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ACT.201本誌続き妄想
おまたせーしましたーほーしをーよぞらへー

ということで、こんばんは。王子にうつつを抜かし、休日全部をコスプレにそそぎ、平日は白目剥きながら衣装を作るという一か月を過ごしてきました惣也です。はい。あほです。某スマイルの進撃のHEVENSをぜひ見て頂きた…。ってまあそこは置いといて。
世界一初恋の私の一押しカプが映画化決定でテンションあがってみたり、GDの二十周年画集にニヨニヨが止まらなかったり書きたいものも作りたい衣装も編集したい写真も描きたい漫画ネタも色々あるんだけど、どれも追い付かないぜチクショウにゃろうめーっ!どうやったら無尽蔵の体力を手に入れる事ができますか。真顔。

さてさて。パス請求はちょっとずつやってます。遅くてすいません。
拍手コメとか色々をさらっと攫うと。39度の熱があるのに此処読みに来てるYOU!とりあえず治してっ寝て!
あと、裏庭のリンク不具合数か所をありがたくもお知らせ頂けたので直しました。
そんでもって、携帯からだと文字数の多い話数がいくつか読めません助けて下さいという切実な通報を頂いたので、改善方法を・・・ちょっと考えます。コメント欄に最後の方だけ入れてみるかピクシブに掲載するか・・・なのかにゃー。実はオチを読めてない方って結構いるんでしょうか・・・(滝汗)私携帯の文字設定を一番小さくしてるからどこのサイトさまも携帯でわりかし読めるんだけども、確かに普通文字サイズ設定で読んでたら最後が切れたりした事が読み専時代あったなぁとか今更思い出す罠。

通販の到着コメント、感想もありがとうございました^^ヘロンヘロンになりながら全力で書き下ろしてましたので、とてもうれしかったですv
今のところ全件発送完了済み。ラブポーションが残部が次のイベントで無くなるのかどうなのかなーくらいの部数にはなってきました。
また、20万打の件のお願いを聞いて下さったYさま、お返事ありがとうございました^^メールで返そうとしたんですが帰って来たのでここから失礼しますです!冬か春あたり・・・と思いますのでまたお付き合い下さい。


ということで、なんかまだ色々お話することがあったような気がするけど鳥頭のワタシは忘れたので思い出したらやってきます。
以下。本誌続き妄想です。なんかこう。悩んだ割に普通の話です。















ACT.201 本誌続き妄想






――さながら、断頭台のいつ降りてくるのか分からない刃と見合っているような。

喉元にキリキリと食い込むロープに気道を奪われながら、絞首台を爪先一つでふらついているような。


絶命の寸前で悪戯に弄ばれ続けているようで。

とにかく、嫌な感覚だった――。




「君とはじっくり話したいメインテーマ残ってるから」

「っ……」

命運を握られていると言っても過言ではないローリィに呼び出された以上、もはや成り行きに身を任せるしか出来なくなったキョーコは、こみ上げる緊張で乾いた喉を僅かに鳴らす。

心臓の鼓動はやけに大きく、血液が降りていく感覚には眩暈すら覚えたが、ここでへたり込む事は許されてはいない。


「それでは社長。次に向かいますので、俺と蓮はこれで失礼します」

「ああ。ご苦労」

「キョーコちゃん。またね」

「あ、はいっ、お疲れ様でしたっ」

蓮に続いて立ち上がった社が、ローリィとキョーコ、二人の込み入った雰囲気を察したらしく、蓮を促してドアの方へと向かう。
キョーコは自分も後に続きたい衝動をなんとか押し止め、精一杯の笑顔を浮かべて二人を見送った。

このままローリィと二人きりで話をしなければならないという事には不安しか覚えられないのだが、しかし、これでいつ蓮にバラされるだろうかという恐怖からは一時的にであろうと解き放たれる。

……そう思えば、僅かだが、ほっと緩むものもあった。


(あとはなんとか社長さんの言質が取れれば……)

そんなキョーコの心情など知ってか知らずか。ローリィは座位のまま鷹揚に片手を上げて見送る姿勢を崩さず、その表情からは何を考えているのかも読み取る事は叶わない。


「社長。……あまり無茶ばかり言って最上さんを困らせないで下さいね」

退室する寸前。部屋に残るキョーコを気遣っての台詞を投げた蓮に、どういう意味だそりゃと苦笑するローリィは、胸元からタバコを取り出して火をつけた。

「額面通りの意味合いですよ」

小さく肩をすくめた蓮は、ローリィからキョーコへと視線を移す。

「じゃあ、最上さん。また」

「あっ。はい!お疲れ様でしたっ」

フワリと微笑む笑顔一つで容易く跳ね上がる己の鼓動に耐えきれず、挨拶にかこつけて頭を下げたまま扉の閉まる音をやりすごしていると、ローリィは座りたまえと再びキョーコを促し、大して短くなっていないタバコを灰皿に押し付けた。

今すぐにでも逃げ出したい心境をぐっと堪え、渋々座り直すと、すかさず秘書の手により淹れ直された新しいティーカップがカチャリと音を立て、キョーコの正面に鎮座する。

「まあ、あれだ。改めて君と話をしたい訳だが……」

「はい……」

どんな話題が飛び出すのかは分からないが、歓迎出来る話題である可能性の方が低いだろうとキョーコの表情は暗い。
そんなキョーコの表情を読めない顔でじっと見つめるローリィは、顎髭をさらいながらふむと瞬いた。

「とりあえず、まずは一息つきたまえ」

キョーコの硬さを気遣うように紅茶をすすめ、また、言われるままにキョーコはティーカップを手に取り一口嚥下すると静かにソーサーに戻す。
それは一杯目とは違う味わいで、キョーコがこれまで飲んだ事のない不思議な風味の紅茶だったのだが、今のキョーコの精神状況では、それを味わってみるといった余裕もない。
平静を装わなければと頭では考えているもののも、自然と寄ってしまう眉間には縦皺が刻まれ、引きつりそうになる口元を誤魔化すのがせいぜいだった。

「さて。最上君も忙しくなってきた事もあり、そろそろ椹以外に専任でスケジュールを管理する人間をつけようかという話になっているんだが」

「マネージャーさん……っていう事ですか?」

予想外の切り口にキョーコが瞬いていると、ローリィはさらにそういう事だと続けた。

「とはいえ、まだ最上君の専属という訳ではなく、琴南君と二人纏めて面倒を見させるつもりだから、ラブミー部顧問、とでも言った方が正しいかもしれんがね」

「はあ……」

「人選はすでに始めているからな。顔合わせは君の進級テストが終わり次第という事になるだろう」

てっきり蓮がいなくなった所で返す刀、バッサリと本題に入るつもりなのかと構えていた所、ローリィはキョーコのこれからのスケジュールを組むにあたって、現在どのようなオファーがきているのかといった説明をするばかりだ。

(これって……)

ひょっとしたら、ローリィは気付かなかったのだろうか。
しかし、それが希望的観測であると自分で分かる程にはあの時の雪花はただのキョーコであったし、そして封じていたはずの恋という感情に翻弄されていたのだという自覚も十分にある。

「最上君?聞いているかね?」

「はっ、はい!すみません!大丈夫です!」

「ならいいが。疲れているだろうし、次の現場までは送らせよう」

「い、いえ!そんな、申し訳ないです」

慌てて体調に問題はありませんと否定はしたのだが、ローリィは構わないからと一言で却下してしまった。

「朝早く呼び出してしまったのはこちらだ。せめて移動中に仮眠くらい取ってもらわんとな」

そう言うと、ローリィは控えている秘書に視線一つで指示を伝え、支度をするのだろう。秘書はぺこりと頭を下げ、室外へと歩いていった。

「とりあえず、伝えるべき連絡はこんなもんか……」

「え?」

秘書も退室し、二人きりとなったというのにあっさり終わりを迎えた対話に虚を突かれ、驚きの声が出たキョーコを、ローリィはん?どうかしたかね?と不思議顔を返す。

「あ……いえ……」

(本当に……これで終わりなの……?)

確かにヒール兄妹に変更が出る事は極秘かつ重大事項ではある。
それでも、たったこれだけの為に呼び出されたのだろうかという腑に落ちない感情は拭えず、なんでもないですと答えながらもキョーコは当惑していた。
室内に微妙な沈黙が落ち、それがキョーコをいたたまれなくさせ、ここに来てもローリィが何も言わない事こそが自分の中にある恋心を後ろめたいと思うキョーコを追い詰めるに十分すぎる効果を放つ。

静まり返った室内に、秘書が戻ってきた扉の音が響くとローリィはソファーから立ち上がり、秘書からの耳打ちの伝言に、ご苦労とねぎらいの声をかけた。
席に戻ってくる気配がない所を見ると、どうやらキョーコを送る支度は整ったらしい。


「…………あの……」

このまま退室してしまうには、疑問符が並びすぎていて、躊躇いがキョーコの足を縫い止める。

「なにかな?」

「どうして……なにもおっしゃらないんですか……?」

あの言い逃れできない瞬間を目撃し、キョーコの思うローリィ宝田という人柄ならば大きな反応を見せるであると思えるのに、何も言わない事がひどく不気味だ。
本当に進級テストに配慮して雪花を休ませるという判断に至ったのだろうか……。

「どうして……」

何度となく処刑執行の寸止めを食らっているような状況に堪えかね、決死の覚悟で己から切り出せば、ローリィはそれほど大した理由はないのだよ、と一言呟いた。

「それって……」

「……ところで、最上君の眉間の皺はずいぶん深々としているが、アレはそんなにまずかったかね?」

「え?あ、いえ。おいしかった……です……ケド……」

アレと指差した先には先ほどのティーカップがあり、全く関係のない切り返しにキョーコはただ反射的に答えるに止まる。
ローリィの考えている事はいつだって理解出来ないが、現状のやり取りは本当に不可解だ。

「なら少し茶葉を分けるから持って帰るといい。それはマジョラム茶という珍しい茶でなぁ。精神を落ちつかせる効果がある」

「…………それは……えっと……ありがとうございます」

(なんで?私、ちゃんと質問したわよね!?)

「蓮のやつにも淹れてやるはずだったんだが、さっきはうっかり普通の茶だったからな」

「申し訳ありません」

ローリィの苦笑交じりの台詞に、間違えた本人らしい秘書が頭を下げた。

「いいいい、俺も言い忘れたからな」

手をひらひらさせて秘書の行動を制したローリィはキョーコに向き直る。

「たくさんあるし、傷むものでもないから君も飲むといい」

「そう……なんですか……」

見られてはならない相手に見せてはならなかった表情を見られ、そして今このタイミングで呼び出しを受けている。敏いローリィに自分の変化が悟られなかったはずはないだろうという本能的な直感は、キョーコにとっては全く喜ばしくない展開だが、ここにきても未だに揺るいではいない。

ここまであえて話題を逸らし続ける理由は分からないが、今まさにキョーコの質問に対し、率直な答えが帰ってこなかったあたり、ローリィも切り出し方に迷っているのかもしれない。
考えれば考える程、思考は坩堝にはまり、ナーバスに陥る自分を誤魔化すように両の手を強く握りしめた。

「最上君」


「……絶対に口外しないで下さいっ」

「さて。なんの話を……だね?」

「社長さん……」

なお分からないという顔のローリィの態度にようやくキョーコの猜疑心でガチガチに固まっていた心は、ローリィに他言するつもりがないだろうと信じ始める方へと傾いた。

雪花が休みになるのであれば、蓮に会う機会は激減する。
その間に感情のコントロールを取り戻し、忌々しい感情を奥底に沈めなければキョーコの活路はなく、その為にはローリィには是が非でもこのまま沈黙していてもらわなければならない。

蓮本人にだけはなんとしてもこの感情を知られる訳にはいかないのだから。

「っ……はっきり仰らないという事は、お約束頂いたと受け止めてもよろしいんですか?」

これほど遠回しな態度になる理由は分からないが、この生殺しのような流れがキョーコの思考をやや捨て鉢にさせたのだが、それでもローリィはふむ、と思案する表情を見せる。

「なぁ、最上君」

「……はい」

「俺は君に感謝しているんだ」

「……感謝……ですか?」

ローリィの言わんとする意味を掴み損ね、怪訝な表情で見上げると、ローリィはそうだと頷く。

「今日、蓮のやつがいつも通りだったのは君のおかげだろう?」

「え……あ……」

蓮が不調だった事をすでに見知っていたのかと驚くキョーコに、ローリィはさらに続けた。

「答えは君自身が持っている。俺から悪戯にかき回す事は控えておくさ」

「社長さん……」

絶対に弄ばれるものと思っていたローリィの意外すぎる反応にキョーコは自分の肩の力が一気に抜けていくのを感じる。
これならば、まだ自分は大丈夫かもしれない。

「ん?――ああ、じゃあ渡してやってくれ」

いつの間にか茶葉の入った袋を準備した秘書がぺこりと黙礼し、そろそろお時間が迫っておりますと二人に告げ、キョーコははたと部屋の時計へと視線をやった。いつの間にか思っていたより時間が流れていたらしい。

「この時間なら渋滞もある、余裕を持って出るにこした事はないな。しっかり仮眠を取っておくように」

「はいっ、行って参ります」

「ああ」

一つ問題が片付いた開放感に思わず明るい表情を取り戻したキョーコの手に秘書の手から茶葉が入った紙袋が渡される。
茶色いそれを腕に下げたキョーコがぺこりと頭を下げると、キョーコの表情の変化を見とめたローリィも微笑を浮かべた。
くるりと踵を返し、小さくなっていくキョーコを見送りながらローリィは笑みを深める。




「何も言ったりはせんよ……今はな……」

ローリィがキョーコの心にあるものが恋だ、愛だと言ってみた所で、言えば言うだけキョーコは否定してしまうだろう。
ならば、他人がどうこう言うのではなく、己の中で悩んで悩んで、そうして答えを見つけた方が良い。

「一度見つけてしまえば、輝きを取り戻すのは一瞬だろうさ」

自らを戒め続いていた蓮が恋に気づいたように。

恋心はせき止められるようなものではないのだから。

ローリィは、二人の未来を思い、ニンマリとした笑みに眦を緩めた。







ローリィが手を出さずに静観モードとかも新しくて良いなぁと思ったんですけれども、思いのほか・・・
難しいぜちくしょう!
ところで、この話からの裏庭ネタもちょこっと頭の中にはあるので、また・・・かけたらいいねぇ・・・。







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