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2016年5月イベント情報&新刊サンプル
*5月インテスペース情報更新しました*
通販の方も開始させて頂いておりますので、どうぞよろしくお願い致します^^


こんばんは、そやえもんです。気が付いたら二回目の広告表示とか、まじか・・・とひと月の速さにおののいております。

さてさて、五月のイベント情報です。
東京遠征の許可貰えたので、五月は東京遠征&大阪遠征出来る事となりましたー^^

5/4 SCC 東3ホール ロ56b 「光の箱庭」
5/29 インテックス大阪  6号館Bゾーン ね-24b 「光の箱庭」

・・・当日新刊・・・
「RK3(れんきょさん)」 サイト作品再録本。オフ:138P:R18:A52段:¥1000
 書き下ろしはないのですが、裏サイトの完結してるお話もほぼほぼ全部入ってます。あと、表からもいくつか再録。というわけで、収録内容はこちらの画像参照↓
mokuji.jpg
何基準で再録したのと言われれば、私が残してもいいのかなーとフィーリングで放り込んだのでたまたまです。そしてこれで力尽きたので4はもう出さないと思います。あとはもうサイトだけっていう方向で。
中身に書き下ろしはないのですが、表紙は今まで自分ではやった事がない方向でチャレンジしてみたので、うまくいっていたらいいなぁ・・・印刷所さま、よろしくお願いしますっていうそんな表紙です。お手にとって頂ければ幸いです><

あと、もう一冊
「アンバランスな恋を抱いて」 間に合いました:32P弱:A5二段:全年齢
300円 
新刊読んで、やっぱり書こう!って思いきったお話なので、けっこうシリアスの蓮キョです。しかしながら、まだやってるので、ほんとにでるのか・・・。いや出したい。とか言いながら間に合いました\(^o^)/
自分の首を絞める為に以下サンプルで少し切りだしております。
BJ編が終わっての二人っていう・・・。

あと、敦賀さんのアクリルキーホルダーが残り一ケタになっておりますので、よろしければお求め頂けるとうれしいです。はい。
公式アクキー欲しいよぅ・・・












瞳を開いたその先に、貴方はいない。

ああ、そうだ。もう終わってしまった事だった。
朝、目を醒ます度、天井の茶色い木目を眺めては、自分の居所を再確認して虚しさに瞑目する。
雪花・ヒールが終わったのだという喪失感。
それはこれまで一度も味わった事のない深い虚脱を伴い、言葉では表現できない寂しさを募らせた。
好きになってしまったのだと自覚した敦賀さんと、同じ空間で夜を過ごせる時はもう二度と訪れないのだという底知れない切なさは、埋める方法も分からないまま、過去への思慕だけが日々、着実に募っていく。

――天井が違う。
――布団が違う。
――空気が違う。

ほんの数日前までは隣で寝息をたてていたあの人はもういない。
住み慣れ始めていたはずの、だるまやの自室に帰ってきた現実が苦しい。
例え演技の上だろうと、偽りの関係の中だろうとも、得難い時を過ごす事が出来たのは事実なのだから、これからは敦賀さんと過ごせた時間を大切な思い出にして生きていけばいい。
そうするべきなのだと意識的に考える度に、どうしようもない喪失感がじわりじわりと胸を病んでいく。
キョーコにだけに見せてくれた蓮が長年抱え続けてきた心の傷跡。
苦しんでいるその姿を抱きしめて寄り添う事が出来た。
そんな特別な一夜を過ごしたのだ、自分は特別な存在になれているのではないかという浅ましい期待は、どれだけ振り払っても頭の隅に居場所を作る。

――私はきっと、特別……。

けれど、不確かなそれを、面と向かって確かめる勇気なんてどこにもありはしない。
もし、雪花・ヒールをあてがわれたのが最上キョーコではない他の誰かだったとしたならば。
もし、あの夜、居合わせた雪花・ヒールが私ではない女(ひと)だったならば。
自分ではないその女が敦賀さんを抱きしめたのだろうかと想像しただけで、燃え上がる嫉妬は、炎で焼けた鋼鉄のような真っ赤な熱を宿して心に穴を開ける。
嫉妬をする権利などない。そう思えば思うほど、キョーコの心の底にどす黒いなにかが沈澱していく。
いつか、それでキョーコの内にある余剰が完全に埋めつくされてしまうような時が来たならば、その時こそ自分は狂ってしまうのだろうと感じる。

「…………どうしろっていうの」
寝起きは良い方だったはずが、浅い眠りが続いている事でまどろんだ状態から抜けきれないキョーコは、朝日の眩しさを遮るように天井に向かい右手を伸ばすものの、光の全ては遮れず、掴むものもない手のひらは力なく空を切り、額の上に着地する。
太陽光に浄化してもらう事も叶わず、持て余すしかない恋心はただ苦しいだけで、報われない。
想う事を諦められないのだから仕方がないが、答えの出ない自問自答にキョーコは深々と溜め息を吐いた。
喪失感と比例して共に募る疲労は、ゆっくりと、確実にキョーコの精神を削っている。

ただ好きでいる事も――つらい。

***

「でね、でねっ! 先週の放送で視聴率がかなり伸びたから、安南監督がご褒美にってキャストのみんなを焼き肉に連れて行ってくれたのよ」
「へぇ、なかなか豪気な事をする監督だったのね」
「いじめっ子チームが揃うのもあと少しだからって」
ラブミー部部室で捕まえた奏江に近頃の出来事を声高に聞かせると、同席していた天宮千織もその通りだと頷いた。
「あの監督にしてはちゃんとしたとこを知ってたわよね。普通に良いお店だったわ」
なにげに酷い評価がついてしまうのは安南の今ひとつ締まりのないキャラクター故か。
毒舌まじりの千織の言葉だが、そこはそれでいつもの事なので、キョーコは気にする事なく本当に美味しかったよねぇと瞳をうっとりさせて思いを馳せた。
「あんな風にとろけるお肉、食べたのいつぶりだろう~っ」
ほっぺた落ちちゃいそうだったのよと両頬を抱きしめて悦に入るキョーコは、キラキラとした眼差しで、今度はモー子さんとも食べに行きたいなと願望を語る。
「とろけるようなってどんだけ霜降り肉よ。っていうか、アイツら何キロカロリーあると思ってんの、おぞましい。行くわけないでしょ」
「ええっ! そんなぁ」
「あら、でもあそこは業界人が多いだけあって、ラムとかもあったし、わりと珍しい赤身系のお肉が豊富だったわよ」
ローカロリーなのにすればいいんじゃない? と口を挟む千織に、奏江もそれだったらまあ行っても良いかもしれないという逡巡を見せ、絶妙な援護射撃を受けたキョーコは行こうよ行こうよとはやし立てた。
「ダイエットには適度な運動と良質なタンパク質も大切だよ、たまには肉食女子してみようよ、モー子さぁあん」
「あーもうっ! 分かったっ、分かったわよ! またそのうちタイミングが合えば付き合ってあげるわよ」
「きゃーっ! やったーっ!」
諸手を上げて喜ぶキョーコに、奏江は全くもうと呆れたように溜め息を吐き、そんな二人のやり取りを千織は面白そうに眺めている。
「あっ、もちろんその時は天宮さんも一緒に行きましょうね!」
「ありがと。とは言っても、BOXRももうすぐ終わるし、しばらくは次にむけてのオーディションが立て続けに入ってるのよね」
芝居断ちも終わったし、今頑張らないといつまでも本業復帰出来ないもの。スケジュール合うかしらねと考える素振りを見せる千織に、キョーコはそこを是非と重ねて誘う。
「まあ、夜ならオーディションないだろうし、なんとかなる……か」
えっ? 夜に焼き肉を? と頭を抱える奏江に、琴南さんなら他でどうとでもコントロール出来るでしょ? と千織が事も無げに言うと、奏江もそりゃまあ、女優だものと言い切る。
「ふふふ」
いよいよ三人で行けそうかもしれないと喜びに微笑むキョーコだったが、そこでコンコンコンと扉を叩く音が響き、会話は中断された。
「楽しそうな声がしているところに失礼するよ」
「つっ、敦賀さん! お疲れ様ですっ」
ガタンと椅子を鳴らし、真っ先に立ち上がったのはキョーコだ。
奏江、千織も後に続いて立ち上がって挨拶を返すが、千織に至っては何故ラブミー部部室にあの敦賀蓮がと驚愕の眼差しである。
「お疲れ様。少し時間が空いたから寄ってみたんだけど、お邪魔だったかな」
「いえいえ、そんな事はないですよ! どうぞどうぞ!」
余計な事は言うまいと様子を窺う千織と、キョーコに会いに来たのだろうと察している奏江は無言を貫いている為、必然的に蓮はキョーコと視線を合わせて和やかに会話を始める。
「今日はラブミー部の集まりかなにかなの?」
それにしては学校の制服姿の三人娘だ。
「たまたま揃ったのでお話していた所なんです」
「仲が良いんだね、羨ましいよ」
「えへへ、ありがとうございます。あっ、インスタントですけど、コーヒーお入れしましょうか?」
「ありがとう、じゃあお願いしようかな」
話の流れから蓮も当然のように椅子に腰掛け、コーヒーを淹れる為に立ち上がったキョーコを除いた三人がテーブルを囲むという一種異様な状況が出来上がったのだが、そこでそつなく会話を振れるのが蓮である。
「BOXR、視聴率(すうじ)は良好なようだね」






ってな感じで本編に続きます。
出るかな・・・出るよね。がんばります。
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