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ACT.204本誌前後妄想1
おこんばんわでございまーす!
今月の三連休を新作準備コスコス新作準備コスコスみたいな事をやらかしたら、身体がもう言う事を聞かない火曜日です、すがすがしい!
毎晩データのアップロードとかしてるのに、データ便がびっくりするぐらいストライキできぃぃぃぃって叫んでおりますおります。もうなんかこう現実逃避したいから箱庭にいるよね。ぐらいに。
なので窓口に居ない時は死んだ魚の目をして仕事をしていますキラリ!

さてさて。本誌ですよ本誌!新章ですよ新章!
珠々さんときゅ。さんとでチャットしてた時に、珠々さんが、次はグアムなのかなぁってしっかり伏線をキャッチしていたので、本当にグアムにいきよったぁぁぁ!とおいたんはびっくりしてました。
確かにあの地球儀はグアムっぽいけど、まさか行かないでしょーって笑っていた一か月半前の己を殴って来たいです。

さて。あんなもだもだもだもだする本誌を前に妄想しない訳もなく。っていうか、するよね。
そんなこんなで、絶対違うんだろうけど、前後を妄想したので、今回は本誌続き妄想ではなく、前後妄想です←。
そして今回視点がコロコロ変わるので、だいぶ読みづらいかもしれませ・・・おごごご。

そしてこれは前編です。←

あと連絡事項。
●冒頭にちょこっと触れましたが、ちょっとデータエラーとかにかかりっきりでパスワード返信関係までたどり着けませんでしたorz 毎度すみません。結構待ってて下さい。←もうちょっと待ってとか可愛く言えるレベルじゃなかった。
●通販は24日まで入金の方、25日にメール便発送してきます。
●裏庭、通販到着、拍手コメント、無記名拍手ポチリ本当いつもいつもありがとうございます!!!
とりあえず、全力疾走で生きてるので、温かい目で見てやって下さい。本当お付き合い下さってありがとうありがとう!
●あと、冬インテの申し込みしてきましたー!冬コミ落選でも冬の新刊は出ます。はい。私、旧成人の日生まれなので、いつかこんな日が来るとうっすら分かってたんだけれども、冬インテ当日、誕生日・・・いんてっくすおおさかでどうじんしをうりながらおとなのかいだんをまた一段のぼる訳ですね。後悔なんてない!!









ACT.204 本誌前後妄想 1









一石二鳥、一挙両得。
果ては一粒で二度おいしい等と言い方は様々あるが、つまりそれは一つの行為で二手三手と先を行く先見の明。
業界の成功者達が必ず持ち合わせる才覚の一つである。

天性の嗅覚ゆえに業界の先駆者となった男、ローリィ宝田。
彼は社長室に飾られた地球儀を眺めながら、さてはてと数日前、この部屋で交わした会話に思いを馳せていた。

「失礼します」

「ああ……」

そんなローリィに後ろから声をかけたのは褐色の肌をした彼の秘書だ。
窓ガラス越しに視線を合わせると、秘書は淡々と口を開く。

「最上様のパスポートが無事に発行されたとの連絡が入りました」

「そうか。間にあったか。ご苦労」

未成年者であるキョーコのパスポート申請が目算通りの期日で仕上がった事に思わず口角が上がる。

「んじゃあ、セツの復帰は予定通りグアムで現地合流。だな」

芽生えた恋愛感情に揺れるキョーコの覚悟を据える為にと設けた進級テストという名目の冷却期間は効を奏したらしく、昨夜、ローリィが行った様子を尋ねる電話での反応も至極落ち着いていた。

(まあ、彼女にはすっかり騙されてしまった手痛い過去もあるが……)

だが、この調子ならばローリィが目論んだ通りに事が運ぶかもしれない。

「はい。航空チケット、ホテルも問題なく押さえてあります。敦賀様の到着の二日後にはご案内可能です」

つつがなく進行している事を報告すると、ローリィは益々もってにやりと笑った。

「んじゃ、蓮のやつに教えといてやるかな」

ローリィの言葉に反応し、ダイヤルを回すべく受話器を取り上げようとした秘書を片手で制すると、ローリィは机の上にあるゴテゴテした飾りのついた携帯電話を手に取り、手早く蓮の電話番号を呼び出した。
他の所属タレントならいざ知らず、相手が蓮であるならば直接コールした方が早いからだ。

「――ああ、もしもし。蓮?」

出立の支度はどうだと尋ねれば、端的に問題ありませんとだけ返してくる可愛げのなさに思わず「ったく」と呟き、キョーコを合流させる予定の日時を告げる。

「お前の到着は当日の夜だろう。次の日の昼にゃ、テンがそっちに入るから、そこでカインに戻れ。撮影はそっからの2日間だ。最終日は予備日だから、順調に行けば雪花との南国デートまで付いて来る。どうだ?ご褒美付きで楽しみな日程だろう?」

『撮影が順調にいけば……なんでしょう?』

あまり過度な期待はしないようにしますよと苦笑する蓮に、夢がねぇなあと笑い飛ばしてみせる。
役柄付きとはいえ、好きな相手とデート出来るかもしれない事を素直に喜べば良いものをと思いながらも、二人の恋模様に直接介入しないと誓った身ではうかつな事は言えない。

「とにかく。お前も久しぶりの海外だ。分かっているとは思うが」

『出国審査で敦賀蓮だとバレないように……ですか?』

「ああ。くれぐれも気をつけろ」

『了解です』

当然ながら、蓮のパスポートは本名の『クオン・ヒズリ』と書かれており、敦賀蓮で出入国すれば間違いなく本名がばれる上、衆人環視の注目を引くに違いない。
日本とグアム。どちらも日本人が多い土地だからこそ、ゲートを通過するのはクオン・ヒズリという非芸能人でなければならなかった。
こういった理由もキョーコを蓮から離して休ませた要因の一つだ。

「じゃあ、くれぐれも気をつけてな」

『了解です』

こうして通話を終え、折りたたんだ携帯電話を片手にふふんと企み顔で笑うローリィだったが、この数日後、キョーコが予定よりも一日早く現地入りした為に起きる遭遇事件だけは見通す事が出来なかったのである。





――――――――――――――


SIDE:蓮




ずっと敦賀蓮であり続ける事に息苦しさを感じていた訳ではない。

けれども、自分の中で過去との折り合いをある程度つける事を覚えた今、初めて『素』に戻って見る青空は、驚く程の開放感をもたらした。

ただ純粋に、これほどにも世界は美しかったのだと感じると同時に、自分がどれだけ視界を狭めていたのか、景色に感動を覚えるゆとりを失っていたのかを気付かされたのだ。

敦賀蓮というフィルターを外し、クオン・ヒズリとして一人で訪れた国は、一言で言えば空気が違っていて。
気候が日本と真逆である事はもちろんだったけれど、肌に触る空気が孕む湿度の質が違う。
だからだろうか、日本に比べて色がくっきりとしている気がするな。などと考えながら、滞在先のホテルの窓から外を見下ろす。
到着したのが夜だった俺の眼下に広がっている朝の風景は、色鮮やかに青い輝きを放つ海と空。

この美しい景観に、ここに彼女がいたならばと考えて、ああ、明日には着くんだったと思い直し、輝きに誘われるまま部屋の外へと歩んだ。

今夜、敦賀蓮としてカイン・ヒールに戻るまでは、クオン・ヒズリとしての時間を過ごしてみよう。そう、思ったからだ。

言うなれば、この幕間の時間が、ごまかしようのない運命へと転がり落ちるとは気付かないまま――。







敦賀蓮ならば必須であるサングラスも、キャップも付けずに浜辺を歩く。
確かに日本人は多く見受けられたが、金髪という一点で現地人と同化した俺に注意を払う人間はいない。

(ああ、貝殻も喜ぶかもしれない)

彼女ならば、この美しい海も、空も、何もかもに感動し、笑顔を見せてくれるだろう事は想像に容易く。
砂浜に色付く貝殻の中で綺麗な物を探してみるのも良いなと思う。

人気の少ない方へ海岸線に沿って歩くと、波音と鳥の声だけが耳に届き、心が落ち着いていく。
贅沢なリラクゼーションといったところか。

「日本の海も良かったけど、ここも綺麗だ」

撮影で行った日本の南島の海だって透き通って美しかったけれど、スケジュールに追われていた身では、こうまじまじと風景を見渡すゆとりはなく、こうして目的もなく海を眺められる時間というのは、父に連れられて遊んだいつかの夏以来だ。

(ああ、これなら良いかも……)

薄紅に輝く貝殻を波打ち際に見つけ、手に取ろうと腕を伸ばす。

「……え?……」


キラリとした輝きが目の前を滑り落ち、


「まっ!!」

波にさらわれていくのが、俺の――敦賀蓮になる瞬間ですら持ち込んだ、たった一つのクオンとしての私物。ネックレスなのだと気付いた頃には、銀色のそれは視界から消え失せた。


「っ!!」


たった一つの誓いと覚悟を記憶させた礎を失ったと理解するよりも先に、反応した体は海の中へと駆けた。












誤字とかあったらすいませぬ。
もっと上手に書きたいなぁ・・・・。
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