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SS・無自覚な彼女
同居設定続編でございます。
・・・そろそろ読みにくい気がするので、カテゴリとかどうするかちゃんと考えねばなりませんね・・・すみませ。

沢山の拍手、感想を頂けて、本当に励みになってます!
調子にのって連日更新するぐらいには絶好調です。←おま

毎度ながらフラゲしてコンビニ駐車場で悲鳴を上げた本誌も最高でした。
いやー。萌えて仕方ない。しかし、次号はお休みですか。。。待ち遠しい。
先生のコメント見て、あ、そういや私も地元なんだよ、CMやってたよな、ジブリ展行こうかなぁとか思った私はそろそろ死んでこい←


とりま、追記よりどぞー。



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無自覚な彼女

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世間では抱かれたい男No1の称号を不動の物とし、
人気、実力、ともに、現在の芸能界一と名高い彼、敦賀蓮は、
その実力通り、ドラマ、テレビ、雑誌、ラジオ、各媒体において引っ張りだこであり、
彼がCFを勤める物はすべからく、その売り上げを伸ばしている。

その数々の実績、そして彼の卓越した実力もあり、ここ近年においてCMキングの称号は彼の独壇場であった。


ミネラルウォーター、酒、カロリーinゼリー、エステ、車、生命保険、ヘアワックス、などなど…、
幾多のCFに出演する彼のCFシリーズの中には、バスアイテムのCFもあり、
最近オンエアされたCMは、これまで発売していたシャンプー、リンスのシリーズに新たに同じ香りのボディソープが…という、少し変わったシリーズとして新発売された内容であった。

それは、シリーズ全てを使うことにより、洗練、統一された香りが自分に残り、
香水のような効果を持続することができるという…。


CFを担当すれば、サンプルとして、その商品を大量にスポンサーから譲られる。
それは普段から蓮の愛飲するミネラルウォーターしかり、カロリーinゼリーもしかり、
今回のバスアイテムシリーズも例によって、蓮の家に大量に送られる事となった。

使う義務があるわけでは無いのだが、やはり、CFをしているからには日常に取り入れようとするのが
蓮の習慣であり、その心意気は彼の美徳である。
すでにシリーズであったシャンプー、リンスは蓮の専属美容師、ジェリー・ウッズの許可もあり、
すでに愛用として長い…。。

「それにしてもボディソープを一年分って…」

蓮の視線の先には、ボディソープのボトルが約一年分という事だろうか…
12本ぎっしりつまったダンボールが一箱、口をあけていた。

「また奥の物置に入れておくか…」

そう言って、蓮はスポンサーやファンから大量に贈られた物達を保管するための別室へとその箱を運び、
ボトルの一つは彼のバスルームへと持ち込まれ、並べられたのであった。




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「ふう……、あ、最上さん、お風呂あいたから使うといいよ」
「は、はいぃぃ…!!!」

入浴をすませた蓮がバスタオルでその髪をタオルドライしながらキョーコに声をかければ、リビングの床にぺたりと座り込んでいたキョーコは、動揺もあらわに飛び上がるような反応を返しながらも蓮を振り返った。

「ぷっ、…君ね、何度も家のバスルーム使ってるのに、なんでそんなに緊張してるのかな」

「い、いえ…その…だって…」

リビングにしゃがみこんだキョーコの隣へと蓮もその躯体をおろすと、その刹那、フワリと蓮の香りが漂い、
それはキョーコを更に落ち着かなくさせた。


「今日からここは君の家、遠慮なんてしなくていいって言っただろう?」

「そ…そうはおっしゃいましてもですね、その…結婚前の男女が一つ屋根の下でというのは、やっぱり問題が…
というか、敦賀さんはなんでそんなに落ち着いてらっしゃるんですかぁぁ!!!」

「だって、社長に逆らっても時間のムダだって骨身に染みてるからね…
大丈夫だよ、最上さんの事が大切だから大事にするし。」

「いや!大事にとかいう問題では無くてですね!!敦賀さんに恋人ができたりしたらどうするんですか!?もしお好きな方に誤解されたら…」

「そういった事なら心配ないよ。
ねぇ、最上さん?俺、そんなに信用無い?俺と一緒に生活するのは・・・そんなに嫌?」

寂しそうな表情を浮かべる蓮にキョーコは自分の中の何かがキュッとなる、そんな"何か"を感じとる、けれどそれが何なのかは、キョーコには分からなかった。

「そ…そんな、
敦賀さんを信用してないわけじゃなくて…ですね。」

「うん」

「敦賀さんと一緒に住むのが…嫌な訳でも無くて…、ですね…」

「うん」

キョーコは自分の気持ちを少しずつ伝えることに必死で、
そんなキョーコを蓮は微笑みを浮かべて優しく相槌を打つことでキョーコを促し、その言葉を待つ。


「敦賀さんと一緒に食べるお食事は、とても…楽しいですし」

「うん」

「何より敦賀さんがきちんと食べて下さるのをちゃんと確認できるので、安心します。」

「うん」

「敦賀さんはお洗濯だって業者まかせで、ハンカチまでクリーニングにされるから、私はすごく気になります。」

「うん」

「でも…だからって、私がここにいると、きっとご迷惑をおかけすると思うんです。
だるま屋ご夫婦にだって…たくさんご迷惑をおかけしてしまったのに、私のせいで今度は敦賀さんに」

「はい、ストップ。」

「え…?」

蓮は困ったような表情を浮かべてキョーコを見つめている。

「俺は最上さんに迷惑かけられてる、なんて全く思ってないよ。むしろ家に来てくれてとても嬉しい。
他の誰かじゃなくて、俺が君の力になれて、嬉しいんだよ。」

「敦賀さん…」

「君はこんなに頑張ってるんだから、少しくらい誰かに甘えても許されるはずだよ。
だるま屋のご夫婦だって、君を大切に思ってる。
社長も社さんも琴南さんもマリアちゃんも、もちろん俺もね。」

蓮はフワリと微笑を浮かべて、目の前にあるキョーコの頭を撫でた。

「ほら、そんなに気にしてばかりいないで、お風呂に入ってのんびりしておいで。今日は色々疲れただろう?」

「は…はい…。お風呂…頂きマス…」

蓮の優しさに、キョーコは顔を赤くして風呂場へと向かう為に立ち上がったのだが。

「あ……」

リビングの床に置かれた買い物袋に視線を向け、何事か思い返して呟くキョーコに、蓮は首をかしげる。

「ん?」

「すみません、アメニティを買ってくるのを忘れてしまいました…」

「あぁ、家にある物を使ってくれてかまわないよ?スポンサーからの貰い物だけど」

「あ…はい…敦賀さんがCFされてるシリーズですよね?」

「そうだよ」

蓮が肯定の返事を返せばキョーコは何事か考え込んでているようで、「いや…でも…セラピー…」と、蓮にはところどころしか聞き取れないボリュームで何事か思考の迷路にいるようだ。

「セラピーって何かな?」

「ほえ!!?私、声に出してましたか!?」

「うん、出してたね。全部は聞き取れなかったけど…」

声に出してる事に気づいてなかったキョーコはワタワタと激しくうろたえている。
そんな様もかわいいと思っている蓮はさておき

「いや、その…あのう…」

何故だか挙動不審になるキョーコに蓮は隠し事をされている気分を抱え、彼女の口を割らせるべく、
笑顔で問いかける。それはキョーコのいうところの似非紳士スマイル。


「最上さん?」

にっこり笑ってみせれば。蓮の気配を敏感に感じとったキョーコがびくりと肩を震わせる。

「あの…その…敦賀さんのお耳に入れる程のことじゃ…っ」

「・・・最上さん?」


にっこりと笑みを崩さずに再び名前を呼ぶ蓮に、キョーコは落ちる。

「あ…あの…その…香りが落ち着かなくて…ですね…そのぅ」

完全にしどろもどろになって答えるキョーコの言葉を聞き留めた蓮は、己の右手を顔に近づけ、ボディソープの残り香を確認する。

「この香りが苦手だったの?」

そんな所作にすら色気を醸し出すのは風呂上がり故か、はたまた流石は敦賀蓮、といった所か…。

「い、いえ…そんなことは無いんですが…あ…あの…」

「最上さん?」

「は、恥ずかしいだけです、気にしないで下さいぃっ!!お風呂頂きますぅぅ~っ!!!」

キョーコは嵐のように風呂場へと駆け込んで行った…。

「…………え…?」

後に残された蓮はキョーコの言葉を反芻して硬直していた。








『まるで…ずっと蓮に抱きしめられているみたいで、その香りを纏う事が恥ずかしい』

これはキョーコに起こった、小さな変化。


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うちのキョコたん、まだひっつけません・・・orz
なんでだろう。あれー?



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