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SS・シークレットパーティー・前編【蓮誕2016】
お・こんばんはでございます。そやえもんです。
とうとう2/10でございますね!蓮誕おめでとうございますー!!!!!ひゃっほおおおおおい!!!

そんなこんなで我が家も6周年となりました。ありがとうございます。
なんだかんだでそこそこ更新も続いている・・・と思ってますが、もうちょっと色々書きたいのを書いていきたいなぁ。

前回ちょこっとつぶやいたコメディがですね、蓮誕なのにラブ度が低くていいのかなと自問自答して、やっぱり書きなおそう!と別のを書き始めてしまって、どっちも終わってないっていう。おんやぁ。
そんな訳で、後編は出来次第なので、出来次第です。orz
ほぼほぼ書けてるから早めに出したいぞーっ

ということで、6年目もよろしくお願いしまーす!







シークレットパーティー 前編







一月の上旬。
それはラブミー部の部室にて、可憐な少女の来訪から始まった。

「お姉さま。私、どうしてもお姉さまに聞いて頂きたい一生に一回のお願いがありますの!!」

「……へっ?マリアちゃん?」

開口一番。こんな若い身空で『一生に一回の願い事』などというお決まりの文句を使うわせる切迫詰まった困り事。一体どうしたのと目を丸くしたキョーコは、マリアの様子に気がついた。

フランス人形ばりの白いフリルを基調にしたピンクのワンピース。ふんわりとしたスカートのそれをぎゅうと握り締める両手の指先。
幼さも感じるその所作には、マリアのせいいっぱいぶりが窺い知れる。

「うん。他でもないマリアちゃんのお願いだもの。なんでも言って?」

姉と慕ってくれる妹の頼みだ。キョーコには無碍にする事など出来ない。

「本当ですか?!」

パアアアアとみるみる明るくなったマリアの笑顔に勿論よと頷くと、マリアはとうとうお願い事を口にする。

「実は私、蓮さまのサプライズお誕生日会を行いたいんですの!」

「えっ……?敦賀さんのお誕生日会?」

「はい!お姉さまと私の三人で」

「えっ……えええ!?」

あのスケジュールが分単位で刻まれているといっても過言ではない敦賀蓮の誕生日会をサプライズで開きたいという、いささか所かハイクラスに難易度が高いお願い事にキョーコがそれはちょっと難しすぎない?と慌てた声を上げると、マリアは心配はご無用ですわよお姉さまとドンっと胸を叩いてみせた。

「今年の蓮さまはのスケジュールは、CF撮影で野外一本きりですの」

「敦賀さんにそんな日もあるんだ……」

「はい!撮影が都内ではなく、お隣ではありますがT県でのロケが中心という事ですから、移動も考えての事だと思います」

「なるほど」

地方ならば他に仕事を入れていないのも納得だ。

「つまり、撮影上がりの蓮さまを捕まえる事が出来れば私たちの勝ちなのですわ!」

キラキラと瞳を輝かせて力説するマリアだが、どうも毎年蓮のスケジュールをチェックしては、深夜までのドラマ撮影が恒例となっていたので、玉砕の連続だったらしい。

「あっ、でも。敦賀さんに先約があったりするかも……」

終わる時間が早いならばなおさら、友人と呑みにいく約束の一つもあるかもしれない。

「ですから、そこのところの作戦も含めてお姉さまのお力をお借りしたいのですわ」

「それ……私でなんとかなるのかなぁ……」

「弱気ではいけませんお姉さま!」

「ごっごめんなさい」

マリアの迫力に押されたキョーコが、それでマリアちゃんはどういったパーティーがしたいのかしらと問いかけると、マリアはフフフフと小悪魔な微笑みを浮かべて実はと切り出した。

「お姉さまはT県のファンタジーランドには行かれた事があって?」

「うーん。ない……かな」

カップルや家族連れ、妖精好きにはたまらない日本一の呼び声も高いアトラクションパークは、誰しもが一度は行ってみたい憧れのスポットと言って良い。

「そのファンタジーランドの中に併設された直営ホテル、ミラクルコスタの最上階スイートを2月10日に押さえる事が出来ているのです!」

「えええっ!?あのミラクルコスタを!?ほんとに!?」

「はいっ!おじいさまにお誕生日とお年玉をむこう10年分の前借りという事でお願いしました」

「すっ……すごいっ、すごすぎよマリアちゃん!!」

前借りだろうとなんだろうと、話のスケールはさすが社長令孫といったところだ。

「ウフフ、お姉さまとならお泊まりしても良いってお父様からもちゃんと許可も取ってあります」

素敵なパーティーにしましょうねとウキウキ顔のマリアを前に、いよいよ腹をくくったキョーコは、「分かった。頑張ろうね」と約束の小指を差し出した。


――――――――――――――



『という訳なんですが……、いかがでしょう?』

マリアとの作戦会議を終えたキョーコがまず行ったのは協力者の確保であり、それはもちろんマネージャーの社である。

「そりゃ、協力しない訳にはいかないよね。OKOK」

誕生日当日に、恋するお相手であるキョーコが祝ってくれようとしている。そんなどう考えても傍目に面白い……もとい、魅力的なお誘いを社に断っておける道理はない。

(蓮のやつ、絶対喜ぶなぁ。くうう、幸せ者め)

「必ず行かせるようにするよ」

『ありがとうございます』

社が気になったのは、どこにどうやって蓮を連れていけば良いのか、だが。

『セバスチャンさんに車を出してもらってロケ地まで迎えに行く事になっていますので、社さんには現地でアシストして頂ければ助かります』

「えっ?都内のどこかじゃないの?」

てっきり宝田家の豪邸か保有地だと思っていた社が瞬くと、キョーコがそうなんですと答える。

『撮影上がりのところにマリアちゃんがお迎えに行ってくれる事になっています』

「ん……?それってキョーコちゃんは?来ないの?」

引っかかりを覚えた社が問うと、キョーコははいとそれを認めた。

『私はマリアちゃんと作ったケーキの運搬という重大任務がありまして』

「えっ!?事前に宅配とかじゃダメなの?」

キョーコが蓮の誕生日にサプライズで迎えにくるというハートフルな情景を妄想していた社が驚いていると、キョーコが言いにくそうに「はい」と答えた。

『私のスケジュールの関係で、ケーキ作りがどうしても直前になってしまうんですよ。なので、私は先に会場のセッティングをさせて頂いています』

「そっか、了解。そしたら会場はどこになるのかな?」

『ミラクルコスタの最上階です』

「……え?……ほんとに?」

『はい。マリアちゃんが予約を……』

「な……なるほど……」

権力者の本気を見た。と社が目を丸くする中、サプライズ誕生日パーティーの打ち合わせはつつがなく進んだ。








次回、後編!







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