スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

SS・嫌い、嫌い、好き SIDE-R
歯医者に定期健診に行ってきました。こんにちは><そんな待合時間に何書いてたって、コレ書いてました。勢いで弄ってみたけど…。やっぱり一人称は苦手かつ恥ずかしい…orz
さてさて、わたくし。ただの検診のつもりだったのに、まさかの二次カリエスが見つかって凹んでおります…おーのー。二次カリエスっていうのは過去直した歯が、補修物の奥から再度虫歯になる事を言いまして、…まぁよくあることなんですけどねー。なんかネタにならんかなーと考えたんですが←転んだらただで起きるつもりはない。
しかし、私の中のイメージでは蓮さんもキョーコさんも健康優良児その物なので、虫歯というものを知らなさそうだ…と思ってしまうと、そうそうネタにならないw アメリカだと歯科治療は保険適応外なので、予防意識はかなり高いはずだし……。その他の思う事と言えば……黄色人種に比べて白色人種の歯は小さいと相場が決まっているらしいんですが、蓮さんの歯も小さいんでしょうかね…。と、しょうも無い事を考えてみたり。
ということで、今日も元気に妄想してみよう。もくもく。





嫌い、嫌い、好き
   SIDE-R







 君は嘘をついた……。

 ……あまりにも必死な瞳だったから、俺は絶対に君を逃がしてはいけないと思った……。


「敦賀さんが……嫌いです……だから、もうここには……敦賀さんのお家には来ません。ですから、これからはお食事のご依頼は別の方にして下さい」

 嫌いだと言う君は、瞳を潤ませ、胸元をギュッと握りしめて、何かに耐えるように俺を見上げた。

「最上さんは嘘つきだね……」

「嘘なんかじゃありません。私、敦賀さんの事なんて……嫌いなんです……」

 君の言う『嫌い』。本当か、嘘か、俺が見抜けないと思っているの?
 今の君の顔は嫌いな男にする表情じゃないっていう事を君は気付いてないのかな?
 潤んだ瞳も、握りしめた手も、君の全身が俺を『好き』だと言っている……これは決してうぬぼれじゃない。

 だから、嘘つきな君の唇から『本当』の事を聞きたくなった。

「俺が嫌いなら、じゃあどうして君は泣いているの?」

 泣いている君の頬にそっと両手を添えれば、その柔らかな肌に俺の心臓の鼓動が速くなった。
 君が俺を嫌いだと言ったのは突然だったけれど、でも、どうしてソレを口に出したのかは分かる。
 最近の君はずっと何か言いたげな顔をして悩んでいて。ギクシャクしていた空気。
 俺を意識しているから起こった変化だと、君の口から出る言葉を待っていたんだ。
 そして、君はこれ以上は駄目なのだというように、いつかの俺のように自分にブレーキをかけようとしている……。

 だったら、俺は君を抱きしめる為に、『ここで大切な人は作れない』という誓いを破ってしまおうと思う。

「どうしてそんなに悲しい顔で、俺を嫌いだと言うの?」

「それは……」

 君が大切で……。
 他の誰にも渡したくない。俺を好きになってくれたのなら、君の口から好きだと言う言葉を聞きたい。
 その痩躯を抱きしめたい。君に好きだと、ずっと好きだったと想いの丈を告げたい。

「敦賀さんに良くして頂いたにも関わらず、不義理な後輩で……申し訳なくて……」

「俺を嫌いだと言う事が不義理だと?」

「は……はい」

 君の頬を捕えたまま、ジッと瞳を覗きこんで君の中の『本当』を暴いてしまおうとした。
 けれど、君は敏感に何かを察知して、怯えるように俺から視線を逸らして、逃げ道がどこかにないかと探している。

「俺には君の『嫌い』は『好き』だと言っているようにしか聞こえないんだけど」

 ごめんね? 俺には君に、逃げ道をあげるつもりはないんだよ。

「ち、違います。私っ、敦賀さんが……嫌い……なんです」

「こんなに潤んだ目で、俺の手を拒みもしないのに?」

 嫌いだって言う君の頬は、俺とのやりとりで次第に桃色に染まってきて、それがとても可愛くて、俺の頬は自然と緩んだ。
 そして、君が俺の言葉に反応して顔をあげ、視線が合った瞬間、その顔はものの見事に真っ赤に染まった。
 本当に君は可愛い。

 君の両手が俺の手を外そうと俺の手首にかかったけれど、逃がしてなんて、……あげない。

「駄目だよ。逃がさない」

「やっ……帰ります!」

「そんな顔して『嫌い』なんて言われたら、帰せないな」

「どっ、どんな顔だって言うんですか!!」

 いつもの君なら役に入って演技を始めれば、君自身は隠れてしまう。
 役の心だけを映し出す鏡のようになって、自分の感情なんてちっとも表に出さない。とても才能のある役者に育ったものだよ……。初めて会った時には予想も出来なかった事。
 けれど、今の君は素のままだから、君は隠れきれていない。お尻が見えてますよ?お嬢さん。と言ったところかな。
 そんな心の籠っていない『嫌い』を受け取ってあげられないよ。
  
「今の君は、俺が欲しいっていう女の子の目をしてる」

「違います、私は!」

「違わない。ずっと俺が待ってた目をしてるのに、今の君を逃がしたりしたら、俺はただの馬鹿だ」

 俺に恋心を感じてくれる。異性として意識してくれる。そんな日をずっと待ってた。
 君は一度決めたら頑なで、なかなか決意を曲げてくれないから、ちょっとやそっとの押しじゃ駄目だって事はこれまでの君との関係でよく分かってる。
 だから、俺は今までで一番の攻撃をしようと思う。
 その細腰を抱き上げて、君を持ち上げた。君を抱き上げるのはこれで何度目だろう。君はやっぱり軽い。

「ひあ! な、何を!」

「嫌いだって言ってていいよ」

「やっ、なんですか! 下ろして下さい!」

 君はぽかぽかと背中を叩くけれど、そんな力が全く入って無い抵抗なんて効かないよ?

「駄目。もう離さない……離してあげない」

「ひゃんっ」

 ベッドの上に横たえれば、やっぱり君の瞳は潤んだまま、俺をうらめしげに見上げている。
 両腕をピンのようにして君を縫いとめる。これで君に逃げ道は無い……よね?

「君が嫌いだって言うたびに、君の目は全力で俺が好きだって訴えてる」

「そんな事っ」

 ほら、……好きだって言って?

「好きだよ」

 他の誰でも無く、君の口から好きだと言って欲しい。

「……へ?」

「俺は最上さんが好きだ」

 顎を掬えば、俺の動作にびっくりしている君は潤んだ瞳を大きく見開いていて、そんな驚いた顔も可愛いなと俺はまた君を好きだと思うんだ。

「あ、あの……敦賀さん? こ、これは一体どういう事でしょう?」

「最上さんが俺を嫌いだって言うなら、俺はその倍、君が好きだって言おうかと思って」

「あ……あの……」

「そんな目で俺を見つめるのに、俺を嫌いだなんて言う君は、悪い女の子だね」

 するりと唇を撫でると、ビクリと身体が震えた。お願いだから、怯えないで……。

「本当に俺が嫌いなら、噛み切って良いよ」

「え?」

 噛み切られるなんて露ほども思っても無い俺は、君の唇を奪う。

「んっ!!」

 柔らかくて、温かい唇と匂いに酔いそうだった。さわりと唇を舌でなぞれば君はビックリしているようだったけれど、口腔の中へ侵入に成功して、俺は少し調子にのってその温もりを味わう。

「は……んっ…………むぅ……」

「……好きだよ」

 これでもかというほど君を味わい尽くしてから唇を放せば、繋がっている唾液の線が艶めかしくて、キスで呼吸を荒くしている桃色に上気した肌と、潤んだ瞳が壮絶に色気を醸し出している。
 本当に……溺れてしまいそうだ……。
 ジッと目をそらさず、君だけを見つめる。
 
「私は……貴方が……き……らい……なんです……」

 荒い呼吸をなんとか落ち着かせようとしながら、君はまだそんな事を言う。

「君は俺の背中をこんなにぎゅうって握りしめてるのに、俺が嫌いなの? 本当に嘘吐きだね、悪い子にはお仕置きが必

要だ……」

 俺のシャツをぎゅっと握りしめる君の仕草が無意識で、一生懸命『嫌い』だと言っているなら、これほどに可愛い事はない。
 ほら、正直になってごらん?

「きら…………ん……ふぅ……」

 もう一度唇をよせれば、君は再び俺を口腔内に招き入れてくれたから、遠慮せずに貪った。
 最初より長く、深く、甘く……。

「ふぁ…………ぅ……」

 次第に応える君の舌に、夢中になった。

「君がどれだけ嫌いだと言っても、俺は君が好きだよ」

 まっすぐ覗きこんで、信じて欲しい言葉だけを囁き続ける。
 すると、君の瞳から涙が溢れて来た。

「………………らい…………」

 やっぱり嫌いだと言う君の強情さに思わず笑ってしまった。
 でも、俺のシャツを握り締める手は緩まないから、言葉では拒んでも、君はやっぱり俺を受け入れてるんだよ。
 もう一度キスをすれば、慣れてきたのか、夢中になってくれたのか、君はとうとう俺の首に腕を回した。存分に味わってから、俺はベッドについた腕をピンと伸ばして、少し距離をあけた。
 ベッドはギシリと音を立てて軋む。

「最上さんが、好きだよ」

「き……らい……になっちゃ……や……です……」

 温もりが離れる事を惜しむように、俺を求めて伸びてくる腕に理性が飛んでしまいそうだった。

「大丈夫。絶対離さないから」

「……ぁ……」

 
 この日、君を抱きしめる事に夢中で、家に帰すなんて選択肢はきれいさっぱり欠如してしまった。










「俺が君を大好きだって、ちゃんと分かった? 分からないなら、もう一回するけど?」

 少々意地悪だと思ったが、繋がったまま問えば、君は涙を浮かべたまま被りを振った。

「わ……かりま……せ……」

 ベッドが軋むの音と、君の息遣いが世界の全てであるみたいに、もうそれしか聞こえない。
 君を抱いている現実に、心臓が早鐘を打ち、繋がっている所が熱くて、初めて味わう君の中はとても心地が良い。
 ……幸せだと思った。

「じゃあ……もう一回。……俺は君が……好きだよ」

「わ……たし……は……きら……い……です…………ひあ、あ、あぁ……」

「うん……ありがと」

 まだ嫌いだって言う余裕があるのかと思うと、もう少しいじめてもいいかなと思った。
 君の腕は俺の背中に回ったままで、奥の奥まで俺の物になっているけれど、溢れてくる涙さえも逃したくなくて俺はそれを舌で拭う。

「…………あ……んっ……」

「好きだよ……」

「わた……し……は……」

 君の中を激しく掻き回していると、君の腿が次第に痙攣を起こしてきて、君が限界である事を感じた俺は、最奥を何度も突いた。君の意識が朦朧として来ている事は分かっていたけど、手に入れた事が嬉しくて、加減なんて一つも出来なかった。

「…………す……き……」

「うん……」

 最後の突き上げで、意識を手放した君の瞼に口づけを落とす。


「愛してるよ」

 最後の最後で聞けた『好き』がどれだけ俺を幸福にしたのか、君は気付いて無いかもしれないね。
 何度嘘をついてもかまわないよ。

 愛情表現をまっすぐ出来なくなった嘘吐きな君の世界、近いうちにひっくり返してみせるから……。
 ……それまでは、君の『好き』は『嫌い』のままでもかまわない。









嫌い嫌いも好きのうち…違。
あまのじゃくな彼女がテーマです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 光の箱庭. all rights reserved.