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ACT189本誌続き妄想
梅雨入りですね、こんばんは。
雨で何かネタないかなーってぼんやりしていたら、はっ!白銀の狐があった。と思い返す今日この頃です。
いや、普通にぴっちぴっちちゃっぷちゃぷランランラーンなキョーコさんとか見たいんですが・・・いかん。効果音だけでなんか敦賀さんちの浴槽でちゃぷちゃぷやってる図が脳内を・・・←腐っとる。
まあ、心根が腐ってますから★ 裏庭にも久しぶりに短編投下したいなぁと思いながら、ここ一週間ぐらいずっと管理画面に込み合ってるので出直して下さいと言われ続けています。いい加減問い合わせを出したんですが。ぐぐ。

さてさて、こっちもがんばりつつ、原稿も頑張ります^^
夏コミ受かったので、せっかくなのでいつもより頑張ろう!って事ではりきった物が展開される計画のはずなので、・・・水面下活動、ファイオー!!!






ACT.189 本誌続き妄想




SIDE:社



(なんとか無事に終わった……)

「お疲れ様でしたあ!」
「お疲れ様です」

CM撮影のスタッフが口々に声を張りながら撤収作業にシフトしていく中、なんとか表向きは順調に撮影を終えた蓮と俺は控え室に戻ろうとしていたのだが、同じように控室へと向かう為に前を歩くのが貴島とマネージャーだって事に気が付いて俺は思わず眉間にシワを寄せた。

「お疲れ様。貴島君」

「ん?ああ、敦賀君か、お疲れー!」

(蓮っ!!なんだってわざわざ近寄っていくんだっ!!)

休憩中。貴島の携帯を覗き込んだ時に笑顔も取り繕えないぐらい精神ダメージを受けて固まっちゃってたはずなのに、蓮のやつは俺が「蓮?」って声をかけた途端にハッとした顔をして、動揺をごまかしたんだ。
確かに傍目には普通に見える。だけどきっと、今の蓮は普通じゃない。

(キョーコちゃんが貴島にあんなメールを返してきたのは、俺だってあんなにビックリしたんだ)

蓮が驚いて、そしてショックを受けなかったはずが無い。

(メールアドレス……かぁ)

俺は蓮の為にどうしてやれるだろう。

(キョーコちゃんとアドレス交換したからって、蓮のヤツが『大好き』なんて言ってもらえるようなメールのやり取りが出来るとは思えないしなあ。いくら蓮がキョーコちゃんに関しては結婚詐欺師並みに口が上手くてもなぁ……いや、蓮ならやれるのかな?)

まあ、何にせよ、恐るべし貴島ってトコだ。

「――という訳ですのでよろしくお願いします、社さん?」

「え?悪い、何っ!?」

しまった聞いてなかった!と慌てていたら、蓮が苦笑して「今度貴島くんと飲みに行きますから、スケジュール調整よろしくお願いしますっていう話ですよ」と言った。

(お前……その笑顔の裏で何を考えてるんだよ)

正直、蓮の考えてる事がぜんっぜん分からない。

(貴島と飲みに……ねぇ?)

「あ、ああ……じゃあスケジュールを照らし合わせて翌日に響かなさそうな日にちをピックアップして連絡させてもらうよ」

「よろしくお願いします」

人が良さそうな貴島のマネージャーが出来ればこの辺りでって指定してきたので手早く手帳を開くとペンを走らせた。

だからだ。

俺だけ気付かなかったのは。

「お!あれ、京子ちゃんじゃん。おーい!」

(え?今なんつったっ!)

「おはよう、最上さんに、不破君」

(なんだすとぉぉぉ!!!!)

ギョッとしながら確認すると、向こうから歩いてくるのは間違いなくキョーコちゃんと不破だった。
有り得ない。有り得ないぞ!
なんで不破なんかと一緒にいるのさキョーーォコちゃーーんっ!!
蓮、俺、貴島、貴島のマネージャー、キョーコちゃんに不破に不破のマネージャーって……

(どんな采配だよっ!!!!ありえないってばっ!!不破のマネージャー(あっち)もウワアって顔してる……やっぱりそう思うよな……ハハ)

「お、おはようございます。敦賀さん。貴島さん」

キョーコちゃんの声も心無しか上擦ってるよ。うわあ、不破が超ガン飛ばしてるっ。
今の蓮にはそういうの、やめてくれぇぇっ!

「おっはよう、京子ちゃん。さっきはメールの返事ありがとね。可愛いデコメだったよ」

(きっじまあああ!こんな時によくもまあ。本当に抜け目ないよなっ!頼むから空気読んでくれ!!)

「いえ、こちらこそ、有益な情報をありがとうございました」

「おい、キョーコ。お前っ、キジマってコイツかよ!!」

「ちょっと!仮にも業界の先輩に失礼な口きくんじゃないわよ!」

「誤魔化すな!!デコメっつったな!?お前ってヤツは!!!」

なんか不破が怒り狂ってる。
でも俺的には問題はそっちじゃないっ。蓮っ、れぇーんっ!!無表情っ、無表情怖いからっ!!

「アンタに関係ないでしょ!」

(ちょっ!!キョーコちゃん!そういう言い方は不破を挑発するだけっ)

「ねぇねぇ、京子ちゃん。彼、不破尚くんだよね、アーティストの」

タイミングを計ったように貴島が割り込んだ。
目の前の不破に聞かずにキョーコちゃんに質問を投げかけているあたり。

(やっぱり貴島はあなどれない)

「え?あ、はい」

「彼氏?」

(きじまああああああ!!お前っもう喋ってくれるな!!!)

「有り得ません!!!!コレはただの幼なじみです」

「っ!!」

「そうなんだ!良かったあ」

「はい?」

不破はキョーコちゃんの全面否定に息を飲んで固まって、貴島は満面の笑顔で、蓮は無言。
もうどうすりゃいいんだ……。

(はい?じゃないよ、キョーコちゃん)

「俺、京子ちゃんに交際を申し込んでる身だし。京子ちゃんに彼氏がいない事が嬉しいなってね。今の京子ちゃんは完全フリーって事だろ?」

(うわあ……独占欲丸出しの不破をさらっと『彼氏じゃないなら関係ない』って目で刺したぞコイツ)

「え?あ、いや。交際って……」

「ちっ。やっぱり下心ありまくりの男じゃねぇか」

「おや?男なんて生き物は下心の塊だと思うけど?」

「開き直るのか?」

「不破君も結構お子様なんだねぇ。若い若い。……本音と建前って物があるだろう?俺は京子ちゃんに合わせた攻め方をしてただけだ」

バチバチと激しい火花を散らしてる貴島と不破を前にキョーコちゃんはおろおろしてる。

(こ……これはっ!)

「そもそも京子ちゃんが誰と付き合うかなんて京子ちゃんが決める事だ。ただの幼ななじみの君には関係ないだろう?」

「関係なくねぇ!コイツはっ」

「俺の恋人だとでも言うのかい?」

「……っ」

即答出来ない不破が息を飲んだのを貴島は見逃さなかった。

「引き際はスマートに。出来ない男は格好悪いよ」

(業界で名うてのプレイボーイの発言には重みがあるな……不破が憤怒の表情で歯噛みしてる)

「ね?京子ちゃんは不破君の事、好きになれる?」

「は?」

(そこでキョーコちゃんに振るか!?)

「コレを好きになる事はあり得ませんし、かと言って貴島さんとのお付き合いもあり得ません」

「きっぱり言うねぇ」

貴島が楽しそうに笑って、不破は今度こそ黙り込んだ。

「そういう所、俺は気に入ってるんだけど。やっぱり俺と付き合ってよ」

「いや。無理ですから」

「またまた。さっき大好きってメールくれたじゃない」

「な、に……!?」
「それはっ!」

不破は目を見開き、キョーコちゃんもギョッとしてる。
だけど……。

(それはタイヤキの話しじゃないか!!!!)

「大丈夫だって」

(何がだよ!!)

本当にどうすりゃいいんだって頭を抱え込んだ瞬間だ。

「貴島君。君もそろそろ引き際をわきまえた方が良い」

(蓮っ!!!)

救世主になれるかもしれない男が口を開いた。





――――――――――――――


SIDE:キョーコ




今日はなんて最悪な巡り合わせなのかしら。
不破尚(バカ)に捕まったかと思えばそのまま今度は貴島さんと……敦賀さんがいるなんて。

あのバカと貴島さんがいきなり不穏な空気でにらみ合ってるのは放っておくとして。

(敦賀さん……)

無表情でこっちを見てる敦賀さん。
ただそれだけだけど……。胸が痛いの。

(今……何を思ってるんですか……?)

貴方は何を悩んでいるんですか……。ただこの一言が言えない。

「俺、京子ちゃんに交際を申し込んでる身だし。京子ちゃんに彼氏がいない事が嬉しいなってね。今の京子ちゃんは完全にフリーって事だろ?」

「え?あ、いや。交際って……」

(ん……?こうさい…………って、交際!?貴島さん、何か悪い物でも食べたの!?何何何!!?)

「ちっ。やっぱり下心ありまくりの男じゃねぇか」
「おや?男なんて生き物は下心の塊だと思うけど?」
「開き直るのか?」

(なんなの?このイヤーな空気)

今、私が考えたいのはそんな事じゃないのに、なんて邪魔な人達なのかしらっ!

「不破君も結構お子様だねぇ。本音と建前って物があるだろう?俺は京子ちゃんに合わせた攻め方をしてただけだ」

は?攻め方って何が?……まさかあのデコメールは罠!?罠なの!!
って……あれ?ちょっと待って!?

(敦賀さんにも貴島さんとメールをしてたって知られた訳よね。ひょっとして、今のコレはひょっとして呆れてる沈黙なの!?)

「そもそも京子ちゃんが誰と付き合うかなんて京子ちゃんが決める事だ。幼なじみの君には関係ないだろう?」

(いやああああ!敦賀さんに駄目息吐かれるのだけは嫌ーっ!)

「関係なくねぇ!コイツはっ」
「俺の恋人だとでも言うのかい?」
「……っ」
「引き際はスマートに。出来ない男は格好悪いよ」
「ね?京子ちゃんは不破君の事、好きになれる?」

「は?」

(ナニがどうしたらそんな砂漠で砂金粒な話しになるの!?無い無い無い!有り得ない!!)

「コレを好きになる事はあり得ませんし、かと言って貴島さんとのお付き合いもあり得ません」

「きっぱり言うねぇ」

だって真実だもの。
あのバカに恋なんて、絶対無いわ。

「そういう所、俺は気に入ってるんだけど。やっぱり俺と付き合ってよ」

(…………はあ?)

「いや。無理ですから」

「またまた。さっき大好きってメールくれたじゃない」
「な、に……!?」

「それはっ!」

(それっ!タイヤキの話しじゃないのよーっ!!!敦賀さんの前で変な事言わないでーっ!!!!)

「大丈夫だって」

無理、有り得ないから、もーっ!貴島さん、いい加減にっ!

「貴島君。君もそろそろ引き際をわきまえた方が良い」

(敦賀さん!!!)

ずっと沈黙していた敦賀さんがしゃべったって事に驚いた私は、目を大きく見開いたまま、ゆっくりと歩いてくる敦賀さんを見上げて固まってしまった。

「おや。今度は敦賀君か」

貴島さんは楽しそうに笑っていて、対する敦賀さんは笑顔の無い、真顔だった。

「彼女は君たちのものじゃない。振り回すのはやめてくれないかな」

「それって、大切な後輩だから?それとも、敦賀君も京子ちゃんに気があるって感じ?」

(何をおっしゃいますかっ!!)

さっきから……これじゃ私が原因で揉めてるみたいじゃない。貴島さんそろそろ本当にいい加減にっ!

(あ……敦賀さんの目が暗い……)

それは、シーツにくるまって、ぼんやりとホテルのロビー立っていた時みたいに、どこか頼りない。消えてしまいそうな雰囲気だと思った。
守ってあげなければいけない。
そんな衝動に駆られて心がぎゅうと痛む。

「彼女は俺のものだ」

(……え?)

敦賀さんの腕に強く引かれ、胸の中に飛び込む格好になった。

「きゃっ」

「キョーコ!」
「ちょっと、敦賀君!」

二人の声を無視した敦賀さんは私を抱き締めたままポツリと言った。

「どこにもいかせない……」

(敦賀……さん……)

それが望みだと言うのなら。

(……敦賀さん)

『来い』

そう言われたあの夜と同じように、自分の意志で敦賀さんの背中に腕を回した。

「私はここにいます」

違うのは、今の私が雪花ではなく、最上キョーコである。その一つだけなのだと思う。

「ずっと敦賀さんのそばにいます」

(だからどうか……)


今の私が考えられるのは、たった一つ。


敦賀さんの苦しみを和らげる力が欲しい。









蓮の闇がどう晴れるのか、毎号毎号ハラハラしながら本誌を読んでる訳ですが、やっぱりキョーコさん頑張れ!な訳ですよね!!
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| | 2017/07/27/Thu 22:50 [編集]
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