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頂SS・それが彼女の初詣
おこんにちはー。
1/3ですねー。明日には本誌に出会えるのでうっきうっきしております。
続きはどうなる!!!!

さてさて、1/1から三日間、結婚の決まった友達の祝いかねた新年会に親族の集まる新年会に、コスプレ友達の新年会と。ひたすら酒に呑まれています。まったく脳みそが創作に働いて無いゾ★
そんなこんなですが、ウコンの力を借りる事も無く、自分の力でえんやーこら。
メルレス、拍手レスなど溜めこんで申し訳ございません。色々と4日からフルパワーでまたがんばるのです><
ということで、本日は頂き物ーv
闇夜の光のカワさんがリク権下さいまして、遠慮することなく←え
頂きましたvvv本当カワさんありがとうございますーvvvv
読んでてニマニマしましたともvむふふーv

ということで、追記よりどぞー。










それが彼女の初詣








今日、俺はついている。
ピンクつなぎを着て、栗毛色の髪を揺らしながら歩いている少女を見つけて、思わず頬が緩んだ。
今年は、グレイトフルパーティはなく、そして俺自身、とても仕事で忙しくて、彼女の誕生日に直接プレゼントをあげることができなかった。とりあえず電話で「おめでとう」とは伝え、郵送でプレゼントを贈ったが、直接渡せなかったことを後悔していた。
このままだと今年は会うことができないなぁ・・・・会いたいなぁ・・・・我儘だとわかっていても募る気持ち。
しかし、元旦2日と完全オフをとってくれた社さんにこれ以上の我儘は言えないので、この気持ちは心の奥底に隠していた。
だからこそ、尚更彼女を見つけて嬉しさが増した。
「最上さん」
優しく声をかける。
俺の声に反応して振り向く、君。
「あ、敦賀さん!お久しぶりです」
俺を認識して、ぱぁと嬉しそうに微笑んだ。そんな顔されたら、いいように解釈しちゃうよ?
「久しぶり。1か月ぶりくらいかな?」
弾む気持ちを押し殺して言葉をつなぐ。
「そうですねぇ。この間お会いしたのも確か事務所でしたね」
「うん。移動まで少し時間があったからラブミー部の部室で時間をつぶさせてもらった、あの時が最後だね」
「ですね。・・・なんだか久しぶりで緊張します」
えへへ、と頬を赤らめて言われると誤解してしまいそうだ。俺のイメージの中の最上さんより、実際に会うとかわいいな。なんてただですら思ってしまっているのに。
「あ、そうだ。敦賀さん!誕生日プレゼントありがとうございました。かわいい置物でとても気に入りました」
彼女にプレゼントしたのはガラスの靴の置物。見た瞬間、最上さんが好きそうだなぁと思って気が付いたら買ってしまっていた。
「よかった。電話でもとても喜んでくれたのが伝わってきたら、ほっとしてたんだよ。」
プレゼントが届いてすぐにお礼の電話をかけてくれた律儀な君。
その心地いい声がしばらくは耳から離れなかった。
「今日はこれからラブミー部の仕事?」
つなぎを着ているところを見ると、撮影とかではなさそうだ。
「いいえ、今、頼まれていた雑用が終わったところで着替えて帰ろうとしていたんです。今年はこれで仕事納めですから、挨拶をしてから帰ろう思ってます」
今日は12月29日。
俺は年末いっぱいまで仕事だけど彼女はどうやらこれで終わりらしい。
「そうなんだ」
「敦賀さんは仕事納めはいつですか?」
「う~ん・・・うまくいったら31日の日付が変わる前かな?」
「さすがです!お忙しいですね。でも、無理しないでくださいね」
俺のことを心配してくれている・・・それだけで心が温かくなる。駄目だな、君に会うとどんどんしまりのよくない顔になっていくよ。
「まぁ元旦と2日は休みだから例年に比べたら楽だよ」
「元旦はお休みなんですね」
「うん」
俺の返答に最上さんが何を言いたそうに口を動かしたが、言うのをためらうように下を向いた。
「どうかした?」
「あ・・・いえ」
気になるな。
「俺に言えないこと?」
なおも食い下がると、最上さんが上目遣いに俺を見つめてきた。
うっ・・・・。
「な、なにかな」
よほど言いにくいことなのか、徐々に瞳が潤みだした。本当に・・・この子は他の男の前でもこんな顔をしているんじゃないだろうな。心配だよ。
「あ、あのですね」
「ん?」
「もしよろしかったら・・・元旦の日に初詣を・・・させて頂いてもよろしいでしょうか?」
え・・・?
「はつ・・・もうで?」
予想外の単語に一瞬、うまく変換できなかった。
「神社にお参りに行きたいの?」
俺と?
どうして?
「あ・・・えっと・・・できたらでいいのですが・・・・敦賀さんはお忙しい方ですし、貴重な休みを私なんかのために使わせるのは申し訳ないですので無理なら無理とおっしゃって下されば諦めます。」
でも・・・と続ける。
「もし、暇で何もすることがないということでしたら、元旦の少しのお時間を私に割いていただけないでしょうか。」
顏の前で手を組んで『お願い』のポーズをとって、首を傾げなら言う君。
「どうでしょうか?」
そんなかわいい表情で、かわいくおねだりされてNOと言える男がいたらお目にかかりたいよ。
「いいよ。特に予定もないしね」
俺の返答に最上さんは思わず抱きしめたくなるような笑みを浮かべて、
「ありがとうございます!」
と答えた。
お礼を言うのはこっちだよ。
君に会えただけでも嬉しいのに、初詣にまで誘ってくれて。
これはもう、誤解してもいいかな?君にとって俺が特別な存在になりつつあるって。普通、なんとも思ってない男を初詣に誘ったりしないよね。
そう思うと、ニヤケてしまう顔を隠すことなんてできなかった。
本当に今日はついている。

※※※

おかしい・・・・どうしてこんなことになっているのか。
ソファに腰かけている俺の前に正座をして手を合わせる最上さん。
眉間に皺を寄せながら、一心不乱に祈っている。
「も、最上さん・・・もういいかな?」
「もう少しだけ」
目を開けることなく、何かオドロオドロとしたオーラを纏い、祈る姿はいくら君がかわいくても後退したくなる。

最初からおかしいとは思っていたんだ。
君が初詣に一緒に行こうと誘ってくれた時は気が付かなかったけど、よくよく考えると妙な話だった。
俺があの後電話で
「どこの神社に行く?」
と尋ねると
「敦賀さんのお宅に伺いますから」
と答えになっていない答えが返ってきた。でもこの時は、俺の部屋でどこの神社に行くかを決めるのだと勝手に思っていた。

そして、今日を迎え、彼女が俺の部屋にやってきた。
着物を着て、髪をアップにした様はとても妖艶で俺はしばし見惚れてしまっていた。
「お邪魔してもよろしいですか?」
薄く化粧をした大人びた表情で聞かれて、無表情でうなずくことしか出来なかった俺は相当格好悪いと思う。
でもそれくらい彼女の着物姿は魅力的だった。ここに来るまでに何人の男を虜にしてきたのだろうか。
まぁそこまでは、普通だったんだ。
しかし・・・・
部屋に入るなり、
「敦賀さんはソファにお座りください」
と俺を座らせ、最上さんはなぜかフローリングに正座をして俺と向かい合った。
「そんなところに座ったら寒いだろう、ソファに座って」
と促しても、最上さんはそこから動こうとしなかった。
そして、いきなり
2回お辞儀をすると
パン
パン
と柏手を打って現在の状況に至る。

これは・・・・いったい何??
いくら声をかけても駄目なので、彼女の気が済むまで待つことにした。
しばらくすると
1回お辞儀をして目を開けてくれた。
「もう・・・済んだのかな?」
「はい!」
俺とは対照的に満足そうな表情の最上さん。
「いったい何をしていたの?」
俺には俺に向かって拝んでいたように見えたけど。
「はい、敦賀さんに初詣させていただきました!」
にっこり
と、それはそれは魅力的な笑みでとんでもないことを言われた気が・・・・
「初詣?」
「今年1年、敦賀さんのように素敵な俳優に近づけますように、とお祈りさせて頂きました。」
「俺は神じゃないよ」
「いえ!私には神のような方です!!どうしても元旦に敦賀さんに詣でたくて、でも迷惑かなぁなんて思っていたのですが、思い切って頼んでよかったです。ありがとうございます」
だから・・・
「俺を拝んでもなにもないと思うけど」
「いえ、ご利益があるに違いありません!」
そんな力説されても。
「・・・・。」
なんか悲しくなってきた。君にとって俺は男である前に人間でさえなくなっているのか?
「そう」
否定する気力もわかないよ。
「はい!あ、そのお礼におせち料理を作ってきましたので、食べせんか。」
「え?」
おせち・・・?
「食に関心のない敦賀さんのことです。おせちはご用意していないと思いまして」
俺のために・・・それだけで悲しいと思っていた気持ちが薄れていく。我ながら現金だと思うが。
「ありがとう。いただくよ」
「たくさん作ってきましたらいっぱい食べてくださいね」
テーブルに並べられていく色とりどりのおせち料理。
そこに華を添える、着物姿の最上さん。
本当は拝まれる対象なんて嫌だけど・・・君との二人きりの正月が過ごせるなら、悪くない。
でも・・・ちょっとだけ仕返しさせてね。
俺は、おせちを並べる最上さんのうなじにそっと唇を寄せた。
「きゃっ!」
いきなり首に何かが当たって驚く君。慌ててその個所を手で押さえた。
「敦賀さん、今・・・何かしました?」
「いいや。何もしてないよ。首がどうかした」
「いえ・・・気のせいならいいのですが」
「ん?何か首についてるの?」
最上さんがしきりに気にしている場所に触れてみる。
「何かが当たった気がしたのですが」
「何もついてないけどなぁ」
言いながら顔を近づけて耳元で囁く。
「気のせいじゃない?」
俺の声が思った以上に近くで聞こえて、びっくりしたように振り向いた。
至近距離に君の顔。本当に無防備なんだから。
俺は額に軽く口づけした。
「・・・・なっ!!」
「神からの祝福だよ」
ちゃかして言うと、かわいそうなくらい真っ赤に染まった最上さん。
君が神と崇める俺は決して神なんかじゃない。邪な感情に支配された、ただの男だよ。
今年の俺の目標は君に男として認識してもらうこと。
覚悟してね、最上さん。





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