スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

ACT.204本誌前後妄想2
へい、こんばんは!

突如寒くなってきましたね。秋はどこだ!
皆様いかがお過ごしですか!?私は予定がみっちりなので、多分風邪はひかない予定です。
うん。最近、原稿やろうと思ってコスプレの予定を入れない間に風邪を引くのが習慣になってるので、
あえて10月11月にも予定を入れてみたよ!ドmですがなにか!

さてさて。前回の感想記事だとか、前後妄想前編にコメントをたくさんありがとうございました!
ええもう、本当に、次号が楽しみで剥げそうですね!
私なんぞの続き妄想を本誌が出るまでの間に楽しみにして下さってるというお声や、
コミックス出たから我慢してたの読んだよ!っていうお声がたくさんで本当本当ありがとうございましたなのでした!!
私の脳みそのキャパはすごく小さいので、こうやってがむしゃらに小説を書いてる時は本当に日本語を真剣に悩んでるんですが、普段は前書き後書きでよく分かるように、割とって言うか、普通にアホなので、こんな私の作品を楽しんで頂けてとてもうれしいのであります!

今、冬に出す物とか、春、夏を見据えた計画を脳みその中でごろごろしてるんですが、色々悩ましすぎて決まりません。うん。でもスキビ漬である事は間違いないのか・・・なぁと思います。いや、クレパラも諦めてないんだよ。
色々頑張ろうと思いまっす!ふぁいおー!

■27日付けでアップしようとして、推敲してる26日中に間違えて誤爆しましたorz 26日のを読んじゃった方は、若干おかしい文面を読ませて本当すいませんでしたorz

あ、ところで、追記は後編です。追記よりどぞー!







ACT.204 本誌前後妄想 2









『クオンに戻れるなら、もう、いいんじゃないか……?』


まるで『彼』にそう言われたのかと思いたくなる絶妙のタイミングで海の中へと消えたネックレス。

けれど、例え、自分の中でどう折り合いの付け方を覚えようと、過去は消えない、忘れてはならない。

償い方は未だに考え続けているし、きっとこれからも考え続けて行くのだろう。
結局、俺がどう思おうとも、『彼』には二度と届かないのだから。

祈る先を欲しがるのも、それをネックレスという形ある物に求める事も、結局は一人よがりの愚かな行為でしかないのかもしれないけれど、それでももう、あれの重みは俺の一部なのだと素直に思える程には馴染みきっていて、簡単に諦めるなんて出来なかった。






(……あった……)

素の体一つで歩いていた事が幸いして、海中で目を開き、漂う輝きを見つけ出す事はなんとか叶い、辛うじて繋がっていたペンダントトップと切れた鎖を腕を伸ばして捕まえる。

そうして、海面に浮上した俺は、砂浜に佇む人間の気配を感じた。


「……っ!」


驚きに目を見開いた彼女が俺を見つめているのだと理解した瞬間、然るべき応え方が分からずに言葉が出ない。

「……敦賀……さん?」

いつかの時と同じように、驚く俺をよそに、彼女は簡単にここにいるのが俺だと気付く。

(まあ……当たり前か)

骨格で見抜ける程に俺を見知っている彼女なら、取り繕ったところで無駄なのだろう。

「うん。おはよう、最上さん」

「おっ、おはようございます!」

ザバザバと音を立てながら海岸を目指し、頭を下げている彼女が何を考えているのかを必死に考えた。

(どうして金髪?とか、目の色はなんだろう、とか考えるよな普通……)

頭まで海水に濡れ、さらにはかきあげてしまった頭では、変装の為のウィッグだともごまかせやしない。

(……あ……)

「そうだ、最上さん。手、出して?」

「へ?あっ、はい!」

俺の呼びかけに彼女が顔を上げ、ネックレスを持った左手とは反対の手――右手の中に握り込んでいた薄紅の貝殻を彼女に向かって差し出した。

「はい。あげる」

「え?あのっ、えっと……。ありがとう……ございます」

彼女の手のひらに転がる貝殻を見て、改めてとっさの事だったのに、握り締めたんだなと自分の無意識の所作に笑いが零れた。

「あ……あの。敦賀……さん?」

「ん?」

俺の笑みを不思議に思ったらしい彼女が俺の名を呼ぶ。

「敦賀さんは……その……」

困惑する彼女の瞳にいくつもの問いが浮かんだ。

「ああ。散歩してたんだ」

「そう……なんですか」

きっと聞きたい事はもっと違う事だろうと分かってはいたけれど、俺はうんと頷いて、彼女を見下ろす。

「予定より早く着いたんだね。驚いたよ」

「あっ、はい。そうなんです」

BOX“R”の撮影が予定より早く終わってと呟く彼女の声とかぶさるように波音がさざめく。

「あの、確かに突然お会いして驚いて貰おうとか考えたりもしてたんです……けど。……その、わ……私も……驚きました」

「うん……驚かせて、ごめん……」

この先に紡ぐべき正しい答えが見えず、濁した音の先にはかける言葉を迷っているだろう彼女がいた。

「俺は……」

敦賀蓮はクオン・ヒズリという人間が生み出した虚像なのだと伝える事にどうしても躊躇いが生まれ、……言えない。

「あーんもうっ。せっかく海外なのに、この辺日本人ばっかりじゃなーいっ」

「だね。でも、危なかったよ。さっきの観光客に気付かれてたら結構やばかっただろうし」

「うんうん。村雨くんの言う通り、変装して出て来て正解ね」

(この声は……)

俺達の後ろからガヤガヤと聞こえてきた集団の中に聞き知った名前を見つけ、さすがに背筋が凍りついた。

「日焼けしてもマズいし、ホテルに帰ろっか?愛華ちゃん、莉緒さん」

近づいてくる気配に身を固くしていると、彼女がドンっと抱き付いてきて更に驚いた。

(え……?)

突然の衝撃で少しばかり足元が揺らぎつつも、とりあえずは無様に転ぶ事なく踏みとどまり、彼女を抱き止めて栗毛を見下ろす。
彼女の顔は見る事が出来ず、どうしてこうなったのかが分からないまま痩躯を受け止めていると、背中の方でまた声が聞こえた。

「あの人の身長、ヒールさんにすっごく似てるーっ、いいないいなぁっ、私もヒールさんにぎゅううってされたいなぁ」

ヒールの名が聞こえた途端、俺と彼女の体がわずかに強張り、どちらともなく互いを抱き締める腕の力が増す。

「愛華ちゃん、せっかく海外まで来たのにまだアイツ?」

「村雨さんは誤解してるんですよ、ヒールさんは本当はちゃんと優しいんですよー」

「愛華ちゃん!絶対騙されてるから!いい加減目を覚まそうよ!」

「本当、村雨さんはヒールさんがお嫌いですね」

「ヒールさん本当に優しいのにぃ……でも良いなぁ、私もあんなハグしたいなぁ」

「はいはい。あんな開放的なリア充羨ましがってないで、日本人に見つからないうちに帰りますよっと」

「もーっ、村雨さん、分かりましたっ、分かりましたからっ、押さないで下さいよぉっ」

気配が遠ざかっていくと、辺りはまた、さざ波の音しかない静けさを取り戻し、彼女は気付かれなかった事に安心したように、ほう……と小さく息を吐いた。

(ああ……そういう事か)

現地や観光客のカップルを装う事で、彼らの目を誤魔化そうとしてくれたようだ。

「……っと、すっすみませんっ!あ、あのっ」

微睡むように心地良い温もりが一転、勢いよく離れていった事に一抹の寂しさを覚えながら、いや、助けてくれたんだよね?と問う。

「は、はいっ。愛華さんがいらっしゃるようだったので、彼女……ひょっとしたら敦賀さんがカインヒールだって事……気付いちゃうかもしれない……って……」

どうしてあの子の方だけ気にするのかと思わないでもなかったけれど、それ以上に、彼女が俺を心配してくれる事実がうれしい。
赤くなった頬と華奢な肩に吸い寄せられるように視線は釘付けになり、俺に抱き付いたせいで濡れてしまった服が肌に張り付いている姿のなまめかしさに、上手い言葉は何一つ出てこなかった。

「敦賀さんって、そうしていると先生の雰囲気に似てらっしゃいますね」

「先生……?……ああ、そうだね。そうかもしれない」

明るい色の髪をかきあげた事でより父の姿と似てしまったのだろう。
昔の俺だったならば鋭い痛みを覚えるフレーズだったが、今この瞬間、俺はなんの痛みも感じる事はなく、自分の身に起きた心情の変化には感慨深いものがあった。

「敦賀さん?」

俺の反応が不自然だったのだろう、どうかしましたかと彼女が俺を見上げる。

「いや。なんでもないよ。それよりごめんね」

「え?どうして敦賀さんが謝るんですか?」

「いや、俺のせいで濡れちゃっただろう?」

「ああ。これくらい、なんともないですよ。すぐ乾きます」

彼女は微笑んでいて、胸元に落ちている水滴の煌めきとあいまって眩しく映った。

(まずい……な……)

思わずこみ上げる不埒な衝動に負けてしまいそうで、自然を装ってホテルの方へと視線を逸らす。

「このままだと風邪を引いてしまうし。帰ろうか、一緒に」

「あ……えっと、でも、私がご一緒してもよろしいんですか?」

「え?」

その口振りになぜ駄目なのかと彼女に向き直ると、俺をじっと見上げる瞳にどこか憂いのような、翳りを見つける。

(最上さん?)

「ミューズ……テンさんが敦賀さんは今日は夕方までホテルにはいらっしゃらないって……その……嘘を……ついていたのは、敦賀さんを守る為……ですよね?」

「ジェリー・ウッズが?」

お友達のセカンドハウスにいらっしゃると聞いていたんですけどと言う彼女の言葉で、俺と連絡が付かなかった為に、気を回したジェリー・ウッズがそういう設定にしてくれていたのだろうと悟る。

「私、ここで敦賀さんに会わなかった事にした方が良いなら、今すぐなかった事にしますから」

「なかった事って……」

「大丈夫ですよ?なにか大切な秘密、なんでしょう?」

彼女なりに俺の事を考えて発言してくれているのだろうと分かってはいたけれど、この出会いを簡単になかった事にと口に出来る彼女の無自覚な残酷さに心臓を握り潰されるような息苦しさを感じた。

「私だってちゃんと……」

「――しなくていい」

「え……?」

「なかった事になんて、しなくていいよ」

彼女には、俺という存在を知っていて欲しい。分かって欲しいのだという抗い難い欲求が俺の背を押す。

「君にだけは、きっと話すべき事だろうしね」

「敦賀さん……?」

「……ねぇ、最上さん」

「はっ、はい!」

俺は今、敦賀蓮としての色を何も纏っていない。けれど、それでも彼女の中の俺は『敦賀蓮』でしかあり得ない。
自分で本当の姿を秘める事を選んでおいて身勝手な感情だと分かっているが、それはとても切ない事のように思えた。

「俺の秘密を共有する、共犯者になってくれない?」

俺を理解するのは、どこまでも彼女であって欲しい。

「共……犯者?」

敦賀蓮ではなく、クオン・ヒズリの……本当の俺を彼女にも知っていて欲しいんだという渇望。

「私なんかで、良いんですか?」

「君が良い。他の誰でもなく君が……」

この感情が愛情からのものだというのなら、俺はいつか彼女も壊してしまうのかもしれない。

それでも、止まない想いはただひたすらに彼女へと向かう。

「――はい……」

イエスと答えてくれたその表情が愛狂おしく。
一瞬で理性を消し飛ばされ、本能的に彼女を掻き抱いた俺は、恋情に駆られた一匹のケダモノに違いなかった――。








ほんと、次号がどうくるのか楽しみでしかたないですね!
人魚姫をキョーコ王子がどう救ってくれるのか・・・

私的に、人魚姫は我を忘れて王子に縋りつくくらいでちょうど良いと思ってます。泡になるとか駄目絶対!
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あああぁぁぁ~!
へなへなっちです | URL | 2013/09/27/Fri 06:05 [編集]
Re: タイトルなし
うおおおおおおお!←
惣也(そーや) | URL | 2013/10/19/Sat 23:22 [編集]
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