スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

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SS・トラブルメーカー2
のっけから。前後篇のはずが、三部作になりました・・・てへぺろ。・・・orz

さてさて、只今大絶賛原稿中なうです。来週の連休で高跳びして、TBオンリーに参加するのでありますノシ
例によって、漫画本を描いてるところなのです!バレンタイン本ーっ!!
描けば描くほどうまくなれると信じてがむしゃらに描いてますが・・・むずかしいなぁ・・・。TBは絵師さまがいっぱいジャンルなので色んな方を見てるだけでもっとがんばろうっていう刺激がすごくてあちらも好きなのですvBLですいませんですけれどw

とりあえず、二月はTB、三月のHARUはスキビでぺらーい漫画本を出したいと思ってるので、もうしばらく全力疾走です!うん。
スキビで描きたい漫画ネタをちょっとずつ溜めてたんですけど、どうやらそろそろ一冊に出来そうかもしれない。ということでw ホントはアンソロに描けないかなとか思ってた小ネタですが、小ネタすぎて個人誌になりましたっていうw・・・私なんぞの漫画本なので、需要のほどは分かりませんが、やりたいからやろう!ということで、がんばります^^

この予定が終わったらのんびりできる・・・かなぁ・・・w
あ、コメントみなさま本当いつもありがとうございます!!本誌げっとの雄たけびへのコメントも本当うれしかったのですv脱稿したら本誌感想と妄想を落とそうvと心に誓いつつ、原稿頑張って来ますー^^





トラブルメーカー 2








ラブミー部部室での記念撮影から2日。

本番中の蓮をスタジオに残し、富士テレビ局内の通路にてスケジュール調整をしていた社は、横切るキョーコの姿を見つけて声をかけた。

「あっ、キョーコちゃーん!」

「社さん?お疲れ様です」

振り返ったキョーコは社に向かい笑顔でペコンと礼をする。

「移動中?」

「はい、今から事務所に帰る所です」

ふいに社は自分から外れたキョーコの視線に、探し人を悟り、ああと呟く。

「蓮は本番中なんだ。もうすぐ終わるから、あ、良かったら一緒に事務所」

「いえ、私、自転車で来ていますので。お気遣いありがとうございます」

社が言い終わるよりも先に誘いを辞退したキョーコに、社はやはり違和感を覚えた。

(これじゃ、まるでここから逃げたいみたいだよ――)

「では私はこれで……」

「あっ、キョーコちゃん、待って待って!」

「はい?」

「あのね。これ、この間の写真をプリントアウトしてもらったんだ」

手帳から取り出したのは蓮の携帯電話で撮影をした二枚の写真。

「蓮の顔が切れてる方も一応……ね」

「ありがとう……ございます」

受け取り、写真をじっと見下ろすキョーコは普段の豊さからかけ離れた無表情で、社の中の違和感は確信へと変わる。


「ねぇ。キョーコちゃん。蓮のやつ、何かした?」

「え……?」

社が心配そうに自分を見つめている事に気づいたキョーコは慌てて表情を取り繕った。

「あ、あははは、何もないですよ!何でもないです!滅相もありませんとも!」

ぶんぶんと右手を振って否定するキョーコは、左手に写真を握りしめたまま「それじゃ、私はこれでっ」と、再び礼をしたかと思えば、バタバタバタと音をたて、止める間もなく走り去っていった。

「……どうしたんだろ。一体」

最後にちらりと見えたキョーコの表情は、まるでこの世の終わりに怯える子供のようにも思えた。

「怯え……?」

それは蓮に?

それとも……まさかと社はふっと浮かんだ自分の想像に首を振る。
これは自分の願望のようなものだ。


キョーコが蓮を意識していたりしないだろうかと――。





「んだよ。すれ違いかよ」

(え?今の声って……!?)

ふわふわと纏まらない思考を巡らせていた社を現実に引き戻したのは、聞き覚えのある男の声だった。

「しょうがないわね、今日の所は諦める?」

「ちっ、キョーコのくせにこの俺に無駄足踏ませやがって」

苛立っている尚に祥子がまあまあと宥める声をかけている。

「あちらに聞いたスケジュールではこの後はLMEで打ち合わせがあるらしいけど、流石に訪ねるのもねぇ……」

「ひゅう。そこまで仕入れてんの?祥子さんやる~」

「本人に直接打診したい話しがあるからって言ったのよ」

ふふと得意気に笑う祥子の声に、死角にいた社は余計な事をと思いながら、彼らの思惑を探ろうと、これ以上ない程に耳を澄ませた。

「んじゃ。LMEまでドライブしてみっかな。急ぐよな?写真」

「そうね。早い方がいいわね」

そう言い終えると二人の足音は遠ざかっていき、社はふむと考える。

(写真ってなんだろ?キョーコちゃんが持ってるって事……?っていうか、このままいくと、どっかでキョーコちゃんに追いついたりするんじゃ。……事務所に訪問ってのも、どんな噂になるか分かったもんじゃないぞ)

尚は良い。所詮余所者なのだから後から噂になったとしても余所の事務所の中での話しだ。知れている。
問題は、身内の人間から色々探られる羽目になるキョーコだ。

(あーもうっ!椹さん何やってんですかっ!!)

キョーコのスケジュールを流してしまった人物が椹であろう事は想像に容易い。勿論、彼に悪気があった訳でなく、純粋にチャンスを広げてあげようという親心のはずだろうが。

社は携帯電話を取り出すと、手早く登録してある番号を呼び出しながら、まずはキョーコの確保を、と駐輪場に向かい、小走りで進んだ。




――――――――――――――



キョーコにとって、忌むべきは過去の愚か者だった自分。
人に依存しなければ生きる目的を持てなかった、空っぽだった頃の己だ。

何故騙されたのか。

何故気付けなかったのか。


何故、好きになってしまったのか。


物は捨て去る事が出来ても、過去を変える事が出来ない事実は痛い程彼女を蝕んでいる。

誰かを好きだと自覚する事を心の底から拒絶する程に――。



「何?邪魔なんだけど」

あともう少しで事務所という場所で、前方に停車した車がクラクションを鳴らし、キョーコを呼び止めた。
車から出て来たのは尚で、姿を見咎めた途端、キョーコの表情は忌々しい物を見るそれに変わり、そんなキョーコの反応に気を悪くした尚の表情も、思わず険しくなる。

「ちょっと用があったんだよ」

「だから、何よ」

「お前、俺の写真持ってたよな?」





――――――――――――――




蓮の携帯電話が震えたのは、撮影が終わり、控え室に戻ったちょうどその時だった。

「社さん?」

控え室に居るはずの社からの着信である事に、首を傾げながら通話ボタンを押す。
すると向こう側から社の息を切らせた声がして目を丸くした。

『キョーコちゃんっ、……不破がっ、LMEにっ』

「!? 今どこですか?」

ぜーはーぜーはーと切れ切れな単語だが、十分な意味を持つそれにより、次の瞬間、蓮は控え室を飛び出した。






「写真?そんなもんないわよ」

「嘘つけ、京都から出て来る時、アルバム一冊、大事そうに持ってたじゃねぇか」

「アルバム?…………これの事?」

キョーコは鞄からファイルを一冊取り出して見せる。
それは、過去の所持品の大半を処分したキョーコだが、中身を捨てた事で満足した為に、たまたま捨てずにおり、そして最近になって再び使い始めた物だ。

「持ってんじゃねぇか」

今持ってんなら話しが早いと笑う尚に、キョーコは吐き捨てるように言った。

「中身なら全部捨てたわよ」

「は?」

捨てた。の意味を瞬時に飲み込み損ねた尚からやや抜けた声が出る。

「ネガごとフライパンの中で焼いたから、今頃はゴミ集積地か……埋め立て地のどこかにでもあるんじゃないかしら。探しに行けば?」

灰だけどね、とキョーコは呟く。

「お前っ」

クスクスと暗い表情で笑うキョーコだが、次の瞬間、鋭い眼光で尚を見据え、その迫力に、尚は思わず息を飲んだ。

「私が後生大事にアンタの写真を持ってる?」

「…………」

「馬鹿じゃないの?寝言は寝てから言いなさいよね」

言い置くと、キョーコは尚を追い抜こうと一歩踏み出した。

「……っ」

そうして尚はようやく気付いたのだ。

それほど……、自分は憎まれているのだと。
どこかで許される事が当然だと思っていた存在からの決定的な拒絶に、初めて戻りようのない過去を取り返したいと強く願い、そして同時にもう叶わないのだという現実を突き付けられた。

「……ま……」

からからに渇いた喉から、なんとか絞り出すように声をあげる。

「待てよ!」

「触らないでっ」

去ろうとするキョーコを引き止めようと伸ばした尚の手を、キョーコは飛び跳ねるように避けた。刹那。

「あっ」

触れるよりも先に拒絶された尚の手は行き場を失い空を切る。
そうして、大きな動作で回避したキョーコの手の中からは、持っていたアルバムが滑り落ちた。

バサリと大きな音をたて、何枚かの写真は飛び出し、衝撃でパラパラとページが舞う。
飛び出した写真を反射的に追った尚は、それが蓮の写真である事に気づき、ぴくりと動きを止めた。

「お前……」

よりにもよって、自分の為にあったはずのポジションに、蓮がいる。


それはどうしようもなく尚の心を打ちのめすのだ。

認めたくはない。
畑も違う。
負けているとは思わない。
けれど、芸能人としての評価の高さが未だ越えられない男。

「私が誰の写真を持ってようと勝手でしょっ!」

「だからって、よりにもよって敦賀蓮か!!?」

触る事にも抵抗があったが、それでも発作的に写真を取り上げ、二つに割こうと両手をかけた瞬間、裏面にびっしりと書き込まれたプロフィールに手が止まり、その一瞬の躊躇により、写真はキョーコの手に取り返される。

「返してっ」

「なんだよ、それ」

さすがに、一目でキョーコの筆跡でない事は分かっていたが、持ち主がキョーコである事には変わりない。

「だからっ、アンタには関係ないの!」

「関係あるだろうがっ!!」

「は?」

「フラフラ他の男見てんじゃねぇよ!お前は俺を……俺だけを追いかけてりゃいいんだ!」

キョーコが蓮に奪われる事はどうしたって許せなかった。

「敦賀蓮なんて、お前の手におえる相手な訳ないだろうがっ」

他の男からなら奪い返してだってみせる。
けれど……。

「分かってるわよ!敦賀さんみたいな凄い人っ、好きになれる訳ないでしょ!」

「そんな顔で言ったって説得力がねぇんだよ!!」

苦しくて、苦しくて、涙を堪えている顔を母親以外の人間によって引き出されている。
それはどうしようもなく尚を苛立たせた。

「その顔にあの男が好きだって書いてるじゃねぇかっ!」

その一言でキョーコの顔に朱色が走った。

「ちがうっ、違う!私は……二度と誰かを好きになんて、そんなバカな女になんて、ならないんだからっ!!」

「最上さん?」

「っ!!!」

背後から声をかけられた事にビクリと肩を震わせたキョーコが振り返り、キョーコしか見ていなかった尚は驚きながら視線をあげれば、そこには蓮が立っている。
こんな場所にいるはずがない男の登場に、二人して目を見開いて固まった。

「敦賀……さん。なんで……」

「こんな所で話すなんて不用心だよ」

「あ……」

読めない表情の蓮が、歩み寄ったかと思えば、キョーコの肩をぐいと引き、キョーコの細い肩は蓮の身体にトンと当たる。

鼻腔に届く蓮が身につけているフレグランスの香りがキョーコの心臓にドクリと大きな音をたてさせた――。









こちらのお方をどなたと心得るー、このお方は夜の帝王、敦賀蓮候であるぞー。頭が高ーいひかえおろーww
・・・みとみつくにに対してつるがれんはゴロが合いませんでした・・・くそう。失敗orz


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はじめまして!いきなりですが、このおはなしとても好きです!!
前編からどきどきしつつ読んでおりましたが、恋心に気付いちゃったきょこたんが可愛すぎです!続き楽しみにしております\\\\(//∇//)\\\\
北大路 | URL | 2012/02/08/Wed 15:18 [編集]
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| | 2015/10/20/Tue 19:01 [編集]
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