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SS・芸能人格付けランカー 1
おこんばんはでございます!そやえもんです。
ちょっくら確定申告なるものを人生はじめてやってきたんですが、すんごいめんどくさいですねこれ。

そんなこんなで、本当なら一月にはじめようと思ってたお話です。
タイトルからネタバレですが、芸能人格付け○ェックをモチーフにしております。
どなたかがすでに書いてて既出ネタだったりしそうだなと思いながら書いてるんですが、
私が遊びにいく範囲では目にした事はないので参ります。もしなんかやらかしてたら教えてください(汗)

あと、五月のスパコミ申し込みましたー!!いきますよー!!!新刊つくるーっ!ふぃーふぃー!!!







芸能人格付けランカー 1




敦賀蓮を蓮様と呼ぶのは宝田マリアだけに決まった事ではない。
幅広い世代間で『蓮様』呼びは一定の人々が好んで使う呼称として定着しているのだが、世間一般に蓮様呼びの認知度を広めたのは、とある正月のスペシャル番組の力が大きい。

「なんという事でしょう!本日はこれほどたくさんの芸能人がいたというのに、この中で一流芸能人は人気男優チームの敦賀蓮様、貴島秀人様ペア、ただお一組のみでしたーっ!!」

芸能人格付けランカーと呼ばれる二択式クイズ番組。
その中で蓮は三年間に渡り無敗記録を更新中であり、ただ一人、連続での出演が続いている。

「また、敦賀様におかれましてはお一人で12問連続正解中でございますっ!すばらしいっ」

「ありがとうございます、嬉しいです」

「パートナーの貴島様も大活躍でしたが、本日はいかがでしたか?」

「いやぁ、俺が敦賀君の連勝記録を止める訳にはいかないし、本当に今日は胃が痛かったです。来年はもう出たくないですね」

「まあまあ、そうおっしゃらずに」

格付けランカーという名前のこの番組は、芸能人をクイズによってランク付けしてしまおうという主旨で行われている。
スタート時のランクは一流芸能人から始まり、一問間違えるごとに、普通芸能人、二流芸能人、三流芸能人、そっくりさん、映す価値なしと降格していく。
クイズの構成は基本的に二人一組のチームで全5問となる二択式クイズに挑戦していくのだが、この内の2問は代表戦として一人ずつが交代で消化する。
つまるところ、参加中に個人が答えるクイズは4問となっており、蓮の場合、18歳で注目の若手俳優チームとして出場して以来、個人で通算12問連続正解な上に三年間一流芸能人のランクを保持しているという訳だ。

もちろん番組史上初の記録であり、敦賀蓮がいつまで正解を出し続ける事が出来るのかを見守る。
これは日本のお茶の間の元日におけるお約束の光景となりつつあった――。




LME事務所ビルのとある会議室の中、その密談はひっそりと……ではなく、思いのほかざっくばらんに行われていた。

「ええーっ、局がお手上げって一体どういう事ですか!」

「それがなぁ。どうにも『うちのが敦賀さんの記録に泥をつけたら申し訳ないから』って理由で軒並みオファーが蹴られ続けているらしくてな。局側からは、もううちの方で直接パートナーの交渉をして決めてきて欲しいと泣きついてこられている始末なんだ。ほら見ろ、これがダメだったタレントリスト」

松島から手渡された書類を片手にがっくり肩を落とすのは蓮のマネージャーである社だ。

「泥って……そりゃあ四連覇につき合わされるっていうプレッシャーはあるかもしれないですけど、逆に注目されるチャンスでもあるはずなのに……」

「そこに載ってる連中はある程度のキャリアを重ねてきたやつらだからな、注目されるよりも叩かれる方が怖いって事なんだろう」

二の足を踏むのは理解できると言いながらも、断られて困っているのも事実なので松島の表情は硬い。

「ですかね……」

リスト見る限り、蓮とチームが組めそうなめぼしい男性タレントの名前には軒並みバツ印がついてる。
思わず「これってほとんど壊滅的って事じゃないですか」と声をあげると、松島もそうなんだよなぁと頷いた。

「いくらなんでもこの拒否られ続けてる状況はまずいんだよな。蓮に人望がないとも取られかねんし、日が迫るほど、当たっていく先のスケジュールも埋まっている確率が上がる。なんせ特番シーズンはスケジュールはどこも変調がちになる」

「そうですよね。うーん、ウチの事務所に掘り出し物な人材ないんですか?」

他事務所に所属するタレントを中心に、バツがついたリストを見ながら社は誰かいないかと思考を巡らせる。

「バーターでもないのに内々で固まってしまうのも良し悪しなんだが、やっぱりこの際それもやむなしかな……って社。そもそも、うちで蓮と仲が良い俳優仲間って誰かいるのか?」

蓮が親友と呼んでいるような同業者に心当たりのないんだがと松島が尋ねると、社もぐぬぬぬぬと眉を顰めた。

そういえば、社にも覚えがない。

「……友達少なくてすみません」

出演者として最低限の条件をクリアできそうな交友関係が思い当たらないのは社も同じなのであった。



――――――――――――――


「来期のドラマ関係者とかはどうです?富士の連ドラ一本決まってるでしょう?」

「うーん。それも時期尚早だろうな。そもそもまだ制作発表してないから番宣に繋げられない」

「そうですよね……あーっ、参ったなぁ」

名前を上げてはそれはダメだろうと自ら頓挫を繰り返す。
ここまでパートナー選びに難航すると思っていなかった社と松島が難しい顔で考え込んだ。

「今年は出た映画もトラマだけだったろう?BJの出演自体をまだ伏せてる以上、パートナーにそっちの関係者をって訳にもいかないし、本当に参った」

頭をガシガシとかいた松島が大きなため息を吐き出すと、社もそうですねと疲れきった声で頷く。

「出来れば同性のチーム編成でと思ってたけど、こうなったらこの際、女性相手のチームも視野に入れないと無理……か」

正月早々、女性とのツーショットでファンにやきもきさせる訳にはいかないので、絵面的には男同士のチームが望ましいのだが、いないならば仕方がない。

「まず優先するのは頭の良いタレントで、蓮とそれなりに仲が良くて、プレッシャーに負けないタイプ。もちろんある程度の認知度が必須なわけだが、スケジュールにもゆとりがある……って、そんな都合の良い人間、誰か心当たりあるか?」

「蓮と仲が良くて、頭も良い子……んん?」

社の頭をチラリと一つの可能性が掠めた。
ひょっとしたらそんな人物になるかもしれない。

「松島さん。ラブミー部の京子ちゃん……とかどうです?」

「京子?……ってああ、共演してるか」

「ええ。表立っての接点はDARKMOONでの共演になるんで、去年の貴島さんに続いて二年連続って流れにはなりますけど、悪くはないかと」

「うーん、そうだな。ない事もない……か」

格付けランカーはDARKMOONと同じ富士だしなと言う松島は、よし、スケジュール押さえられるか聞いてみると頷いた。

「ですね!」

会える機会が増えれば、それだけ二人の親密さが増すかもしれない。そんな打算もありつつ、結局のところ、社も蓮の記録を守りたい。
その上でそれがドラマチックなシナリオにならないだろうかと少なからず思ってしまう以上、これまでキョーコが関わる度、良い結果が続いてきたという期待。

キャスティングする事がマネージャーとして演出できる精一杯だが、そこから生まれるドラマを見てみたいと思わずにはいられなかった。

キョーコがいるとなにか大きなドラマが生まれるかもしれない。








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