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ACT.172続き妄想その2
なんかすんごい豆に更新してるぞ、私、大丈夫か!と思いながら、それだけ本誌が熱すぎてどうにもならなかった結果だということで、落ちつきました。こんにちは。
本誌感想を書こう、拍手レスしようとPCに向かっていたはずが、先に出来たのが昨夜携帯でぽちぽちやってたコレって…原稿やれよ私www

二次会模様とか見たいです!とおっしゃって下さった方のリクに応えたのか応えてないのか、微妙なラインですが、とりあえず、書いてみたので、放流でございます。
さて。もう一度原稿に戦いを挑んできます!終わる気配がないとか、本当どうにかしないと・・・(滝汗)

と、調子に乗ってたら、地味に内容に問題点を発見して、即座に下げました。なんで書いてる途中で気付けないのにアップして五分で気付くんだ。とorzとなりながら、ちゃんと直しました。はい。




ACT.172 続き妄想 その2






逃げなきゃ……。

そう思っても足は動かなかった。


敦賀さんが私を好きだと言った事が聞き間違いでないなら……

(……ないならなんだと言うの……)

私は……誰も好きにならないと誓ったのに……

(好きだって言われただけでフラフラよろめくの?私の決意はそんなに軽いものでいいの?)


二次会が終わったら……

(私……どうしよう……)

答えのない思考の迷宮で、私は立ち尽くしていた。





「あ、敦賀さん、京子ちゃん。おかえりなさい」

会場に戻れば、百瀬さんと大原さんが連れ立ってやって来てくれて、一斉に会場中の注目を浴びた。
敦賀さんと百瀬さんが主役なんだから当たり前なんだけど……。

「こんばんは、百瀬さん、大原さん。ただいま戻りました」

みんなが敦賀さんに向かって話しかけたそうにしているから、私は邪魔にならないように……それに百瀬さんにこの場を譲らなきゃ……そんな風な事を言って離れようとしたのだけれど、

「百瀬さんは大原さんといるんだから、君は俺といればいい」

「ですけど……」

「いいから」

私の腰を捕らえた敦賀さんの腕の拘束は解けなくて、私は敦賀さんのそばに立っていた。

(あんな爽やかな顔して談笑してるのに、なんでこんなに力が強いのかしら……)

離れる事を諦めて、当たり障りのない笑顔で自分に振られる会話をこなしていく。

(分かってたはず……なんだけどな……)

今目の前にある穏やかな顔は、俳優の敦賀蓮として一番多く対外的に使っているものというだけの話しで、表面的に静寂を感じていてもそれが敦賀さんの全てじゃない。

激しさや妖艶な顔、輝かしい表情も全部敦賀さんの中に潜んでいるから、夜の帝王のような顔も、大魔王様のような顔も、この笑顔の下に隠れている……。
そしてそんな敦賀さんの隠された表情に、あっという間に恋心を封じている鍵を外されてしまう。
この人が穏やかな顔をしているからといって油断してはならないのだと。
気を抜けばその一瞬で嵐のように心がかき乱されてしまうのだと私は知っていたはずなのに。

(あんな事……言わなきゃ良かったのに……)

どうして一瞬でも喧騒を望んでしまったのだろう……後悔が私の中で渦巻いていた。





「あ、れー? 敦賀くん、せっかく俺が仕立て上げた京子ちゃんを横取りしちゃうつもり?」

インタビューを終えた貴島さんがやって来て、敦賀さんに抗議するように言った。

(もしかして、お……お付き合いが云々の話しになるのかしら……)

また敦賀さんの機嫌が悪くなるだろう事を思えば、貴島さんの来訪は心臓に悪すぎる。

「悪いね、貴島くん。彼女のエスコート、譲れないんだ」

(つ、敦賀さん!!?)

「へぇ……なんでさ。自分が先輩だから、とでも言うつもり?彼女の意志だってあるだろう?」

まるで挑発的で意地悪な言い方だと思う。実際周囲にいる人達が二人の会話にギョッとしてる。
カメラだって入ってるのに……こんな一触即発な空気……
どうすれば良いだろうかと内心で慌てていると、会場内にドカーンと大きな花火の音のような破裂音が轟き、突然の事にとても驚いた私は音の発生源を探した。

「しゃ……社長さ……!?」

すると、そこにダンサーを引き連れて派手派手しく登場してきたのは社長さんで、私はもう全てを諦めて受け入れるしかない、と、これから起こるだろう騒動を思う。
ただ、おかげで敦賀さんと貴島さんへの注目は逸れたのでホッとしたのも事実。
会場中がそちらに意識を取られている中、対峙した敦賀さんと貴島さんだけは自分たちの会話に集中しているのは変わらなかった。

「俺は彼女に惚れ込んでるからね、変なスキャンダルにならないように守りたいんだよ」

「変なスキャンダルって……ご挨拶だなぁ。敦賀君は京子ちゃんの保護者か何かな訳?いつもの温厚な仮面が剥がれてるよ?」

「どう思ってもらっても構わないよ。何かあった時、……貴島くんと俺。どちらの言い分を世間が支持するか。分からない君じゃないだろう?」

かたや浮き名を多数流している俳優と、その地位に傲る事なく誠実で通っている俳優。
分が悪いのが貴島さんである事は明白だった。

「へぇ……つついたら面白そうだと思ってたけど、想像以上だな。まさか敦賀君のポーカフェイスを崩せる日が来るとは思わなかったよ」

「貴島くん」

じっと威圧を込めた視線を送る敦賀さんの剣幕に、苦笑した貴島さんはひらひらと両手を仰いだ。

「OKOK、喉元噛み千切られる前に退散するよ。俺は敦賀くんとやり合うほど馬鹿じゃないし。それに、充分楽しんだしね。じゃ、京子ちゃん、またね」

「……あ……はい」

やけにあっさり引いていった貴島さんに拍子抜けした私は、去っていく貴島さんの背中を思わずじっと見送っていた。

「こら……よその男を見過ぎ」

「は、はい!すみません!」

敦賀さんの声に慌てて意識を集中した所で、再びドカーンと大きな音が響き渡り、DARKMOONの打ち上げ会場は社長さんの独壇場へと移行していった。



――――――――――――――



「あの……これは……」

「蓮ちゃんからのオーダーだけど?」

一次会が終了した直後、無言の敦賀さんに連れられるまま到着した駐車場には、何度となくお世話になっているキャンピングカーがデーンと停まっていて、その中にいたのはヒール兄妹のスタイリングを担当する女神(ミューズ)ことジェリーさんだった。

「で……でもコレ……」

「よその男の手で着飾られたままだと悔しいから、それ以上に可愛くして欲しいってね。いいわねー!そういうの大好きなのよ、お姉さん燃えるわ!!」

「いや……あのっ」

なんだかものすごいやる気になっているミューズを私に止められる訳もなく、

「ほらほら、時間ないんだから、座った座った」

「あ、あのっ!!」

結局、私はミューズの思うままにされる事になった。





「はい、出来上がり」

「……は、はぁ……」

鏡の中にいたのは、髪を綺麗に盛られ、ワンピースを着せられた私。

「瑞々しさや可憐さを全面に押し出してみたのよ。確かにキョーコちゃんは大人っぽいのも似合うけど、年相応のキュートなのも良いわよねぇ」

「あ……ありがとう……ございます」

ミューズの言葉が照れくさくて、うふふって笑うミューズの顔が見えなかった。

「ほら、似合うでしょ?蓮ちゃん」

「へ?」

ミューズが声をかけた方を振り返れば、敦賀さんもまた少しラフなタイプのダーク色のジャケットに着替えていて、私はそんな敦賀さんの姿が格好良くて思わず見惚れてしまった。

(って、私何考えてるのよーっ!)

「ええ、可愛いですね。お世話になりました」

「いきなり電話で呼び出してくれたんだから、特急割増料金請求しちゃうわよ」

くすくす笑うジェリーに蓮は笑みを浮かべたまま何でもない事のように答えた。

「オーダー通りですから、いくらでもお支払いしますよ」

「ふふ、でも、『誰よりも可愛く』なんて注文つけるから何事かと思ったら」

「よその男に飾られたままおいて置けないでしょう?」

「本当、蓮ちゃんが独占欲を表に出してるなんて珍しいわ」

敦賀さんの言葉にミューズがくすくす笑う。

「嫉妬?」

「そうですね、他の男には見せたくもないんですよ」

「つ、敦賀さん!?」

ケロリと告白した敦賀さんの意図が読めなくて、大いに慌てた私を残し、ミューズはそんな敦賀さんの変化を笑顔で受け止めていた。



――――――――――――――





二次会会場は、最終回を肴に……の言葉通り、数々の記録を塗り替えた最終回について、熱い感動に包まれていた。

「京子ちゃん、敦賀さんについでやってくれるかな」

「あ。はい!」

二次会会場でも敦賀さんの隣への着席を余儀なくされ、私は敦賀さんのグラスにビールを注ぐ。

「ありがとう」

「あ、いえ……」

こういう席は初めてで、敦賀さんの事があって確かに緊張もしていたけれど、和気あいあいと盛り上がる空気に、私も釣られて楽しい気持ちになった。

「だけど、京子ちゃんは本当に衣装で雰囲気変わるねぇ、それもすごく可愛いよ」

「あ、ありがとうございます」

共演者の一人がそう声をかけてくれて、やっぱり照れくさくなった私は頬をポリポリと掻いた。

「本当に。京子さんにはまだまだ魅力が隠れていそうですね。また一緒にお仕事したいので、オファー出しますから、ぜひ受けて下さいね」

「そ、そんなっ、こちらこそよろしくお願いします」

緒方監督も誉めてくれて、私はとても幸せな気持ちになっていった。

みんな優しくて、温かくて、胸がほっこり温まる。そんな気持ちで過ごした二次会は、とても安らいで、楽しい。
それぞれが思い思いに盛り上がり始めて帰る人もちらほらと出だした頃、敦賀さんが言った。

「これでDARKMOONが終わるともう会えない人もいる……寂しいね」

その言葉は心の中に染みいるようだった。
これが終われば、敦賀さんに再々会う機会も減って、私の中に平穏が戻ってくる筈だった……。
だけど、それとは別に、言いようの無い喪失感というか、寂寥感が確かに心の中にあった。
もう少し久遠少年でいたい……そう思ったのと同じ……気持ち。

「そうですね。もう少し……未緒でいたかった気がします」

「俺も嘉月が終わるのは寂しいよ」

「はい」

カタンとグラスをテーブルに戻した敦賀さんが、私の目をじっと見つめて微笑んだ。

「また最上さんと共演したいな」

「あ、ありがとうございます!」

そう言った敦賀さんの声に反応して瞬時に体温が上がる。

「今度は最上さんの相手役がしたい」

「わ、私に……敦賀さんのお相手が務まります……かね」

「もちろん。君なら出来るよ」

柔らかく笑う敦賀さんに心臓がドキリと跳ね上がる。
お店の照明のせいか、アルコールが少し入ったせいか、敦賀さんの表情が妖艶で……
そんな私をクスリと笑った敦賀さんは、テーブルの下で私の手をギュッと握り締めてきたから、私の心臓はこれ以上ないほど大きな音を立てた。

(どうしよう……終わっちゃう……)

二次会が終わったら……それを考えると、どうやって敦賀さんの元へ行かなければならない時間を先延ばしにするか、必死に考えた。

「ねぇ、最上さん」

「は、はい!」

「俺の贈った服、受け取ったよね?」

「……はい?」

突然振られた話しの意味が分からなくて、困惑する私に、敦賀さんは私にだけ聞こえるように言った。

「俺が君をどうこうしたいっていう下心、君は受け入れたんだと取るよ?」

「っ!!!そんな!!!」

そんなつもりはなかった……とは言えないんだろう。ホテルでした会話を考えれば、本当に逃げたいのなら、全力で拒否しなければいけなかったもの……。

(私……)


「だからね、そろそろ行こうか」

「っ…………」

「言っただろう?もう逃がしてあげないって」

逃げる事を考えていた私をまるで見透かすように笑う敦賀さんに、私はもうこの腕を解く手段は見つけられなかった。
















タクシーで裏庭にレッツラゴーしたいと思います←




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