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頂SS・黎明~君の呼ぶ声~(後編)
こんばんは、そーやです。

さてはて、ワタクシの大好きシリーズ、安倍晴明@蓮のパラレルをひなたんから頂きまして、本日はいよいよ後編をひなたん宅と我が家の同時公開です!
って、私が皆まで言わずとも、みなさん前編はもうお読みですよね!!

ひなたんの御宅はこちらです→You're My Only Shinin' Star/日向ひなた様

感想はウチからひなたんにお届けもしますし、ひなたん宅で直接にお届けでもOKですよ!

さぁ・・・追記より、お待ち兼ねの物語の続きを・・・どうぞvv




―――――――――――――

黎明~君の呼ぶ声~(後編)

―――――――――――――





「アナタが安倍晴明?」

夢殿に現れたキョーコは、緊張と不安からか少し青ざめてはいたがその白い面に微笑みを浮かべ、大きな琥珀色の瞳が俺だけに注がれていた。
桜色の小さな唇から紡がれる鈴を転がしたような声に名を呼ばれ、不覚にも囚われてしまった。

欲しい…と。この少女を腕に閉じ込め、俺だけのものにしたいという強烈な欲求。

「そうだよ、お嬢さん。この安倍晴明にどのようなご用件かな?」

内心の欲望を権謀術数渦巻く宮中で鍛えた笑顔で隠し、俺を誘惑するために現れたキョーコへと右手をのばして誘う。

「……私、あの…ね?アナタが欲しい、の」

本人は精一杯誘惑しているつもりなのだろうが、真っ赤な顔で辿々しい台詞。けれど、その初々しい様が何よりも俺を誘う。未経験だからこその色気。

「…いいよ?俺を君にあげる」

クスリと笑んで、キョーコの頬を右手でそっと撫でると華奢な体が微かに震えた。

「…嬉しい」

俺の右手を両手で包み込み、微笑んだキョーコを逆に捕えるべく言葉を紡ぐ。

「代わりに、君の全てを俺に頂戴?」

俺の言葉に驚いて、顔を上げたキョーコの唇が拒否の言葉を紡ぐ前に強引に塞ぐ。もちろん、俺自身の唇で…。



********



「お、おおおおおおお前!晴明に喰われたのかっ!?」
「く、くくくくくくく喰われたってっ!」

俺達の仲睦まじい様子に、赤くなったり青くなったりしながらの不破の台詞にキョーコは白い面を朱に染めて恥じらう。

(あぁ、またそんな可愛い顔を…)

恥じらうキョーコのあまりの可愛らしさにクラクラとする。とっとと天狗を片づけてしまおう。そうしよう!

「……下品だな。身も心も結ばれた、といって貰えないかな。不破松太郎君?」

クスリと笑んで、恥じらう様子も愛らしいキョーコを背に隠し不破と対峙しながら、彼の神経を逆なでる台詞を吐く。
どうやら不破は、キョーコを憎からず思っていたみたいだし…キョーコを嗾けた「地味で色気のない女」云々は照れ隠しのようなものらしい。
まあ、ガキのような想いとはいえ、馬の骨は馬の骨だ。この際、徹底的に排除させてもらうとしよう。

「……くそぉ~~っ!!」

不破の神通力が一気に高まり、室内の几帳や円座、文箱が宙に浮き始めた。襖や蔀がガタガタと大きな音をたてて揺れ、今にも壊れそうなほどに軋んでいる。

けれど、この程度の力では今さら驚きもしない。
子供の癇癪のような力の発揮の仕方に嘆息し、横一文字に剣印を払って、宙に五芒星を描く。

「……禁」

調度類はもとの位置へと静まり、不破の放っていた神通力も五芒の光に吸い込まれていく。

「…んなっ!!」

慌てふためき、顔色を失った不破にさらに追い打ちをかける。

「……縛」

不破の動きを封じ、クルリと背を向けてキョーコを抱き上げる。

「きゃっ!せ、晴明様っ?」
「ねぇ、キョーコ?俺は君に真名を明かしたよね?そして、その名で…『蓮』と呼ぶように…と」

抱き上げられ、慌てふためくキョーコに艶然と微笑む。

「あっ…」

俺の言葉を思い出し、頬を朱に染めるキョーコの髪にそっと口づけを落とす。

「お仕置き、だね?明日は物忌みでお休みだから…今夜は、朝まで可愛がってあげるよ?」
「は、い…」

白い肌を朱に染め、恥じらいながらもコクリと頷くキョーコを自分の寝台にそっと横たえる。

「……くぅっ!こ、こらっ!待ちやがれ!」

自分の意思で指一本動かすことはできない不破だが、唯一口だけは動くようだ。

「あぁ…いたのか」
「『いたのか』じゃねぇっ!て、ててててめぇ!何をする気だ!」
「…何って、『お仕置き』かな?」
「お、おおおおおおお仕置きって…!」

赤くなったり青くなったり忙しい奴だが、このままここに置いておくと邪魔…だな。キョーコの可愛い姿を見せたくはないし。

「…白虎、玄武」
「「御前に…」」

名を呼んだ直後にスーッと降り立つ神気と応え。式神として仕えている十二神将のうち二神将が静かに傍に控える。

「…いつものようにアレの始末を」
「「御意に…」」

言葉少なではあるが、俺の意図を正確に把握して神将二名は不破を移動させる。

「くぉらぁ~~~っ!は~な~せ~っ!!!」

不破の雄叫びが聞こえるが、それも次第に遠のいていく。

(アレが俺の留守中にまた来たら面倒だし、やはり屋敷の周囲に結界を張っておくべきか?)

思案している俺に、キョーコがおずおずと尋ねてくる。

「あの…晴明様」
「蓮、だよ?キョーコ?」
「……蓮様」
「『様』はいらないな…なんだい、キョーコ?」
「あの…」

言い辛そうに視線を彷徨わせている。言いたい事は分かっているよ?でも、ちょっと面白くない、かな?

「…大丈夫だよ。不破は、ちゃんと山に帰すから」

キョーコの柔らかな髪を撫でながら苦笑すると俺の言葉に安堵してホッと息を吐いた。

「…例え幼馴染みへの義理だとしても、君が他の男の事を考えるのは癪だな。今から、俺の事しか考えられないようにしてあげる…」

俺を迎えるように薄く開いた唇に口付けて…キョーコと二人、甘い夜を過ごした。



********



「おぉ~い、蓮~っ!」

夕刻、一日の仕事を終えた社さんが物忌みのために休んでいた俺の様子を見に寄ってくれた。
社さんは、俺が出仕をするようになってから何かと世話をしてくれる陰陽寮の先輩で俺の真名を知る数少ない人間の一人だ。

「あぁ、社さん。お疲れ様でした。何か変わった事はありましたか?」

宮中は伏魔殿だし、情報はきちんと仕入れておかなくては渡っていけない。妖よりも本当は人間の方が余程恐ろしいんじゃないかと思う。

「……変わった事というか…」
「……?何かあったんですか?」

言いよどむ社さんに円座を勧め、座るように促す。

「いや、すぐ帰るから。…あのな?表の…」

チラチラと俺の様子を見ながら話し出す社さんにようやく合点がいった。

「あぁ、表のアレですか?そうか…まだいたんだ。すっかり忘れてましたよ」

ニッコリと微笑んで、柏手を打つと途端に返ってくる怒声。

「くぉらぁ~っ!晴明っ!!出てこい~~~っ!」

昨夜、束縛した不破を十二神将に命じて門の傍に立たせて結界を張っておいたんだっけ。キョーコと二人、濃密な夜を過ごしたからすっかり失念していた。

「なぁ、アレって天狗だよな?」
「そうですね」
「なんか…両手に水の入った木桶を抱えて、直立不動で立ってたんだけど…」
「あぁ、俺が術で縛ったんですよ?」

眉根を寄せている社さんに事も無げに告げれば、大きく嘆息された。

「また、お前に挑んで来たヤツか?」
「えぇ、いつものヤツです」
「…けど、アレはちょっとやりすぎじゃないか?」
「そうですか?」
「そうですかって…木桶だけならまだしも、襷掛けした紙に『晴明様に完敗しました』って…」

門の外に気の毒そうな視線を向ける社さんは、不破に同情的なようだ。

「あぁ…それは、俺じゃないですよ?十二神将が自発的にやったんじゃないかな?…気がきくなぁ…」

のんびりと笑いながら応えると社さんはガックリと肩を落とし嘆息した後、ふいに真剣な表情で告げる。

「…まぁ、あえて真相は聞かないよ。…ただ、都ではまた安倍晴明の評価が高まったようだよ?かなり噂になってる」
「望むところですよ?」

俺自身の力によって高められていく俺の評価。それを面白く思わないものたちの攻撃は激しくなるかもしれないが、それでも…この手で守ると決めたものがある。
だから、そのためならこの先も手段は問わないし、必ず守りぬいて見せる。他の誰でもない、俺自身のために。

「うぉ~~っ!こらぁ~~っ!出てこい、晴明~~~っ!!!」

でもまぁ…とりあえず、表の騒音を止めて静穏を取り戻すのが先…かな?





――――――――――――――





ひなたんから頂きましたお宝でございましたvv
読者第一号になれてファンとして大感激でしたvvvv
こんな蓮とラブラブなキョコたん・・・かわいすぎるですよねv
素敵なSSを本当にありがとうございましたvvv

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おはようございますw
こんな拙いものを貰ってくださってありがとうございます~♪
そして、我が家で驚いてくれてありがとうwwむくむくと悪戯心が湧いてまいりましてΨ(`∀´#)内緒でやっちゃった////
お気を悪くされてないといいですが…でも、貰ってくれたし大丈夫…と信じてますw(←オイ)

開設、2ヶ月経過…おめでとうございます☆そろそろ睡眠を優先して体調を整えて、また惣也さんの素敵世界に引きずり込んで(←褒めてますw)くださいね(*´∀`*)
ひなた | URL | 2010/04/11/Sun 09:46 [編集]
>>ひなたん
ちょうどPCいじってたらコメントが来たので、瞬時にレスww
どっから返すか悩んだんですが、とりあえずここでw
というか、全然拙くないですよ!!!むしろ私の書くものの方がいつも拙いので。ハハ。
で、本当驚かされましたよー!!え!?ちょっと!!なんて台無し感だ!!!wみたいな感じでした。
でも・・・あんなんで喜んで頂けてむしろ恐縮です><
いや、でもあんな素敵SSつけてくれて本当にありがとうございました!
台無し感のアレのおかげでこっちにアップするのに悩んでる自分がいるんですが、
がっつりお持ち帰りだけは致しましたのでねvvvニマニマニマ

そう・・・気づけば二ヶ月経ってましたねー。
早すぎるww毎日蓮キョのことを考えてたらそんなに経っていたのかと、浦島な気分ですよ。
とりあえず、睡眠時間は確保してまた元気にがんばりまーすvv
そーや | URL | 2010/04/11/Sun 10:06 [編集]
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