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ACT231本誌続き妄想【1/10ペーパー再録】
あけまして、おめでとうございまあああす! 本年もゆるーくいきたいそやえもんでございます。

さてさて、1/19ですよ。雪ですよ。全国的にふぶいてますよどういうことだ。危ないよ。
徳島の方でも初雪で暴風雪でございましてですね、それでも気合で仕事帰りに本誌フラゲってきたんですが、
232も最高です。尊いです。もう感極まる展開でおいたんは読み返し乱舞です。
あと、普段コミックス派の方には232の柱コメントを読んで頂きたい、ぜひに。ぜひに。
とくに飛秦もお好きな方は読むしかない号だと思います。

そんなこんなで、全国的な大雪のせいでわりとたくさんの方が本誌ゲットが遅れるらしいという噂も耳にしつつ、そんな中で
フラゲした自分に心痛くなったので、せめて気晴らしにというのもおこがましいですが、でも・・・と、
先日の1/10インテックスで無料配布したペーパーの本誌続き妄想の再録を早々にさせていただきました。(ほんとはコミックス出たら再録しようかなと思ってたので、早くてなんというかすみませn)

インテではこの無料ペーパー+さらに続きになる小話をコピー本として発行したんですが、コピー本の原稿でペーパーの原稿上書き消去しちゃったので、今回はペーパー見ながら打ち直してます。
なので、若干漢字変換が違ったりとかになりましたので、そこのところは優しくお願いします。はう。

【通販関係】現在入金確認できてる方には発送完了しております。が、郵便屋さんにQRコード読めませんでしたって言われて返ってきてしまった分があって、対象の方については個別にメール連絡の上、本日改めて発送させて頂きました。お待たせして大変申し訳ありません。

そんなこんなで、追記よりどぞー。









ACT.231 本誌続き妄想   (イベントペーパー再録)










タレントの露出量というものは多ければ多いだけ、その存在を宣伝する事となり、世間一般での認知度の高まりは人気の上昇へとつながりやすい。

このように、露出が『増える』という事に対しては、プラスとなる効果が大きい為、基本的にどのプロダクションも自社タレントの露出の機会は出来る限り、貪欲に得ようと立ち回るものである。

けれど、それもある一定以上の地位を築いた時点で駆け引きめいた身長さを求められるようになる。

露出の多いタレントのソレが『減る』という瞬間には、多少のリスクがついて回るようになるからだ。

それが純粋な人気の翳りからでないならば、体調不良や異性関係。暴力的な不祥事から不可抗力な事故、事件まで。スキャンダルを日々探し求めているマスコミは痛んでいない腹までもを探りにやってくる。

それこそが芸能人の宿命だろうと言ってしまえば一言だが、つまるところ、そこにやましい理由があるならばなおさら、マネジメントは難しい。

そんなこんなで、BJとしての時間を確保する為、敦賀蓮の時間をセーブせざるを得なかった蓮のスケジュールは、現状、慎重に慎重を重ねたうえで調整されている。

それは目下開始されたばかりの一週間に及ぶ京都ロケ。これも含まれるものであり、そしてこれこそが蓮が今すぐに東京に帰れない理由でもあるー―



「本当……キョーコちゃんの行動力ってすごいな……」

「……ええ……」

留守録の再生が終わって久しい携帯電話を握りしめた所でどうなりようもないのだが、蓮と社は携帯電話をただ眺め、がっくりと肩を落としている。

「早すぎて恐ろしいです」

「ああ……」

今すぐ東京に戻って詳しい状況をつかみたい所だが、今しがたスタジオ入りして衣装に着替えたばかりの状況では、やすやすと抜けられない。蓮は己のタイミングの悪さに額を抑えてうなだれた。

「社さんだけでも戻ってくださいと言いたいところですが」

「ちょっ、お前なっ、無茶言うなよ。俺一人帰って何が出来るって言うんだ」

「……俺も最上さんのプライバシーを簡単に洩らした男にはなりたくないです……」

たまたま留守録の声を漏れ聞いた社に託すには、問題が深刻過ぎると言う事は蓮にも分かっているし、そもそもキョーコの一大事を他の誰かに託したいだなんて本心から思っていもいない。

「新幹線、最終と始発を使ってみるというのは?」

「分かって言ってると思うけどまず無理だぞ。この撮影、もとからかなりカツカツの日程だからな」

諦め混じりの蓮の駄目元発言に「なら深夜に車を使おうかなとかも考えるなよ。そういうのも論外だぞ」と先回りで釘を刺すと、「しっかし本当に困ったな」と頭を抱え込んだ。

「仮に無理矢理なんとかして東京に帰ったとしてもだ。キョーコちゃんをスムーズに捕まえられる保証もないんだよ。会えずにとんぼ返りなんて事になったら目も当てられないぞ」

「ええ……分かっています」

折り返しの電話を入れようにも、今まさに母親と対面中かもしれないのだから躊躇しか生まれない。

「相手は血が繋がっているわけですから、大丈夫だと信じたいところではあるんですが……」

「ああ……」

けれどそれだけで漫然と信じる事もできない蓮は言葉を濁した。

男二人で揃って溜息を吐いていると、後ろから「あの」と声がかけられ、瞬時に二人は対外的な表情を貼り付ける。

「お疲れさまです」

「……君は……」

「キョーコちゃんの……」

振り返った二人に軽く頭を下げて挨拶をするのは琴南秦江、彼女である。

撮影用の衣装を着た蓮とは違い、ラフな私服にショルダーバック姿の秦江は移動途中、たまたま通りかかったのだと言った。

東京の局での遭遇ならいざ知らず、地方のスタジオの片隅で生まれた偶然に、蓮と社は目を丸くしてそうなんだと相槌を打つ。

「込み入った雰囲気でしたので、ご挨拶は遠慮しようかと思ったのですが、あの娘の名前が聞こえましたので……」

その一言で秦江がキョーコを案じている事はじゅうぶんに伝わり、蓮は柔らかく眦を緩める。

「……君も彼女が心配なんだね」

「はい」

はっきりと頷いた秦江に好感を抱く蓮だったが、だからと言ってキョーコのプライベートな問題を容易く言葉にはしない。

蓮のスタンスを察した秦江の方が先に質問を口にした。

「あの娘、今度は自分から母親に会いに行ったんですか?」

真摯な瞳で答えを求める姿に蓮は悟る。

「聞いてるんだね」

今度はというワンフレーズで秦江とキョーコの関係性を推し量った蓮は、自分の携帯電話の留守録を秦江に聞かせる。すると、そのあまりにも慌ただしいメッセージを聞くや否や、秦江はこめかみを押さえて呆れたようにつぶやいた。

「まったくあの娘ったら」

「報告しますと言われている手前、こちらから連絡を入れるのもはばかられる所でね」

すると、秦江は着信時刻と自分の腕時計の時間を比べて確かにまだ真っ最中の可能性がありますねと同意する。

「今夜、深夜になってしまうだろうけど、連絡を入れてみようと思ってるんだ。君は?」

「今から新幹線なんです。夕方には東京でもう一本の撮影に合流しないといけません」

私も上がりは深夜ですねという秦江は、今日中に直接連絡を取る事は難しいと思いますと冷静に分析する。

「琴南さん、東西で日本掛け持ちなんだ。なら結構忙しいね。ちゃんと寝れてる?」

京都と東京のスタジオの往復ならばなおさら、事前準備もかかせないのだから時間に余裕はないだろうと社が気遣い、その辺は大丈夫ですと秦江が笑う。

「なので、メールくらいは入れておきたいと思いますけど、こういう時のあの娘、いつ気付くかが読めないんですよ」

「ああ……確かに」

今時珍しいほど、携帯電話に対する反応が鈍いキョーコの姿を思い出して苦笑いで頷く蓮に、秦江は「敦賀さんはしばらくこちらなんですか?」と予定を伺う。

「一週間ばかりね。時間をやりくりすれば、一瞬なら帰る事も出来ると思うけど、それを最上さんの予定と会わせられるかはかなり微妙な所だと思う」

蓮のセリフに隣の社がギョッと目を剥きながらも抗議の声は上がらない。

社さんならこんなオーダーもやってやれなくはないでしょうという蓮からの無言の信頼が社の悲鳴を封殺しているのだからある意味見事な手腕だ。

そして無茶な要求を聞かされている社の心境に同情を感じながらも、全く気付いていない顔で通せる秦江にもやはり策士としての才覚がある。

「東京には夜、戻ってこられるんですか?」

「それこそ最終か、良くて始発でのとんぼ帰りだろうから、数時間の代物だけどね」

本当に必要と判断したならば、直接会いに行く事をいとわないという蓮の姿勢にはキョーコの為ならばという熱意が隠されてもいない。

当然、秦江は蓮の言動をキョーコに対する恋愛感情があるからだろうと結び付ける事は容易であり、むしろ必然だった。

ならば秦江には自分が押すべき背中が見える。

「確かに……あの娘に会う事は難しいかもしれませんが、もう片方に引き合わせる事なら私にも出来ると思います」

「……それはどういう意味かな?」

秦江の言葉の意味を量りかねた蓮が怪訝な表情を向けると、秦江は自分の言葉を補足した。

「私が東京で参加している撮影の監修にあの娘の母親がきます」

「最上さんの母親がドラマの監修に……?」

予想外の関係性に驚きが隠せない。

「基本的に通常業務が終わってからいらっしゃるので、夜、スタジオにいらして頂ければ会えるはずです」

「いや、しかし」

デリケートな問題なのだ。他人が介入することは良作と言えるのだおるかという迷いが蓮に即答を許さない。

「身内でこじれている状況だからこそ、第三者が介入してみる価値はあるのではないでしょうか。少なくとも、私はあの娘のおかげで家族仲が少しはマシになりましたので」

これは経験談ですという秦江の言葉に蓮が瞬く。

「経験談……か……」

「……それに」

「それに?」

「鍵を受け取っている以上、敦賀さんは行くべきだと思います」

「鍵?」

一体何の事だと傾げた蓮に、秦江は蓮の携帯電話を返しながら「あの娘は貴方を選んでいます」と続けた。

「あの娘の一番の深層……根幹を為す問題の入口を貴方にだけ晒したという事は、本人の自覚はどうだろうと、貴方になら知られて良いと思っているんだと思います」

でなければメッセージなんて残せないでしょうという秦江のセリフに、蓮は静かに目を見開き、社は唇に笑みを浮かべ、そっと目を伏せた。

「ですから、あの娘の人生に深入りしてあげて下さい」

「……分かった」

そこに滲む決意は、これから男が取るべき道を、照らしている。








231を読んだ後、勢いで書いた代物で、気がつけばコピー本はこの設定の続きだったっていう←なんてはた迷惑な。
書きたいものを貪欲に書いていこうと思います。だって蓮キョが好きなんだもの。
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