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SS・続トラブルメーカー3(完)
こんにちは^^
先日、ゆで玉子だと思って割った卵が生玉子で、今日、生卵だと思って真っ二つにした卵がゆで卵だった惣也です。
・・・真っ二つになった殻付きゆで卵ってめちゃくちゃ剥きにくいんですけどー!←どうでもよろしい。

と、そんなこんなですが、先週に続き、今週末もw東京へ飛び出して、原画展に行ってこようと思います!
某所で、モーニング→原画展→ランチ→原画展→三時のおやつ→原画展→ディナー→原画展のコースでいいかな!!と言ったら笑われました。いや、でもそのぐらいの勢いで見てくるよ!
昔、サイン会開催の時にお子様だったので行けなかったのは永遠の失敗だと心に傷を負ったので、今度は後悔しないんだからー!!!私は結構腐った眼ではありますが、レポらしい物もしたいと思います^^
体力はなんとかしよう。リポDという前借で。っていう。

しかし、三月がもう去ろうとしているよー!五月がもうすぐだよ!!←四月はどこへ。
・・・SCCの締めきりが、締め切りが迫ってる!!だと!!!がくぶる。


(3/26)脱字があったので修正しました^^ご連絡ありがとうございましたー!!



続・トラブルメーカー 3







ざわめくスタジオの中、社は己の左手首にある腕時計を確認していた。
長針は12、短針は11を指していて、残念ながら太陽はとっくに沈んでいるので時刻は夜半に差しかかろうとしている。

「あー。この分じゃ26時も回りそうだよなぁ」

「しょうがないですよ。飛行機が飛ばなかったのは、由美子さんのせいじゃないですし」

撮影が押したそもそもの原因である共演女優が、セットの中で監督と打ち合わせをしている姿を蓮と社は壁際にもたれかかって眺めながら出番を待っている所で、社は思わず溜め息を吐く。

「そりゃそうだけどさぁ。螺旋の森2だってみんな喜んでたのに、朝からひたすら待て待て待て。なんか初日から幸先が悪くないか?」

初日だからこそ動かせないシーン撮りがあり、結果押し続けているスケジュールに、スタッフ達の空気が良くない事を感じた社は先行きを案じて重い溜め息を吐いた。

「まあ……こんな事もありますよ」

はははと笑う蓮の顔にも珍しく疲れの色が隠しきれずに滲んでいるあたり、蓮にも内心では思う所がありそうだ。

「ああ、そういえば携帯が光ってたぞ」

社がごそりとポケットから蓮の携帯電話を取り出した。

「ありがとうございます」

普段ならば控え室に置いておくのだが、今日はキョーコへの連絡を慌てて行った為に社に預けていたのだ。

「キョーコちゃんなんだって?」

分刻みのスケジュールの中、合間を縫ってキョーコへのメールを打っていた事を見知っていた社は、からかい半分の笑みを浮かべて問いかけた。

「え……ああ、頑張ってと」

パチンと携帯電話を畳む蓮の表情に浮かない物を感じ取った社は「ん?」と蓮の感情を読み取るべく思案する。
けれどそこは俳優を生業とするだけあり、蓮のポーカフェイスは社になかなか見破れない。
実際の所、蓮は留守録に声が入っていないかと期待していたのだが、返って来たのが簡単なメールだけで、少しばかりしょんぼりしている。けれど、それを社が読み取る事は難攻不落の城へ挑戦するようなものだ。

「そっか。って、そうだ。出番までまだ時間ありそうだし、ちょっと電話でもしてキョーコちゃんを補充してきたら?」

「え?」

「え?ってなんだよ。零時前だし、まだ大丈夫だろ?」

表情が読めないならば極一般的な気の回し方をするしかないと、自然な気遣いを示す社に蓮は戸惑いを露わにし、そんな蓮のリアクションに社が苦笑した。

「公認の仲なんだから、空き時間のお前が彼女に電話してるからって怒る人間はいないと思うぞ?」

順番が来る前に呼びに行ってやるさと笑う社の心遣いに蓮がクスリと笑う。

「すみません。じゃあ少しだけ」

そうして蓮はスタジオの外へと静かに向かった。






――――――――――――――




「…………出ないな」

幾度目かのコールで蓮は電話を諦め、ポチリとメール画面に切り替えた。

「んなトコに突っ立ってられると邪魔なんだけど?」

トゲトゲしい声音に手を止め、顔を上げれば、そこには仕事を終えた所らしい不破尚が立っている。

「それは失礼」

元々壁際にいたので邪魔もなにもないのだが、笑顔でこんばんはと返せば、蓮の紳士然とした反応に不満があるらしい尚はチッと舌打ちを一つした。

「ったく。キョーコといい、アンタといい、揃いも揃ってボケっとしやがって」

続いて毒づく尚は俺のどこがアイツのオヤジなんだっつーのとひとりごち、どうやら蓮のインタビュー記事を読んだ結果、尚が不機嫌になっているらしい事が分かる。

「で?電話でアイツと乳繰り合ってたってトコか?」

「ははは、そうでもないよ」

単語の意味が今ひとつ分からなくとも、良くない意味だろう事は軽く想像でき、苦笑してみせる。
けれど、そんな蓮に尚は「っつーかさぁ」と何かを思い出したように声をあげた。

「敦賀サンって草食系ってやつな訳?」

「草食系?」

一体何の話だと訝しむ蓮に、尚はやれやれと溜め息混じりに口を開く。

「アイツにまだ、手、出してないんだって?」

ははんと笑う尚がとんだ紳士だな。と嘲るように言う。
尚の断定的な発言の仕方から、その情報を知り得たのはキョーコと接触したのだろうと悟り、おそらく積極的に話したのではなく、キョーコが口を滑らせたのだろうという事は蓮にとって想像に容易い。

「好きな女に手出さないなんて、アンタ本当に男か?」

「と……言われてもね。」

蓮には蓮の思う進度があり、やっと手にできた愛しい愛しい存在だからこそ、欲望のままに安易に手を出せずに大切にしているつもりだ。
それを尚にどうこう言われる筋合いも無い。
適当にあしらってスタジオに戻ろうかと蓮が思考を巡らせたその時だった。

「アンタがそんな調子だとアイツがまた私なんかってウジウジして、見ててうっとおしいんだよ」

「え?」

私なんか、そう自分を卑下するキョーコの性質は蓮も知る所ではある。

「手。出すならさっさと出してやれ」

ふんと鼻を鳴らした尚は更に言う。

「アイツをああいう性格にしたのは俺だからな。俺にだって多少は思うとこってもんがある」

「不破……」

尚の発言の意外性に驚いた蓮の反応が尚にとっては腹立たしくもあり気恥ずかしく、再びチッと舌打ちをして吐き捨てるように言った。

「こういうの、俺のキャラじゃねえんだよ。こっち見んな!」

じゃあなと言いたいだけ言って踵を返した尚に、言葉をかけるタイミングを逸した蓮は、あ……と固まっており、蓮のフリーズが解けた頃には尚はこの場所にはもういない。

「参ったな……」

尚はキョーコの抱えている不安を知って、蓮に発破をかけに来たようだ。

お節介を焼くタイプではないと思っていたが、キョーコに対しての罪滅ぼしも兼ねていたのかもしれない。

(不安にさせていたなんて気付かなかった……)

蓮は再び携帯電話でキョーコの番号を鳴らす。

ただ会いたい。ただ、抱き締めて胸の中にある想いを伝えたいのだという衝動に駆られて――。





――――――――――――――






「……蓮。れーん」

社の小声にはっとした。

「顔っ、かーお!!」

予想以上に押し続けた撮影現場で、完全に無表情になっていた自分に気づき、すぐさま敦賀蓮を再起動させる。
すると、どうやら自分を中心に張り詰めていたらしいスタジオの空気がどこからともなく和らいでいった。

「すみません」

「いんや。由美子氏なんてお前を怒らせちゃったって顔色悪くしてさっさと逃げちゃったもん。まあ問題ないよ、後でフォローしとく」

「すみません……」

とりあえずこの場をなんとかしようなと笑う社に蓮は頭が下がる思いだ。

「では敦賀はこれで上がらせて頂きます。お疲れ様でした」

社がそう口にすれば、撤収作業にかかっていたスタッフ達は皆お疲れ様でしたと口々に発する。

「お疲れ様でした」

柔らかい温和な笑顔。それこそがこういう状況に相応しい顔だと蓮は愛想を振りまいてスタジオを後にした。

控室に置いてある荷物を纏め、駐車場に向かって歩こうとエントランスを横切ると、隣を歩いていた社が足を止めた事で蓮は振り返って問いかける。

「社さん?」

「んじゃ、俺はタクシーで帰るから、お前は部屋帰って早く寝ろよ?」

「え?送りますよ?」

社が早々に別れようとして蓮は戸惑う。

「ばーか。俺に構ってる暇があるんならキョーコちゃんに朝のうちに連絡出来るようにさっさと寝ろ」

「はあ……」

社の気遣いは、蓮が何度となくキョーコからの返信がないか携帯電話を覗いているのを知っているが故で、ことさらに申し訳なさが募る。

「すみません。お疲れ様でした」

「おう。お疲れ様」

社と別れ、一人愛車に乗り込むと信号待ちで止まる度に携帯電話を開く。これほどの深夜になれば返信が帰ってくる訳はないと頭では分かってはいるが不毛とも取れる時間は続く。

アクセルを踏み込めば、エンジンの回転と共に宵闇をつんざく咆哮が鳴いた。




――――――――――――――



あと少しだけ。

もう少しだけ待っていよう。

連絡をせずに蓮のマンションへやって来た事自体は初めてではないが、付き合い初めてからはこうした事はない。

「はあ……」

冷えた両手の掌に息を吹きかければ、そういえばあの時も寒かったなと思い出し、何故あんなにも勢い良くやってきて待っていられたのだろうと苦笑せずにはいられない。
思えば、あの頃から蓮に甘えていたなぁと無意識だった自分に気恥かしくもあった。
今だってこの場に居る事は勢いではある。
けれど、だからこそ携帯電話を忘れてきた事はいっそ僥倖だったのかもしれない。もし電話が繋がって、迷惑そうな声が聞こえでもしたら流石に立ち直れそうにないからだ。

(って……敦賀さんに限ってきっとそれはないわよね……悪い癖だわ……)

自分の想像でわたわたと慌て、悪い予感を順繰りに否定しては溜め息を吐く。

(今……何時だろう……)

最初は地下の高級スーパーで時間を潰そうとしていたが、ただでさえ客が少ない店内を長時間うろついている事に耐えられなくなって早々に飛び出した。
住人らしき人に続いて進む事でオートロックの扉をすり抜け、キョーコは蓮の部屋の前に座り込んでいる。

(もう少し……もう少し)

キョーコにとて明日のスケジュールがある。
誰に言ってもこんな時間に出歩くなんてと怒られると分かってはいた。
けれど、どうしても会いたいと思ったのだからとキョーコは自分を奮い立たせて蓮を待っている。
じっと床を見つめ、また一つ息を吐いた。



「……最上さん?」

「っ!!」

ぼんやりとしていたからエレベーターが到着した音に気付かなかったキョーコは降ってきた声にビクリと震え、そして声の主を見上げる。

「なんでこんな時間に」

「す、すみません!」

キョーコがいる事に驚きを隠さない蓮に、やはりまずかったと一気に冷えた頭を思い切り下げる。

「帰ります!」

そのまま突進するように走り出そうとすれば、ドンと蓮の胸板に阻まれてあっさりと捕獲された。

「会いに来てくれたの?」

「っっっ!!」

蓮の腕に捕らわれて身動きが取れず、蓮の言葉で顔が上げられない。
言葉にすれば『会いに来た』以外にはないのだが、それはものすごく恥ずかしい事のように思え、ぼぼぼぼぼとせり上がってくる熱で頬が燃えるようだった。

「ねぇ、最上さん?俺に会いたいと思ってくれたの?」

すぐそばで囁かれる美声にコクコクコクと頷いてこれ以上追い詰めないで欲しいという願いから蓮のジャケットの裾をぎゅっと握りしめる。

けれど、

「ちゃんと言って?」

そうして左のこめかみに一つ音をたてたキスが落ちる。

「ひゃっ!!」

それでも顔を上げないキョーコに対し、蓮は右のこめかみにもキスを落とした。

「ひゃああ!!」

思わず瞼を固く閉じ、離れようと力を込めるもびくともしない腕に必死になっていると、キョーコはようやく自分が顔を上げてしまっている事に気付き、その瞬間、唇に音をたてたキスが届く。

「んっ」

驚きのあまり瞼を開ければ、そこには嬉しそうに笑う蓮の顔がある。

「俺は君に会いたくて仕方なかったよ?」

ぎゅうと胸が締め付けられるようで苦しい。
ドクドクと脈打つ心臓は、こんなにも早く鼓動できるものなのかというスピードを刻んでいた。
会いたいの一言でこんなにも舞い上がる自分がいるのだと思うと、悲しくもないのに涙腺が緩んでいくのが分かる。

「……私も……敦賀さんに会いたくて」

顔は熱い。心臓は痛い。もう頭がおかしくなりそうだ。

「本当に……悪いお嬢さんだ」

「へ?……きゃっ!!」

蓮が苦笑したかと思えば、ひょいと持ち上げられ、顎先にチュっとキスをされた。

「狼の住処に無防備でやって来て、おまけにこんな可愛い顔をするなんてね」

「か、可愛い!?」

慣れない言葉はむず痒いとばかりに反応するキョーコに蓮はクスリと笑う。

「最上さんは可愛いよ。食べてしまいたいぐらい」

「か、かわっ、たべっ!!?」

パクパクと動く口も、真っ赤になった顔もさながら金魚のようで、水揚げされた魚に術がないようにキョーコは蓮の腕の中に抱き締められている。

「今夜は離してあげないよ?」

「っ!!!」


カチンと開くカードキーの音を聞きながら、キョーコを抱えたまま寝室に向かう蓮の首に腕を回し、ポツリと言った。

「残さないで下さいね?」


無垢であるが故に放った一撃が、蓮の理性を完全崩壊させた事を思い知るのは、これより数時間後の事であった。












たまには尚だって良い事言うんだよきっと!!珍しいとか言っちゃ駄目!w
いや、我が家では珍しいんですけども。・・・おかしいな。
ああ、そうそう。続かないのよ。箱庭だものー^O^
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| | 2012/03/22/Thu 20:51 [編集]
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