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ACT.185続き妄想
こんばんはー。ホワイトデーだというのに寒いですね、本当に。
本誌まで一週間のこんなタイミングですが、ちょろっと書いてみたのを出してみました^^
こんな流れなんかの妄想もありなのかなぁって感じなので、・・・過度な期待しちゃだめなのよーorz
いや、うん。なんか色々すみませんorz 頭っからこういう発言は良くないのだろうかと思いつつ、いやしかし、短めなのよ。っていう。

そんなこんなで、誰にも言ってなかったけど明日は手術してきます。てへり★
美容整形外科とか初めて行くんですけど←整形じゃないですわよーっw
8ミリの良性の皮膚線維腫?なので、ちょちょいのちょーいなのです。多分。
こんなとこで呟いてみるあたり、私ちょっとは不安なんだろうか・・・うーん。

はっ!HARUコミまであとちょびっとしか無い!!ということで、目下色々がんばります。
明日は木曜なので、通販発送とか、メルレスとか、色々とがんばります^^よし、寝よう!←がんばるんじゃ・・・。




ACT.185 本誌続き妄想









溢れる湯水の共に、鬱々とした感情の全てを鈍色に光る排水溝に流してしまう事が出来たなら。

このどうしようもない焦燥感から解き放たれるのだろうか――。





「監督、あのっ、お願いします。今は敦賀さんをそっとしておいてあげて下さい!」

浴室の扉のノブを回すと必死な様子の彼女の声がして、その内容に扉を開けようとした腕は自然と止まる。


「京子さんの話は分かります。それでも、僕は監督としての決断をしなければならないんですよ」

わずかに開いた扉の隙間から伝え聞こえる人物の声で、今ここに監督が来ているのだと心臓はドキリと跳ねた。

「何度も言いますが、今日のような事があれば、現場の士気がどうのという問題ではなく。撮影そのもの、映画そのものが失われる可能性すら孕みます」

わざわざ監督が訪ねてくる理由。それは今日起こしてしまった騒ぎのせいだという事は簡単に分かる。
ドキンドキンと跳ねる心音がやたら大きく耳の奥に響く。

(これは……まさか……)

過去の苦い記憶がつぶさによぎる。

『〈お前はクビだ。家に帰んな。坊や〉』

クイッと指で示された終幕。

あの時のように、今から俺の首が刈られるのだと、もう終わりだと切り捨てられるのだと確信めいた勘が働き、冷たいシャワーを浴びたばかりだと言うのに背中に嫌な汗が伝った。

「今回は二人ともが無事だったから良かったものの、一歩間違えれば、村雨くんは怪我では済みませんでした」

「それは……分かっています」

「敦賀くん……カインヒールを降ろすべきだとスタッフの中に上がった声は、村雨くんが自分も頭に血が上って言い過ぎた所もあるからと宥めてくれたので、一応の収まりはついていますが、くすぶっている火種は間違いなくあります」

「はい……」

重苦しい空気の中、彼女の声がする。

「いくらあなたが敦賀くんを守ろうとしても、スタジオに君たちを信頼しているスタッフはいません」

「はい」

「なのにあなたは今の敦賀くんをそっとしておきたいと言う。……彼の暴走の原因に心当たりはあるんですか?」

暴走……。近衛監督の的確すぎる観察眼にああとうなだれた。

「少しだけ……予想しています」

「予想?」

「……敦賀さんは今、戦ってるんだと思うんです」

彼女の声に心臓がドキンとこれまでになく高鳴る。

(見抜かれてる……のか……)

「という事はあなたもハッキリは知らないんですね?」

「はい……でも、敦賀さんはきっと自分で出口を見付ける事が出来ると思うんです!」

「どうしてそんなに盲目的に信じていられるんですか?」

すると彼女は小さく「敦賀さんだからです」と言った。
けれど、いつもなら喜ぶような一言だろうと、彼女から慕われる事が今は痛い。

(情けない……)

「敦賀さんはDARKMOONで嘉月を演じた時も悩んで悩んで悩み抜いて、ちゃんと答えを持って帰って来られました。今回もBJを……カインの扱いを悩んでいる途中なんだと思います」

「扱い……ですか」

不思議そうに問う監督に彼女は続けた。

「きっと、敦賀さんの中でカインがしっくりする居場所を見つけられれば……敦賀さんがカインを演じる事を好きになれば落ち着くはずなんです」

(ああ……確かに。俺はカインは久遠の闇を放出する為の捌け口だと思っていただけで、愛してはいなかったな……)

演じる役柄は全て自分の心の中のどこかに居場所を作っていく。たとえそれがどんな役だろうと魂のかけらであるそれらを愛着を持って演じてきていたはずだ。

(忘れていた……な)

聴衆からどれだけ嫌われようと、ただ未緒を愛して演じ続けた彼女の一本気に感銘を受けた記憶もあるというのに、自分はといえば目の前の闇に捕らわれ、久遠の感情を暴走だと疎んじ、そしてカインに捌け口になる事を押し付けた揚句に持て余している。

結局。覚悟をしたつもりになっていただけで、いまだに俺は、過去に、久遠に正面から向き合えていないんだ。

(本当に情けない……)

「僕は監督で、役者ではありませんから、あなたの感性全てを理解出来る訳ではありません」

「はい……」

「ただ、あなたがそこまで言うのであれば敦賀くんを待ちたいという気持ちはあります」

「監督……っ」

ほっと安堵の息を吐く彼女と、「ですが」と言う監督の声が重なった。

「敦賀くんは、最初の顔合わせの段階で、BJの片鱗を確かに見せてくれました。それが今、突然制御出来ないほどに歯車が狂うというのは敦賀蓮という俳優の評価を考える限り、やはりおかしいとしか思えません。続投するにしても、理由は聞かないといけない」

「そんなっ!」

「映画は敦賀くん一人の為の物ですか?」

「……っ……いえ」

「理由も分からないままただ待てる程、この業界は甘くないのだと敦賀くんも分かっているはずです」

それはとても胸に刺さった。

「あなたが聞かずに待つ事を優しさだと思うならそれで結構。でも僕は、たとえ力ずくになろうとも聞き出す事が優しさになる事もあると思いますよ」

「……そう、でしょうか……」

締め上げられるように痛む胸の痛みは自分だけの物だと思っていたが、彼女の揺れる声色にも痛みを感じる。

(まるで今にも泣き出してしまいそうな声だ……)

扉を開けろと叫ぶ自分と、開けたくないと呟く弱い自分。

「それでも、私は……」

せめぎ合う感情を突破させるのはいつだって彼女の声だ。

こんなにも信じられていて、何を迷う事がある。そう己を叱咤して目蓋を閉じた。
すうと一呼吸し、薄く開いていた扉のノブを握る手に力を込める。


「お騒がせしてすみません……」

「敦賀さ……」

「敦賀くん」

静かに一歩踏み出せば、二人の視線が突き刺さる。

「お話し、させて頂きます」

それだけで俺が二人の会話を聞いていたのだという事は知れた。

コクリと頷く監督のそばで彼女は慌て、俺の前を通り過ぎようとする。

「大切なお話だと思いますから、私、席を外し……」

「待って」

グローブの上から彼女の手首を捉えた。

「敦賀さん……」

大きな瞳が俺を見上げて不安げに揺れている。

「君にも聞いて欲しい」

「……っ……」

目を見開く彼女は、静かにコクリと頷いた。


「君に……聞いてもらいたいんだ……」




断罪されるのならば、


他の誰でも無く。彼女でなければ意味が無い――。










そしてキョーコさんの手を握った敦賀さんの独白が・・・始まったりしないかなとかちょっと思ったりした訳です。出来心です。どうもすみませnおrz
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