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SS・(蛹4.5)ターニングポイント。
連日拍手を下さる皆様、誠にありがとうございます!!!めちゃくちゃ励みにしております!!
お返事はすみません、来週頭にまとめてさせてくださいませ。
仕事の休憩時間に執筆、帰宅後に衣装作り、あさって平日休みに撮影会で、
土曜の仕事終わったあとに、夜行バスでオラ東京さ行くだーー!。ハードだなコレ。
なのに、なんで、これで彩雲国のDVD見たり、グローランサー←ゲームをプレイしてるんだ。いや開始直後で止まってるけどさ。私の体力はガ●ダムか(笑)。昔からドM加減には定評があります←。そろそろ眠いんだぞ。
ちなみに日曜日はラッキードッグ1のオンリーでして、同人誌買いにいって来ます。浅草らしいです。

さて、本日は短編と、相互SS頂いたのと、あと、すいません、大好きなサイトさまがフリーイラストを展示されていたので、そそくさ頂いてきたものを上げてます。

追記よりどぞー!


――――――――――――――

蛹が蝶に孵るまで。4.5

   ターニングポイント

――――――――――――――



その思い描く通りに自在に生きることができるなら、


人の願いがみな一様に全て叶うなら、


それができたのならば、今この世界に生きる全ての人間が幸せであると言えよう。


未来に起こりうる事など一つも、誰にも分からない。だが、それが生きるという事なのだろう。


ここにも予測しえない未来に翻弄される少女が一人…。

    ・・・・・


その日、キョーコはBOX"R"の撮影の合間を縫って、家電量販店へと買い物に訪れていた。

この日、キョーコの購入したポータブルDVD、これがこのお話のはじまり。


    ・・・・・

「最上さん、何してるの?」

蓮が仕事の合間を縫って、ラブミー部の部室を訪れてみれば、キョーコは真剣な顔で何かを覗きこんでいた。

「あ、敦賀さん、お疲れ様です。」

そう言って顔をあげたキョーコの手元には銀色の物体。

「真剣な顔で、何を見ていたの?」

蓮が訪ねると、キョーコはその銀色の物体を差し出して笑顔で答えた。

「あ、ポータブルDVDを買ったので、見ていたんです!だるま屋ではDVDは見えませんので、先日新開監督に頂いた参考資料のDVDが見えなくて…」

そう言われた蓮が画面を覗きこめば、画面の中ではヤクザ映画が上映中、討ち入りの真っ只中だった。

「あぁ、次の役作りの一環なんだね。」

「はい!燿子はいまどき風の活発なお嬢さんらしく、桜は極度なブラコンの人見知り。
二人の演じ分けには先日の読み合わせでOKを頂いたんですが…」

「もう一人に躓いたのかな?」

「そうなんです。ヤクザの組の跡取り娘の朝子さん、なかなかピンと来なくて…大変不甲斐ないのですが、困っていたら新開監督が参考にとDVDを渡して下さいまして…。」

「それでVシネマを見ていた…と。」

「はい。」

蓮はそれで納得がいったように頷く。

「なるほどね」

「PAがクランクインすれば、これからも特殊な役柄が続きますし、事務所の資料室のDVDを借りる許可も頂きましたので、ここは勉強の為に下宿先でも見えるようにと、購入した次第です。」

「でも最上さん、それ、画面小さくない?」

「え?…あぁ確かにそうなんですけど…でも…」


そう、確かにそれは小さかった、しかし、キョーコの予算では一番小さな物しか買えなかったのだ。


「俺の家のテレビ、使っていいよ?」

「へ?」

キョーコは蓮から降って湧いた提案に思考回路がストップ、真っ白状態になってしまった。

「やっぱり演技の参考の為に見てるんだから、役者の動きの細部まで、その息遣いだってしっかり見ないと、もったいないよ」

「あ…確かにそうですね。」

「それに、しばらくは例の件で行動を一緒にする機会も増えるからね。迷惑かけそうだから、ちょっとでも俺の役に立てる事で返したいし。」

「そんな!敦賀さんに気を使って頂くようなことじゃ!」

「あと、最上さんの作る晩御飯、お願いしたいなっていう不純な下心もあるんですが、いかがですか?お嬢さん。」

そう言っておどけた蓮にキョーコは一瞬目を丸くしてから笑顔になった。

「そういう事でしたら、こちらこそ、よろしくお願いします。」


そうして、キョーコは蓮の部屋のスペアキーを預けられる事になった。



この後、キョーコはBOX"R"、やっぱ気まぐれロック等のバラエティー、そしてカインの付き人。
蓮も雑誌のスチール撮影、トーク番組のゲスト、二時間ドラマ出演、CF撮影、ラジオ番組のゲスト、そしてカイン。
さらには二人に"DARKMOON"が最終回に迫った事による番宣、そして二人が共演するPAのクランクインと、慌ただしい日々が展開されるのだが、

実にその三週間ほどの間、キョーコが蓮の部屋を訪れたのは週に4回、
ちなみに、うち2回は夜も遅くなった為と、蓮がゲストルームへの宿泊を促し、キョーコもそれを受け入れた。
ひとえに蓮が今までキョーコに培った口八丁……否、信頼ゆえ、である。


慌ただしいが、充実した穏やかな時間を共有する事が増えた二人の関係。


しかしその関係にも、ゆるやかではあるが、変革の時は確実に迫っていた。



    ・・・・・


「はい、すみません、女将さん、ご迷惑をおかけします。
社長に相談してなんとか出来るようにしますから……あ、私は大丈夫ですよ!友達や事務所に泊めて貰うことができますから!」

以前より京子のファン数人がたまたま、だるま屋を手伝っていたキョーコに気づき、
だるま屋を訪れていたのだが、先日放送されたクイズ番組。
その番組の企画内でキョーコの携帯の発信履歴を公開する羽目に陥り、
さすがに放送では、だるま屋という名前にピーっという効果音はかかっていたのだが、直接観覧をしていた客席には丸聞こえ、
インターネットを介して、キョーコの下宿先がだるま屋である、と情報が流れ、"DARKMOON"、BOX"R"といったドラマの効果の為、一目、あの京子を見よう、という野次馬が、連日、だるま屋を訪れる事となってしまい、
野次馬と鉢合わせる事を危惧した、だるま屋夫妻の配慮でキョーコはだるま屋へは帰るに帰れなくなっていた。


「本当にすみません…女将さん、大将にもよろしくお願いします。」

ピッと通話を終了させたキョーコからは重いため息しか出ない。

「なんで恩を不義理で返す事になっちゃったんだろう…こんなご迷惑をおかけするなんて…」

女将は自分たちの事は気にしなくていい、と言ってくれたものの、現在、キョーコのせいで店はものすごく忙しい事になっているだろう…
訪れた野次馬が迷惑行為をしない保証だって無い。


「だるま屋の常連さんにもご迷惑だわ…はあ…」


そう言ってキョーコは社長に面会し、打開策を考えるべく、キョーコから事情を聞き、
心配気な表情を浮かべるタレントセクション主任、椹と共に、社長室へと向かった。


    ・・・・・


「よし、状況は分かった。
椹、各方面に”京子は下宿先を出て一人暮らしを始めた”と情報を流しまくってこい。」

「あ、はい!すぐに取りかかります。」

「話が浸透するまで下宿先にはあと2、3日は迷惑をかけるだろうから、俺の方で人を回してなんとかしておくから、心配はいらんぞ、最上くん」

あとで俺からも直接謝罪しておこう、そう言ってローリィが右手を上げると、彼の後ろに控えていた秘書が会釈をして椹と共に退室して行った。
そしてそれとほぼ時を同じくして、仕事を終わらせた蓮が入室してきた。

「おう、来たか、蓮。」

「あ、敦賀さん、お疲れ様です!」

「お疲れ様、最上さん、…大変な事になってるみたいだね。」

そう言って蓮はキョーコの隣へと座り、ローリィに対面する。

「あ、はい、でも社長のおかけで何とかなりそうです。」

「それなら良かった…それで社長、俺に話って…?」

優しい顔でキョーコを見下ろしていた蓮は、ローリィへと向き直る、

「ああ、それなんだがな、
蓮、最上くんをしばらくお前んちで預かれ。」

「「…は??…」」

二人の目は点である

「一人暮らしをはじめたという話を流す以上、下宿先に帰す訳にはいかんからな、
お前の家ならセキュリティーも固いから安心だろう、しばらく同居してろ。」

「って社長!俺と彼女は男と女の子なんですよ!?
しばらく同居って、1日2日泊まるのと訳が違います。」

「へ~、1日2日泊まった事はあるんだな。」

正確には泊まった回数は2日どころでもないが、的確に見抜くローリィに蓮は言葉をつまらせた。

「着替えやら何やら、必要になるものは経費で落としてかまわんし、必要なら秘書に届けさせるから連絡しろ。」

「な!!」
「えぇええっ!!!!」

「それと最上くん、
蓮と暮らす上で君に知っておいてもらうべき事がある。」


「は、はい!!なんでございましょうか!!」

キョーコは急展開する事態にパニックになる心を必死に落ち着かせようと努力する。

「実は、蓮なんだが、純粋な日本人じゃない。」

「へ?」
「な!!!!社長っ!!!!!!」

あっさりと己のトップシークレットをバラしてくれた、目の前の社長に、流石の蓮も顔色を変える。

「コイツの母親はアメリカ人でな、実はこいつの目は本当は青い、今のコレはカラーコンタクトだ。
これは社にも言っていない敦賀蓮のトップシークレット、俺以外の人間は一切知らん。
カインの事も知る君だからこそ教えておく、家では蓮の目を休めさせてやってくれ。」

そう言ってローリィは蓮へも口を開く

「俺は間違った事を言ってるか?蓮?”大事な事”はお前が一番分かっているな?
一緒に暮らすなら、そこは知っておいてもらわないと困るだろう?」

「…っ……はい。」

不平を述べようとした蓮はローリィのその言葉でその思いを飲み込んだ。
大事なのは、『敦賀蓮が、純粋な日本人でない事を隠している事』では無い。
本当に隠さなければならないのは、クー・ヒズリの息子であるクオン・ヒズリであるという、
自分の本当の姿、名前・・・であるのだから。


「同居ついでにコイツの面倒もあれこれ見てやってくれ。頼めるか?最上くん。」

「あ…はい……」

あまりの話の展開にポカーンとなっていたキョーコは、自分の名前を呼ばれた事で、意識を持ち直した。

「なんか…今、敦賀さんが純粋な日本人じゃないって……」

「あ、・・・うん、秘密にしててごめんね、最上さん。」

「いえ、社さんにも秘密なのに、私なんかが知ってしまっていいんでしょうか…」

「いや、君だからいいんだよ…」

そう蓮が微笑めば、キョーコはそれまで張り詰めていた心をほぐし、やっと安心したように、
ほっとした笑顔を浮かべた。


「なんか、私、敦賀さんが地球人離れしたパーフェクトボディーな理由をちょっとだけ納得しました。」

「えぇ!!?」


そう言ったキョーコの言葉で社長室にはローリィのツボに入った笑い声が響き渡っていた。


――――――――――――――


二人の同棲…こほん、…同居編開幕。
こんな感じで連載軸に繋がるようになりました。
ふひー。文才、欲しい。











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