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SS・力ずく君に奪われて3
予約投稿でこんばんは!!

さてさて、ここまでのおさらい。

過去記事ですが、→<力ずく君に奪われて>で、こんなの読みたいんだけど、誰か続き書いてくれないかなぁと放り投げたら、まさかのFeast of eternityの珠々さんが「じゃあどうぞ」って答えてくれましたのが、→<力ずく君に奪われて2>であります。

珠々さんの作品が良すぎてそやえもんも続き書いてみたんだけれども、元ネタを参照して頂ければ分かりますが、無理矢理ルート話ですので、意味の分からない方、それは無理って方はご遠慮下さい。
私は、これは有りな無理矢理なのだと思ってますが、あくまで私の主観ですのでね。














唇だけは奪えなかった。

首筋をなぞり、白磁の肌、そのいたるところに暴力の刻印を刻んでもなお、引き結ばれた唇が紡ぐだろう音を耳にする事が恐ろしく、はらはらと零れ落ちる涙を見ないふりをして、自分の欲望だけを満たす行為に堕ちる。

「…………っ」

誰かに盗られるくらいならば、いっそ壊してしまいたい……と。
そんな衝動のままに暴虐を尽くす。

彼女からすれば、降って湧いた恐怖に凍りつき、抵抗出来ないのだと分かっていて。
それでも、無理矢理に搾取した彼女の熱をこの身に感じた途端、奥を、果てをと貪欲に求める情動は加速した。

痛みに震える姿がこんなにも憐れに思えるというのに、それでも俺は浅ましくも昏い欲求のままに彼女を傷つける。


どうしてあんな無邪気な顔で他の男に微笑んだの。

どうして俺なんかについてきてしまったの。


――どうして、

  なにも言わないの。


嫌だとも、痛いとも、悲鳴すらない。

白いラグに散る赤だけが雄弁に彼女の苦しみを語り、彼女の傷みを鑑みる事も出来ない自分に心底吐き気がした。

赤い色にはいつだって責め立てられるような気がする。

――後悔で胸が詰まるのに、それでも、引く事が出来ない。

ぐっと唇を強く結び、暴力に耐える。そんな彼女の姿。
理不尽をぶつけ続けた己の愚かさに罪悪感が募るというのに、体を巡る熱い紅蓮の奔流は止めどなく荒ぶり狂う。

やはり俺はどうしようもない愚か者で。
どれだけ取り繕っても、隠しても、最低の人間なのだという現実にこのまま死んでしまいたいと暗い願望に心が傾ぐ。

もう、全てを手放せ……と、

冷たい絶望が背後で、嗤った――。






「好きです」



「…………え?」


酷く優しい熱が唇に触れて。
信じられない柔らかい体温がふわりと落ちて。

「どうして……?」

これほどに非道な振る舞いをした俺に、君は眦を細めて微笑んでさえ見せた。

「どうして、でしょう」

問いかけを問いかけで返した彼女は、小さな声で言った。

「敦賀さんとさえ出会わなければ……こんな気持ち、知らずに済んだんです」

彼女の微笑みが霞み、頬に流れる雫を感じてようやく。

「……っ……」

自分が零した涙なのだと知った。

「…………本当、敦賀さんは、ズルい……」

咎める声はひどく甘美に艶めき。

続く唇への温もり越しの優しさが激しく胸を掻き毟る。

「――どうしようもないくらい、好きなんだ」

答える代わりと言わんばかりに背中へと回された彼女の両腕の熱に、溺れるように縋り、何度も何度も交わした唇は、どこまでも幸福な甘やかさを帯びていた。










駄文でリレーしてすいませんでした!
しかし、なんかもう、思わず出ちゃうくらいに珠々さんのが素敵すぎてすぎてすぎてすぎたんです。ええもう本当に、ドストライクターキーでした!

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