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ACT.260本誌続き妄想
おはようございます。朝ですね。
ACT261の本誌発売日ですが、みなさまいかがお過ごしですか!!

とうとう来ましたよ、蓮キョたいむ!!!!と、261でテンション振り切りました。ありがとうございます、ありがとうございます。
本好きばっかり書いてる場合じゃねぇ!と、蓮キョ帰宅しました。実家落ちつく。

そんなこんなで、260の続き妄想です。どうぞよろしくお願いします。

あ、無事に8/19のインテックス大阪のお申し込みは完了しておりますので、本好きの下剋上でスペースは取ってますが、スキビ本も出ます。
スキビ関係のtiwitterアカウントはこちら→お知らせツイッター ですぞ!

原作展開に乗っ取って、甘いのが書きたくて仕方がないです。




ACT.260 本誌続き妄想





自分の腑抜け具合に嫌気がさして、冷水を頭からかぶって気を取り直した。

このままではやり場のない自己嫌悪に苛まれそうだったから、トレーニングルームで身体を使って気持ちを紛らそうかなんて考えていたら、テーブルの上に置いた電話が鳴った。
これ以上なにかに煩わされる事に嫌気が差して、一瞬、今日はもう見るのもやめてしまおうかなんていう思いも巡ったけれど、面倒がらずに液晶画面を見た自分を褒めてやりたい。

『明日の打ち合わせをしたいので1時間後に電話します』

他の誰かに見られても問題なく取り繕われた文面からは、うまくやれよという社さんの声が聞こえてくるようだ。

「――もしもし、最上さん?俺だけど」

彼女に電話をかけて、弾んだ声を耳にすると、それだけで心のどこかが緩む音を響いた気がした。

「今大丈夫?」

白々しい問いかけをして囲い込むと、彼女が一つ二つと嬉しかった事や驚いた事、起こった出来事を次々に口にする。

「へえ、すごいね。おめでとう」

誇らしげに話す彼女の声音から、幸せそうな笑顔が思い浮かぶからか、ひどく彼女に会いたくなった

「――俺?そうだね、特には問題なかった……かな」

脳裏を掠めたのは、問題の塊でしかない自分の失態だが、口では取り繕っている辺り、これは見栄か虚勢か。本当に自分は格好が悪い。

「ああ、そうだ。最上さん、今、社さんと一緒だったりする?」

本当に白々しいと分かっていたけれど、今更、引く気も起きなかった
ただ君に会いたい、そんな衝動がブレーキを踏ませてはくれない。

「社さんと明日の打ち合わせも兼ねて夕食でもと思うんだけど、最上さんもこのあと空いてるなら一緒にどうかな」

あっちの進捗も伝えておきたいし、と、トラジック・マーカーの事を臭わせてだめ押しをすると彼女は簡単に乗ってきた。

それなら人目がないところが良いですよね。どこか個室のお店を探しますか?と最上さんは社さんと俺の間で調整の相談をしている。

「――じゃあそこで合流しよう。俺も今から準備して向かうよ」

社さんの決めた店に向かう事にした俺は、とりあえずこの見てくれを整えなければとドライヤーを握り締めて鏡へと向かう。



――――――――――――――

「撮影、お疲れ様でした」

「最上さんはオーディション合格、社さんは免許証の取得おめでとうございます」

社さんに向かい、お疲れ様でした、本当に驚きましたよと言いながら冷水に口をつけた。

「本当はもっと驚かせる登場をする予定だったんだけど」

「十分すぎるほど驚かされていますよ。まさか俺はタクシーで来たのに、社さんが車を運転して来るなんて思ってもみませんでしたから」

免許証取得の報告の理想的なタイミングを思い切り外させてしまった間の悪さに、すみませんと苦笑を浮かべながらあれこれと軽口を交わす。
敗者復活戦のような結果となったけれど、紅葉を取った事、琴南さんとの共演は叶わなかったけれど、彼女が監督から直々に別作品でのスカウトを受けた事……と、ひとしきりの話を終えたところで、まるで何かの覚悟を決めたような顔で社さんが俺を呼んだ。

「――蓮。森住仁子を覚えているか?」

「森住……?」

「パープルの現場の雰囲気を荒らした子」

「ああ、共演した事がありましたね。その子がどうかしましたか?」

「森住公子はオーディション後、紅葉役欲しさから、キョーコちゃんを排除しようと薬を使って拉致と殺人未遂を仕出かした」

「……は?」

意味を飲み込めず、間の抜けた声が出た。
確かにこの業界は、時折そういったキナ臭い事件も起こるとは聞く。だが、それは大手に所属する自分たちからは縁遠い話である事も事実だったのだ。

「あっ、いえ、結果的には怪我もなく済みましたので、社さんの報告は大げさで!」

「キョーコちゃん。今回の事は、たまたますでに被害者だった高園寺さんが裏で動いていたおかげで無事に済んだだけなんだよ。大げさでもなんでもない」

「社さん、でもっ、よりにもよって敦賀さんに言わなくても」

彼女の中から俺が弾かれようとしている事に目を見張った。

「最上さん。そんなに大きな出来事なのに、俺には何も教えてくれないの?社さんも絡んでいて、最上さんともこんなに近い関係なのに、他の誰かから聞かされる事になるのは、正直、キツいんだけど」

「えっ!?いや、そのっ……」

「それとも、俺には聞かせたくない理由でもあった?」

うろたえた彼女がさんざん目を泳がせて、唇を引き結ぶ。

「…………森住さん、敦賀さんからのお返しを……指に付けていたので、敦賀さんが彼女に好意を持っておられるなら、耳にしたくはないのではないか……と、愚考しました」

「好意と言われても、なにもないよ?それに、俺からのお返しってなんの話?」

ひどく苦い顔の彼女がうろうろと視線を泳がせてから言葉を選ぶ。

「敦賀さんは、森住さんに指輪を……贈られたのでしょう?」

「俺が?まさか。今まで女性に指輪を贈った事なんて一度もないんだけど……」

面白いくらい話が噛み合わず、首を傾げた。

「…………え?あ、ええと、ピンキーリングでしたけど?」

薬指の指輪ではなかったと言い換えてはいるが、だからと言って、本当に俺が贈った物であるはずがないのだから、どう言えと言うのだろう。

「あー、キョーコちゃん?蓮のお返しでって事は、バレンタインの……って話でいいのかな?」

見かねたらしい社さんの言葉に彼女が頷く。
すると、俺が何かを言うより先に、社さんがフォローに動いてくれた。

「蓮のお返しは歴々、価格帯が三種類で、だいたいブランドのキーホルダーとお菓子なんだよ。指輪っていうのはまず有り得ない」

「キー……ホルダー?」

「松竹梅って感じでね、紙袋に入れて持ち運んでて、ひと月かけてばらまいてる」

「そう……なんですか?」

「蓮が間違いなく贈ってないって言ってるから、こっからは俺の推測になっちゃうけど、あの森住公子が、ブランドを揃える事で、それらしく演出したってところじゃないのかなぁ」

社さんの言葉に同意して俺も頷く。
すると彼女は大きく目を見開いたあと、ゆっくりと息を吐き出した。

「……良かったぁ」

それはとても小さな呟きだったけれど、彼女の率直な気持ちの現れだったのだろう。
心からの安堵が滲んでいる。

俺と同じように、彼女の小さな呟きを耳にした社さんが目を細め、ふわりと微笑んだ。

「あ、まずい!ちょっと事務所に連絡入れないといけないの、忘れてたわ」

ちょっと席を外すなと社さんが立ち上がり、脱兎の勢いでこの場を離脱する。

俳優としてひとこと言わせてもらうと、社さんの一連の動作はけっこう芝居がかっていて、わざとである事は容易に見通せた。

ああ、本当にいいように誘導されている。
そんな事を思いながら、そうだ、最上さん。なんて、自分も少しばかりわざとらしく話題を振り直した。

「すっかり遅くなったんだけど……」

言い訳を口にしながら彼女の前に小箱を置いた。

「これ、バレンタインのお返し。受け取ってくれる?」

「…………へっ?」

目を点にして固まる彼女は、えっ?えっ?でも、もう敦賀さんのお返し期間って終わってるはずですよね!?と見るからにうろたえた。

「そうだね。でもこれ、営業用のお返しとは違うから」

にっこり笑って小箱を押しやる。

「キーホルダーじゃ、ないからね?」

中身はたった一つの特別な品だ。
さあ、彼女に届けよう。
俺は笑顔で小箱を開ける、彼女を見つめた。







バレンタインのお返しは、そろそろですかーーーー!!!?いつでしょうかーーー!!!
ACT261のタイトルからなにか不穏な気配を察知して、私はあとどれだけドギマギすればいいいのかと!!!!
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