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【キョコ誕2015】零時の鐘が鳴る前に
25日こんばんはー!!!
キョコたんお誕生日おめでとうございまあああす!滑り込み投下ですいませんー><うおおお!
お祝いする気持ちはてんこ盛りなのですよ!しかしなんかこう、ほんとに色々間に合ってない・・・。
ゲームをやっているのがいけないんですね←

そんなこんなで短いですが、キョコ誕物です。
しかしキョーコさんいません。ただのメンズトークです。

追記よりどぞーーー









零時の鐘が鳴る前に






カチコチカチ。
カツカツカツ。

進む秒針と同じタイミングで床を鳴らす革靴の男に、隣に立つ社は心底辟易した顔で「蓮」と言外に注意を促した。

「なんです?」

「露骨すぎ」

「? なにがです?」

心底分かっていない様子だが、社の呼びかけで足の動きが止まった変わりに腕組みした指先がトントントンと時間を刻んでいる。

「それで無意識か?呆れたヤツだな」

幸いな事に、まもなく零時を迎えようとするスタジオ内において、最も死角となるエリアで壁の花となっていた為に、蓮のこの非ジェントルマンな状態は、社以外の誰にも見られてはいない。

「そんなに慌てるくらいなら、昼間のうちにキョーコちゃんに連絡取って誕生日おめでとうって伝えれば良かったのに」

「それだと留守電になる確率が高いと思ったんですよ」

とはいえ昨日に続いてテッペンを越えそうなのは堪えますねと本音を零した蓮に、2日連続同じ人間が最後の最後で大ハマリをやらかすとは誰も思わないよとフォローを入れた。

「でも、あれだな。昔のお前だったら今みたく共演者がドツボにハマってたら、出来るまで付き合いますって率先して現場に居残るくらい無駄に慈愛に溢れた聖人君子だったのに、さすがに堪えたか……」

「無駄って失礼ですね、社さん。今日だってこうして残っているじゃないですか。確かに今は離れましたけど」

「それだよ。なんで離れたんだ?てっきりまるめるの魔法とやらをとうとう拝めるのかと思ったのに」

「まるめ?」

不思議顔の蓮にキョーコちゃんからそれで『きまわりない』が『きわまりない』に綺麗に直ったものだから魔法か詐欺のどちらかだと思った……と聞いたんだけど?と答えると、蓮は思い当たる事があったらしく渋い顔をした。

「で、こんな誰も見てないところで早く帰りたくて仕方ないってオーラを出してていいのか?」

まあ、大多数の前で不機嫌になられてもイメージがあるから困るのではあるが。

「そこは、まあ仕方ないですからね」

蓮もそこをわきまえている為ここに退避する事を選んだのだと分かると、社にも憐憫の情は湧く。

「なんなら今日は先に上がらせてもらうか?あと1カットなんだし、明日に回せなくはないだろうと思うぞ?」

少々酷い提案だが、大ハマリした女優がいたのだ。これ以上は待てないというのは離脱の理由として成り立つ。

「いえ、大変ありがたい提案ですが……そうですね。まあでも、そろそろ大丈夫ではないかと」

「え?」

蓮のセリフに首を傾げると、同時にOKです!というスタッフの声が聞こえた。
気を揉んだ結果の肩すかしに目を丸くしていると、蓮がクスリと笑って言う。

「そろそろ帰りたいなぁって彼女にだけ聞こえるように呟いたので」

「は?」

「わざとNGを出してアピールって、正直ないですよね」

「あ……ああ、そうだな」

「じゃあ、一発OK目指してきますので、社さんは控え室の荷物の回収お願いします」

「…………了解」

蓮の底知れなさにヒヤリと肝を冷やした社は、なんでこんなに腹黒い策士なのに、まだキョーコちゃんを捕まえてないんだろうという感想を飲み込んで控室に向かって踵を返したのである。








紳士(きりんさん)は好きです。
でも、腹黒策士(ぞうさん)はもっと好きです。




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