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ACT.223本誌続き妄想
ぼんじゅーるこんばんは。
もう五月で明日はいよいよ大阪のイベントでありますねー。
新刊がないという気まずさ100%なのですが、まずは告知をば。(前日ですいません。)

5月10日 コミックシティ大阪102  六号館Bゾーン ク 33-b 「光の箱庭」
 新刊はありませんが、新作はあります。
 ・敦賀さんの白色キーホルダー(お一人様お一つ)
 ・両片想い編のBJ小話ペーパー

どちらも無料配布ですよ奥さん!。イベントも人が少なそうでまったりなので、色鉛筆持ってスケブとかやりたいなと思いますが・・・いらして頂ける方がどのくらいいるのか・・・。え?いない?orz

ちなみに、白色キーホルダーは、最近はやりのアクリルキーホルダーなんておしゃれなものではなくお手製ですすいません。それほど量もつくりませんが、イベント来て下さる方には渡るように数作っときます←つまり今から。
あまったら通販お買い求めの方とか、御希望の方にお送りさせて頂きますね。はい。
イベント行くよーって方は10日の一般開場前までには拍手からお名前と希望の旨を頂ければお取り置きはさせて頂きます。
あと、紛らわしい表現してますが、白色のデザインはDM打ち上げスーツなので、サイン会記念品のデザインとはまた違います。すいません。

既刊はありますが、全部持ってるよって方は、コスプレしてる人がそやえもんですので、そやさんですかー?と声かけて下されば問答無用で無配物をお渡しさせて頂きますので、ぜひぜひいらして下さいねー!スペース的に卓上におけるか謎っていう・・・。
そんなこんなで、今からプリンターとお友達大作戦!!!

あ、本日の更新は続き妄想ですので、コミックス派の方には申し訳ございません。御注意下さい。






ACT.223 本誌続き妄想







コイツ、今にも消えちまうんじゃねぇかって思うくらいに小っせぇ「メンドくさい」って一言は、重たい鉛玉で眉間をぶち抜かれたみてーな衝撃だった。



(なんだよそれ……)

いつもなら、キョーコの考えてそうな事なんて軽く読めるってもんなのに、今は読み取れるもんがなんにもねぇ。
感情も、表情も。
いつもなら、うざいくらいに垂れ流されているキョーコの色ってもんがなに一つ見当たらない。

(そういうの。お前のキャラじゃねぇだろうが)

絶対に、意地でもこの俺様がいつものキョーコに戻してやる。
恨み辛みが活力になるなら大いに結構。そのためなら、俺は嫌がられる事だって、憎まれる事だって躊躇わねぇ。
そう思ったからこそのキスだったってのに、抜け殻と化したキョーコの瞳は完全に死んでいる。
俺じゃまるでダメだったっていうダメージのがデカく、ショック療法のつもりが、逆に返り討ちにあったなんざ笑えねぇにもほどがある。

すごすご尻尾を巻いたつもりもなかったが、静かに歩いていくキョーコの背中を、振り向かせられるだけの手段を、俺はただの一つも持ち合わせていなかった。






「って、クッソ……!」

まるで金縛りみてぇなこの感覚には覚えがあった。
かけられる言葉もなく、抱き締める腕もない。
つまり、俺はまた、ガキの頃みたく、なんにも出来ないカカシみてーに突っ立ってただけだったって事だ。

(しかも、今回は泣いてすらもなかった相手に……だぞ)

まさか未だに『こう』なるのかと自分が取ったリアクションが腹立たしい。

(あり得ねーだろ。なにが温もりのあるもんが何も無いよりマシだろう……だ)

この状況で、俺という存在は、キョーコにとって、カケラも必要とされていなかった。

(事情ならなにからなにまでいやってほど知ってるんだ。少しくらい、頼ってみてもいいはずなのに)

期待なんて、希望なんてまるでなにもないのだという絶望に満ちた瞳。

「これじゃ、野良犬以下じゃねぇか……」

また、キョーコの涙をどうもしてやれなかったっつー不名誉な現実。
一人にしてと願われて、そのまま見送る事しか出来なかっただなんて、めちゃくちゃダサすぎだ。

握り締めた手に食い込んだ爪の痛みが、これは夢ではなく現実の出来事なんだと突きつけてくる。
いつになく乾いた喉は、音を発する事もなく、俺の心をただ焦らせた。

とてつもない無力感はガキだった頃の自分を痛切に思い出させるから性質が悪い。

(マジ容赦ねぇな。…………って、ちょっと待て。――いくらなんでも、こんな深夜に女が一人でフラフラうろついてていい訳ねーじゃねぇかっ)

そんな当たり前の事にすら気付くのが遅れる程度には俺の思考回路は時間を止めている。
しっかりしろよと自分の頬に喝を入れ、次負けなきゃいいだろうがとそこから駆け出すと、勘だけを頼りに方角を決めた。

「つーか、ざけんなよっ」

この俺に心配なんかさせやがってとイラついたところで、アイツはもうここにいない。
それでも。これがキョーコの目を一時的に逸らそうというだけの自己満足なんだとしても。痛すぎる現実の真正面じゃなく、いつも通りの日常ってヤツに引き戻してやるのは、この俺の役割なんだという自負がこのまま引き下がるような事を良しとはしない。

(ぜってー見つける)

「キョーコのヤツ、どっちに行きやがったんだっ……」

母親って生き物はどう足掻いたってこの世に一人きりだ。
そのたった一人に真っ向から否定されるってのがどんだけ残酷なハナシかってのは、故郷を捨てて飛び出したっつっても結局、帰れる余剰がある俺なんかには及びもしない話なんだろう。

けどさ、だからって自暴自棄になっていいはずがねぇし、そもそも、芸能人なんて商売を選んだ瞬間から、傷心なんて感情はそこいらへんの犬にでも食わせといた方がよっぽどマシなんだ。

「いっそ、一発張り倒してみたら目ぇ、覚めたり……するわけねぇか」

伊達に長い付き合いだ。そんな力業だけで解決する話しじゃないんだという事は断言出来た。

「ああもうっ」

人気のない夜の道。ましてやさっきの事もある。
隙だらけの抜け殻女なんざ、タチの悪い輩に絡まれでもしたら最後、速攻でボロカスにされちまうだろう。
不穏な予感がバクバクと心臓を鳴らし、ライブ中でもないのに必死に走らされているうちに自然と息は上がり、いやな汗が背中を伝い落ちた。

黒い街路樹がザワザワと揺れる度、俺の足元にも不安が忍び寄ってくるようで、つい最低な未来を思い描いてしまう自分の思考回路に苛立ち、歯噛みをする。

(どこだ。どこいった!)

普段なら気になんてならないはずの銀のアクセの重みすら、今の俺の足を引っ張る重石の一つのようで、走る度に胸元を叩いていたネックレスを乱雑に外すとポケットへ突っ込んで深く息を吐き出した。


「……………………ひっく……」

「キョーコ……?」

遠くから小さく聞こえた泣き声に耳を澄ませ、辺りを探る。

暗がりに並んで浮かぶオレンジ色は街灯の灯りだ。
キョーコの髪色に似たそれが、今はやたら寒々しい。

閑散とした夜半の公園。
その人気のなさが余計にそう思わせたのかもしれない。



「……ォン、……のね。お母さんが……私を……なかった事にしていてね、わたし……」

まるで幼児返りしたみたいに泣きじゃくっているが、この声には聞き覚えがある。

(無事だったか……つか、誰と話して……)

ホッとする反面、それは本当にキョーコなのかという疑念で、窺う視線は訝しい。

「わかってたのに、ちゃんと分かっていたのに、どうして私は……わたしは、こんなにバカなんだろう……」

キョーコの隣に座っている男はそっとキョーコを抱き締めにかかった。

「キョーコちゃんはバカじゃないよ……ね?」

「コーンんっ……」

キョーコを抱き締める男は、どう見ても敦賀蓮だ。

(なんでお前がそこにいる!?)

「キョーコちゃんはいらない子じゃない」

嗚咽するキョーコの背を慰めるように撫で、答えているのは俺ではない。

(まさか……)

なんでお前がそこにいる。

(触るな。触ってくれるな!)

今すぐに駆け出したいのに、俺の足が役立たずに甘んじているのはそこにいるキョーコが泣いているからだ。

(俺は、また……)

刷り込まれた過去に抗えないのは俺も同じなのか。
キョーコの涙一つで俺の身動きは完全に封じられていた。

「ほら、キョーコちゃん。これ以上泣いたら、明日の仕事に差し支えてしまうよ」

「あした……?」

唇で涙を拭うとかキザったらしいアイツの行動にまた、一層の苛立ちが募る。

(ソイツに触るな……)

「泣きはらした目は誤魔化すのが難しいからカメラによく映るんだ。明日からのキョーコちゃんを負の連鎖で苦しませたくないんだよ…だから……泣かないで」

「コーン、唇、くすぐったい」

好きでもないはずの男に抱き締められ、涙まで舐められてるってのに、嫌がりもせず、むしろされがまま。

(触るんじゃねぇよっ!!)

その距離感は一体いつからのもんだ。

「ありがとう、でも、ごめんね。涙……止まらないの……」

ポロポロ溢れ続ける涙が標本の楔のように俺の足を地面に縫い付ける。

「止まってくれないの……」

「それは困ったね」

「本当にごめんね」

「構わないよ」

ポンポンと頭を撫でられたキョーコが泣き笑い、そして敦賀蓮の背中にすがりつくように抱きついた。

(クソったれがっ……)

涙ながらだろうとキョーコの笑顔を引き出す。
俺がずっとやりたくてもやれなかった事なのに、今、俺の目の前で他の男が容易く叶えてしまった。

鮮烈な敗北感に焼き殺されてしまいそうで、無意識に噛み込んだ唇からは鉄錆の味がする。

存在を気取られないように立ち去る事だけが、俺に残された最後の砦。

守る事が出来た唯一のプライドだった――。











さすがにあんな状況のキョーコたんを深夜の街中で一人放置してベッドインできるならショーちゃん嫌いになるよ!ってことで、地味に見守っているフラグを立ててみた。

選手交代のお知らせ。
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