スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

【オフ関係】夏イベント情報2015
脱稿しましたー!ということで、お久しぶりです、こんばんは。
ツイッターの本アカではだいぶ奇声を上げたりゴロゴロしてたんですが、なんとか入稿も無事に終わり、宅配便も辛うじて送りだしたので(笑)
サンプルなど、お知らせにまいりましたー!
今回は、東京に参加するイベントが最後になるかならないかーなので、ちょっと気合を入れて色々作ってましてですね、いっぱいあります。

まずはスペース情報。
【コミックマーケット88   8/15(土)東3ホール-13a 「光の箱庭」】
【SCC関西21  8/23(日)6号館Aゾーン ノ-31a 「光の箱庭」】
無事、どちらもスペースを頂きました。

当日は新刊と既刊と持って行きまーす!全体のおしながきはこちら→光の箱庭お知らせ用ツイッターアカウント

*新刊* 二種

・涙のキスをもう一度 「オフ:A5:二段:70P:パラレル本:アナウンサー×AD物語、全編書き下ろし新作:600円」
・R*K2 「オフ:A5:196P:パラレル系完売物再録集:1600円」(収録内容:100万回好きだと言って、100万回愛してると言って、囁きはシーツの中で)
 **R*K2について・・・まるで某化粧品みたいな字面ですが、れんきょにです。蓮キョ煮。完売系を纏めた再録集2本目。100万回好きだと言って(完売本再録)、100万回愛してると言って(サイト再録)、囁きはシーツの中で(完売本『FairyTaile』より再録)
 書き下ろしについては、もうほぼ再録でしかないので、表紙くらいしか…。です。発行部数は去年出したR*Kの時と同じなので、即日完売という事はないと思いますが、少なめです。お高くなってしまって申し訳ありませんorz

*新作アイテム*
・アクリルキーホルダー二種類
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蓮キョタイプと、今年の五月の大阪で無配した蓮のラミキーホルダータイプと二種類作りました。ノリで。
蓮タイプは一度無配したしなぁと思って数を少なく作ったんですが、ちょっと少なすぎただろうかと反省しなくもない…。
そんなこんなで、どちらもあまりたくさんは作ってないので、基本的におひとり様各1個まで、各400円でお願いしようと思います。
夏コミで残ったらインテ、そこから残ったら通販って流れになると思いますので、ハイ。そやえもんの絵なのでアレですいません。これでもほんと頑張ったんですヨ。絶対欲しいって女神はいらっしゃるのだろうか…

とにもかくにもあとは今からがんばるので、ペーパーとかコピー本が出来たらいいな。スキビとヨナでがんばりたいのですー!
今年も暑そうだから軽装のコスプレで行こう・・・。←コスプレしない選択肢はないようです。

さてさて。追記の方にはサンプルです。表紙絵二種類と、「涙のキスをもう一度」 の本文序盤。
アナウンサーの敦賀さん×ADのキョーコちゃんです^^
だいぶ白目剥きながらがんばったので、楽しんで頂ければ嬉しいなぁ…と思います。





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涙のキスをもう一度







真実であるかなどに意味はない。
 
「おい、今度は帝丹新聞に松内瑠璃子がすっぱ抜かれてるぞ!」
「なにーっ?! 先週ブリッジの雄生がやられたばかりだから気をつけろって言ったばかりじゃねぇかっ。マネージャーは何してたんだ! クッソがぁぁ、またKって野郎の仕業かよっ」
「ぽっと出のライターなんだろ? コイツLME(ウチ)に恨みでもあんのかね? 次から次へと狙い撃ちにしやがって」

大切なものはない。

「松島さん、これ、マスコミの対応どうします?」
「社長の方針を聞かない事には始まらないが、十中八九、事実無根で突っぱねる事になるだろうな」
「でも流出(で)てるのはだいぶ致命的な写真(ヤツ)ですよ」
「それでもだ。自社タレントの生命を守るのが俺たちの仕事なんだ。そこに真実は関係ない」
「退避先どうしますか」
「落ち着くまでは間違っても自宅に帰らせるなよ。いつもんとこ押さえてしばらく放り込んどけ!」

繰り返される騒がしさを日常の他人事としているうちに、喧騒は耳に入らなくなっていく。

誰かを思いやる。
そんな気持ちは、打算にまみれたこの芸能界(せかい)において、存在はしない。



***



世間が突如舞い上がったアイドルの熱愛報道にざわついている頃、都内、富士テレビのある一角にて、物語の主人公、最上キョーコは衝撃的な現場を目撃し、硬直していた。
「蓮、私はあなたを愛しているのよ。だから、もう、私たちの関係を隠しておくなんて事……」
「お気持ちは嬉しいですが、今はまだ公表は出来ません。お互いのためにならない」
「蓮っ」
使われていない大道具倉庫の一角。まるで忍び合うように、見目麗しいオーラを放つ男女が密会している。
「……やば」
ADとして富士テレビで働くキョーコには、男の方に見覚えがあった。
「その話はまた改めて。ね?」
「分かったわ……。でも次に来る時は主人も一緒に連れてくるから」
「それは……」
男は富士テレビの看板アナウンサーである敦賀蓮、その人であり、女の方はブロンドである事しか分からないが、口振りからして人妻。
「愛してるわ。じゃあまたね」
頬への音を立てたキスを残し、ブロンドの女性は去っていく。
女性の後ろ姿をじっと見送る蓮の姿は絵になりすぎるほど整っているが、なかなかに衝撃的だ。
まさか今をときめく人気アナウンサーがこんな道ならない恋路に身をやつしていたとは。
これはマズい現場に居合わせてしまったようだとキョーコが足を引いた瞬間だ。
――ガタン
「誰だ!」
「っ!!!」
そっと消えるつもりが後ろ足で物音をたててしまったキョーコは、痛恨の面持ちでそっと物陰から蓮の前へと出て行かざるを得なくなった。
「君は……」
突き刺さるような鋭い眼差しに、ひやりと肝が冷える。
「やっ、やっぱきまぐれロックのADをしています、最上ですっ。物品を探していただけで、そのっ、決して覗くつもりは無かったんですが、大変申し訳ありませんでした!」
早口でまくしたてるように言い訳を述べたのは、蓮の視線があまりにも警戒をむき出しにしたものだったからだ。
「ADの最上さん……ね。下の名前は?」
「あっ、その、キョーコです。最上キョーコ」
コツコツと足音を立ててこちらへ向かってくる蓮に、もう一度すみませんでしたと頭を下げるが、許された気配は感じない。
「あの……」
蓮の足音が自分のすぐそば、真正面で止まった事を察したキョーコが恐る恐る顔を上げてみると、蓮は底冷えのする眼差しでキョーコを見下ろしていた。
「……っ」
自分は本当にマズい現場に居合わせてしまったらしいと悟ると同時に、蓮の大きな手はキョーコの肩口を捉える。
「ひゃっ!」
ドンと壁へと向かって力まかせに押し付けられた。そう理解した時にはキョーコの背は壁面に接し、股ぐらに突き入れられた蓮の膝によって縫い止められて逃げ出せない。
「あっ、あのっ」
キョーコの言葉を待たずして蓮の手がキョーコの着ているスタッフとロゴの入ったTシャツを託し上げた。
「ひっ!」
喉元まで出かけた悲鳴ごと両手は簡単に掴まれ、捻り上げられるような痛みに苦悶の息が漏れる。
「やっ……」
片手で易々とキョーコを捕らえた蓮は、乱雑にキョーコのブラも捲り上げ、決して大きいとは言えない胸部は突然の外気にふるりと震えた。
――カシャ、カシャ
「なにを……」
恐怖に竦み上がるキョーコを気にする様子もなく、蓮は取り出した己のスマートフォンでいくらかの写真を撮影した後、唐突にキョーコを解放する。
「悪いけど、万が一にも君がよけいな口を滑らせたりしないようにという保険に貰っておくよ」
「はっ……?」
「もしもさっきの事を口外したら……。どうなるか分かるよね?」
「ぁ……の……」
はっきりとした脅しだが、キョーコは困惑が隠せない。
自分が目撃したものは、ともすれば蓮自身も捕まりかねない暴挙に及ばなければならない程の秘密だったのだろうか。
「あの……。私っ、絶対誰にも言いません。噂話には興味ありませんし、ええと、その……」
敦賀蓮が人妻と不倫していようが、それはキョーコの人生にとってはどうという事もない話だ。
「そもそも、私には関係ありませんから」
すると蓮は少し驚いたように目を丸くした。
「それは心強い宣誓だ」
スキャンダルが売り買いされ、足の引っ張り合いが盛んな業界内において、確実に高額で売れるだろうネタにも無関心というキョーコのようなスタンスは確かに珍しい。
「だからと言って、はいそうですかと消してあげる気はないけれど、一応は耳に留めておいてあげるよ」
「それで結構です。では、私、まだ仕事中ですので」
バクバクと大きく脈打つ心臓を抱えたまま、キョーコは倉庫を後にする。
この場所から逃げ出す事に必死で、探しに来たはずの物品を忘れた事など、プロデューサーの罵声を聞くまですっかり飛んだ。
それだけ強烈で、驚きの出会いであった。



***



カーテンの隙間から登りたての朝日が差し込むそこは、都心部に位置する一人暮らしには広すぎる4LDKのとあるマンションの五階。
白を基調とした広いリビングには家具はあまり揃えられておらず、リビングの真ん中に敷かれた正方形のカーペットの上に、折り畳みのテーブルが一つ置かれていた。
そうして、もう一つ。部屋の角には二人掛けの黒いソファーがあるのだが、しばらく使われていないどころか掃除もされていないのだろう。そこにはうっすらと埃が積もっている。
不思議な事にソファーの上ではなく、フローリングの上で毛布にくるまって死んだように眠っているのは部屋の主であるキョーコだ。
連日の残業が祟り、疲れきって眠る姿はまだ幼さも残る彼女の仕事がオーバーワークである事を現していたが、生憎とこの家にはキョーコを優しく起こしてくれるような家族はいない。
部屋に物がない事と、彼女の家事能力が実のところ一般的な女子を大きく凌いで優秀である事。さらには元来の性格も手伝い、部屋はテーブルの上以外は綺麗だと言えるほどには整えられており、シンク周りとて輝いているほどであったが、そもそも近頃使われてはいないらしいそこにはコンビニ弁当の空箱が洗浄の後に分別され、袋にまとめられている。
茶色に脱色された髪は洗い晒しのまま眠ってしまう日々が続いた結果、傷んでしまっているのが見受けられ、テーブルの上に山と積まれたいわゆる進行台本とストップウォッチ。そしてテレビの横に置かれたマガジンラックには既読の雑誌が多種多様にぎっしりと詰まっている半面、部屋の角に無造作に置かれているメイクボックスにはあまり化粧品は詰められておらず、必要最低限の事しか施さないのだろう事が見て取れた。
シンプルな生活と言えば聞こえは良いが、悪く言えばこの部屋の状況は、キョーコが日常に女性らしい時間を持つ事の難しさを表していると言っていい。
充電器に繋がれたままの開いた状態の携帯電話がテーブルの上でけたたましく鳴り響き、キョーコは煩わしそうに顔をしかめるも、身じろぎをするに留まった。
『プツン――おはようございます。あさナビの時間です』
タイマーで電源の入ったテレビの中ではTBMの朝の情報番組が朗らかな効果音と供に放送開始と相成り、液晶の中では笑顔の男性アナウンサーが朝一番の挨拶をしている。
「っは! お、おはようございます! 企画書はここにちゃんと出来てっ! ……って、朝……?」
びくりと反応したキョーコが飛び上がるように起き上がると、今、自分をたたき起こしたのは、テレビから聞こえるアナウンサーの声だと分かり、ほおぉと心の底から安堵を吐き出した。
そういえば、このまま寝たら二度と起きられないかもしれないという危機感から、絶対に起きるだろう方法を選んで転がった気がする。
「自分でやった事だけど、朝からテレビの音を聞くのは心臓に悪すぎだわ……」
 一般的な女性が好むであろう男前の部類に入る貴島アナウンサーだが、キョーコにとっては『男の笑顔』など、まったくもって苦手な類でしかなく、溜め息を一つ零すと、リモコンを持ちあげてチャンネルを変えた。
『――以上、由美子がお届けする今朝のお天気情報でした。続いての時間は今朝の取れたて情報のお届けです。敦賀アナウンサー、百瀬アナウンサー。よろしくお願いしまーす』
 チャンネルを変えた所で、この時間帯はどの局も朝の情報番組を放送しており、やはり画面に映ったのはアナウンサーの男女であったのだが、それでも睡眠の取り方もよろしくなかった寝起きの体は、すぐさま他の行動に移る事が出来ず、ぼんやりと画面を眺める。
『はい、それではここからは早速、今朝の見出しをお届けしたいと思います』
『はいはーい。今日の一面は敦賀アナからではなく、私、百瀬の方からご紹介しますね。まずは芸能ニュースから快挙ですっ。なんと、女性が選ぶ、最も好きなアナウンサーランキングの第一位に我らが敦賀アナが三年連続の首位獲得です! おめでとうございます!』
『ありがとうございます。これも一重に応援してくださる視聴者のみなさまのお陰ですね』
『ふふふ、なんと、敦賀アナはこれで史上初の三連覇を果たされたんですが、お気持ちはいかがですか?』
『いや、本当にうれしいの一言で、うまい言葉が出てきませんね』
『これはもう、敦賀アナにはぜひ五連覇していただいて、殿堂入りしていただきたいと思います』
『期待に応えられるよう、これからもがんばります』
 なんともなしに見ているテレビの中では二人のアナウンサーが登場し、自身の絡むニュースを伝えている。
「本当に昨日のあの人は、敦賀さんだったのかしら……」
 テレビに映っている彼の表情は、穏和、柔和、思慮深そう、どれもこれもがしっくりと当てはまる、小春日のような穏やかさが際立っている好青年で、昨日キョーコが目撃した、人を射殺せそうなほどの鋭さなど微塵も感じられない。
「疲れ過ぎて夢でも見てたんだって思いたい気分なんだけど……」
 昨日の事は自分の勘違いで、よく似た他人だったのでは。そう思えるほど、モニター越しにみる男は完璧なる紳士に見える。
「そもそも、昨日の事、誰かに相談した所で信じてなんて貰えるはずなんてないし、黙ってればきっともう会う事もない……わよね」
 楽天的かもしれないが、キョーコにはそう考えるしか気の持ちようも見つけられない。
「……って、いけない! 遅刻するっ」
テレビの隅の時計が刻む数字が思いの外進んでいる事に気付き、慌てたキョーコは身支度を整える為にバスルームへと飛び込んだ。








サンプル上げながら改めて、あれ・・・?これ、序盤のエピソードひどい・・・・、サンプル上げない方が良かったのかもしれない←と、ちょっと弱気になりました。いやいや、ちょっとSな敦賀さんもたまにはいいじゃないか!
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