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SS・100万回愛してると言って 6
はい、こんばんは。三日がかりでプリンターの復旧作業をしたものの、やっぱりご臨終でブルーな惣也です。←長

プリンターが逝ったー!と叫んでいたら、ママンが「はい。これ使えるでしょ」と、まあまあ新しい複合機さんを出してきました。貰ったらしい。うん。どうして?wいや、助かったんですけどね。
買い置きインクが3千円ぶんぐらい無駄になった事以外は、よかったですよ。うん。配線面倒だけどこれで通販作業が再開できる(涙)
ということで、通販第二陣の発送は木曜日になります。というか、通販は大量になると木曜ぐらいしか持って行けそうな日がありませんですの。24日以降にご入金の方は今しばらくお待ちくださいませー!クロネコのお姉さんにも郵便局のお兄さんにも顔と名前をばっちり覚えられてるけど気にしちゃだめだーww

また、到着報告ありがとうございます!前回の感想とかまで頂けちゃって嬉しい限りですー^^わーいv
実はここ1カ月ぐらい右手親指の皮が消失してて携帯がろくに弄れなくてハハハ。でも元気出たんで更新がんばりますね^^前みたいに毎日更新とかしてやりたい勢いなんですが、さすがにもう身体が付いてこないし文章も思いつかないのであります。orz
あ、ちなみに指はもうほとんど治ってますから大丈夫ですよー^^指紋もちゃんとありますwあははうふふ★

あとは、夏コミ、インテでお買い物した同人誌さんたちに囲まれてうふふwあははwたのしーーいvこの部屋腐界にもほどがあるけどな!という、残念な毎日を過ごしております^^さ、片付けと冬の原稿もやろうか←

あ。ところでですよ。長々と番外やってましたけれど、一応、100万回シリーズの番外の書こうと思ってた所全部書いちゃったので、今回で一度筆を置く事になります^^
またなんかネタ思いついたらやろーってことで^^
追記よりどぞーなのですノシ








100万回愛してると言って 6







蓮がキョーコの異変に気づいたのは、会議から戻ってすぐの事だった……。


「お茶です」

「ありがとう」

白い湯気を立てるカップへと手を伸ばせば、まるで逃げるようにサッと腕を引かれ、「美味しいよ」と微笑んでも「いえ、あっ、片付けてきますね」と、相槌もそこそこにトレイを抱きしめてたまま身を翻してしまった。

「最上さん?何かあった?」

背中に向かって問いかければ、ぎこちない表情で振り返る姿に蓮の心には言い知れない不安が沸き起こる。

「い、い、いいえ!!なんにもっ!!!」

元来嘘の苦手なキョーコが明らかに何かを隠していると悟るのは至極当然の話しで、思い当たる節のない蓮はそれでも原因を模索した。

(昨日の朝は仕事は楽しいですってご機嫌だったし、昼に弁当を一緒に食べた時は変わった様子は特になかったはずだ……)

(夜は少し……やりすぎたけど、あの声は本気で嫌がってはなかったしな……)

そして今朝も変わりなく、昼食時には、キョーコが手ずから入れた新茶に茶柱が立ったと無邪気に喜んでいたはずだ。

(月ものの予定日にはまだ少し日があるし、苛立っているとか辛いって感じでもないな)

やはりいくら考えても原因が思いつかない蓮は直接聞いてみる事にした。

「最上さん」

「な、なんでございましょうか」

「何かあったんだよね?何を隠しているのかな?」

「いえいえっ!私に隠し事なんてありません、ありませんとも!」

明らかに目が泳いでいるというのにキョーコは頑として蓮の言葉を否定する。

「ね。教えて?」

椅子に腰掛けている蓮は、キョーコを見上げ、頑なな彼女を籠絡するべく甘い声音で強請ってみるも、

「っ!!ですから。何も隠し事なんて……」

やはりキョーコは口を閉ざしていて、蓮は手段を変える事を選ぶ。

「ほんとに?」

「は、はい」

明らかに嘘だと分かる表情だったが、あえてそれには突っ込む事はせず、佇んでいるキョーコの腰に手を回して華奢な体をぐいと引き寄せれば、いきなりの事にキョーコの口から小さな悲鳴が零れた。

「きゃっ!あ、あのっ、どうしてお膝の上なのでしょうぅ」

「ん?抱きしめたくなったから」

「ひゃんっ」

耳元で囁き、そして白いうなじに唇を寄せれば、キョーコは赤面して縮こまり、その閉ざされた口を割る事も時間の問題と思われたのだが。

「ず……」

「ず?」

俯くキョーコの口から零れた言葉に首を傾げたその時。

「ずるいです!」

「っ!!」

キッと見上げてきたキョーコの瞳にうっすら浮かぶ涙と、紅潮した桃色の頬を前に蓮は思わず息を飲んで固まる。

「こんな攻撃、反則すぎですっ」

キョーコからすれば耳元での囁きやうなじに寄せられた唇の存在がまるで抗えない自白剤のような物で、

「えっと……ごめん」

蓮からすればキョーコの潤んだ瞳こそ逆らう事ができない絶対無敵の印籠であり、思わず華奢な身体を抱きしめて詫びる。

端から見ていれば「勝手にやってなさいよアナタ達」と言われかねないやり取りを続ける二人だったのだが、此処に来てようやく第三者咳払いが介入した事により二人はハッと我にかえった。

「……あのさー」

「え?や、社さん!?」

「わたし達、聞いていてもよろしいのでしょうか?」

「マッマリアちゃんまでっ!!!」

蓮とキョーコがハタと気づけば呆れ顔の社とマリアが二人を見つめて戸口で佇んでいる。

「これでも何回かノックはしたのですわ。お姉さま」

「あ、あ……これは、そのっ」

「いいんですのよ。蓮様はとても素敵なのですから、お姉さまが蓮様しか見えなくなるのもしょうがありませんわ」

「っー!!」

小学生とは思えないマリアの理解溢れる言葉にキョーコは熟れたトマトのように真っ赤に茹であがり、ジタジタと暴れるようにして蓮の膝から抜け出した。

「わっ、私っ、ゴミを捨てて来ますねっ!」

真っ赤なキョーコはそのまま蓮のデスク脇の、殆ど空であるゴミ箱を抱え、止める間もなく部屋から飛び出して行った。

「……れーん。職場内でこういうのは止めろって言っただろ?」

普段なら聞き入れる社の注意なのだが、この時の蓮には後一歩の所を邪魔された恨めしさの方が先立ってしまい、結果、じろりとねめつけられた社は、その威圧感で「うっ」とたじろく事になった。

「な、なんだよ、何かあったのか?」

「それを知る為だったんですよ。今のは」

はあと嘆息した蓮に社は「よく分からんがすまん」と短く詫び、そんな二人の気まずい空気を敏感に察知したマリアが状況を和ませようと割って入る。

「蓮さまはお姉さまの何を知りたかったんですの?」

「お姉さまって……」

キョーコとは初対面であるはずのマリアの口振りに蓮が不思議そうな顔をすれば、マリアはそれに答える為に口を開く。

「さきほどお邪魔した時は、蓮さまは会議中でしたから、わたし、お姉さまとお話ししていたんです。蓮さまが選ばれただけあって素敵な方で安心いたしましたわ」

そう言って嬉しそうに微笑むマリアの様子には屈託がなく、自分を慕ってくれていた妹のような少女の反応に安堵した蓮は、だとしたらキョーコの不自然な様子の原因に何か心当たりがあるだろうか、とマリアに問う事にした。

「うーん、そうですわね。……ひょっとしてアレなのかしら」

「あれ?」

「指輪です」

「指輪?」

なにやら心当たりがある様子のマリアによれば、蓮が不在の間キョーコと色々な話しをしたのだが、婚約したてのはずであるキョーコが指輪の類を着用していない事がどうしても気になり問うたのだという。

「蓮さま、お姉さまにまだ婚約指輪を渡していらっしゃらないでしょう?レディというのはそういう事が気になるものですわよ」

相手を不安にさせてどうしますの?と蓮をたしなめる口をきくマリアに、蓮は思わず誤魔化すような苦笑を浮かべる。

「ああ……でもね、それは彼女も理由を知っているから」

実のところ、宝田ジュエリーにオーダーして完成はしているのだが、『レン』の立ち上げやらアールマンディ日本支部の代表への就任など、日々の忙しさに正式な婚約パーティーの日程が決まらず、結果タイミングを逃してまだ渡せていないのが実情なのだ。

「そうだよなあ。キョーコちゃんも今コレクション前だから忙しいって事は承知してるはずだよな」

「ええ、だからそれを理由に様子がおかしくなることはないと思うんですけど……」

「うーん。じゃあどうしちゃったんだろうねぇ」

不思議そうにする社の言葉に頷きながら、蓮はやはり原因が思いつかず、どうしたものかと考えこむ事になった。





――――――――――――――





「今日は夕食、外で食べて帰ろうか」

疲れてるだろう?と問えば、キョーコはパチパチとまばたきして大丈夫ですよ?と運転する蓮を見上げ、そしてすぐに視線は窓の外へと逸らされた。

「たまには気分を変えてみるのもいいかと思ってね。付き合ってくれる?」

そう言ってしまえばキョーコに否はなく、蓮は前を向いたまま右手を伸ばし、キョーコの後頭部から回した手で頬から耳朶までを優しく包み込んだ。

「今日はなんだか俺が苛めたみたいになったからお詫びも兼ねて……ね」

「そんな……」

なすがままのキョーコが蓮の言葉を否定しようとするも、やはり歯切れが悪く、一向に蓮と視線を合わせようとしない姿に蓮の心にズキリと痛みが走った。

(一体何を隠そうとしてるんだ……)

横目でキョーコの表情を伺いつつも、蓮は運転に意識を集中するべく、心の中によぎる嫌な予感を打ち払いアクセルを踏み込んだ。




――――――――――――――





「あ……あの、敦賀さんっ!?」

二人が食事をしたのはヒズリ社の所持するホテルの一つで、キラキラと輝く夜景を一望しながらの時間を過ごした。

「なに?」

「なにって……ここ……」

食事中もやはりキョーコの様子はどこかおかしく、いつもより口数が少ない。
静かな場所で語らえば、頑なに閉ざそうとしている何かを打ち上けてくれるだろうかという蓮の期待は、蓮を直視しないようにテーブルの上ばかり見つめていていたキョーコにより打ち砕かれ、

「スイートだけど?」

「だけどって……」

十分に焦れてしまった蓮は悪びれる事なくキョーコを最上階へと連れ込んだ。

「今日は泊まろう」

お酒も飲んだしねと言われればその通りなのでキョーコはううと頷くしかない。

「でも、いきなり……どうしたんですか?何か」

あったんですか?と続くキョーコの言葉は蓮の唇に飲み込まれ、いきなりの口づけに面を食らいつつもほんの少し空をさまよった腕は蓮の背に回る。

「ん……」

長く口づければ、息が上がりきったキョーコを抱き上げる事は容易であり、長いコンパスをもって進めばあっという間に広い寝台の上にたどり着く。
柔らかなシーツの上に華奢な肢体を横たえ、さらに唇をねだるように舌でなぞれば、結ばれていたそれはおずおずと応える様に開き、蓮は口づけを深くした。
キョーコが飲み込み損ね、顎のラインを伝う唾液を追うように唇をずらせばその先を知る身体は期待に戦慄くようにピクリと反応し、回された手のひらから伝わる体温が上がった気がして、蓮は知り尽くした着衣にそっと腕を伸ばした。







「ね。まだ教えてくれないの?」

「な……にを……んっ」

キョーコの様子がおかしくなった原因をどうしても知りたいと思う自分の独占欲を止められない事に内心で呆れながらも、衝動は止められず、あらかたの熱を吐き終えた頃に再び問うた。
自分を組み敷く男の真剣な眼差しにキョーコは戸惑いの色を浮かべ、

「あの……敦賀さ……」

身じろぎすれば、いまだに熱をもつそれはキョーコの内にいる。

「抜い……っぁ」

「……駄目。教えて?」

「っ!」

もう逃すつもりは無いという眼差しの強さに知らずキョーコの喉が鳴り。
二人の間に沈黙が生まれた。

「……その……」

ほんの少しの間ではあったが、キョーコは何かを決意したかのように口を開き、そんなキョーコを見下ろしている蓮は動きを止め、言葉の続きを待つ。

「その?」

「…………あの……」

「あの?」

「……マリアちゃんが……」

「マリアちゃん?」

一度は否定したものの、やはりマリアが言った通り、表向きは納得していても指輪を渡していない事を気に病んでいたのだろうかと蓮は表情を曇らせたのだが、キョーコの口から飛び出したのは、蓮の予想とは違う内容だった。

「マリアちゃんが、敦賀さんとの事を認めてくれたんですけど……その……」

「その?」

「敦賀さんとの………のが条件だって言われて……勝手に……うんって言っちゃいまして」

「ん?……何が条件って?」

どうやら原因はマリアとの会話らしいという事は分かったが、肝心の内容が聞き取れず蓮が距離をほんの少し詰めると、

「あっ」

それにより起こった刺激でキョーコの腰がピクリと跳ねた。
自分の口を両手で覆い、声を殺すように悶える姿に蓮の嗜虐心がそそられ、わざと揺すってから耳元で意地悪く囁く。

「もう一回言って?」

主導権を握り、完全に優位に立っていたはずだったのだ。
この瞬間までは。

「つ……敦賀さん……の赤ちゃん……男の子を産むって……そのっ」

「っう!!?」

この予想もしない内容に、蓮は目を見開き、思わず自制心が飛んだ。

「へっ!?あ、っ、あ、あ、今っ、なかっ」

「ごめん……」

「っ敦賀さんーっ!?」

「……ごめんね」

こうして、キョーコの予想外な発言に虚を突かれ。うっかり果ててしまった事で自己嫌悪にうなだれた蓮は、キョーコの胸の上に突っ伏した。

「し、しっかりしてくださいーっ!起きて、起きてください、敦賀さんーっ」

キョーコが蓮の下から抜け出すまでに、一時間ほど時間を必要とするのだが、ここから先の物語はまたの機会にお話ししようと思う。








アウトかセーフかといえば、思いっきりアウトだったような気がしながら、表で無理やり着地してみました。
・・・10.00!!
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