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SS・ギフト【キョコ誕企画】
はいはいこんばんはー!!^^
メリークリスマスですよー!!キョコ誕生日ですよー。キョコたんおめでとう!!!

ということで、昨夜どどどーっと書いたのですが、キョコ誕生日だし、ということなのでよしとして下さい←え

絵も入れようかと思って描いてたんですが、なんか間に合いそうに無い気がして…w 結局間に合いませんでしたた。根性無しめーwwwと、笑ってやって下さい^^

さてさて、アンソロ発送ですが、12/12,12/13までご入金の方、12/14入金のメール便の方まで発送完了しておりまーす。
後は…イベントでの取り置きご希望の方用の記事を作りました。

イベントでの取り置きをご希望の方はこちら→イベント取り置きについて



あとは、もうすぐ楼閣が二話ぐらい上がりそうです。ぐらいかな?





ギフト  キョーコ誕生日企画SS、2010







「はっぴばーすでーとゅーみぃー。はっぴばーすでーとゅーみぃー。はっぴばーすでーでぃあキョーコ……はっぴばーすでーとゅー…………みぃー」

ポツリポツリと歌う歌には寂しさが滲んでいて、けれどそんな気持ちとは相反するように、街は鮮やかなイルミネーションの輝きに満ちていて、行き交う人々の顔はどれも幸せそうだった。

そんな中、キョーコの顔色は一人、冴えない。

きっかけはこうだ。

『お姉さま、実は今年は私、お父様の所へ行こうと思いますの』

出会った時より少し大きくなった、けれどまだ小さな少女はその掌にパスポートを握りしめ、祖父の秘書を巻き込んで父と家族水入らずの誕生日を過ごす為に奮闘しており、キョーコは笑顔でそれを見送った。

下宿先のだるまや夫妻は福引きで温泉旅行が当たったとかで留守にしていて、

『あー。私12月は映画の撮影で日本にいないわ…………ごめんね』

大好きな親友は今、仕事がとても忙しい事は知っていて、これも、分かってるよ、大丈夫だから気にしないでと笑顔で頷いた。

そして、


『キョーコちゃん、ごめんっ、どうしても蓮のスケジュール、空けられなかったんだ』

お付き合いをして三カ月目の恋人のマネージャーは、こう言って心底キョーコに詫びてくれて、気を使われたキョーコが逆に恐縮する羽目に陥った。


「大丈夫だもの。寂しくなんてないわ」


こういう時に限ってキョーコのスケジュールは、いつになくぽっかりと空いてしまい、キョーコはマフラーをグルグル巻いた中に自分の顔を沈ませて家へ帰る為にテクテクと駅に向かい歩く。

行き交う恋人達がその視界に入っても、楽しそうな親子が映っても、羨ましい……なんていう風に感じてしまい、キョーコは思いがよぎるたびに首を振って自分の心を誤魔化した。

街に流れるクリスマスソングが心を感傷的にさせているんだ。きっとそうに違いないとキョーコが足を踏み出そうと顔を上げた時、それはキョーコの視界に飛び込んできた。


「……敦賀さん」

そこには一時期盗難が相継いだ蓮のポスターが貼ってあって、キョーコの足は吸い寄せられるようにそこへ向いていった。

――ぺた。

ガラスに手をあてて、ポスターの中の蓮と視線を交えれば、その写真の中の微笑みに釣られ、キョーコの顔にも自然と笑みが浮かぶ。

あたりをキョロキョロ伺ってから、ガラスにコツンとおでこをくっつけてみる。

「つめた……」

当然ながらそこはとても冷たくて、キョーコは額から冷気にあてられて身体が冷えていくのを感じたけれど、なんとなく離れがたく、しばらくそうしてじっとしていた。

「…………はぁ……帰ろ……」

離れようと額を離した時、やはり視界を掠めた蓮の微笑みに、惹かれるように冷たいガラスに唇をあてる。

と刹那。

「何かわいいことやってるの?」

背後から回された腕は馴染み深い物で、鼓膜の側から聞こえる美低音は大好きな声。
ガラス越しに映るのはポスターと同じ顔。

「え……えぇぇ!!!!?」


何故ここにいるの?

どうして見つかったの?

お仕事は終わったの?


言いたい事は山ほどあるが、どれも言葉にならず、パクパクと慌てていれば簡単にキョーコの身体はひっくり返されて、その額に大きな手が添えられて、冷えた身体に温もりが伝わってくる。

「あー、冷えてる。風邪ひいちゃうよ?」

「な、なんで……」

「それはまあ……君の誕生日だからサンタさんが特別に早く仕事を終わらせてくれてね」

穏やかに微笑む蓮の顔は愛情に満ちていて、キョーコの頬も自然と綻ぶが……。

「って駄目じゃないですか、敦賀さんがこんな所にいたら目立ちます!」

慌てて現実に立ち返ったキョーコはあたりをキョロキョロと伺い見るが、幸いにもまだ誰もこちらに気付いてはいない。

「大丈夫だよ、暗いし、みんな自分たちの事に夢中だろうし」

「で……でも」

それでもいつまでも此処に留まっていれば、バレるのも時間の問題だろう。

「いいから」

そんなキョーコの危惧を笑った蓮はキョーコの顎をすくい上げて唇を寄せる。

「ん……」

壊れ物を抱くようだった優しい腕に力が込められ、後頭部に回された手と、唇の魔力でキョーコは蓮との口付けに夢中になった。

散々舌を絡めて唾液を交換し、キョーコの身体から力が抜けた頃、


「ごほん……」

キョーコの意識を覚醒させたのは第三者の介入で、

「盛り上がってるとこ悪いんだけど、蓮、車動かして? 駐車禁止の取り締まりのおじさんが、二人を見てお仕事するべきかどうかすんごい困って待ってくれてるから」

「っ!!!!!!」

「ああ、すみません、すぐ戻ります」

唇は解放されたけれど、身体の力が抜けたキョーコはそのまま蓮に持ち上げられてキョーコの顔は蓮の首元に埋まる。

「ひあ!!! じ、自分で歩けます!」

「だーめ。さっきみたいな可愛い顔、誰にも見せたくない」

「え、えぇぇ!?」

ポスンと助手席に乗せられて車は走り出す。

「って、あ……あれ? 社さんは?」

「タクシーで帰ったよ。邪魔したくないってさ」

「じゃ、邪魔だなんて……」

「邪魔……だろう?」

「…………そうですけど……」

渋々でも認めざるを得ない事実にキョーコはショボンとうなだれる。
普段からあれほどに心を砕いてくれる恩人相手の言い草では無い。

「本当はね、この時間に帰れる事になったのは、社サンタからキョーコちゃんへのプレゼント。本当、偶然でもキョーコちゃんが早く見つかって良かった」

「あ、はい、良かった……ってああ!!!」

「何?」

キョーコの突然の奇声に驚いた蓮は目を丸くしながらキョーコへ問うた。

「わ、私の敦賀さんへのクリスマスプレゼント……お家にあるんですけど……」

さすがに会えると思っていなかったからキョーコはプレゼントを持ち歩いてはいなかった。

「今度でいいよ?」

「うーっ……くやしいなぁ……」

なんだか自分にはプレゼントは当日に渡せない呪いでもかかっているのだろうかと溜め息を吐きぶすくれてしまったキョーコの様子に蓮はクスリと笑い、アクセルを踏む。

「俺からのクリスマスプレゼントも誕生日プレゼントも家にあるから、今日は俺の家に付き合って?」

「あ、はい」

「それでね、俺的には欲しいものがあるんだけど」

「ええ!?」

今更このタイミングでプレゼントのリクエストですか!? と慌てるキョーコに蓮は穏やかに笑んで前を向いたまま、ギアに置いていた右手を上げて、キョーコの頭をそっと撫で、そのくすぐったさにキョーコは微笑む。

「何が欲しいんですか?」

「うん。……19歳になった君の全部……俺にくれないかな?」

「って……あの…………それ……って……」

「君の今夜の時間と身体と。……それと、君の初めてを俺に頂戴?」

「……っ!!!!!!!」

蓮の言わんとする事を悟ったキョーコは瞬時に真っ赤に茹で上がり、言葉を失う。

「……いや……かな?」

キョーコの反応に不安げな色を宿す蓮の言葉にキョーコは蚊の鳴くような小さな声で答える。

「……いい……ですよ」

返事をしながらシートベルトを握りしめて窓の方へ顔を逸らしたキョーコは、ずっと景色を見ているふりをしていて、蓮のマンションに着くまで一度も真っ直ぐ前を向く事は出来なかった。








こんな初めてへの道を良いかなぁ…なんて…まぁ結局エロ方面へ向かうわけですよねー。ハハ。
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