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SS・山あれば谷あり。4-SIDE.C-
オチが弱すぎて、世に出せないと思ってたSIDE.C。
HINAさんにT、Q行ったらCも行きましょって言われて、うれしくなって
うひょひょーい!って、もう一回向き合いました・・・けど
結局オチはどれよりも弱・・・ごほん。・・・orz

そんな訳で、これ以上いじれそうにないので、こんなんですが世に出してみました・・・。
・・・ごめんなさい。orz

期待せずに追記からどうぞ←どんな進め方だ。



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山あれば谷あり。4
        -sideC-

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ひょんな切欠から、最上キョーコは"DARKMOON”の撮影の合間、逸美、飯塚、蓮へと料理レッスンをする事になった。

それはDARKMOON最終回の番宣の為に、とある料理番組で四人が料理をする事が必要になったから、であるのだが。
一応主婦である飯塚は人並みに出来るという…、けれど、逸美、蓮、主演俳優であるこの二人は、包丁を握った事も数える程しかない、料理初心者であった。

  ・  ・  ・  ・  ・


「飯塚さん、レシピを作りましたので確認して頂いてよろしいでしょうか?」

キョーコは料理番組で披露する、皆で作る料理のレシピ考案を依頼されていた。
そして、キョーコ以外に唯一、普段料理をしているという飯塚に、それを確認してもらうため、
丁寧にびっしりと細部まで記したレシピを差し出した。

「あら…京子さん、あなた本当に凄いわね、かなり本格的だけど、これ、とても分かりやすいわ」

飯塚はソレに素直に感嘆を覚え、目の前にいる未緒に扮した衣装を纏うキョーコに賛辞を送る。
実際、キョーコの書いたレシピはプロ顔負けの内容であり、キョーコの可愛らしい文字と、丁寧なイラストで記されたソレは、かなりの一品であった。

「あなた、これなら料理本の出版も出来るわね。」

「あ、ありがとうございます!」

笑顔で返事を返してくれた飯塚に、キョーコも安心して花のような笑顔を返す。

「でも、これ、あの二人には少し難しいかもしれないわね……」

飯塚は、レシピの内容自体には、自分にとても思いつかない内容であった為、満足していたのだが、
料理初心者である主演二人にやらせるには、少し難しい内容も記載されており、彼女の表情が曇る。

「そうですね…、確かにどうしても調理が難しいところもありますし、今からお二人に包丁を握らせて、もし最終回クランクアップ前に怪我でもしてしまったら、それこそ番宣どころではありませんよね…」

「簡単な所を二人に仕込んで、難しいところを私たちで分ける…といった所かしらね…。」

「そうですね…、よろしくお願いします。」

「…でも、私もそれほど上手い訳では無いから、この魚のお造りや天ぷら…というのを、審査員を満足するように上手く調理する、というのは難しいわね…」

「あ、大丈夫です!私、包丁があればなんでも捌けますし、おろせますから!!」

胸を張って言うキョーコに飯塚は笑みを浮かべ、穏やかにキョーコを見やる。
その表情にはDARKMOONクランクイン直後の厳しさは見られない、飯塚がキョーコを女優として認めている証しである。

「頼もしいわね、そうしたら…私はこの和え物や小鉢なんかを作れるようにこれを見て練習しておくわね。コピーして頂いて帰っていいかしら?」

「はい、もちろんです!
ご用意して今日中にマネージャーさんにお渡ししておきますね!」


かくして、キョーコによる蓮と逸美への料理レッスンは開幕したのである。



・ ・ ・ ・

「では、お二人は家庭科での実習しかお料理の経験が無いという事ですので、簡単な下準備や、盛り付けなんかをして頂くという事にしたいと思います。」

「はい、よろしくお願いします、キョーコ先生。」

逸美は現在出番の収録中であるため、現在は蓮とキョーコのマンツーマンレッスン中、である。

「ふふ、お任せ下さい!
不肖、最上キョーコ、必ずや敦賀さんをお助けしてみせます!」

まずは材料の下準備、皮むきと食べやすくカットする事から初めましょうか。
そう言ったキョーコはピーラーと包丁を取り出した。

「皮むきも包丁ですると格好良いとは思うのですが、今回は時間短縮と、怪我を防止する為にピーラーを使いたいと思います。」

「なるほど…でも……これってどうやって使うのかな?」

「ピ…ピーラー、ご存知ありませんでしたか…えっと、これはですね…」

まずはお手本、キョーコによる下準備が開始される。


「これでOKです、これを一口大にするために切っていきますが…包丁を使う時は指を切らないように、左手は猫の手みたいに、こう、押さえます。」

実際に自分の手を猫の手型にして蓮にみせる。

「なるほど、猫の手か…かわいらしいね、…こんな感じでいいのかな?」

そう言いながら蓮も己の左手をキョーコに習い丸くして材料を握り、その右手は包丁を握る。

「あ、はい、そうです!上手ですね、敦賀さん。」

ゆっくりと確実に切られていくその手つきは、初心者とは思えないほどあざやかである。


「敦賀さんって…本当に器用ですねぇ」

「くす。俺は最上さんほど器用じゃないよ、結構難しいね…」

「いえいえ、初めでこれだけ出来るなら十分だと思います、初心者という風には見えませんよ?」

「う~ん、そうなのかな?結構不安だから…もっと練習したいな…」

「あ、でしたら仕事が終わりましたら、夜も練習されますか?お邪魔でなければ私、お宅にお伺いしますよ?」

「それは助かるな…ふふ、スタンプ奮発しないといけないね」

「他でもない敦賀さんの為でしたら、私、いくらでもお手伝いします!」

「うん、ありがとう。
最上さんがいてくれて本当に良かったよ。」

「ふふふ、私なんかでもお役に立てるなら嬉しいです。」


ニコニコと二人並んでそんな会話を交わしながら練習を重ねる二人、
そんな二人を周囲のスタッフも見守りながら、撮影の合間のレッスンの日々はあっという間に過ぎていき、
蓮宅でも連日、キョーコによるお料理レッスンは続いた…



  ・  ・  ・  ・


「京子ちゃん、こんな感じでいいのかしら?」

「はい!百瀬さん、お吸い物はもうバッチリですね!」

「そうしたら次は………」

蓮、逸美の飲み込みの早さに、キョーコは様々な事を教えていった。


「わあ~、京子ちゃんの作ったお料理って本当にプロみたいね。本当美味しそう。」

逸美がキョーコのお手本を見ながら尊敬の声を漏らす。
確かに、キョーコのそれはプロ顔負けの料理である。

「あ、最上さん、これなんだけど…」

逸美の隣にいた蓮がキョーコに手順を確認するのだが

「あ、はい、それは夕べ練習した通り、塩胡椒をしてから串に刺していきます!」

キョーコが蓮に竹串を渡す。その二人のやりとりに面を食らったのは真ん中にいる羽目になった逸美である。


「え…?京子ちゃん…夕べ敦賀さんと一緒に…いたの?…」

「え??あ、はい、敦賀さんのお宅でお料理の練習をしてましたけど…?」

「あ、そ、そうなの!!やっぱり二人は仲良しなのね…うふふふ」

逸美はその顔を赤くして、あ、そろそろ出番だわ!と、いそいそとスタジオへと戻って行った。

「え?え?百瀬さん??」

「最上さん、次はどうしようか?」

「あ、はい!次はですねー!!」

そそくさと離脱してしまった逸美を尻目に、蓮は熱心に練習を続ける。

「百瀬さん、顔が赤かったですけど…お風邪なんでしょうか…」

検討違いな心配をしたキョーコを横目にしながら、蓮は心の中で溜め息をついた。

(自分が今どれだけ爆弾発言をしたか、分かってないよな…やっぱり。俺、自宅に誰かを招くなんて事した人、今まで一人もいないんだけどな…)

敦賀蓮は人当たりの良い温厚紳士であるが、プライベートの空間には誰も踏み込んだ人間がいない、
というのは周囲の業界人が知る彼の姿である。


「いや、暖房結構効いてるから暑かったんじゃないかな。
あ、最上さん、お鍋噴いてる。」

「ひやあああ!!」


 ・  ・  ・  ・

そうこう続ける間に番組当日。


「あ、敦賀さん、私、立ち位置端が良いので変わっていただけますか?」

逸美が端に、その隣に蓮が並ぶ。

「あぁ、京子さん、こっちへどうぞ」

飯塚に促されるまま蓮の隣へ立つキョーコに逸美が口を開く。

「ねぇ、京子ちゃん。今日なんだけど、私がお吸い物、飯塚さんは和え物に集中して頑張るから、
あとの料理は敦賀さんと京子ちゃんにお願いしても大丈夫かしら?」

「え?はい、もちろん構いませんよ?」


「敦賀くん…色々頑張ってね…」

「はい、頑張りますけど…?どうしたんですか?飯塚さん」

「いえ、何でもないのよ。」

飯塚が蓮へと声をかけるのだが、それは何か含みを持った言い方で…


(…最近どこへ行っても、やたらとこの子の隣を譲られるな…むしろ好都合だから構わないんだけど……なんでだ…?)

「良い番宣になるように頑張りましょうね!」

笑顔のキョーコにみなが頷く、その心中はそれぞれ。



(よーし!美味しい物作って、DARKMOONをしっかり番宣するんだから!がんばるのよ、キョーコ!!)

(最上さんなら間違いなく美味しいもの作ってくれるだろうし、サポート出来る様にしないとな…)


そんな二人の思惑はさておき、共演者陣の心中はというと、


((この二人、周りが切欠を作らないと進展する気配、全く無いから出来る限り私達が協力しないと…!!))


周囲の思いに気づいていないのは当人ばかり。

端から見ていてじれったい二人に気を揉む共演者達の行動はさておき、

番組内での息のあったキョーコと蓮のやり取りに、CF依頼がやってくるのはまた別のお話。

――――――――――――――

ものすごく書き直してコレです。orz

もう何も言うまい。
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