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箱庭ラジオ7に見せかけたSCC新刊のサンプル。
という事で、2012/05/03 SCC初売りの新刊のサンプルでございます^^


yas2-h1-h4.jpg

タイトルが2になってますが、お話自体は一冊ごとで完結しているのでこれだけでも読めるような感じの内容です。
調香師×シスターの蓮キョパラレル。優しいキスをして一冊目はR18でしたが、今回はR15仕様となってます。
オール書き下ろしP50 ¥500 4mm

ON・・・・・・


「あ、あ、あ。マイクテストマイクテスト~」
「最上さん。もう本番入ってるみたいだよ」
「え!?うそっ、ってやだ……本当!ONAIRランプ付いてますね」
「うん。最上さんの可愛らしい声は電波に乗っているよ」
「……敦賀さん」
「ん?なにかな?」
「いえ……なんでも」
(可愛らしいって言った!?真顔で言った!?な……なんて恥ずかしいセリフを臆面もなくっ!聞いた私の方が恥ずかしいってどういう事なのよーっ!!)
「そう? じゃあ最上さん。タイトルコールをよろしくね」
「あっ、はい。ではではコホン。みなさまこんにちは。お久しぶりの箱庭ラジオの時間です」
「本当に久しぶりだよね」
「はい。前回の放送が去年のエイプリルフールにあの馬鹿尚をひっかける為のものだった訳なんですが、それ以来になりますのでざっと一年と1ヶ月ぶりになりますよ」
「書いてる連載が完結したらやろうかなとか言ってた管理人がまた嘘八百だったって所かな」
「いえ、やる気はあったらしいんですが思い付かなかったらしいんです」
「あれ?管理人枯れたの?」
「どうなんでしょう。整わないーとか、叫んだとか叫んでないとか」
「まだやってたんだ」
「ダレウマーとか言われたいらしいですよ」
「古……いや、ごめん。なんでもない」
「あはは。さすがに敦賀さんでもあの生き物はフォローが出来ませんよね」
「うーん。ノーコメントでお願いするよ」
「はい。そうしましょう。さてさて、今日の放送の主旨なんですけど、敦賀さんはご存知ですか?」
「いや?最上さんは?」
「ええと、ゲストの飛鷹くんが知ってるって事なんですけど」
「そっか。じゃあ飛鷹くんに入ってもらおうか」
「ですね。ではでは、今回のゲスト、上杉飛鷹くんでーす」
「どうも……」
「あれ?飛鷹くん緊張してる?」
「ちっげぇよ!お前と敦賀蓮の前フリに疲れを覚えてただけ」
「うーん。ごめんね?」
「いや。別にいいっす」
「飛鷹くん、ひょっとして敦賀さんが苦手?」
「は?」
「俺が苦手?そうなの?上杉くん」
「い、いやいや。まだ原作で会話してないから困ってるだけだし!」
「あ、なるほどーっ」
「ああ、それもそうだね」
「つか、なんで俺まで引っ張り出されてんの?」
「え?宣伝だからじゃないの?」
「最上さん、身も蓋もないよ……」
「すみません。でも今回の箱庭ラジオはSCC発行の優しいキスをして2の番宣だってさっき打ち合わせたって聞いてたんですけど」
「いや。俺が言いたいのはなんで俺が番宣に引っ張り出されてんだろうって事だしっ」
「おおっなるほど!」
「うーん。飛鷹くんが今作のキーパーソンなんだよね?」
「否定は出来るような出来ないような……」
「つまり微妙なところって事なのかしら」
「ってかさ、優しいキスをして2って事は1を読んでない人には全く興味の湧かない話しじゃないのか?」
「いやいや、2は飛鷹→奏江だって知ったら興味出る方もいるかもしれないよ?」
「おいちょっと待て!なんだその矢印っ!なんて読むんだよ!!」
「ひかなかっこかたおもいかっことじる……ですかね」
「絶対違ってるだろ!!!!だいたい俺はっ」
「まあまあ、落ち着いて」
「お前らが俺で遊ぼうとするからだろーっ!!!!」
「飛鷹くんっお前らって言うのは間違えてるわ!少なくとも飛鷹くんで遊ぼうとしてるのは私だけよ!」
「なお悪いわっ!!」
「ほら。二人共。そろそろ落ち着こうか(きゅらり)」
「「はひっ」」
「とりあえずここでこうやっていても終わらない。サンプルを流してる間に打ち合わせよう」
「分かりました」
「うっす」
「それでは優しいキスをして2、サンプルをどうぞ」


――――――――――――――


世界には王国が二つあり、そして二つの国には人語を解す二つの種族が存在している。
一つは『人間』。もう一つは『獣』と総称される生き物だ。


獣は人狼、夢魔、吸血鬼、淫魔といった〝人ならざる者達〟で構成されており、少数派である彼らは基本的に人間と混ざる事なく、ひっそりと平和に過ごしている。
そんな彼らの中には極稀に人を餌とし、害を為す『魔物』と呼ばれる類へと変貌を遂げる者がおり、こうした一部の者達の為に人間は獣を弾圧する傾向が否めない。


魔物から世の人々を守護するのは、各王国の中にある教会に属する人間の役割なのである――。






 タカラダ村には小さな教会が一つあり、教会の中には礼拝堂と寝室と台所。そして裏庭にはそこで暮らす二人の男女が大切にしている花壇がある。
 二人の寝室には、一般的な物より二回りほど大きなベッドが一つと本がぎっしりと詰まった本棚が一つ。そしてテーブルと椅子がニ脚置いてあり、少女は今しがた寝室の片づけを終えたばかりだ。
テーブルの上には教会に暮らす少女、キョーコの手のひらから僅かにはみ出す大きさの四角い桐箱があった。
 箱の中には小瓶が一つ収められており、ほんの少し桃色がかった液体で満たされている。その正体はこの教会で一年がかりで作られた香水であるのだが。桐箱を大切そうに取り上げたキョーコはそっと蓋を閉めて自分の鞄の中にしまうと、これからの事を想い、ふにゃりと笑う。
「最上さん、準備は出来てる? そろそろマリアちゃんが迎えに来る時間だよ?」
「あ、はーい! お待たせしてすみませんっ」
扉の向こうから聞こえて来た蓮の呼びかけに声を返しながら、小さな鞄を一つ下げたキョーコは、パタパタと足音を立てて礼拝堂を横切り、重厚な扉を潜り抜けて教会の外へと飛び出した。
「いや。寝坊したのは俺が夕べ遅くまで付き合わせたせいだし?」
 含み笑いで口にする蓮の言葉に昨夜の出来事を思い出したらしいキョーコは赤くなって首を振った。
「い、いえいえいえ、そ、それは関係ないですっ」
「ここにはしばらく帰ってこれないから、少し寂しいね」
「そ、そうですね。しばらくはお預けです」
 何をとは言わないキョーコに、蓮はくっくっくと喉を鳴らした。
「って、あれ? 敦賀さんのお荷物はそれだけなんですか?」
「うん。そうだね」
蓮の荷物も鞄が一つきりである事にキョーコは小首を傾げた。自分の鞄が一つである事をまるっと棚の上に置く事になるが、これから二人が向かう旅路を思えば、蓮の荷物が手鞄一つではとても収まらないと思っていたのだ。
けれど、そんなキョーコの疑問に蓮はクスリと微笑む。
「最上さんに教わった通りに詰めてみたら、とても綺麗に収まったんだよ」
「えへへ。それは良かったです」
互いを見つめ合って笑い合う敦賀蓮と最上キョーコの二人が出会ったのは一年と少し前の事になる。
シスターになったばかりのキョーコの赴任先がこのタカラダ村だった訳なのだが、タカラダ村は隣国アカトキとの国境、LME王国の最南端に位置し、かれこれ十数年、正神父が不在だった辺境地区であるという事で、さぞや荒れ放題だろうという覚悟の上でやって来たキョーコだったのだが、いざやって来てみれば、無人と思われていた教会には蓮がすでに生活を始めてから数年が経過していた。
調香師として仕事をする為の礎をしっかりと築いていたというのに、キョーコがやって来た事で早々に教会から出て行こうとした蓮に慌て、とっさに同居を申し出、現在に至る訳なのだ。



――――――――――――――



「というサンプルらしいよ」
「ほほー。序盤すぎて分かりませんね」
「つーか。俺出て無いじゃん」
「……だから箱庭ラジオと抱き合わせてみたんじゃないのかな」
「なるほど……しょ、しょうも無い事を考えたな……」
「ちなみに、この本、あの馬鹿男も出てくるらしいですよ」
「……へー」
「敦賀さん?」
「いや、発行を止めさせようかなとかちょっと思わなくもないよね」
「え?え?えええ?」
(馬鹿男が出てくるだけでそんなに!?)
「どうしてR15なんだろう。どうせパラレルなんだから、最上さんのあれやこれを見たいよねぇ」
「ええええ!?そっちですか!!!?」
「もちろん(きゅらり)」
「おい、ドピンク悪魔。オチが微妙すぎるからラジオは撮り直しだって指示が出たから俺は帰るぞ」
「へ?飛鷹君!?」
「あとはがんばれ」
「頑張るって何をーっ!!!」
「さて。じゃあ帰ろうかな。さ。いくよ。最上さん」
「え?え?ちょ、ちょっとどこ触ってっ!!!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブチ。








こんな小ネタを考えてた私がいます。疲れてるのかしら・・・。
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