スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

SS・100万回愛してると言って4
はーい★最近朝の四時だか五時だかに目が覚めて原稿をしている惣也です。←目ざましなしでこの時間。どんだけw

原稿修羅場っておりますが、なぜかSSが完成したので←いや、すきま時間で携帯弄ってるとね。うんw
そんなわけで投下です。
要領がいいのか悪いのか判断しかねるところですが、気にしちゃいかん!とりあえず今日はあと10Pだorz

あ、それでですね。「こんな敦賀蓮がみたい企画」色々変更の後に追記していたりしますので、ご興味がある方は是非ご覧いただきお付き合い頂けるとうれしいのです^^
原稿修羅場開けたら本格的にサイト作ったり色々飛びまわりにまいりますのです^^
いや、うん。まだ写真集用のおまけROM作りとか色々やる事あるんだけどねw
きっと大丈夫、夏も楽しいお祭りができるさ!と信じて戦ってます。

さて。100万回のおまけシリーズも4まで来ましたです。
なんか、続くなぁこのシリーズ。書いてて楽しいからだろうけどw

ということで、追記よりどぞー!




100万回愛してると言って4







それに気がついたのは、キョーコがダイニングに足を踏み入れた、朝の10時を回ろうかという時刻の事だった。

「あれ?お弁当……」

その日は長かった大学のテスト期間がようやく終わり、久しぶりに蓮の為にと手作り弁当を用意していたのだが、朝バタバタしていた為か、テーブルの上にそれは残されていた。

「もう……」

朝、弁当を作り終えた足で蓮を起こしに行ったのだが、そのままベッドの中に引きずり込まれたキョーコは早朝から一戦挑まれてしまい、その流れで今の今までベッドの住人になる事を余儀なくされていて。
結果、蓮を見送れなかった事で弁当が忘れさられてしまった訳なのだが、この場合キョーコが悪い訳ではない。

「うーん」

チラリと時計を伺い見れば、今から持っていけば十分昼食には間に合う時間で、蓮の会社であるアールマンディ日本支部の場所は覚えているから迷う事は無いだろう。

「届け……ちゃおうかな」

故に、キョーコが弁当を紙袋に入れて支度をする決意をするまでさして時間はかからなかった。




「あー……」

アールマンディのビルの前に到着したキョーコなのだが、見上げればその高層ビルはやはり大きく、その迫力に圧倒されていた。

「どうしようかな……」

ここに来てようやくいきなり訪ねるのは迷惑になるだろうということに思い至り、電話もメールもしてこなかった自分のうかつさにあああとうなだれるが、もはや後の祭りだ。

「あっ、そうよ。受付に預けて」

帰ればいいんだわと口にしかけた瞬間だった。

「あらあ?キョーコちゃんじゃなーい?」

キョーコの耳に元気の良い女性の声が届く。

「え?」

「どうしたの?蓮ちゃんにご用?」

「あ、テンさん!!?」

「ハロ~」

そこにいたのはアールマンディレディースブランド『レン』のランジェリー部門主任であるジェリーウッズ。まさにその人であった。

「そんな所で立ってないで、中に入るといいわよ。一緒に行きましょ?」

「へ?でも私アポイント取れてないんですけど……」

「そんなの大丈夫、大丈夫~」

遠慮するキョーコの腕をむんずと掴んだジェリーはスタスタとビルの中へとキョーコを引きずって歩いていった。





「いやん、若いからお肌ピチピチだわあ」

「うふふ、肌やわらかあい」

「あ、ああああのっ、こ、ここは一体っ、みなさんは一体っ……」

「ここはあたしのデザイン室で彼女たちはあたしの部下よ」

キョーコが連れて行かれた先は製作中らしい色とりどりの下着やらレースやらフリルやらが山のように積み重ねられた煌びやかな空間であり、部屋に入った途端、3人程の美人女子社員に囲まれたキョーコは目を白黒させていた。

「テンちゃーん。この子よね?敦賀社長のハニー」

「そうそう、可愛いでしょう~、蓮ちゃんがゾッコンなのよ~」

「あ……あのぅ」

「分かるわあ~この腰のくびれ、相当愛されてるって感じのフェロモン出てるもの」

「ええっ!!」

「あら、それはカナちゃんがくびれ好きなだけでしょ、この腰フェチさん」

「やん。バレちゃった」

「あ、あのっ」

どさくさ紛れに身体のいたるところを触られているキョーコの抗議にも、聞く耳を持たない彼女たちの暴走は続く。

「って、あらあ?ハニーちゃんの身体、テンちゃんが言ってたサイズから変わってるわよ?」

「ひゃっひゃあああ!!」

胸をむんずと鷲掴まれたキョーコが叫ぶも同性ゆえの遠慮のなさでキョーコの胸は揉みしだかれる。

「ちょ、ちょっと!!やっ」

「やっぱり毎日敦賀社長と激しい運動してるからかしらねぇ、お肉が全然無いわよ。もー。痩せたなら痩せたで社長ってばどうして言わないのかしらっ」

「……えっと……すみません」

よく分からないがキョーコが少し痩せた事を責められているようだ。

「ハニーちゃんも、胸は揺らしちゃ駄目よぉ。えっちの最中に揺れるのはまあ置いといて。日常生活はきちんとサイズが合ってる下着でがっちりきっちりホールドしないと垂れる原因になるんだからね」

「なっなっ!!」

真っ赤になったキョーコの反応に女子社員たちは楽しげにさらに言い募る。

「あら真っ赤ぁ。思い出しちゃったのかしら。やっぱり社長は激しいのねぇ、んふふ」

「ねぇねぇ、ハニーちゃん。やっぱり敦賀社長のはおっきいの?」

「おっ!?し、知りませっ」

「やあだ~ウブでかわいい~っ、社長のしか知らないのねぇ、うふふ」

「いや、そのぅ」

「あら~、じゃあ何から何まで社長仕込みって事!?きゃあーっ!」

「いいわよねぇ、彼の事だけしか知らない処女性っていうの?萌えるわ」

「うんうん。それにうらやましいわあ~敦賀社長ってばあのガタイでしょ?絶対そっち方面すごくて絶倫だろうって社内でもっぱら噂してるんだから」

「ぜっ、ぜつり!!?」

恥ずかしさで最早紅蓮に近い顔色になりつつあるキョーコの目尻に涙が浮かぶ。
耐えかねてジェリーウッズに助けを求めて伺い見れば、ジェリーも満面の笑顔で見つめていてキョーコの背筋に薄ら寒い物が走った。

「じゃあ新商品のサイズ、合わせて作るから採寸しましょ」

「な、なんですか一体ぃっ!!」

キョーコの悲鳴が響き渡るも手を緩める者はこの中にはいない。





――――――――――――――








「うちの子に何やってるんですか」

「つ、敦賀さぁぁんっ」

キョーコに救いの主が現れたのはシャツのボタンが残り3つと差し迫った瞬間だった。

「あら……見つかっちゃった……」

蓮に見つかった事で女子社員たちはキョーコを脱がせようとしていた手を止めてジェリーウッズにどうするか視線で問う。するとジェリーは手振りで彼女たちを退室するように促し、ようやく自由を得たキョーコは大慌てで乱れた衣服を整えた。

「ミス、ジェリー……」

「テ、ン、ちゃんって呼べって言ってるでしょ!物覚えの悪い子ね!」

「テンさん」

蓮の呆れ声を遮るジェリーの勢いに、蓮は大きな溜め息を吐き出して言い直す。と、ジェリーは蓮の背後にいた社へ視線を投げた。

「あ。社ちゃん。もう目隠ししなくても大丈夫よ」

「え?本当に?」

そう言って社は目隠ししていた自分の手のひらを恐る恐る外した。

「な、なんで目隠し……」

思わずつっこんだキョーコに社はハハハと乾いた笑いを返す。

「アタシ達にひんむかれていた場合、キョーコちゃんの肌を見ちゃった事で蓮ちゃんに酷い目に合わされるのは社ちゃんになるからよ」

「へ……?」

「そんな事より彼女を離して下さい。全く。まさか魔女の巣窟に連れ込まれているとは」

「まっ。言ってくれるわね」

頭痛を抱えているようにコメカミを揉む蓮に向かいジェリーはあっけらかんと笑う。

「あの。社さん?魔女って……」

会話についていけないキョーコがこそりと問えば、社はやはり苦笑を浮かべたまま答えを教える。

「ランジェリー部門はね~、テンさんが自分からスカウトしてきた人間の集まりだけあって有能なんだけど、ちょっと個性的なメンツでねぇ。だからみんなから魔女って言われてるんだ」

「ああ……確かに……」

由来に納得したキョーコが神妙な面持ちで頷けば、社が続けた。

「キョーコちゃんみたいな可愛い子、ここの人たちから見れば格好の生け贄……いや、鴨がネギをしょってるって感じ……かな?」

「……どっちも似たようなもんですね」

社の言い草にハハハと引きつるキョーコなのだが。

「そこっ!聞こえてるわよ」

「す、すみませんっ」

そんな二人のやりとりもしっかり聞いていたらしいジェリーにビシリと指を刺された二人は飛び上がる。

「でも蓮ちゃん。どうしてここにキョーコちゃんがいるって分かったの?会議中だって知ってたから教えずに連れ込んだのに」

「えええ!?」

目論見が失敗したと頬を膨らませるジェリーの発言に、驚くキョーコをよそに蓮は無言を貫いていて、キョーコの疑問いっぱいの視線に社が答える羽目に陥った。

「うーん。さっき会議が昼食の中休みに入ったとこだったんだけど、蓮がいきなり立ち上がったかと思ったらキョーコちゃんが危ない気がするってここに一直線……だったんだよね」

「んま!蓮ちゃんってば野性的~」

「いや……そういう問題ですか?」

パチパチと拍手するジェリーをよそに、キョーコは蓮をじっと見上げ、そんなキョーコに根負けしたかのように蓮は口を開いた。

「GPS。ついてるだろう?メールチェックした時に一緒に確認したんだ」

「ああ、なるほど。ありがとうございます」

それで得心がいったとばかりに笑顔で頷くキョーコに、社が怪訝な顔をした。

「お前……過保護っつーか、それ下手したら嫌われるだろ」

「社さん。彼女は社長令嬢なんですよ。本来ならボディーガードがついてない事の方がおかしいんです」

「あ……それもそうか」

「大学はセキュリティーがしっかりしてますし、琴南さんたちもいますけど、この夏休みは家に一人残すでしょう?セキュリティーがしっかりしてても心配なんですよ」

「敦賀さん……」

蓮の考えを知り、感動しているキョーコをよそにジェリーがあらあ?と声をあげた。

「だったら連れてくれば?蓮ちゃん秘書いないんだから色々大変でしょ?社ちゃんだって仕事があるんだからずっとついてられないんだし。キョーコちゃんにアルバイトしてもらえばいいじゃない」

「え?アルバイト?」

「……それもそうですね……」

「おぉ、俺はキョーコちゃんが来てくれるならそれは助かるなあ」

三人がそれぞれの思いを口に出し、

「どうかな?アルバイト、引き受けてくれる?」

蓮がキョーコに問えば、キョーコは笑顔で頷いた。

「はい!お仕事してみたいです!」

「じゃ、お願いさせてもらおうかな」

「よろしくお願いします!」

こうしてキョーコの夏休みのアルバイト生活が開幕したのである。








GPSなんてついてなくてもこの人ならなんかきっと本能でキョーコのピンチを感じるんだろうなと思いつつ。いや、人間でありたい←と思う今日この頃w
そしてこの引きだと続くんだな。続ける気なんだな。と自分に問いかけてみるw

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