ってあんな図体して食欲皆無だからさ……痩せても太っても困る職だってのに、あれは食べなさすぎで心配だよ」
社の言葉にキョーコも溜め息混じりに同意する。
「そうですね、心配になりますよね、……どなたか面倒を見て下さる方はいらっしゃらないんでしょうか……」
「って……こんな事がお願い出来るの、蓮の周りにはキョーコちゃんしかいないよーっ」
「え? そうなんですか? 敦賀さんあんなに女性にモテるのにやっぱり特定の方、いらっしゃらないんですね」
キョーコはあっけらかんとした表情を心掛け、自分の気持ちが出ないように表情筋をフル稼働させた。
ただの後輩が、社のこの言葉に喜んでしまってはいけないのだから……。
「いないいない、アイツは一人さみしいヤモメもいいとこだよ。って、俺もだけどさぁ」
はははと笑い合う二人、とそこへ噂をすればなんとやら。室内にノックの音が響き、蓮が部室へと入ってきた。
「おはよう、最上さん」
「あ、おはようございます!! 敦賀さん!」
キョーコは不自然にならないようにと気をつけながら、いつもと変わらない笑顔で出迎える。
そんなキョーコに蓮は『うん、最上さんは今日も元気そうだね』と笑顔を向けた後、社にジロリと少々含みのある視線を投げた。
「……で。一体誰が寂しいヤモメなんですか、社さん」
「ってお前、聞いてたの?」
「聞こえたんですよ。それに、第一、ヤモメって言うのは妻を亡くした夫の事を指す言葉ですから、社さんの使い方は間違ってますよ?」
蓮と社の間で始まったやり取りをキョーコは傍聴する事に務める事にした。
蓮の声色は心地良く、キョーコの心に浸透してゆくのだ。
(本当……敦賀セラピーよね……)
 姿も声も蓮の存在そのものがキョーコの心を温かくほぐしていく。同じ空間にいる、それだけがうれしいと思うなんて……本当に、恋とは恐ろしいものだ……。
 そんなキョーコの想いには気付く事無く、蓮と社のやり取りは続いている。
「あれ? そうだったっけ? まぁでも、お前に彼女がいないのなんて本当の事じゃないか」
「それは……そうですけど……」
「お前にキョーコちゃんみたいな出来た彼女がいてくれたら、俺も一安心なのになー」
思わぬ社の言葉に、キョーコも蓮もそろって思考が一瞬硬直してしまった。
「……や……いやですね、社さん、私が相手じゃ不釣り合いですよ。ね、敦賀さん」
「い、いや……そんな事は……俺に最上さんが勿体ないぐらいだよ?」
この時、明らかに動揺したキョーコに、社が少しの違和感を覚えるのだが、蓮もキョーコも互いに自分の恋心を悟られまいとする余り、相手の心情には気付く事が無かった。
「もー、社さん! 冗談ひどいですよ! あ、ところでお二人のお時間は大丈夫ですか?」
「え? ああ、いけない……社さん。そろそろ行きましょう」
「……あ、ああ……」
蓮に促され、二人は次の仕事に向かうべく扉へと足を向ける。
「じゃあキョーコちゃん、蓮の夕食よろしくね! 蓮。そういう訳だから前もって言っておいた通り、今夜からキョーコちゃんに行ってもらうからな。ちゃんと食えよ?」
「あ……はい、手間をかけて申し訳ないんだけど、ごめんね、最上さん」
社と蓮の言葉にキョーコは笑顔で答える。
「いえいえ! 大丈夫です! 私の仕事は二十一時ぐらいには終わると思いますので、先にお邪魔してご用意してます」
「ありがとう。俺も出来るだけ早く帰るようにがんばるから……。ああ、そうそう、家で待っている間、家の物は何でも好きに使ってくれていいからね?」
「え……あの……」
「それから。帰りは送っていくから、ちゃんと待っててね?」
「は……はい」
「じゃ、また今夜」

こうしてキョーコは夕食を作る為に蓮の部屋へと通うことになった。


* * *


「人参、ジャガイモ、玉葱、キヌサヤでしょ、蒟蒻にそれからお肉に……あ、小麦粉が安い……」
閉店前のスーパーでカートを押しながらこれからの食料の買い出しをしていく。何を作ろうかと頭の中で献立を悩みながら、キョーコは昼間のやり取りを反芻して溜め息を吐いた。
(特定の方はいらっしゃらないんですね……なんて、私は何を聞いてるのかしら……)
社に『こんな事キョーコにしか頼めない』なんて言われた事にホッとする自分が確かにいたのだ。
想いに蓋をしたつもりでも、ああいう瞬間に零れてしまうのかと思うと、対処のしようも無く頭が痛くなる。
(私に敦賀さんなんて、豚に真珠もいいところ……いえ、敦賀さんが相手なら豚にダイアモンド……いや、だったらミジンコにダイアモンドかしら……)
もはや全く原型を留めない比喩を考えながら、キョーコはカートの中身に視線をやる。
(家政婦になりたい訳じゃないんだけど……敦賀さんにご飯を作ってあげられるのは……素直に嬉しいのよ……)
蓮の箸使いは綺麗で、確かに食事量はキョーコも考えて調整はしている。けれど出した物は綺麗に食し、今まで一度も残された試しは無い。それこそ風邪を引いた時の栄養補助が目的の『一度で何粒も美味しいスタミナジュース』……とは言葉だけ。味は壊滅的であるソレすらも、蓮は残さなかった。
食事を作る度に美味しかったと微笑んでくれるから、キョーコは蓮が食べる姿を見ていて幸せな気持ちになる。
(いつか、敦賀さんに美味しいご飯を作ってあげる人が現れたら明け渡さないといけない場所だけど……それまではこのままでも許されるかしら……)
これから二週間、蓮の家に通い夕食を作り、蓮に送ってもらうという事は、つまり今までならば偶然がなければ会う事も無かったが、これからは毎日蓮の顔を見る事が出来るという事になる。
(それは嬉しい……のよね……)
素直に喜んでいる自分がいる。
けれど……
(……でも……困るのよ……)
会う事で想いが強くなりそうで……零れてしまいそうで……何かを無くしてしまいそうで……ただ漠然と……『怖い』。
(……私は……恋なんて……もうしないって決めたのよ……)
好きだという気持ちに気づいてしまっても、口にしなければ、誰にも自分が蓮に恋をしているなんて気付かれる事は無い。
(忘れるのよ……こんな気持ちは……忘れなきゃいけない……もっとしっかり蓋をしなきゃ……)
キョーコは重く溜め息を一つ吐いてレジへと向かった。


* * *



ということで本へ続く。
早ければコレは12月頭には我が家に届くので、アンソロ脱稿後、通販の一陣は12月中頃に発送できる気がします。
というか、発送していかないと部屋が本で埋もれて死んでしまいます(苦笑)
でもって、アンソロの発送はギリ冬コミ前~年初めになるかと思います。はい。
一冊通販。一冊会場でーwなんて買い方も良いかもですねー←ただの宣伝。
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