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【オフ関係】夏コミ新刊2「CRAZY BOX」※クレパラ本※
どっどーーーーーん!
はい、こんばんは。さっき入稿してきました。ええもう、死ぬかと思った!!!なにこの低気圧、台風なんて早く無くなっておしまいー!

というやつあたりはさておき。本日は夏コミ新刊その2のお知らせでございまーす!

1の方は惣也個人誌の「RK」ですが、2は合同誌です。 合同誌です。 ←大切な事なので、二度言いました。

そして、なんと、東京クレイジーパラダイスです。<●><●>カッ!
なんでやねんと言われれば、愛蔵版が出始めた時点でうずうずしてて、最終あたりの描き下ろし漫画が連続したあたりで、書きたーい!!と言ってたんですが(主にツイッターで)、ほぼ誰も乗ってくれなくてね…。さみしす。
そんな訳で、漁師そやえもんは個人交渉でクレパラ好きの興味を示してくれた優しい人を口説きに行きました←
なんだかんだで、発行まで一年跨いだ計画になったんですが、今回無事に入稿したので、出ます。需要なんて分かんないので、今年の夏のそやえもんはどうしたギャンブラーなの?っていう生きざまですが、今年の夏コミはスキビとクレパラの二本立てで行きたいと思います。会場ポスターも両面ですヨ。

ということで、ドキドキのメンバー紹介。(敬称略)
KILL ME KISS ME /榊 伽夜
Feast of eternity/珠々
桃色無印きゅ。
光の箱庭/惣也

以上の四名でお届けしております。あ、全年齢ですけど、クレパラなので、ポロリはあるよ!ご注意ください(笑)
コメディ、ラブラブ、シリアスな感じで、小説書き三者見事に個性が出ておりますです。

crb-h001-004.jpg

A5本:表紙フルカラー(byきゅ。):小説二段組:74P:700円
通販は光の箱庭が行います:背表紙5mm
(全員愛蔵本を購入してるメンバーなので、高校生編となっております。愛蔵版未読でも大丈夫だとは思いますが、これを機に未読の方はぜひ愛蔵版を購入してくださ←布教 損はしないと思いますよ!←)

そんなこんなで、追記は惣也分のサンプルです。





お年頃の僕ら






なすべきをなすために。
これでもかとアイツは自分を殺し続けてきた。
なんども、なんども。

なにを諦め、どれだけのものを失ってきたのかなんて、俺だって全部は知らない。
でも、だからこそ。
もうこれ以上、竜二がなにかを諦めないでいいように。俺が目を光らせておいてやるんだと誓った。

抱いた想いには一片の嘘もなく。どれだけの年月を経過しようと移ろわない。俺は、そう、信じていた。



***



息が苦しい。
微睡みの中、彼女が最初に感じたのはあらがいようのない熱だ。
「ん……ぁ……」
燃えるように熱く、痛いようで、それでいて心地良いような複雑な感覚。
体の奥底から、自分自身ですら存在を知らなかった熱塊が呼び覚まされ、立ちのぼっていくようだ。
これ以上は耐えられないと何度も身じろぎをするのに、熱はただひたすらに彼女を追いかけ、逃げようのない甘美な責め苦に熱い吐息が零れる。
「……ん…くっ…」
つんと弾かれるような感覚に、なぜだか下半身がブルリと震え、これじゃまるで、もよおした後の犬っころじゃないかと頭のどこかで思いながら、ゆっくりと眠りの淵から覚醒する感覚に身を委ねると、そこには彼女にとって見知った天井があった。
「……んぅ……?」
(なんか。スースーする……)
やたらと風通りが良いと思いながら、まだ開ききらない目蓋をなんとか持ち上げて視線を下ろす。
すると、驚く事に、寝る前はきちんとしめていたはずのボタンは完全に役割を放棄しており、シャツは全開に開いている。
それはつまり、彼女の肌。彼女自身に言わせるところの、乳が丸出しの状態という事だ。
「りゅっ!!?」
その丸出しのてっぺんに、赤い舌がチロリと揺れる。
「なんだ。起きたのか」
舌の持ち主は白神竜二、彼女が生涯を共にすると誓った男である。そこに間違いはないのだが、その彼の舌先から、自分の胸元へ銀色の糸が続くという、恐ろしく卑猥な光景に、豊満な胸部の持ち主である彼女。紅月司は一気に目を見開くと、脊髄反射で拳を握った。
「んにしやがんだごらああああ!」
こうして、朝一番から盛大な炸裂音があたり一帯に響き渡り、九竜組組長、白神竜二が、スクリューパンチで殴り飛ばされるという、ある種、お約束な光景が繰り広げられたのである。


***


「何って朝の挨拶に決まっているだろうが」
「はあ!? お前の挨拶は気持ち良く寝ている人間が対象か! こんな部位(とこ)にすんのが挨拶なのかっ!? 挨拶ってのはこう、目と目を合わせてするもんだろーがっ!!」
パシパシと己の乳を叩きながら怒鳴る司による制裁により、竜二の頭にはコブが三つ出来ていた。
その彼の左半分は未だにシュウウという蒸気音を立てて壁にめり込んでいるのだが、それでもなお、司の胸に触れる事を諦めていないらしく、彼の右手はワキワキと動いている。
「目と目を合わせて……ねぇ」
「だからっ、触るなってんだ!」
パシリと手を弾くとようやく竜ニの動きは止まる。
竜二の怪我具合であったり、壊れた自室の壁であったりと気にすべき事はいくつかあったのだが、司はそれ以上に彼女自身が気付いている『ある事』をごまかしたい一心で、声を一層張り上げた。
「非常識な挨拶はやめろって何回言えば分かるんだよ! もっと全国共通のやり方ってもんがあるだろっ」
(静まれ心臓っ!)
未だに収まらない動悸により、自分の体がカッカと熱を帯びていて、おかしいと自覚しない訳にもいかない。
「そうか? 男女間のコミュニケーションはセックスでって方が古今東西。昔からの常用手段だと思うが?」
けれど、自分がそういった淫らな行為を期待しているような『女』である事を認める事は気恥ずかしい。その一点において彼女は自分の中に芽生えた性欲という感情を否定していた。
「んなっ! 朝っぱらから何言ってんだこのド阿呆ーっ!」
もう一つ拳骨を落とすと、竜ニの頭にはアイスクリームのように積み重なる四つ目のタンコブが出来る。
この場にもし、今は亡き鴨島という男がいたならば「今日のタンコブの位置は一段とお見事ですね」などとどこかズレた賛辞を送ったに違いない。







以上。シリアスそやえもんでした。
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