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SS・突撃スターのお宅の晩御飯 前編
こんばんはでございます!
五月はもうすぐ終わりそうですね・・・早い。
期間限定通販の敦賀さんラミネートキーホルダーの受け付けも、五月いっぱいで終了となりますので、もうまもなくとなっております^^
発送は六月に入ってからになりますので、今しばらくお待ち下さいませ。
あと、パスレスもまた少し滞っておりますので、いましばらく><

いつも拍手コメント下さるみなさま、本当にありがとうございます。
反応頂けると、書いてていいんだなぁって思えてまだまだがんばれます^^ありがたやありがたや・・・

冗談みたいなタイトルから始まりますが、楽しくいきたい小話です。







突撃スターのお宅の晩御飯 前編






[突撃☆スターのお宅で晩御飯]

そんな、あれ?どこかで似たような企画を聞いた事があるような……という、いわゆるオマージュ企画を打ち出したのは、TBMのとあるバラエティーの新番組だ。

「私がレギュラーですか!?」

「そう。プロデューサーが最上さんにコーナーを一つ担当してもらえないかってね、ご指名」

驚きに目を丸くするキョーコに向かい、にこやかな笑顔で椹は頷いた。

「ありがたいお話ですけど、一体どのようなコーナーなんでしょうか?」

「なんでも、料理とドッキリを兼ね合わせたコーナーだそうでね。本人には秘密で突撃訪問をしかけて、冷蔵庫にあるあり合わせの物で料理を作ってしまおうというVTRタイプのコーナーだそうだ」

「それって、ご本人はお怒りになったりはしませんか?」

周囲の人間がOKだろうと、家主からすれば突然の自宅でのロケ開始。となれば歓迎されるばかりではないだろう。

「その辺りは撮影スタッフと、事務所の人間が対応するから、最上さんが怒られるような事にはならないよ。編集も入るし、プロの調理師も裏方で同行するというから、メニューの考案にも困りはしないだろうし、悪い話ではないと思う」

「はい。でも一体どうして私がご指名頂けたんでしょう」

「どこやらどこかしらから最上さんの料理の腕を小耳に挟んだようなんだよね」

DARKMOONのスタッフかなあという椹もそのあたりの出所は知らないらしい。

「それは本当に大変ありがたいお話ですね」

言葉とは裏腹に、本音を漏らせば、もっと役者として演技をする仕事をこなしたいと思わないでもない。
だが、好条件だという話を断るだけの思い切りはキョーコにはなく、誰かがキョーコの料理の腕前を流してくれたおかげで転がってきた仕事だというならなおさらだ。

(未緒しか評価がない……からは一歩前進したのかもしれない)

かつてクーに言われた言葉も脳裏をよぎり、まるで見えない何かに背中を押されたかのように覚悟は自然と定まった。
何事も経験。すべからく血肉にしてやろうではないか。

「断るかい?」

「いえっ。精いっぱい、頑張らせて頂きます!」

期待を裏切らずに与えられた仕事は貴賤なく全てこなす。
それこそが次の女優としての仕事に繋がると信じ、キョーコはオファーを快諾した。







「という訳でですね。明日の夕方はその突撃訪問ロケの第一回なんですよ」

そう報告を口にするキョーコは、盆の上から白米が程よく盛られた茶碗を大きな手のひらに向けて差し出す。
すると、手のひらの持ち主、敦賀蓮はありがとうとそれを受け取ると左手前にコトリと置いた。

「面白そうな企画だとは思うけど、直前まで行き先を教えてもらえないっていうのは結構な不安要素だね。人物像のリサーチが出来ない」

「そうなんです。まあ、アレルギーや好き嫌いに関してはないという事だけ事前に知らせて頂けたんですけど、そもそもお宅の冷蔵庫の中身を利用させて頂く企画ですから、問題になる食品って元からあるはずもないですよね」

「それはたしかに」

ほかほかと湯気の上がった炊きたて米を自分の正面にもコトリと置くと、キョーコは以上ですのでお召し上がり下さいと声をかけて盆を死角へとしまう。

「毎度ながらお見事だね、いただきます」

「恐縮です」

机の上に並んでいるのはキョーコが作った遅めの夕食だ。
白米に汁椀。針しょうがの乗せられたサバの味噌煮に青菜のおひたし、大根のなますに煮豆の小鉢といかにもな和定食がテーブルに二人分が彩りよく並ぶ。
では私もいただきますと蓮に続いて手を合わせたキョーコは、まずは味噌汁に手を伸ばした。

「たったあれだけの時間でよくこれだけの品数を作るよね」

一口二口と口に運んだ蓮がいつもの事ながら、栄養バランスも良さげな配膳に感嘆の声をあげる。

「作り方には色々と裏技もありますからね」

電子レンジとか圧力鍋とかと言う言葉の指す通り、現在の時刻は夜の十時。キョーコが蓮の家を訪れたのはこの一時間ほど前の話だ。

「それにしても、社さんから伺っていましたけど、本当に壊滅的に空っぽでしたよ。冷蔵庫の中」

なんにも入ってなかったじゃないですかと言ったキョーコは、オートで作られた氷以外、ミネラルウォーターすら切れていた蓮宅の冷蔵庫に呆れ顔を浮かべる。

「うーん。今週はわりと忙しめだったからなあ」

「敦賀さんの忙しさがわりとどころじゃなかっただろう事は存じ上げていますけど、あまり食生活をないがしろにされると、いつか本当に倒れてしまいますよ?」

「そうだね。気をつけるよ」

そう言いながらサバの味噌煮に箸を伸ばした蓮は、美味しいなと心からの声を零す。

「うーん。本当のところを告白させて頂くと、このサバの味噌煮だけは出来合いなんですけどね」

「そうなの?」

出かける直前に下宿先の大将が持たせてくれたんですと笑ったキョーコは、私の大好物なんですよと自分も一口運ぶと幸せ顔で咀嚼した。

「そうか……だったらまたお礼に伺わないといけないね」

「あっ、でしたら今度はぜひ、だるまやのご飯を食べにいらして下さい。大将のお料理はどれも本当に絶品ですから幸せな気持ちになりますよ」

「俺的には最上さんの作ったものだって十分に美味しいんだけど、やっぱりプロは違う?」

はたから見れば、君の料理が美味しいというあからさまな一言だが、頓着する事のなかったキョーコがそうですねと返したのはもちろん後半への答えだ。

「大将のお料理は本当に美味しいので、敦賀さんにもぜひ堪能して頂きたいです」

「最上さんがそんなに言うなら絶対美味しいね、楽しみだな」

「是非!」

ニコニコと微笑む蓮とキョーコだが、本日のこの食事会を企画したのはなにを隠そう社の手腕によるものだ。

「ああっと、そうです。あと、社さんからは今夜のお夕食をというお話だったんですが、思いのほか材料費をたくさん頂いてしまいましたので、僭越ながら明日以降にも食べられる物をあわせて作らせて頂きました」

「えっ?さっきの時間でまだ他にも作ってたの?」

一体何をと蓮が問うよりも先に、キョーコの方が「そんなに大層なものは作ってませんけど、ポトフなので日持ちしますから、明日にでも食べて下さいね」と答えた。

「あと、使いきれなかった食材の残りもいくつかも冷凍させて頂きましたから、ご迷惑でなければ責任を持って調理に伺いますので、またいつでも呼んで頂ければ」

「それは助かるな。じゃあまた近いうちにお願いするよ」

「了解です」

って早く食べないと冷めちゃいますねと微笑みあったキョーコが食事を再開すると、蓮はいつがいいかなと真剣に当分のスケジュールを思い起こしていた。










TOBEこんてぃにゅうーってやつですね。
お察しの展開になるかと思いますw



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