スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

ACT.212本誌続き妄想 1
へいへいへーいこんばんは!生きてますこんばんは!!
なんか本当多方面にご心配をおかけしてるみたいなんですが、本当生きてますですよ!
キスおかわり同盟(笑)に多数の方が参加表明下さりありがとうございますwエア同盟ですけどもバナーぐらいあった方が良かったか・・・wと、今更思っておりまする。

さて、PC閲覧頂いている方は、右側にあるツイッターの状況から気付いて頂けてると思うんですが、記事数もいい加減多いブログサイトなので、212からの本誌ゲットの雄たけびを箱庭用のTwitterの方で上げておりましたのですが、一部の方には、ゲットの雄たけびが無いとご心配おかけしたようで、なんというか、すみません(笑)

ツイッターと重複してのお知らせになりますが、光の箱庭の通販は6月から送料を新価格へと移行させて頂きますので、6月注文分から、厚みに応じて82円、164円、360円にて計算して頂けますようよろしくお願い致します。
また、主催アンソロジー「BeMyBABY」はお陰さまで残り2部となりました。ご購入を迷われておられる方は最後の機会になりますので、ぜひよろしくお願い致しまーす^^
あと、次回イベント参加は夏コミ受かったら夏コミですー!そして大阪ですー!

さてさて、ちょこっと近況報告。
なんというか、新しい超能力に目覚めたそやえもんは、雨を予知出来る体と相成っておりまして、24時間湿布体制だしで、割と体調的にはまだまだ波打ってるんですが、だいぶ付き合い方を覚えてきたので、スローペースではありますが、まだまだ頑張りたいと思います^^
というか、書きたい物が今、本誌のお陰で山盛りてんこ盛りなのですが、身体がついてこないジレンマよ。っていう。
読んでて恥ずかしいくらいのこう、少女マンガだね!っていう恋物語書きたい・・・いや、なかなかテンション振り切ってないとこっぱずかしいの書けないんですけど、そういうのが読みたい・・・・。読みたいよね!!←え
ちょっと公開を考えているアレコレなストックも一応あったりするので、更新速度・・・上がるといいな。がんばるぞー^^

【パスレス状況】恐ろしい事に、4月の方からお返事出来てないので、現在二か月待ちです。おごごごごg
六月は本気出すからもうちょっと、もうちょっとだけ待ってて下さいぃぃぃ。








ACT.212 本誌続き妄想 1







表には絶対に出さない。

心の奥底で敦賀さんを想う。

それだけで十分だった。


報われない事なんてちゃんと分かってる。
だから、

そばにいられるだけでいい。

声を聞けるだけでいい。

私は敦賀さんに会い、言葉を交わす事が出来る場所にいるのだから、普通に考えて、かなり幸せな立ち位置にいる。

ましてやヒール兄妹という秘密まで共有しているのだから、考えるまでもなく、私は贅沢者なのだ。

だからこそ、この距離感に慣れてはいけない。
これ以上多くを望んではいけない。
期待を抱くような事があってはならない。


ただ、これほどにはっきりと自分の気持ちを自覚してからの初めての逢瀬。
名前を呼ばれて、私だけの為に微笑まれたとしたならば、この心臓は壊れてしまうんじゃないか。そんな風に思わずにはいられなかった――。



(ひ……久しぶりの……生敦賀さんだ……っ)

想像通り、むしろ想像以上に殺傷力の高い敦賀さんの微笑みに呼吸困難になりながらも、ここにミューズ様が居て下さったおかげでなんとか不自然になりすぎずに合流する事が出来たと思う。

(深呼吸、深呼吸よっ。普通に普通にっ)

「待たせてごめんなさいね」

「いいえ、大丈夫です。ミューズこそお仕事お疲れ様でした」

「そう言ってくれると助かるわ。ありがと。さっ、行きましょ」

「はい」

会話に任せて、極力ミューズのお顔を見ていたのだけれど、敦賀さんがそこにいるというだけで、心臓がバクバクしていて落ち着かない。

(同じ空気を吸えるだけで幸せとか、もうっ、どれだけ毒されてるのよ私っ)

「お世話になります!」

ミューズの車の後部座席に乗り込むと、車は静かに駐車場から抜け出し、日本とは違って右側の車線を走りだす。
わずかに隙間が開けられた窓ガラスから抜ける南国の夜風には、今この瞬間が現実のものではないような不思議な匂いを感じたものの、走る車の振動が折り良く私を現実に縫い留めてくれた。

「キョーコちゃん、何か食べたいものある?」

「あっ、はい!ええっと……。あ。そういえばグアム名物って、何なんでしょう?」

「名物?……そうねぇ、郷土料理っていう事になると、チャモロ料理になるんでしょうけど、実は私もそっち方面はあんまり食べた事がないのよね」

「そうなんですか?」

本当はグアムについて、下調べもある程度していたのだけれど、知らないふりでもしていなければ自分の中の間が持たせられそうになくて、このあたりはレストランが多いからというミューズの答えに私は素知らぬ顔で相槌を返す。
すると今度は、明日もありますし、近くですませませんかと敦賀さんが続けた。

「時差は一時間とはいえ、最上さん、疲れてるんじゃない?」

「あっ、いえいえ!私なら元気元気ですよ?お気遣いありがとうございます」

敦賀さんの気遣いに笑顔で答えながら後ろ姿を伺い見る。
その姿は、すでにカインとして整えられていて、一見、敦賀さんのものではない後ろ姿だけを意識すれば、少しだけ気持ちが紛れた気がしないでもなかったけれど、やっぱりそこにいるのは敦賀さんであるという現実に、頬が緩んでしまうのが止められなかった。

(いけないいけない。顔っ、顔ーっ)

「最上さんにとっては初めての海外だし。慣れない移動とか、色々大変だったんじゃない?」

「えっ?……あっ、いえ、飛行機からミューズとご一緒させて頂きましたから、大丈夫でした!」

『色々』にコーンと会った事を思い出してドキリとした。

(敦賀さんに含みがあるはずないじゃない。バカね、考えすぎよ)

敦賀さんにはコーンと再会出来た事を話してしまいたかったけれど、かと言って今日の出来事は後ろめたいものがありすぎて話せない。
きっと、今度の事も、敦賀さんへの恋心と同じく、大きな秘め事として抱えていく事になるのだろう。

(敦賀さんの顔をしたコーンとキスしました、なんて、どう考えたって敦賀さんは勝手に顔を使われた被害者じゃない!
そんなの、普通は嫌な顔されるに決まってるわ!敦賀さんの気分を害しました百パーセントな顔を見た日にはいっそ死にたくなるに違いないわね)

ぐるぐると脳内を回る、様々なパターンの妄想は、悪い方面にどこまでも再現なく広がって行く。

(……っていうか、改めて考えると、本当に現実だった……わよね?……私の邪な願望が見せた白昼夢じゃなかったわよね)

「自分ではそう思っても、意識せずに疲れていたりするものだから、無理だけはしないようにね」

「はっ、はい!ありがとうございます!」

前を向いたまま、どことなくそっけないような口振りだったけれど、今は敦賀さんがこちらに振り向かなかった事がありがたかった。

「ミス・ウッ……いえ、テンさん。良ければこのまま行きたい店があるんですが」

「ん?なになに、どこどこ?」

携帯電話を片手にした敦賀さんがナビしますと申し出ると、ミューズは二つ返事でハンドルを切った。

「でも、珍しいわね。蓮ちゃんにお店の希望があるだなんて」

よっぽど何か理由があるのかしらとミューズが問いかけると、敦賀さんは至極なんでもないように答える。

「さっきホテルのパンフレットで見つけたんですが、この先にハンバーグが有名なお店があるらしくて」

「ハンバーグ?蓮ちゃん、ハンバーグ好きだったっけ?」

「ええ。好きですよ。目玉焼きが乗っていれば言う事はないですね」

「へえ、そうだったの。知らなかったわ」

それは、私の為に選んでくれたお店なんじゃないかという期待に一気に血液が湧き上がるかと思った。

(いやいや、ハンバーグが好きって言っただけで、私が好きとか言われた訳じゃないしっ!
そもそも、敦賀さんはよく気がつく人なんだから、私の為にハンバーグ店を選んでくれたとしても、そこにそれ以上の気持ちはないはずよ。期待しちゃダメダメダメ、ダメなんだからっ!)

恐ろしく図々しい思考になりそうな自分を必死に押しみ、ぐっと拳を握る。

「私もハンバーグは大好きです。美味しいですよね!」

「まあ、キョーコちゃんまで」

仲良しねと笑われたけれど、ハンバーグは敦賀さんじゃなくて私の好物なんだってバレるよりは幾分かマシな気がするので笑ってごまかした。

「美味しいお店だと良いね、楽しみだ」

「そうですね。どんなお店だろう」

自分の言動が不自然にならないように、明るく、けれどはしゃぎすぎてもいけない。
そんな事ばかり考えながら食べたハンバーグは、今までの人生の中で食べてきた中で一番と言って良いほど、味気の無い残念なシロモノになってしまった。




――――――――――――――





彼女が自分を作り込んでここに立っている事は肌で感じていた。
俺自身も敦賀蓮として気合いを入れてここにいるのだから間違いないだろう。

(……だけど)

「最上さん、今日は目玉焼きにしなかったんだ?」

「えっ?!あっ、はい!なんかこっちも美味しそうだなと思いましてっ」

俺の前にあるのは目玉焼きハンバーグで、彼女の前にあるのが大量のキノコが乗ったハンバーグだ。

(俺とお揃いになるのはさけたいって事なんだろうか……)

目玉焼きハンバーグが大好きであるはずの彼女のこんな行動に引っかかりを覚えるのも、彼女の視線が時折、本当に小さくではあるが、なにか困ったように彷徨っているからだ。

「そうそう、ミューズ。機内で教えて頂いた南国に滞在する上で気をつけるべき事の続きになるんですけど……」

「ああ、あれね――」

(やらかしたのは俺……というか久遠だけど、少しショックだ)

ミス・ウッズは彼女の僅かな異変に気付いてないらしく、食事を口に運びながら、彼女の質問に答えている。

「うっかりしがちなのが、足の指や耳朶の裏、首の裏の日焼けなのよ」

「はい」

「蓮ちゃんもキョーコちゃんも、明日からは衣装焼けだけ絶対にないように気をつけて頂戴ね」

「はいっ、了解です!」

「分かりました」

彼女の本音を知りたい。そればかりを考えてしまうのは、あのキスに、彼女の拒絶の意志がなかったからだ。

(なんて、不意打ちしておいて、我ながら身勝手な理屈……だな……)

驚きに固まっていたならば拒絶もなにもないだろう、と。ネガティブな思考のまま、楽しげな女性陣の会話に割り込むような不粋をさけ、沈黙を守る。
そんな俺と、時折こちらを気にする視線を投げる彼女。

そんな彼女の目がハッと見開かれたのは、俺の為ではない。

「ビールじゃねぇって!コークプリーズ!コークだよコーク!」

「村雨さん、このお店、日本語OKみたいだよ」

「え?マジ?あっ。お姉さん、コーラとジンジャエール、OK?よろしくーっ」

(……村雨……?)

運命のいたずらか、数ある飲食店の中でまさか知った顔と出くわすとは思っていなかった俺と彼女は、すぐさま顔を合わせると、ミス・ウッズに緊急事態を視線で訴え、気付いたウッズが慌てて彼女を伴い席を立つ。

(俺もタイミングを計って車に戻ろう)

セツ以外の誰かと一緒にいるかを見られるのは芳しくはなく、そっと気配を消した俺は辺りを伺いながら車へと戻る。

食事に誘ったミス・ウッズが自分の不手際だと恐縮しきる、微妙な雰囲気のまま、俺達はホテルへの帰路についたのだった……。







続きます。すいません。



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