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SS・突撃スターのお宅の晩御飯 中編
六月ですね、こんばんは。
もう、六月の上旬が終わろうと、している・・・だと!!ということで、時間の流れる速さにガクゼンとしています。

ところで、つい最近までXPだったので←まずかろう。
いい加減不具合とかいろいろ出てきたので、思い切ってバックアップを取ったのちに7にグレードアップしたんですが・・・。
メールボックスのバックアップ取ってなかった事にあとから気付いて、SS5本ぐらいぶっとばして白目剥いてました。
こいつは・・・orz まあ、序盤だけ書いて続きどうしよっかなぁだったものとか、ホワイトデーネタだからもうちょっと寝かそうと思って気が付いたら1年寝てたやつとかなので、公開したかはかなり謎だったので、・・・いいきっかけだ、これは書けってことだなということで、心機一転頑張ろうと思います。うん、がんばるんだから・・・泣いてなんてないんだからぁぁw

さて、もうすぐ夏コミの当落だYO!あ、インテは申し込みしたので、新刊は出ます、ひさびさがんばる!!!
夏はエロ本の季節ですとのたまった友人に答えてここはエロ本にしようか←いや、まだわからない。

ということで、あと、すみません。どうも梅雨入りしてから肩が死亡したままなので、パスワード返信完全に手が止まってます。
ここまで打っただけでもうバッキバキなんだ。
かさねがさね申し訳ありませんが、5月以降のみなみなさま、今しばらくお待ちください。
あと、いつもコメントくださる皆様、本当ありがとうございます!
全裸待機してくださるみなさまの温かい人肌毛布になれたらうれしいんだな、風邪ひくんじゃないぜキラリ←そやえもんウザレストキャンペーン中。










突撃スターのお宅の晩御飯 中編






一人暮らしの寂しい男やもめと言ってしまえばそれまでではあるが、常日頃の多忙の反動からかそんな一人の時間こそを楽しんでいる男、社倖一は、久しぶりに食べるカップラーメンという粗雑な食事も、いつぶりかなぁとご機嫌な鼻歌混じりにお湯を注いでいる。

「ふんふんふんふふん」

時々、無性に食べたくなるんだよなと常日頃から体型維持を心がける彼にとってはたまの自堕落だが、カップラーメンの隣にはコンビニ売りの野菜サラダも置かれているあたり、緩みきっている訳でもない。

「蓮のヤツ、今頃はキョーコちゃんの作ってくれた晩飯を食べてるとこかなぁ。ぐふふふふ」

ピリリとドレッシングの封を切り、さらりとした和風ドレッシングを全体に振り掛けるとコンビニの割り箸を割りながら、二人の現在に思いを馳せる。
二人の関係が社の目論見通りに進展してくれた試しなどひとつもないが、それでもこれもきっかけだ。
少しでも二人の距離が縮まればいい。そんな願いを込めてのラブミー部を通じたキョーコへの夕食作りの依頼は、社のちょっとした悪戯心も秘められている。

「蓮のヤツもまさか2日連続でキョーコちゃんの手料理が食べられる事になってるだなんて思ってもないだろうし。明日は二人の驚く顔が楽しみだなぁ」

人の悪い笑みを浮かべ、よし、今夜はビールも飲んでしまおうとラーメンの完成を待つ間に冷蔵庫へと鞍替えす社であったが、いかに敏腕マネージャーである彼をもってしても、この良かれと構えたサプライズから、事態が予測もつかない方向へ転がっていくとは全く気づいてはいなかった。



――――――――――――――




まずはテレビ局で中年男性プロデューサー、カメラマンに音声担当。女性のスタイリストにフードコーディネーターさらにはADといった六人のスタッフと合流したキョーコは、簡単な打ち合わせの後、カメラマンの運転するマイクロバスに乗せられて撮影現場へと向かっている。

「あれ?……この道って……」

小首を傾げたキョーコの様子にどうかした? と後ろの席に座るフードコーディネーターが問いかけると、キョーコは反射的になんでもありませんと答えるが、キョーコは嫌な予感に眉根を顰めた。

「あの、今日の突撃訪問先というのはまだ教えては頂けないんですか?」

今度は前方のシートに座るADに問いかけると、髪を後ろで一つに束ねた女性ADは申し訳なさげにキョーコを振り返った。

「ごめんなさいね。どのみちリハも出来ない企画だから京子ちゃんの新鮮な反応を撮るって意味でも相手先は知らないままで行こうって事で、実は私たちも知らされてないのよ……」

窺うようにプロデューサーを見やるADの言葉にそうなんですかと答えながら再びバスの外を見れば、やはり流れていく景色には見覚えがある。

(……ひょっとして……いや、でもそんな偶然があるはずは……)

このまま行けば辿りつくだろうスターの家。
芸能人の自宅の在処など、ほとんど知らないに等しいキョーコが知っている一軒のマンションが脳裏をよぎった。

(まさか……よね)

けれども、キョーコの動揺など意に介す事なく、バスはどんどん見知った景色を重ねていく。

「マンションの外観撮影はNGですので、カメラは建物の中から回します。とりあえずみなさんはバスから降りて移動して頂いて宜しいですか?」

こちらへどうぞと促されたのは見覚えのありすぎる地下駐車場から繋がるエレベーターだ。

(イヤアアアアア!めちゃくちゃビンゴじゃないのぉぉぉっ!!)

「うわぁ、地下スーパーに直結までしてるなんて、素敵ーっ。億ションよね、ここっ!一体誰が住んでるのかしら」

(億っ!?この人今億って言った!!?)

『高級マンション』だとばかり思っていたものの真の正体に息を飲んだキョーコをよそに、スタッフたちはめったに踏み入れられない現場だとアレコレ物珍しさに駆られており、キョーコの動揺が気付かれる事はない。

(っていうか、ここまで来ちゃったって事は……よ)

おそらく、そういう事なのだろうという予感。

「……嘘でしょ……」

思わず漏れたキョーコの呟きも、撮影の準備に追われたスタッフたちが気付く事はなかった。

「さあ、京子ちゃん。いよいよですよ。前もっての打ち合わせ通り、突撃の前に、まずはコーナーの説明から撮影しますのでスタンバイお願いします」

「あ……はい、そうですね」

まずい、やばい、帰りたい。
どう考えても見知ったエントランスを辛うじて無表情で歩くキョーコは、この突撃訪問の結末を想像して頭痛を覚えた。

「では、京子ちゃん。張り切って突撃して下さいね!」

細かくカット重ねてを取りますからと背中を押されたキョーコは蓮の部屋のまさに扉の前でカメラを向けられて頬を引きらせた。

(どうしたらいいのよーっ)

それでもこれは覚悟して引き受けた仕事だ。投げ出す事は許されない。

「みなさんこんにちはっ、本日から始まりました、突撃スターの晩ご飯。レポーター担当の京子ですっ!」

女優魂を総動員し、笑顔笑顔と唱えながら今回のコーナーについての説明のフリップを読み上げていると、視界の端にチラリと映った社の姿にひくりと口角が引きつる。

(社さぁぁんっ、恨みますからねーっ!!)

カメラの後ろで呑気にヒラヒラとキョーコに向かって手を振る社は、どうやら今回の企画にGOを出した当事者のようだ。

(こんな事になるんだったら、夕べ来る必要なかったんじゃないですかっ、ああもぉぉっ、こうなったら何が出ても知りません、知りませんよっ!)

夕べの張り切りちぎって色々と世話を焼いた自分が憎い。

「それでは、どなたのお家なのかは分かりませんが、突撃してみたいと思います!」

こうなったらやぶれかぶれだとインターホンを鳴らし、しばらくして『はい』と返ってきた声にドキリとしながら「お疲れ様です!TBMのテレビ番組なんですが、取材宜しいでしょうか」と元気良く伝える。

『……ええと、取材?』

「もちろん、事前に事務所からのOKは頂いておりますので」

困惑する様子に、察して下さいという願いを込めて声をあげると、わずかな沈黙の後に今開けますという応えが返る。

「ありがとうございます!…………で……どなたのお家なんでしょう、男性みたいですけどドキドキしますね」

我ながらどうだろうと思うレベルではあったが、キョーコは素知らぬ顔で開錠を待つ。
すると、しばらくして、カチャリと開いた扉の中から剣呑な表情の蓮が何かを言うよりも先に「わああ!敦賀さんのお宅だったんですか!?視聴者のみなさん、すごいですよ!なんと本日の突撃先は敦賀さんのお宅ですっ」と驚いてみせれば、蓮は蓮で事情を察していたらしく「京子ちゃん……だよね?ええと、どういう事?」と困惑した顔をカメラに向けた。

「とりあえずまあどうぞ?」

スタッフの分まで真新しいスリッパを用意した蓮は、拒むでもなく全員をリビングへと迎え入れると椅子をすすめる。

「うわあ、すごくフカフカ……っ」

まるで初めて訪れた家であるかのように振る舞うと、蓮は苦笑しながら「それで?わざわざ京子ちゃんが取材に来たというのはどういう事?」と一旦カメラを見据えてからスタッフを見渡すという小さいながらも絶妙の視線運びを行った。

「実はですね。本日お伺い致しましたのが、敦賀さんのお宅の冷蔵庫の中にあるものだけでお夕食を作らせて頂きつつ、お宅の中を視聴者のみなさんに少し公開して頂きたいという趣旨の突撃企画なんです」

「…………ええと、気のせいでなければ、そこにうちのマネージャーも一緒にいますよね?」

「はい。事務所的にはOKだそうなんですが」

チラリと社のOKサインをカメラに映しつつ、キョーコが言葉を添える。
すると、蓮は仕方ないなと小さく呟き、お手柔らかにお願いしますとキョーコに答えた。

「では、さっそくですが、お台所をお借りしますね」

「はい。よろしく」

こっちだよと先行する蓮に連れられて台所に全員が向かう。
台所の簡単な説明の後、一旦カットしますと声がかけられた途端、蓮とキョーコが深い溜め息を吐き出したのだが、そのあまりのシンクロぶりに、スタッフ一同には思わず笑いが巻き起こる。

「ええと、すみません」

「いや、こちらこそ」

目と目を合わせて苦笑し合う蓮とキョーコに、ダークムーンでの共演情報しか知るよしのないスタッフたちは「二人は結構仲良しなんですね」などといった言葉をかけた。

「ええ、まあ。事務所も同じですからね」

「ああ、だから初回スペシャルのゲストは敦賀さんで企画が通ったんですねぇ。いやあ、京子ちゃんもびっくりしてましたけど、僕たちも本当びっくりですよ」
「プロデューサーも教えてくれればよかったのに」

口々に雑談を始めたスタッフたちではあったが、蓮はそれに逐一笑顔で相槌を返す。

「本当に、前もって教えてくれてもよかったのに」

「すみません、敦賀さん」

ポロリとこぼれた本音染みたセリフに反応したキョーコが申し訳なさげに蓮を見上げる。

「いや、怒ってないよ?」

「でしたら良かったんですけど……」

「……最上さんのご飯を食べれるのは役得だし。ね」

「なっ!」

他のスタッフに聞こえないように小さく囁かれた爆弾にキョーコが反射的に頬を赤く染める。

「京子ちゃん?どうかした?」

「い、いいえなんでも!ええと、次はどこからはじめましょう!!」

誤魔化すように声を張り上げたキョーコに蓮がクスリと小さく笑う。
こうして、一見楽しげな雰囲気での収録が開始されるわけだが、これより社、そしてキョーコは今回の仕事を引き受けた事は失敗だったと痛感させられる事態となるのであった。










敦賀さんのお部屋リポート欲しい・・・間取り・・・間取りください・・・。
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