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ACT.187本誌続き妄想
呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!←どうしたんですか。

お久しぶりですこんばんは。待っていて貰えたか定かではありませんが←これで本当に誰も期待してなければしょんぼりするしか無いですねorz きっと誰かは待ってくれていたと信じてっw
久しぶりに本誌続き妄想的な物を書いてみたような気が・・・あれ?この間も書いたっけ?
そろそろボケが・・・。

さてさて、Mさんに先を越されてた!!と慌てて配置を調べてきました。

2012/05/03 SUPER COMIC CITY 21 『光の箱庭』西2ホールN1b
2012/05/06 ComicCity関西 89 『光の箱庭』4号館I45b
3日はありがたすぎる事にまたお誕生日にお邪魔させて頂けるようなので気兼ねなくポスターをどんと置きたいと思います。
新刊・・・新刊っ、い、いま頑張っている所で・・・す。←まだ真っ白だなんて言えなっ。
小説とちょこっとだけ漫画な本にしようかなと頑張って・・・いるはずです。

拍手コメントありがとうございます!本当頂ける度に頑張ろうって気持ちになります^^
パス請求ありがとうございます!順番にお返しさせて下さいねー!
通販も木曜までには発送しますね!まさかの封筒切れにあいましたorz





ACT.187 本誌続き妄想









本当ならば、この日は朝から夜まで一日の全てがナツの為の時間だった。


そんなキョーコに降って沸いたように空白になったスケジュール。

それは、たった一日の事で学校が終わった頃にはもう半分が終わっている。

けれど、この数時間こそが神様が与えてくれた、運命の時なのだと思わずにはいられない。


敦賀さんの為に使いなさい。


そう、何かに背中を押された気がしたのだ――。






黒いボールペンで予定を書いていた手帳に、雪花になる予定を記す赤い色のペンが混じったのはここ最近の話しだ。
そして、青い色のペンで書き留めてあるのはつい先日、社から聞いてメモしたばかりの蓮のスケジュール。
予定通りならば容易に待ち伏せる事ができる。
そして、不自然な程『敦賀蓮』である蓮ならば、きっと予定通りの行動をしているのではないか。そんな確信があった。

「我ながら、演技が上手くなったわ」

蓮がいるスタジオが、やっぱきまぐれロックの収録スタジオの二個上の階という、素晴らしい好条件に恵まれ、キョーコは次の企画の振付の練習をする事になっているので坊を貸して下さい。などというありそうでありえない理由を使い、坊の着ぐるみを手に入れる事に成功していた。

プキュプキュプキュ

緊張感のかけらもない楽しげな足音とは反対に、嘘を付いた後ろめたさから心臓がこれ以上なくドキドキしている。

「大丈夫。きっとやれる」

ふう……と息を吐けば、ちょうどエレベーターがチンと音を立て、目標階への到着を知らせた。

プキュプキュプキュ

やはり緊張感の無い足音と共に無機質な光沢を放つ廊下を歩いていく。

狙うは仕事終わりの蓮だ。

出来るならば楽屋に入れてもらい、話をして、腹に溜めている物を吐き出してもらいたい。
きっと蓮ならば、嘉月の時のように出口を探しあててくれると信じているから。

「……敦賀さん」

軽く偶然を装って出会って、いつかのように軽口を叩いてみる。
キョーコとてそれで全てが解決するなんて思ってはいない。けれど、昨夜から続くうわべだけの作り笑いよりは良くなると信じている。否、信じたいのだ。


ボスン

「いてっ」

「ご、ごめんなさ……っ!!」

考え事をしながら歩いていたせいで、注意力が散漫になっていた事もあり、出会い頭に死角からやってきた人間にぶつかってしまった。

「お前……」

慌てて謝りながら後ずさって顔を上げ、そしてキョーコは自分を見下ろす相手を判別してがく然とした。

(なんで馬鹿ショーがここにっ!!)

「し、失礼しましたーっ!」

今、尚に関わる訳にはいかないと全力で逃げを打とうと身を翻す。

「ちょ!待てっ!!」

プキュキュキュキュキュッと緊迫感のない足音で駆け出すと、何故か尚は追いかけてきた。

(なんで来るのよーっ!!!!)

坊のコンパスはただでさえ小さい。
全力で動かした所で全身が着ぐるみという拘束具なのだ。追いつかれる事は自然の理だった。

(いやああああ!!!!!こんなハンデって無いわ!!)

翼にくんっと引かれる重みを感じ、あっさり捕まえられたのだと目をぎゅっと瞑る。
けれど、重みは一瞬で失われ、何故?と恐る恐る尚の方を振り返ると、アクセサリーがじゃらりとしている尚の手首を掴んでいる蓮の姿が視界に飛び込んだ。

(ひっ!!!!!)

「何をしているの?彼、嫌がってるようだけど?」

「つるっ!!!?」

最悪のタイミングで目的の蓮は現れた。

「たす……」

(待って……)

思わず出かかった『助けて』を飲み込んだ。

(「助けて」は……駄目だ)

「おい。いてえよ。離せ馬鹿力」

(コイツは坊が私だって事を確かめる為に追ってきたのかもしれないわ)

一瞬で懸念が心を支配する。

「それは失礼」

そんなキョーコの心になど、気づいている様子のない蓮は尚の手を離し、また綺麗に笑った。

(また……『敦賀蓮』の敦賀さんの顔だ)

綺麗な笑顔のはずなのにキョーコの胸はズキリと痛む。
理由なんてない。
ただ蓮の笑顔が痛いのだ。

「いってぇな」

わざとらしく手首をさする尚が余計な事を言えば、この計画の全てが終わる。
おそらく、一目散に逃げ出した時点で中身がキョーコであるという確信めいた物はすでに持っているはずだ。

「ひ……久しぶりだね。不破くん。僕に何か用かい?」

ならば、何も言わせないように先手を打つしかない。

「は?不破くん?」

キョーコの物には到底聞こえないだろう声色に尚は怪訝な顔をした。

「バトミントンの再戦ならいつでも受けるよ。でも、今は帰ってくれ。僕はこれから用事があるんだ」

これで坊がキョーコだという事、キョーコが蓮に正体を隠している事は完全に気付かれてしまうだろう。
けれど、それこそが弱みだと悟るなら、尚の性格なら、今日の所は引き上げて、最大限に効力を発揮できる時に使いにくる。とっさの勘に従っての事だった。

(頭を剥いで確認されたらそっちの方が終わりだもの)

多少弱味を握られるくらいは良しとしなければならない。

「…………へぇ」

尚は坊を見下ろし、なにやら考える素振りを見せ、キョーコと蓮を交互に見やった。

(さっさと帰りなさいよこの馬鹿っ!!)

キョーコの内心を悟ったのか、尚はニヤリと笑い、キョーコの心臓はドキリと嫌な音を立てる。

「じゃあ貸しにしといてやってもいいぜ?」

「は?」

「あの日みたく三回回ってワンって鳴いてみろよ」

「っ!!」

それはキョーコがあの日持ち出した罰ゲームであり、尚が坊がキョーコだと気付いたというサインでもあった。

「不破君。俺の友人を虐めないでくれないか」

「はあ?俺がこの鳥を虐めてるだって?っつーか、このニワトリが友人?本気で言ってんの?」

見かねたらしい蓮が口を挟んだが、蓮の反応に尚は戸惑いを感じた。

(このニワトリはキョーコだろう。友人ってなんだ?)

蓮と睨み合うように視線を交わす。

(コイツ、本気でこの中身がキョーコだって分かってないのか?)

いくつもの疑問がよぎり、尚はいくつかの過程を考えたがどれも今ひとつしっくり来ずに訝しむ眼光だけが鋭く輝いた。


「さっきから聞いていたけど、君の発言の内容は最低だよ?自分で気付けないのかい?」

「てんめっ!!」

柔らかい物腰とは裏腹に驚くほど鋭い言葉が飛び、尚の導火線にあっさりと火が灯る。

「ちょ……ちょっと尚!何やってるの!!」

けれど、蓮に掴みかからん勢いの尚が一歩踏み出すよりも早く、二人を引き離すべしとするストッパーは意外な所から現れた。

「祥子さん」

「ほら、もうすぐ本番なんだから!」

蓮と一足触発な空気で相対していた事に慌てた祥子は強引に尚の腕を引き、尚もプロ意識から本番という単語は無視はできない。
だからこそ、渋々といった表情で祥子の言うなりになりながらも、ギンと蓮を睨む眼光は崩さなかった。

「おい。ニワトリ。今度会ったら焼き鳥にしてやるからな!覚えてろよ!」

最後の最後にそう言うと、尚はフンと鼻を鳴らした。

「僕を焼き鳥?君は『殺人鬼』か何かか。全く……」

ズリズリと引きずらている尚に向かい溜め息を吐いているポーズを取りながら、キョーコはあえてキーワードを込めた。

(……わざとらしかったかな)

チラリと蓮を見やれば蓮の顔は、やはり敦賀蓮の微笑みを崩してはおらず、それこそいっそ不自然なまでに敦賀蓮だった。

「敦賀くん。助かったよ、ありがとう」

「……いや、無事で良かったよ。久しぶりだね」

蓮の笑顔に心がざわめきたつ。

(違う……絶対……)

「ああ、本当久しぶりだね。それにしてももう少しで通りすがりの殺人犯に焼き鳥にされる所だったよ。本当にありがとう」

バトミントン勝負に一度負けたぐらいで目の敵にしないでもらいたいんだけどなあ、とうそぶきながら蓮の表情をじっと観察する。

(ほんの少しだけピクって反応したような気がするんだけど……)

それは注意深く見ていてもはっきり分からない。
無反応を装っているのだろうか。

「俺に何か?」

「ふおお!!?」

マジマジと見つめる坊に問うたのは蓮の方で思わず奇声があがった。

「ふおおって、君、大丈夫かい?」

「だ……大丈夫じゃないのは敦賀くんの方だろう!!」

「え?」

きっと誰も気付かない。
けれど、この笑顔は違う。
そんな確信だけがキョーコを突き動かした。

「まるでハリボテの笑顔じゃないか!僕が好きな敦賀くんはそんな笑い方してなかったのに!!」

「…………」

それきり蓮はパチンとスイッチが切れた玩具のように表情が消えた――。







続くのかな?これは・・・。
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