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SS・100万回愛してると言って3
おこんにちはー!ということで、お久しぶりの投下でございまっす!
さてさて、29日です、祝日です。某氏のお誕生日です。愛してるよー!!
ということで、愛してると言ってを投下してみました。←

梅こぶ茶とコーヒー片手にお菓子を食べながら原稿やってたら、ものの見事に太りましたorz
やはり運動はせねばなりませんね…フラフープ復活させるか…。
もうすぐスキビのシチュのあれの締め切りですねー^^
何送ろうと悩みながら、悩んでます。16巻表紙のが神がかってたので、今回めちゃくちゃハードル高いと思うんですよね。ええ。
あとは、後ろの方のページにスーツ特集があったので、これは送らないといけないのか!とハガキとにらめっこですよ。だって、スーツってスキビのターンでしょ?でしょ?
・・・しかし、こうやって送ろうかなーと思って、絵を描いてハガキを送った試しは無い私…。

あ。そう言えば、複製原画はまだ届かないので、プチには持っていけない予感がしてきました。うーん。残念。






100万回愛してると言って 3





社倖一がアール・マンディ、レディース部門『レン』のメインデザイナー室へ足を踏み入れれば、部屋の主はデスクの上の卓上カレンダーを見つめて溜め息を吐いていた。
アール・マンディの社員達が見ていれば、女性社員であれば熱い視線と共にほぅという桃色な吐息。
男性社員からは羨望の眼差しが巻き起こるであろう蓮の物憂げな表情であったが、社は惑わされる事なく問いかける。

「蓮?どうしたんだ、一体」

「あ。社さん」

声をかけられてようやく社の来室に気づいた蓮のらしからぬ様子に、社は体調でも悪いのか?と気遣う言葉をかけ、そんな社に蓮は微笑んで返す。

「いえ。体調は良いですよ。彼女の作る食事はバランスも良くてとても美味しいですから」

「へいへい。独り身の俺に当て付けてくれてありがとう」

「そういうつもりでもないんですが……」

とは言うものの、社から見るに蓮がキョーコの話しをするときはいつだって幸せそうな笑みを浮かべているので、ノロケである事は間違いない。
独り身の社からすれば、勝手にしてくれ、と突き放したくなる事も多々あるが、蓮が定時で家に帰る為にと勤務時間中かなりのスピードで仕事をこなしてくれるので、同僚達のようにデザイナーの締め切り破りに泣かさる事も無く、助かっている事も事実だ。
パタンナーがパターンを起こそうにもデザイナーがデザインを描き上げてくれなければ彼らに仕事はなく、待ってはくれないコレクションの日程や社内コンペといった様々な締め切りに合わせる為に寝ずにパターンや試作品を仕上げるという事もありうる職業なのだから、蓮のようなデザイナーと組めた事は幸運とも言える。
例え不純な動機から出る勤勉さであろうと締め切りを守っている限り社に文句はない。

ないのだが……。

「じゃあどういう訳だよ。物憂げな溜め息なんかついちゃってさ」

ヤブヘビになる可能性もあるが、蓮の手が止まったのは蓮がメインデザイナーに就任して以来初めての事で、喜ばしい変化ではない。社は素直に原因を追求してみる事にした。

「いや……物憂げって……大した事じゃないんですよ」

「なんだよ、歯切れが悪いな。はっきり言えよ」

いつもなら真っ直ぐに目を合わせてはっきり話すはずの蓮が、心持ち社へ向ける視線をずらしている事に、一体何を隠しているんだと社も怪訝な表情になっていく。

「休みが合わないんですよ」

「合わない……って」

誰と合わないのかという質問は愚問だろう。きっと9割9分、相手はキョーコに違いない。

「キョーコちゃんはまだ学生なんだから融通は利くんじゃないのか?」

「いえ、確かにある程度は彼女も都合をつけてくれてるんですが、今年の夏休みの前半はどうしても夏期講習や課題で潰れるらしくて……」

そこまで聞いて社は悟る。
つまる所、キョーコが夏休みの後半に休みを取ったようだが、その日程では蓮の方が秋冬コレクション用の締め切りなどが重なり修羅場に突入している頃だろう。
つまり、目の前の男はそれを憂いているに違いない。

「彼女は謙虚だから我が儘を一つも言いませんけど、付き合って半年ですよ?一度ぐらい二人で旅行とかしたいじゃないですか」

「……そうかもな」

真剣そのものの蓮の言葉に社の中で嫌な予感が沸き起こった。
まさか超多忙な時期に「休みたい」なんて言い出すのではないだろうか……。

「だから休みますね」

「って、ちょっと待て!!!!!!」

まさか「休みたい」という希望ではなく、「休みます」と宣言した蓮に全力で突っ込みを入れる。

「社さん。これは決定事項です」

「いやいやいや!待て待て待て待て!!異議ありだ!!!仕事はどうする気だよ!!」

机にバンと両手を突き、にこやかに微笑んでいる蓮に声高に意義を唱えるも、蓮は社の反論など予想範囲内だと言わんばかりにキラキラと輝く笑顔で答えた。

「ご心配なく。もちろんやりますよ。スケジュールを二週間ほど詰めたいと思いますので、調整やその他諸々よろしくお願いしますね」

「なにーっ!!!!」

「社さんなら出来ますよね?一緒に馬車馬のように働きましょう?」

「お、まえっ!!!」

馬車馬のように、と言っても調整、事後処理をしなければならないのは勿論社になるので、社は蓮の決定に表情をひきつらせてしまうのだが、そんな社に蓮は微笑みを崩す事なく口を開いた。

「LMEまで追いかけてきて、俺のデザインを完璧に再現するパタンナーになるからデザイナーを辞めるなという社さんからのプロポーズの言葉、俺は今でも忘れていませんよ?」

「っ!!!!」

クー・ヒズリという父親の存在の大きさもあったが、自分のデザインを再現出来る腕を持つパタンナーに出会えなかった事で半ばやさぐれ、ホストをしていた蓮をデザイナーの道に引き戻そうと二足のわらじを進んで履いたのは他の誰でもない社だった。

「分かったよ。……調整する」

社は大きな溜め息を吐いて蓮の我儘を受け入れようと腹をくくる。キョーコ絡みの事以外では、我が儘どころか弱音や愚痴一つ出さないのだから、これぐらいは聞いてやれる甲斐性のある相方でいたいと思わなくもない。
先に蓮の才能に惚れたてしまった社の方が弱いのだから……。



――――――――――――――



「うわぁ……雪景色って綺麗ですねぇ」

「うん。南半球まで来た甲斐があったね」

今、二人はホテルに向かうリムジンの中にいる。

「でも、こんなまとまったお休み取ってしまって、本当にお仕事大丈夫だったんですか?」

「もちろん。頑張って予定を終わらせたからね、あとは電話やファックスのやり取りで問題ないよ」

「わあ……流石敦賀さんですね」

蓮の勤勉ぶりを笑顔で称えるキョーコに蓮はありがとうと返す。

「秋のコレクションの用意は終わらせたし、冬コレクション用のアイデアは冬らしい気候の中でもう少し考えてみたくてね。社さんに我が儘言って、スケジュール詰めて頑張ってみたんだ」

「お疲れ様でした。社さんにお土産買って帰ってお礼を言わないといけませんね」

わざわざ海外へ飛んだ旅行の理由をそう語った蓮は、この休みの裏に社の多大な尽力があった事にも少し触れつつ隣に座るキョーコの腰に腕を回した。

「それに、一度やりたかったんだよね」

「何をですか?」

蓮に引き寄せられる事は慣れた事で、特別慌てるでもなくキョーコは疑問を口にした。

「婚前旅行」

「こんぜっ!!?」

「あれ?間違えてないよ?どうかした?」

ボンっと音を立てて赤くなったキョーコに蓮は微笑を浮かべて宣言する。

「いえ、その……響きが恥ずかしかっただけです」

「そう?ならいいけど」

「はい」

頬を赤く染めたまま窓の外の景色を見てごまかしに入ったキョーコに気づいた蓮は、クスリと笑い、その耳元に囁くように言う。

「いつもと違う場所ってなんだかドキドキするよね」

「っ!!」

「どんな寝室か楽しみだな」

「つ、敦賀さ!!!」

言外に含まれた意味に完熟したリンゴ以上に真っ赤になったキョーコは、蓮の言葉を運転手に聞かれたら困るとばかりに抗議をする。

「大丈夫だよ、聞こえない」

キョーコの赤くなった理由はきちんと理解している蓮は楽しげに笑った。

「ところで仕事を頑張った俺にご褒美くれる?」

「ご褒美……ですか?私プレゼントとか何も用意してないんですけど……」

「それは大丈夫。君にお願いがあるだけだから」

「お……お願い……」

綺麗な笑顔を見せる蓮にキョーコは嫌な予感を覚えつつ、けれど蓮が頑張って仕事をしているのを見ていた手前、無碍にも出来ずに「分かりました……」とコクリと頷いた。


――――――――――――――


「やっ……もぅ……」

「ほら、頑張って」

「っ……無理……です……あっ」

ホテルに到着した早々に寝室へと連れ込まれたキョーコは、蓮の言うご褒美の提供を余儀無くされていた。

「いつもと違うから緊張してる?」

「だって……ここ明るい……っひあ」

蓮の部屋ではない場所で抱かれる事が初めてで、ベッドの感触とシーツの肌触りの違いに恥ずかしそうな素振りを見せるキョーコに蓮は笑みを深めてその知り尽くした身体の弱い場所をまさぐっていた。

「やっ……ソコっ……も……」

「ここがいいの?俺が欲しい?」

「っぁ!!」

組み敷くキョーコがコクコクと頷く様に満足し、そうして蜜が溢れる場所へ今まさに押し入ろうとした瞬間だった……。

ピロロロロロ。ガーガーガー。

「「 ………… 」」

ピロロロロロ。ガーガーガー。
ピロロロロロ。ガーガーガー。

「……なんか……たくさん届いてるみたいですよ?ファックス」

「社さんだな。全く……あとで見るから大丈夫だよ」

「で、でも、急ぎだったらどうするんですか!!見てきて下さい!」

「え……?」

この状況で強制停止をくらった蓮はキョーコの発言に目を見開いた。

「私、ご褒美なんですよね?だったらちゃんとお仕事が終わらないと差し上げられません」

「キョーコ……ちゃん?」

そう言うとキョーコはムクリと身体を起こし、散らばる下着を身につけ始めてしまう。

「はい、ガウンをどうぞ」

自分もガウンを身に纏い、蓮にもと差し出してきたキョーコに、その決意の硬さを悟って蓮はがっくりとうなだれる。

「良い子にして待ってますから、早くお仕事終わらせて、その……続きをしてくださいね……」

「っ!」

そのキョーコの愛らしさに息を飲んだ蓮のその後の仕事スピードは、神速とも言える目にも止まらぬ早さであり、旅行が終わるころまでに仕上げて欲しいという内容だったそれが、ものの二時間で返信された事で日本にいる社に衝撃をもたらした。


そしてこの後のキョーコは、お預けを食らわした分、激しさを増してしまった蓮の相手で海外旅行の全日程をホテルの室内で過ごす羽目になる。

「れ、蓮さっ……も、限界……ですっ」

「嘘吐きだね。まだ大丈夫だろう?」

「んぁーっ!!」



「レン」冬コレクションのヒット商品は、この旅行中に生まれた物ばかりで、これ以降、社は蓮の「キョーコと旅行に行きたい」衝動を引き止める事が出来なくなったのでありました。







結局のところ、敦賀氏最強伝説・・・

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