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SS・魔女の条件4
おこんばんはー^^
すんごいひっさしぶりに更新しにまいりましたですよ。
魔女とか久しぶりすぎるwww
とりあえず、こちらもラストまでもう一息なので、突っ走りたいと思います^^
お楽しみ頂ければいいのですが・・・・・・わからん(滝汗)

そういえば、今日これをぽちぽち打ってる間、テレビで刑事ドラマが流れてたんですが、「きっと、この目撃者が真犯人で、この容疑者の嫁がこのチョイ役と出来ててすでに容疑者をころしてその家庭菜園に埋めたりしてるんだぜw」とか冗談半分で言ってたら、全くその通りにストーリーが動いてて、とりあえず、私と同じ思考回路をしているシナリオライターに、おまい大丈夫か?と突っ込みたくなったりした今日この頃。

あとのご報告は・・・パス請求は返信済み、通販発送は週明け、拍手レスは二月から溜めこんでるので・・・先に五月とかからさせていただく予感がします。本気すみません。
あと、「あなただけがすき」完売致しました。ありがとうございました。第二版だったので、これ以上の再販予定はありませんが、ダウンロード版を私の分だけ用意しようかなと思ってます。
「最上~」「最愛~」本の再販は…これも結構な数出てるので今のところないのですが、希望の方がいたら一冊にまとめて再録本で出してもいいかなと思わなくもないですが、部数的に単価が上がる可能性もあるやもで・・・悩ましいです。


ということで、どうぞでございます。





魔女の条件 4







「ねぇ、琴南さん。俺とご飯食べに行こうよ、琴南さんとまた演劇論してみたいんだ」

「……結構です。この前みたいに写真を撮られたら困りますから」

きっぱりと断るものの、どうやら相手はそれなりの自信家らしく、ナンパ師特有の笑顔で私の退路を奪うように通路を塞いだ。

「そう言わないでさ。あれ撮られてから時間も経ってるし、大丈夫だって」

ドラマの共演相手に気に入られる事はよく有ることで、かわし方だって慣れた物ではあるのだけれど、この日はどうも対応を間違えたらしく、私はどうやって断るかを考えていた。あからさまに邪険にはできず、とりあえずは、と口を開く。

「村雨さん。私よりもあっちで村雨さんとお話ししたそうな女の子がこっちを見てますよ?」

「だーかーら、俺は琴南さんと話したいんだって」

遠まわしな言葉もかわされてしまい、さてどうしようかしら。そう思いながら対峙していたら、この状況を打破する助けは意外な所から現れる事になった。

「奏江」
「琴南さん」

二人の男の人の声がして、そちらへと振り向けば、そこには飛鷹くんと敦賀さんが立っていて驚いて目を瞬く。

(そういえば今日は同じ局で撮影だったわね)

「敦賀さん……に、飛鷹くん」

「――ああ……」

「こんにちは、琴南さん。村雨くんも久しぶりだね」

憮然として腕を組む飛鷹くんと、にっこりとした微笑みを浮かべる敦賀さんを相手に、さっきまでしつこかった村雨さんは弾かれたように一歩後ろに後ずさりをしたのが視界に入った。

(あら。敦賀さんに飲まれてるわね)

「琴南さん。京子から君に預かってきた物があるんだけど、今ちょっといいかな?」

「あ、はい。かまいませんよ」

敦賀さんがあの子を¨京子¨と言うことはほとんど無いからこれはこの場を切り抜けるための助け舟だと分かり頷く。

「え?こ……琴南さんって……京子の……」

「親友ですけどなにか?」

敦賀さんの登場と京子の名前でわかりやすくうろたえ始めた様子に、二人となにかあったのかしら?そんな疑問を抱きながら、その気持ちを決して表に出さないポーカフェイスを維持する事に神経を集中する。

「いや……。別に……じゃ、じゃあ俺はこれで……」

「ああ。お疲れ様でした」

まるで逃げるように去っていく村雨さんを形ばかりの挨拶で見送った私の疑問は、表情に出したつもりは無かったのだけれど、あっさり看破していたらしい敦賀さんの口から語られる事になった。

「村雨くんとは初対面がカインの時でね」

「ああ……」

「だから俺と最上さんが苦手みたいなんだよ」

敦賀さんの苦笑混じりの説明にああと納得する。

(そういえばあの映画に村雨さんが出ていたような気がするわね……)

キャスト全員がBJの雰囲気に飲まれていたけど、BJの不気味かつ圧倒的な存在感で映画の評価自体は高かった。
雪花・ヒールとしてその映画に関わっていたとあの子から聞かされた時には私も驚いたものだけど、カインが敦賀さんだったって発表された時の世間の阿鼻叫喚ぶりはいまだにはっきり記憶に残っている。

「なるほど」

「あっと、いけない。社さんからだ」

胸ポケットから取りだした携帯電話を一瞥した敦賀さんは、それを再びポケットに戻して顔を上げた。

「俺は移動があるからこれで……」

「助かりました。ありがとうございます」

「いえいえ。じゃ、琴南さん、飛鷹くん。また――」

「はい。」

敦賀さんの足音がコツコツと遠ざかってゆき、私はそこでようやく飛鷹くんが最初の一言以外に何も言う事なく沈黙している事に気づいた。

「飛鷹くん?」

「…………今のやつだろ。こないだの撮られてた相手」

「ああ……そうね。そんな事もあったわね」

長い沈黙の果てに眉間にシワを寄せ、ものすごく不機嫌なオーラの飛鷹くんに、正直、困ってしまった。
不機嫌な理由が今の一連のやり取りのせいだろうって事は察する事は出来たけれど、この気まずい空気の突破口が見つからない。

「アイツ、奏江に気があるみたいだったけど?」

「と言われてもね……私はあの人に興味無いし」

じっと、真っ直ぐに見つめてくる瞳は嘘は許さないと言わんばかりに真剣だった。

「本当に全くないのか?」

「全くないわよ、心配性ね。私は恋人なんていらないのよ」

「……そうか。……いらない……か」

そう言ったきり黙ってしまった飛鷹くんは、傷ついたような顔をしていて、その悲しげな瞳に鼓動がドクリと跳ねる。
そんなにつらそうな表情を見せられると、本当に私の事が好きで、そして私のせいで傷ついているのだろうかという事を信じてしまいそうになる。
飛鷹くんはまだ若いんだから、他の人との出会いがあるかもしれない。そう思って認めまいとしているのに……。


「それでも……俺は……」

「え?」

「…………いや。なんでもない」

いつもなら偶然でもこうやって会えた時には食事やお茶なんかの誘いをしてから移動するというのに、この日の飛鷹くんは「じゃあ……」と短く呟いて去って行った。

「…………」

(それを寂しい……なんて思う権利……私には無いわ……)

いつもと違う。その事実に思いのほか動揺している自分を自覚しながら、私は溜め息を一つ吐き出して控え室に戻る為に踵を返した。



――――――――――――――




毎日の忙しさに追われる日々が続く中、転機は思いもよらない所からやってきた。

「……これ……」

ドラマの撮影現場の控え室。
演者の時間を潰す為に置かれた写真週刊誌の一つ。その見出しに見知った名前を見つけて私の動きは固まった。

「飛鷹くん……」

上杉飛鷹が可愛らしい一般人の女性と宝石店にいた。
その雑誌には並んで買い物をする一組のカップルの様子が映し出されていて、記事によれば二人は揃いの指輪を選んで帰ったらしい。
年若いながらキャリアは長く、10代の俳優の中では飛びぬけた実力を持っているから実力派俳優の筆頭であり、敦賀蓮に続いて抱かれたい男ナンバーワンに輝いた上杉飛鷹のスキャンダル。記事は面白おかしくかきたてていて、私は雑誌を最後まで読む事ができずにそれを机の上に投げ捨てれば、紙の乾いた音が部屋に落ちる。

「……私には何かを言う権利はないわよ……」

いつだったかの飛鷹くんからの好きだと言う言葉を冗談として扱い、誤魔化し、素直に受け止める事から逃げた上で自分の気持ちを認める事もしなかった。それで間違っていないはずなのに、心は痛む……。

「…………ちゃんと……お似合いの女の子がいるんじゃない」

重い気分のままポツリと零した時、鞄の中の携帯電話が鳴り響いた。

カチリと開いた液晶画面には、飛鷹くんからのメールの着信の知らせが記されていた。

「…………もう……遅いわね……」

その日、飛鷹くんから届いたメールを開封する事はついぞ出来ず、それにより自分が引き起こしてしまう事態はこの時の私にはまだ知る由もなかった。








蓮とキョーコを絡ませてストーリーを進めたいので頭を捻りまくってたんですが、やっとこさちょこっと閃きました←遅い。
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