スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

SS・最後に聞くのは貴方の声で5
さてさてー、まだまだ寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうかー!
私は地元が吹雪いてる日・・・晴れの東京でおりました^O^
そんなこんなで、1/27CC東京131へお越し下さった皆様、ありがとうございましたー!
お菓子とか、誕生日プレゼントとか、たくさん頂いちゃって、きゃーきゃーです><
お名前とか聞いてないので、女神さま!!ありがとうございましたvチョコうまうまv

今年のそやえもんは、1月頭に愛車で大阪インテに行き、翌週に香川で青木隆治くんのライブに行ったり←本人がブログに書いていいから宣伝してねwって笑ってたので書いちゃう。ものまねで有名になっちゃったけど、90年代カバーアルバムとか、個人名義はFaceって名前でアルバム出てたりですごいんですよー。歌上手いから普通に感動出来る・・・。
そんな訳で、ライブは盛りだくさんすぎて、すごかったです!本人イケメンだしね!興味がある方はぐぐっちゃえばいいと思うんだ、そしてそやえもんと一緒にはハマればいいんだ^^そやえもんはまさかの最前列で洗礼を受けたので、このままどっぷり追いかけるコースです。
あとは、一月中ごろにコスプレしに高知までぶいぶいってしたり、締めは東京イベントな訳ですよ!
・・・年始から走ったなぁ・・・w
あとは来月に某声優さまに隣県の劇場に会いに行ったりする予定やらあれやこれやで、やっぱりじっとしてない生き物です。

通販のお申し込み誠にありがとうございましたー!
今月中にお申し込みの方にはACT.196を読んだ後の勢いで書いちゃった無配漫画ペーパーが自動的につけてありますので、二枚目wって方もご笑納下さいーっ、入れてるよねぇって思いながら流れ作業で入れちゃった←

あと、パスワードレスも現在全てお返事済みでございます。
届いてないよって方はアドレス再チェックの上、再度ご連絡下さい^^

さて。久しぶりのコレな更新なんですが・・・。
電話ネタの一話完結系でっていうスタンスだったんですけど、前回の話を引っ張ってます。ウソつきで本当すいませんorz ひょっとしなくても4を読み返さないと意味不明かもしれませn・・・ぶわわわわ・・・。











最後に聞くのは貴方の声で 5









それは、ある昼下がりの出来事だった。



「ほんっと仲良いわね。アンタと敦賀さん」

「え?そうかな?普通じゃないかしら」

「普通……ねぇ」

普通と呼ぶにはいささか電話を交わす頻度が高すぎないかという奏江のつっこみは発せられる事はなく。部屋にはパチンパチンという音が響く。

現在、キョーコと奏江は並んで書類整理の真っ最中であり、ホッチキスを片手に大量の書類と向き合っていた。
ちなみに、言わずもがな。これらはラブミー部としての活動の一貫である。

「まあ良いわ。それで?馬鹿女共の勘違いの理由とやらは、一体どこまで教えてもらえたの?」

「どこまでって?」

キョトンとするキョーコの反応に、残念ながら気が長い方ではない奏江は僅かに語気を強め「付き合ってるって思われてたらしいって話じゃなかったかしら?」と言うと、ようやくキョーコは奏江の言わんとする所を察した。

「ああ。えっと……そうね。結局の所、誤解の発端はあまり分からなかったかも。どこをどうしたら私と敦賀さんがおつき合いしてるって話になっちゃったのかしらね」

「は?」

「有り得ないわよね~。私と敦賀さんじゃ、そもそも釣り合わない事なんて誰が考えても分かるでしょうに。なのに敦賀さんってば彼女達は何も口外しないって約束したんだから、下手に否定したりフォローしないようになんて言うのよ?」

否定も肯定もしないのが勝ちだ、なんて芸能界ってやっぱり色々変わってるよねーと脳天気に笑うキョーコに、奏江は小さく溜め息を吐き出すと、そこでキョーコは「そう言えば」と、なにやらを思い出しながら手を叩いた。

「そう言えばね。あの時、せふれがどうのって言ってたんだけど、あれって一体なんだったのかしら」

「セっ!?」


キョーコがあまりにもあっけらかんと言うので、蓮がそこには言及する事なく、ごまかして終わらせた事を察する。

「……真相をまるで分かってないって訳ね」

「え?なあに?」

「なんでもないわ」

(なんで家まで連れ込んでおいて、大事な所を濁してるの?あのひとっ!夜な夜な電話するくらい積極的なら、いっそさっさと押し倒せばいいのに!)

思わず内心で先輩俳優を罵るものの、そこは芸能人としての意識も高い奏江。この業界、余計なひと言が自らの足を掬う災いの元になりかねないと心得ている彼女が声に出すような愚行は起こさない。

「はあーっ……」

「え?え?なんで溜め息!?モー子さあああん!?」

「別になんでもないわよ」

パチンパチンとホッチキスを綴じる音だけが響く部屋の中でひときわ大きな溜め息はしっかりとキョーコの耳にも届く訳で、キョーコが何故と慌てるのだが、こうも分かっていないところがいっそ清々しいが憎らしい。

(そもそもこの子。敦賀さんの存在自体は恐ろしく当たり前の物として受け入れてるのよね)

普通なら、そこまで頻繁に電話がかかってくれば「まさか敦賀さんは私の事……」と好意を疑いそうなものだが、キョーコは頑なに『たくさん気を使ってくださる凄い先輩』で自己完結させてしまっている。

けれど。それを迷惑だとも恐怖だとも言わない。つまり、そこには大なり小なり、蓮に対する好意があるはずなのだ。
ならば、自分は背中を少しばかり……いいや。キョーコに限っては力いっぱい押してみる事こそ必要なのではなかろうか。

(手始めは敦賀さんが言えなかった事……かしらね……)

「だーかーら。要点をまとめると、アンタの発言が敦賀さんとヤる事ヤってる。むしろそういう身体だけのアダルトな関係だと思われたのよ」

「アダ!!!?え!?そういう意味なのぉぉ!!?」

奏江が言った途端、キョーコの顔は真っ赤になったので、奏江はチロリと視線を投げ「そうよ」ときっぱりと言い切った。

(ああ。ズバッと言えば理解はするのね。そこまで壊滅的な天然ボケ子じゃなくて良かったわ)

普段のキョーコの思考回路が思考回路なだけに。ともすれば性に対する知識はキャベツの中にだの、コウノトリだのと言いだしそうだといった偏見に近いイメージが奏江の中には根強く、きっと現場に居合わせた蓮も同様で、全てを口に出来なかったのだろうと眉間を揉んだ。
一方のキョーコはと言えば、ようやく知った事実に目を白黒させている。

「は……破廉恥だわっ!!!」

こうして最後の謎も理解したキョーコは盛大に叫ぶ声があたりに響くと。

「なに?敦賀さんの裸でも想像したの?いやらしいわね」

「ち、ちがーうっ!!!」

真っ赤になったキョーコは、ぷしゅうと空気が抜けながら飛んでいくジェット風船のように勢いよく悲鳴をあげ、ヘナヘナヘナと床へと崩れ落ちた。

「さ。遊んでばかりいないでコレ運ぶわよ」

「も、モー子さあああん」

散々キョーコを慌てふためかせたというのに、ひたすらクールな奏江は、そのままのテンションでちらりとキョーコを一瞥すると、仕事に集中するべくキョーコに扉を開けるように促し、書類の束の入った箱の乗った台車を転がしたのだった。



――――――――――――――




「ああ、最上さん。ちょうど良いところに」

効率を上げるべく二手に分かれ、タレントセクションに書類を届けに来たキョーコは、主任の椹に呼び止められた。

「はい?何か?」

「実はね。さっき新しいCMが決まったんだよ」

「え!本当ですかっ!!ってきゃわあああっ!」

突然の椹の言葉に、キョーコは思わず持っていた書類の束から手を滑らせた。

「あーっ!!すみませんーっ」

「ああ、いいよ、いいよ。私も拾おう。大丈夫かい?」

「本当にすみませんでしたっ」

二人で床に散らばった紙片を拾い集め、トントンと揃えるとそれを机の上に置いてどちらともなくふうと息を吐く。

「ありがとうございました。それで、あの。……本当に私に決まったんですか?」

「そうだよ、是非京子で行きたいっていう先方からのご指名でね」

「わあ!嬉しいです!」

未緒、ナツとドラマでは立て続けにオファーを受けているが、CMといえばきゅらら以来なので一体どんなCMなのだろうとキョーコの心は自然と期待で膨らんでいく。

「一体どういった内容のCMですか?」

ウキウキと問うキョーコの様子に、椹もふふふと笑顔を浮かべる。

「来期の新モデルの携帯電話なんだがね」

「おお!」

「最近はスマートフォンが主流になっているだろう?それのCMなんだ」

「わああ!すごい!頑張ります!!」

「うんうん。頑張ってくれよ、結構大きなプロジェクトなんだが、我がLMEの単独でメインキャストが埋まるだなんて誇らしい限りだよ」

「他にもどなたかいらっしゃるんですか?」

新しい情報にキョーコが「ん?」と反応すれば、椹は「ああ、ごめんごめん」と言葉を付け足した。

「向こうからの指名は二人なんだよ。最上さんと蓮を使いたいって話しでね」

「敦賀さんと二人!!?」

「そう。頑張ってね」

「は。はい……がんばります!」

こうして、キョーコのスケジュール帳にまた一つ、新しい仕事が記された。




――――――――――――――


『今日、社さんから最上さんと共演が決まったって教えてもらったよ』

「あ……。私も椹さんからお話し頂き……ました……」

その日の夜、やはりキョーコの元には蓮からの電話がかかってきていて、話題はもちろん二人で受けるCM話についてだった。
そして、こういうおめでたい話題であれば、キョーコはいつもウキウキルンルンとした声で報告してくる事が常なので、蓮は微妙な間に引っかかりを覚える。

『元気がないね。うれしくないの?……俺と一緒じゃ嫌だったのかな?』

「あ……いえ。そんな事は決して!!……その……」

『ゆっくりで構わないから。感じた事を言ってご覧?』

口に出す事に躊躇するキョーコを促せば、ごくりと唾液を嚥下したキョーコは「その……ですね」とゆっくり口を開く。

「……私へのオファーは平凡な容姿の女の子が欲しいからって話らしくて、ちょっと…………その……」

今回の抜擢は、BOXRの監督からキョーコの『素』からの変貌ぶりが伝えらしい事がオファーのきっかけだったらしく。

つまり求められているのは『役者、京子』ではなく。
かつて共演者に素うどんとさえいわしめられた、限りなく個性が薄い、『キョーコ自身』
その事に傷付いたつもりはなかった。
少なくとも椹から話を伝え聞いたその瞬間は。
けれど、一人になった途端、どうにも不安がこみ上げてきて、平凡や普通という単語が無性に胸に突き刺さった。
小さな、静かな綻びになりつつあった過去の傷口が、再びジクジクと疼き始めてしまったのだ。

「やっぱり私……地味で、華がない部類の……平凡な人間なんだなって……」

『最上さん……』

「あ。誤解しないで下さいね!傷付いた訳じゃないんですっ、ただ……。ただ…………」

どうしようもなく不安で、今回の仕事をこなせる自信が湧いてこないのだ。
けれど、それをどう伝えれば良いのかが分からないキョーコは二の句が継げず、二人の間に沈黙が落ちる。

『最上さんは自分では分かっていないようだけど、とても可愛いんだよ。とてもね』

「は……はい?」

聞き間違いかと思わず聞き返すのだが、キョーコの戸惑いなど素知らぬ様子で蓮は続けた。

『最上さんは最上さんらしくあれば、それだけで十分に人を惹きつける魅力を持ってるんだ』

「そう……でしょうか……」

『うん。だから、大丈夫。俺が保証する』

「ありがとう……ございます」

『だから、頑張ろうね、ご主人様』

「ごっ!!?」

優しい声色から一転、悪戯めいた笑いを含む蓮にからかわれていると気づいたキョーコは、もう!と非難するが、蓮はクスクスと笑いが止まらない。

「頑張りますので、宜しくお願いします」

『うん。こちらこそ宜しく』

耳元をくすぐるような美低音がキョーコの心をさわさわと落ち着かなくさせていく。

「でっ、では、今日はそろそろ休もうかと思いますので!」

落ち着くどころか心臓がバクバクと早鐘を打ち、なにか壊れたのだろうかと思うほど、身体中の血液が沸騰したかのように熱い。

『うん。おやすみ』

「おやすみ……なさい」

これ以上は耐えられそうにないと慌てて常よりも一時間は早い時刻だったが電話を切り上げようと、疲れたふりをして通話を終えた。

蓮の声を聞いていると、気分が安らぎ、凪いでいく事もあれば、こうやって嵐が訪れる事がある。
切なく、締め付けられるような……けれど甘い心地良い何か。
自分の中に訪れようとしている『何か』の感覚は、過去に覚えた幸せを帯びたものともまた違う。

だからこの感覚は恋ではないと認めず、心地良さに漂い続けていた罰かもしれない。

二度目の恋がもう取り返しのつかないところまで大きく成長していた事にようやく自覚したこの瞬間こそが、新たな戦いの幕開けであった。









機種変更しようか考え中のそやえもんはまだガラケーです。
・・・・うううーん。キーボードつきのスマフォにしようかなぁ・・・・。




スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 光の箱庭. all rights reserved.