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キョコ誕SS・君の為に出来る事
キョコたんお誕生日おめでとうなのでーす!!
後編は年内アップしますですー><脱稿したらっ、脱稿したらーっ!!orz

あ、そうそう。
次号の本誌の付録はスキビファンのためだけにありますね^^
今までの本誌カラー扉全収録冊子?と複製原画とか、もうどんだけ大盤振る舞いですか!!
ふろくつき特別定価も安いって言って買いますよ。それ。
・・・ひょっとして応募者全員サービスですかね?
そのほかにつく付録がA5ファイル二種で、その絵が蓮の裏が松太郎でキョコの裏が三人でクリスマスの絵なのですが、なんで蓮とキョーコがセットじゃないし!!って思ってから気付いたのです。
二人を並べるために別々にしてあるんですね!!!←松太郎を見る気はないようです。正直すいません。

パスワードは12/23までお返ししました。
返ってきたものもあるので、来てないよーって方は再請求ください。



君の為に出来る事 <前編>







社倖一がLMEの正面玄関の自動ドアをくぐり抜け、エントランスへ足を踏み入れると、昨日までは極々普通の内装だったそこは、キラキラと眩い輝きに満ち溢れ、色とりどりに飾り付けられた華やかな空間へと一変していた。

「ああ……今日から12月だもんな」

オルゴールのジングルベルが流れ、天井まで届きそうなほどの巨大なクリスマスツリーが中央をドンと占拠し、いたるところに電飾やらオーナメントといった飾り付けを施されている室内を見渡せば、もうこんな時期なのだと時の流れの早さを感じる。

「あ。いかん。そろそろ蓮が会議室に着いてる時間だよな」

腕時計を見れば、約束の時間まであと15分程はあったが、社が担当して以来、遅刻知らずの担当俳優は5分前には待機している事が多い。
いつもならそこに社も一緒にいる訳なのだが、今日は互いに時間が合わず、別々に事務所に入った。

時間が合わなかった主な理由は、近頃交際4ヶ月目に入った蓮が、彼女……最上キョーコがもうすぐ二十歳になる事をきっかけに、同棲を始めた為であり、今日は早朝から地方ロケへと出掛ける事になっていたキョーコを駅前まで送ってから事務所に来るから。に他ならない。

(昨日の今日だし。やっぱご機嫌なんだろうなぁ……うーん。どうしよ)

楽しい一日を過ごしたに違いないが、キョーコと付き合う前の蓮ならば、気楽に「どうだったんだよ」と、進展具合を聞き出しながら、からかう事ができたのだが、いざ二人が交際へと発展してみれば、下手につつくと、砂糖とガムシロップとはちみつに生クリームまで混ぜたものをベタベタに塗りたくったバターケーキをホールで丸ごと食べさせられるような気分になるので、社としては自分から二人のラブラブぶりに当てられるような発言はしたくない。

「俺も彼女探そうかな……でも俺、モテないしなぁ……」

なんだか切ない気持ちになりながら、実は影ではかなりモテている事を気づいていない社は、早足で待ち合わせをしている会議室へと向かったのであった。



――――――――――――――





「はぁ……」

(え?ため息?)

「どうしたんだ?蓮」

社が扉を開けば、出迎えの第一声は自分に向けられた物ではない。
蓮はすでに到着していて、珍しく雑誌を手に真剣な眼差しで読んでいて、ため息はそれに向けられていたようだ。

(雑誌なんて珍しい。って、なんか……前にも似た光景を見たような気が……)

ちょっとしたデジャヴを感じながら、なにやら悩んでいるらしい蓮に声をかける。

「ああ、社さん。おはようございます」

社に反応し、雑誌から視線をあげた蓮は柔和な笑みを浮かべるも、悩ましげなため息を聞いてしまったせいか、社にはどこか引っかかるものがあった。

「おはよ。で、何だよ?なんか悩み事?」

担当俳優の精神的なケアもマネージャの仕事の一つとして、聞いてみなければと使命感に駆られた社はキリリと真面目な表情で問う。

(お前が妙に悩んだ顔でいると、それを見ちゃった他の人間が惚けて使いものになんなくなるしな)

つまりは蓮の影響力を正しく理解している故の行動だ。

「ええ、少し……」

「なんだよ。キョーコちゃんと楽しい一日を過ごせたんじゃないのか?」

歯切れの悪い蓮に、何を悩む事があるのかと社は怪訝な顔で問うと、蓮はやや苦笑まじりで言った。

「それとは関係無いですよ。夕べは本当に楽しかったです。夕べは彼女が初めて……」

「いや、いい!何をどうしたかなんて報告、独り身の俺にしてくれるな!!」

やぶ蛇だったかと大慌てで蓮の話しを食い止める。

(同棲を始めてからの"初めて"なんて絶対ろくな話しじゃないだろっ!)

ノロケ以外の何物でもないだろうと固辞する社に蓮は「はあ、そうですか」と釈然としない顔のままではあるが、言葉を飲み込んだ。

「で?夕べの事が原因じゃないならなんだったんだよ」

話題をそらせようと社が問うた。

「ええと……実は……彼女へのプレゼントに悩んでました」

「プレゼント?」

一体なんでまたと言いかけて、12月25日がキョーコの誕生日である事に思い当たる。

「ってお前。今日はまだ12月1日だぞ?」

気が早すぎないかと声をあげる社に対し、蓮は唇を尖らせた。

「もう12月ですよ。大掛かりな物を用意するにはむしろ遅いでしょう?」

「さいですか……」

(大掛かりってなにやる気なんだか)

遠い目になりながら棒読みで相槌を打つ。

「キョーコちゃんが欲しがってるものなんかないの?」

プレゼントなんて本人が欲しい物を渡すのが一番に決まっているが、蓮は芳しくない表情で「彼女、無欲なんですよ……」と口にした。

(あー。リサーチはとっくに済んでるって事ね)

「じゃあ食事にでも行けば?」

夜景の綺麗なホテルのレストランとか定番だろ?と振れば、蓮はフムと考え込んでから言った。

「夜景の綺麗なホテル、なんて今から貸し切れますかね」

(ちょっ!貸し切る気かっ!!!)

25日は一般的に最も盛り上がるクリスマスイブの翌日であるとはいえ、25日をメインにしている人間だっているだろう。
それこそ世の中の恋人たちの迷惑になりそうなので是非やめて頂きたい。

「すまん。言っといてなんだがスケジュール的に外食は厳しいと思う」

「ですよね」

言葉を選んだ社だったが、蓮は特に気にする様子もなく頷く。

「っつーか、お前んちでも十分綺麗だよな」

なにせ億ションの最上階さまなのだ。社の住むアパートから見える夜景とは格が違うというものだ。

「あー。まあ否定はしませんが、でもやっぱり家よりはヒルドンとか帝國ホテルのスイートぐらいを押さえた方が良いんじゃないですかね」

「…………」

(スイートぐらい……ねぇ)

社とて一般的な同年代の人間と比べれば収入は良い方だ。
けれど、目の前の男のそれは社のはるか上をいっていて、この素敵すぎる金銭感覚にはため息をつきたくなる。

「ただ、今からだともう予約で埋まっているでしょうし、食事だけって言うのもね……食事しながらプレゼントを渡すっていうなら有りだと思うんですけど」

「あー。キョーコちゃんが恐縮して小さくなってそうだな」

(スイートで食事中に出すもんっつったらもう指輪一択だろうしな。それじゃあもうプロポーズじゃん)

「そうなんですよね。」

なんだか面倒な事になってきた。と、社は話題が変わる事を期待しながらそっと違う角度から攻めてみる事にした。

「じゃあさ、逆に手作りは?お前が手ずから何かを作ったとなればキョーコちゃん、感動するんじゃないか?」

「ああ。なるほど。そういうのも良いかもしれませんね」

社からすれば苦し紛れのアドバイス。けれど、新たな選択肢を手に入れた男にとっては、それは天啓かと思うほどの閃きをもたらした。

「あ、そろそろ出ないとまずいぞ」

「はい」

時刻が迫っている事に気づいた蓮と社は、連れ立って現場に向かう為、会議室を後にしたのであった。









敦賀さんキョコたんの誕生日プレゼントを探す旅物語であります^^
後編は年内に!!
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